SANDA(サンダ)はどういう漫画?「ビースターズ」板垣巴留最新作のあらすじと感想は?

『SANDA(サンダ)』とは、戦うサンタクロースが活躍する少年漫画です。『BEASTARS(ビースターズ)』で有名な板垣巴留さんの最新作とあって、連載前から注目を集めていました。本記事ではサンダのあらすじを、1話から3話までまとめています。また、サンダの面白い魅力や登場人物、感想と評価も紹介します。サンダがどのような漫画か知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

SANDA(サンダ)はどういう漫画?「ビースターズ」板垣巴留最新作のあらすじと感想は?のイメージ

目次

  1. サンダの漫画とは?
  2. サンダの漫画あらすじネタバレ
  3. サンダの漫画の面白い魅力
  4. サンダの漫画の登場人物・キャラ
  5. サンダの漫画に関する感想や評価
  6. サンダの漫画まとめ

サンダの漫画とは?

『サンダ(SANDA)』とは、2021年に連載が始まった比較的新しい漫画です。現時点ではアニメの放送などもないため、この作品自体を知らない人もいるのではないでしょうか?本記事ではサンダのあらすじと、感想や評価をまとめていきます。まずは、サンダの概要や作者についての情報を見ていきましょう。

サンダ(SANDA)の概要

『サンダ(SANDA)』は、週刊少年チャンピオンで連載中の漫画です。2021年7月15日にチャンピオンの誌上や公式Twitterで情報が解禁され、1週間後の7月21日から連載が開始しました。サンダは超少子化世界を描いた、近未来ヒューマンドラマです。サスペンス要素も多く含んでおり、先の読めない展開が読者に人気となっています。

サンダ(SANDA)の作者

サンダ(SANDA)の作者は、板垣巴留さんです。板垣巴留さんは漫画家の板垣恵介さんの娘で、1993年9月9日に生まれました。代表作は『BEASTARS(ビースターズ)』で、第22回手塚治虫文化賞新生賞や第42回講談社漫画賞少年部門など、数々の賞を受賞しています。BEASTARSはアニメ化もされ、大きな反響を呼びました。

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サンダの漫画あらすじネタバレ

板垣巴留さん原作のサンダ(SANDA)とは、一体どのような漫画でしょうか?ここでは、サンダの漫画1話から3話のあらすじを紹介します。サンダの簡単な内容を知りたい人は、物語冒頭のあらすじをチェックしておくと良いでしょう。

1話あらすじネタバレ

まずは、サンダ(SANDA)の漫画1話のあらすじを紹介します。三田一重は教室でクラスメイトの冬村に押し倒され、包丁で刺されそうになっていました。冬村に恨まれる覚えなど何ひとつない三田は、パニックになりながら逃げ惑います。そこに他のクラスメイトがやって来たため、冬村は三田を殺すのを一旦中止します。そして、冬村は「今日中に殺す」と三田の耳元で囁きました。

最初は緊張していた三田でしたが、徐々に冬村が自分に好意を抱いていると勘違いします。その話を聞いた友達は三田の考えを否定し、冬村が精神的におかしくなっていることを話します。三田のクラスには小野という女生徒がいましたが、いきなり失踪したことで死亡扱いになっていました。小野と仲が良かった冬村は、そのときから様子がおかしくなってしまったのです。

その後、三田たちが授業でランニングをしていると、雪が振り始めました。季節がなくなってしまったこの世界では、12月の降雪は異常気象ともいえるものでした。すると、突然三田の心臓が痛み出し、三田はその場にうずくまってしまいます。そのとき目の前に冬村がいたことから、三田は心臓の痛みを恋心によるものだと再び勘違いします。放課後、三田と冬村は二人で委員会の仕事をすることになりました。

冬村から「消しゴム忘れた」と言われた三田は、彼女に消しゴムを渡そうとします。冬村は「あんな脅迫をしたのにどうして優しいの?」と訊き、続けて「サンタクロースの末裔だから?」と口にしました。戸惑う三田に、冬村は消しゴムを催促します。そして、三田が冬村に消しゴムを渡した瞬間、また三田の心臓が痛み始めました。

冬村が消しゴムをせがんだのは、「子供が欲しがるものを与える」という、サンタクロースの呪いを解く条件を揃えるためでした。その他の条件も揃い、残るひとつの条件は三田が赤い服を着ることだけでした。頑なに赤いジャージを着ることを拒む三田を見て、冬村は実力行使に出ました。冬村は三田を包丁で指し、服を血で染めることで条件を揃えようとしたのです。

冬村はいきなり失踪してしまった小野を探し出すため、サンタクロースの呪いを解こうとしていたのでした。しかし、三田は包丁に刺されたまま、動かなくなってしまいました。冬村が絶望感に襲われた次の瞬間、爆音とともに教室が崩壊します。そして、そこには白いヒゲを生やした、筋骨隆々としたおじいさんが立っていました。サンタクロースに覚醒した三田は、「俺の代で呪いは封印するはずだった」と頭を抱えます。

三田は自分がサンタクロースの末裔であることを知っていて、それを誰にも知られないように生きてきたのでした。冬村は本物のサンタクロースに感激し、小野を見つけてほしいと頼みます。サンタクロースの本能によるものか、三田は「この子の笑顔が見たい」と思いました。そして、冬村の手を取り、必ず小野を見つけると約束したのでした。

2話あらすじネタバレ

続いて、サンダ(SANDA)の漫画2話のあらすじを紹介します。冬村に小野を探すと約束した三田でしたが、この先14歳の自分に戻れるか不安になります。精神を安定させるために好物のぷちっこグミを食べた三田は、なぜか子供の姿に戻ることができました。次の日、理科室での授業中、三田は自分がどの程度力になれるかわからないと冬村に言います。

呪いが解けた三田は、急にサンタクロースの姿になることを恐れていたのです。冬村は三田に「気負わなくていい」と言い、続けて「理科室に爆弾を仕掛けた」と衝撃の告白をしました。冬村は子供の命を盾にして、サンタクロースの能力を測ろうとしたのです。

三田は冬村に刺された経験から、彼女が口にしたことは必ず実行する性格であると知っていました。三田は先生に「画鋲をばらまいてしまった」と嘘をつき、画鋲を探すフリをして必死に爆弾を探します。三田はクラスメイトたちが「今あなたが欲しいもの」というテーマで作文を書いている姿を見て、サンタクロースである自分に何ができるか考えます。

そして、赤いジャージを羽織ってサンタクロースに変身すると、冬村を人質にして「全員この部屋から出ろ!」と叫びました。三田は冬村だけ作文を書いていないことに気づき、冬村の精神を心配して授業を妨害したのでした。ついでに爆弾の在処を吐かせようと思っていた三田でしたが、爆弾は冬村自身が身につけていました。

冬村と話しながら爆弾を解除していないことに気づいた三田は、冬村を机に押し込んで自分だけ爆弾の犠牲になりました。冬村は三田の名前を叫びますが、サンタクロースとなった三田には炎は通用しませんでした。三田は燃え盛る炎の中で、本気で小野を探すことを約束します。

3話あらすじネタバレ

最後に、サンダ(SANDA)の漫画3話のあらすじを紹介します。サンタクロースに変身するようになった三田は、周りの友達を大人目線で見るようになっていました。急に大人びてしまった三田に、ルームメイトたちは「三田の様子が変だ」と騒ぎます。しかし、友達の甘矢だけは、唯一三田の成長に理解を示す言葉をかけてくれました。自分のことを理解してくれた甘矢に、三田は感謝の言葉を述べます。

お礼を言われた甘矢は「君の正体を知っているからね」と言って、いきなり山田にスタンガンを当てました。気絶刺させられた三田は、サンタクロースの姿で目覚めます。三田は縛られて椅子に拘束されており、隣には同じように拘束された冬村がいました。甘矢は2人に、この間の理科室での一部始終を見ていたと告げます。甘矢は他人を支配している時間を楽しんでいるだけで、何かをサンタクロースに要求するつもりはありませんでした。

そして、お互いをかばい合う三田と冬村に興味を覚え、2人がキスをしたら解放してやると言いました。冬村はさっさとキスをしようとしますが、サンタクロースである三田は子供に手を出すことができませんでした。この状況を楽しむ甘矢に怒りが爆発した三田は、足からソリを生やして自分を拘束している縄を切ります。そして、「お仕置きの時間だ」と言い、甘矢と対峙するのでした。

サンダの漫画の面白い魅力

面白い魅力①テンポが良い

サンダ(SANDA)の漫画は、主人公の三田がいきなり冬村に襲われる場面から始まります。そして、サンタクロースの末裔というワードや失踪したクラスメイトなど、次々と物語の伏線となる謎が出てきます。それらの謎が解明されたかと思えば、また新たな謎が登場します。このように、サンダは非常にテンポ感が良い作品で、一度読めばハマってしまうこと間違いなしです。

面白い魅力②大人と子供の対比

サンダ(SANDA)の漫画では、大人と子供の対比がうまく描かれています。サンダの世界は超少子化が進んだ世界で、子供たちは国の宝として大事に育てられています。しかし、その実体は、大人にとって都合がいいように管理されているだけでした。主人公の三田はサンタクロースになるようになってから、学園の方針が異常であることに気づき始めます。

三田の仲間たちも、大人と子供の狭間で葛藤します。このような大人と子供の描写が、現実世界の読者にもさまざまな気づきを与えてれます。「大人と子供」という誰にでも当てはまる深いテーマが、この漫画が面白いと評価される要因でもあるでしょう。

面白い魅力③ギャグもあり暗くなりすぎない

サンダ(SANDA)はシリアスな展開も多い漫画ですが、所々に織り交ぜられたギャグのおかげで暗くなりすぎることがありません。しかし、ギャグに寄りすぎることもなく、非常にバランスの取れた漫画となっています。思わず笑ってしまうギャグシーンがあることで、サンダはさらに面白い漫画に仕上がっているのです。

面白い魅力④三田くんの抱える秘密

サンダ(SANDA)の主人公の三田は、サンタクロースの末裔という秘密を持っています。主人公が何かに変身する漫画は多くありますが、サンタクロースになるという設定は珍しくて新鮮です。三田の秘密はクラスメイトの冬村と甘矢に知られますが、秘密を共有することで3人の絆は深まっていきます。この3人の友情も、この漫画の見どころのひとつです。

面白い魅力⑤ヒロインのキャラ

強いヒロインは世の中にも数多く存在しますが、サンダ(SANDA)のヒロインの冬村は他に類を見ないほど個性的なキャラです。物語開始早々主人公を包丁で刺そうとしたり、何かあれば爆弾で周囲を爆発させます。冬村の強烈なキャラが刺激となり、漫画にさらなる魅力を与えてくれます。

面白い魅力⑥学園長の怪しさ

三田たちが通う学園には、大渋という学園長がいます。大渋はすでに90歳を超えていますが、若さを求めて整形を繰り返していました。体はほとんど人工物で、すでに人造人間といっても差し支えないほどでした。大渋はトラウマを抱えた生徒を地下送りにするなど、怪しさに溢れたキャラです。大渋は三田の敵として立ちはだかり、読者をハラハラさせてくれます。

サンダの漫画の登場人物・キャラ

登場人物①三田一重

三田一重は、サンダ(SANDA)の主人公です。大黒愛護学園の生徒で、他の生徒と同じく寮で暮らしています。背が低いことがコンプレックスですが、顔のかわいさでバランスが取れていると思っています。三田はどこにでもいるような普通の少年でしたが、呪いが解けたことでサンタクロースに変身するようになりました。サンタクロースの本能により、三田には子供を守ろうとする気持ちが芽生えてきます。

登場人物②冬村四織

冬村四織はサンダ(SANDA)のヒロインで、三田をサンタクロースにした張本人です。なぜか三田がサンタクロースの末裔だということを知っており、友達の小野を探すために三田を利用しようとしました。身長は180cmを超えており、男の子に間違えられることもあります。無口でミステリアスな雰囲気のキャラで、何を考えているかよくわからないところがあります。

冬村は三田と共同戦線を張ることで、徐々に心の距離が近づいていきます。三田には国によって決められた婚約者がいますが、その婚約者に「私の三田をとらないで」と宣戦布告するシーンもありました。冬村は三田を大事に思っていますが、それが恋愛感情かどうかは自分でもよくわかっていないようです。

サンダの漫画に関する感想や評価

サンダ(SANDA)の漫画が面白いという、感想や評価を紹介します。サンダは個性的なキャラが多く、それらのキャラの癖のあるところが面白いと高評価を得ていました。また、先が読めなくて面白いという感想や、迫力のあるバトルシーンも面白いという感想も寄せられています。サンダは単なるバトル漫画ではなくミステリー要素も多く、ミステリー漫画としての評価も高かったです。

サンダ(SANDA)は、「唯一無二の漫画だ」という評価も受けていました。作者の板垣巴留さんの漫画は独特な世界観が人気で、サンダも他にはない設定とストーリーが良いという感想が多く上がっていました。

数は少ないですが、サンド(SANDA)に対する悪い評価もありました。サンドがつまらないという評価を下した人の中には、キャラの小芝居で話が進まなくてイライラするという感想がありました。また、低評価のコメントの中には、「気持ち悪い」という感想や、「意味がわからない」といった感想も見られました。

サンダの漫画まとめ

サンダ(SANDA)の漫画1話から3話までのあらすじや感想と評価、面白い魅力などをまとめました。サンダは他にはない設定や世界観が人気の漫画で、先の展開が読めないワクワク感を味わうことができます。登場人物たちも皆個性的で、一度読めばハマってしまうこと間違いなしです。今までに読んだことがないような漫画を探している人は、ぜひ一度サンダを読んでみてください。

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