アフターゴッドのネタバレあらすじと感想!江野朱美の画力がすごいと話題

「アフターゴッド」のあらすじをネタバレで紹介し、作品についての感想を紹介します。アフターゴッドは、作者の江野朱美による漫画で、画力が凄いと話題となっています。物語は、主人公の女子高生を中心に、人間と「神」との戦いが描かれています。ここでは、アフターゴッドのネタバレあらすじと、作者の江野朱美の画力についてと、作品の見どころを紹介します。さらに、主な登場人物、主人公の神蔵和花の能力や過去についてネタバレで紹介します。

アフターゴッドのネタバレあらすじと感想!江野朱美の画力がすごいと話題のイメージ

目次

  1. アフターゴッドとは?
  2. アフターゴッドの漫画あらすじネタバレ
  3. アフターゴッドの見どころは?画力がすごい?
  4. アフターゴッドの登場人物
  5. アフターゴッドの和花の能力や過去を考察
  6. アフターゴッドに関する感想や評価
  7. アフターゴッドのネタバレまとめ

アフターゴッドとは?

アフターゴッドの概要

アフターゴッドは、小学館のWebマンガサイト「裏サンデー」で配信中の漫画です。作者は江野朱美、2021年より配信が開始され、コミックは4巻まで発売中です。アフターゴッドは、謎の巨大生物「神」の侵攻によって国土の半分を失った日本で、主人公の神蔵和花と対神科学研究所による「神」との戦いが描かれています。

アフターゴッドの作者

アフターゴッドでは江野朱美の名義で連載中ですが、他の作品では江野スミという名で活動している漫画家です。デビューのきっかけは、2014年の「裏サンデー第3回連載投稿トーナメント」に投稿した「たびしカワラん‼」で2位になったことでした。デビュー作は「美少年ネス」(2014年から2015年まで連載)で、コミックは全3巻です。また、「亜獣譚」(全8巻)は「次にくるマンガ大賞Web部門」の受賞作です。

アフターゴッドの漫画あらすじネタバレ

「神」と人間の戦いが描かれている漫画アフターゴッドは、作者の江野朱美による圧倒的な画力と魅力あふれる言葉やセリフ回しが話題です。ここからは、漫画アフターゴッドのネタバレあらすじと、アフターゴッドの中で「神」とはどのような存在なのか?についてネタバレで紹介します。

アフターゴッドの漫画あらすじ

ここからは、漫画アフターゴッドのあらすじをネタバレで紹介します。謎の巨大生物IPO(イポ)がオホーツク海沖に出現してから30年が経ち、日本では5年前に始まったIPOの侵攻により、国土の半分を失いました。IPOは「神」と呼ばれ、東京の神の居場所は危険区域となります。2021年3月、対神科学研究所に所属する研究員、時永倖行(ときながさちゆき)が板橋区内にある危険区域をパトロール中に、一人の少女と出会います。

少女は神蔵和花(かみくらわか)という名前で、頑丈な柵で隔てられた危険区域の中を覗き込んでいました。サングラスしかしていない和花に、それでは危険だからと時永はフルフェイスのマスクを被らせます。和花は佐賀から来たといい、東京で消息を絶った親友を探していると言うので、時永は佐賀へ帰ったほうがいいと忠告します。

そして、神は人間が作ったあらゆる武器が通じない自然災害で、神に会っただけで人間は死んでしまうのだと時永は言います。さらに、時永は、和花の親友が神のそばにいるというなら、確実にその親友は死んでいると断言します。それでも、和花の決意は固く、もう自分に構わないで欲しいと言います。時永と和花が話しているところに、突如、空中から女性が出現します。その女性は名前を宇月よんといい、神の手下だと名乗ります。

宇月よんは、神に会わせてあげるから「友達のフリをして」と、和花の耳にそっとささやきます。和花が宇月の言葉に応じて仲間に入ることを承諾すると、宇月は時永を殺すことが仲間になる条件だと言います。和花は神を殺すことが目的で、人を殺すつもりはありません。宇月に抵抗を試みる和花ですが、力では太刀打ちできません。しかし、最後の一撃を繰り出そうとする宇月が和花の目を見つめたとき、宇月は動けなくなります。

神の目と同じ能力を見せつけた和花を、時永は自分が所属する対神科学研究所に連れていきました。時永は、和花と一緒なら神を倒すことができるかもしれないと考え、共に戦おうと和花を説得します。こうして、和花と時永は神との戦いに挑んでいくことになります。ここまで、漫画アフターゴッドのあらすじをネタバレで紹介しました。

アフターゴッドの神とは?

漫画アフターゴッドに登場する「神」は、謎の巨大生命体で、存在が確認されたのは30年前でした。オホーツク海沖に出現した神は世界各地に侵攻し、5年前には日本への侵攻を始めました。その結果、日本の国土の半分は神によって侵略され、東京をはじめとする東日本のほとんどが危険区域に指定されました。カメラや鏡に映らないということで、神は複製できない存在であるというのが宗教学者の見解です。

そのような存在の神を「偶像崇拝禁止生命体(Idolatry Prohibited Organism)」の頭文字をとって「IPO(イポ)」と呼ぶようになりました。神がいる領域は人間にとって有毒な大気が充満しており、酸素ボンベが必要です。神と目が合うと、その人間は体が固まり、感情も失われて、ほとんどの人間は死亡します。ただし、稀に死なない者もおり、その者によると、神の美しさに魅入られ、最も幸福な気持ちを味わったということです。

アフターゴッドの見どころは?画力がすごい?

漫画アフターゴッドのネタバレあらすじと、アフターゴッドの「神」とは?についてネタバレで紹介してきました。アフターゴッドは作者の江野朱美の画力も話題となっており、その繊細さや美しさに圧倒されると言われています。ここからは、漫画アフターゴッドの作者の江野朱美の画力についてと、物語の見どころをいくつか紹介していきます。

見どころ①江野朱美の画力

アフターゴッドの見どころで、真っ先に挙げられるのが、作者の江野朱美の画力です。アフターゴッドの連載が開始された際、多くの読者が「亜獣譚」と同じ作者であることに気づいたそうです。それほど、江野朱美の絵は、読者に強い印象を与えたということです。特に印象に残る絵(シーン)は、アフターゴッドの1巻で、女子高生が「神」と思われる巨大生物と出会ったシーンです。

「神」という生物が、非常に繊細で流麗なタッチで描かれており、まるで絵画を見ているようだと言われています。また、目の能力が発動したときの主人公の神蔵和花の絵は、不気味さの中にも美しさがあり、惹きこまれるということです。

見どころ②佐賀弁

アフターゴッドは、主人公の神蔵和花が話す佐賀弁も見どころの一つだということです。主人公の神蔵和花は佐賀県出身ということで、佐賀県の方言で話します。「とても」は「がば」、「~じゃない」は「~じゃなか」、「~している」は「~しとー」という言葉になります。佐賀県出身の方はもちろん、九州地方の方たちにとっては馴染みのある言葉だと思われますが、他の地域出身にとっては新鮮で魅力的だと言われています。

見どころ③セリフ回し

アフターゴッドのセリフ回しも見どころの一つと言われています。例えば、登場人物の精神状態を表現するときの比喩が独特であるということです。自身が話したり、行動したりしているのが他人事のように感じられるとき、電車のような速い乗り物の窓から見つめているようだというセリフがあります。思わず触れようとしても、窓ガラスがあるために、触れることができないと表現しています。


作者の江野朱美は精神状態を言葉で表現するときの表現がとても的確で、上手いと言われています。また、こちらのセリフのように、短いながらも深い意味を持つセリフが登場します。

「悲しみと憎しみを混同すると知性が陰る」

見どころ④考えさせられるストーリー

漫画アフターゴッドは、読み手に考えさせるストーリーであることも見どころの一つと言われています。作者からの一方的なメッセージではなく、登場人物たちが交わす会話の内容、意味を、読み手側も深く考えることができるということです。また、アフターゴッドは心に響く言葉が多いと言われています。このように、漫画アフターゴッドは、作者の画力やセリフ回し、そして、考えさせられるストーリーが見どころです。

アフターゴッドの登場人物

ここからは、漫画アフターゴッドの主人公、神蔵和花をはじめとする主な登場人物を、ネタバレで紹介していきます。

登場人物①神蔵和花

アフターゴッドの登場人物、神蔵和花(かみくらわか)は、高校生でポニーテールが特徴の女の子です。中学3年で「神」の目が出現し、普段はそれを隠すためにサングラスを着用しています。佐賀県の出身で、話す言葉は佐賀弁ですが、神の目の力を発動中は標準語を話すようになり、人格も冷淡になります。神を見ると幸せになれるという噂話を信じて東京へ行った親友のしをんが、神に殺されたと知り、神への復讐を決意します。

登場人物②時永倖行

アフターゴッドの登場人物、時永倖行(ときながさちゆき)は、対神科学研究所の獣医で、対神兵器開発部(生物工学課)に所属しています。外見の特徴は、左目に着用している黒い眼帯です。危険区域のパトロール中に神蔵和花と出会い、彼女の能力を見て、対神科学研究所に連れていきます。和花の悩みや苦しみに理解を示し、優しく見守ります。

登場人物③しをん

女性のイメージ画像

アフターゴッドの登場人物、しをんは神蔵和花の親友です。海外にいる両親の代わりに認知症を患う祖父母の介護を一人で担っています。深刻な事情もあるようで、生傷が絶えません。神に会うだけで幸せになれるというネットや友達の噂話を信じて東京へ行き、結果、神に殺されてしまいます。

登場人物④ニャババ

アフターゴッドの登場人物、ニャババは、対神科学研究所の対神兵器開発部(生物工学課)のサイボーグです。大柄で羽根を持つ猫で、額にはハートの形の模様があり、かん高い声が特徴です。人間の知能とインコ独特のリズム感、ネズミの好奇心、猫のかわいらしさを備えています。また、気分が良くなると歌い踊ります。

登場人物⑤宇月よん

アフターゴッドの登場人物、宇月よんは神の手下です。金色の髪をショートカットにしている若い女性です。親に売られたことから人生が狂い、死ぬために危険区域に入ろうとします。そこで謎の女性に誘われ、神の手下になりました。神から与えられた能力は、4本の腕を持つモンスターになることです。

登場人物⑥子水流名有

アフターゴッドの登場人物、子水流名有(こずるなゆう)は、時永やニャババが所属する生物工学課の課長を務める男性で、サイボーグです。バイオインフォマティクスが専門で、見た目は中学生の少年の様です。サイボーグということで、体から植物に似たツルや枝を出現させて、巨大なモンスターになります。

アフターゴッドの和花の能力や過去を考察

ここからは、漫画アフターゴッドの神蔵和花の能力や過去をネタバレで紹介します。和花の能力については、目に神と同じような能力があることを、ネタバレあらすじなどで紹介しました。ここでは、和花の目以外の能力についても紹介していきます。

考察①和花の能力

神蔵和花の目には特別な能力があり、彼女の目を見ただけで体を動かすことができなくなり、感情も失われてしまいます。宇月よんと戦ったときも、宇月は神から能力を与えられているにもかかわらず、和花の目を見ただけで動けなくなりました。和花の能力は目だけでなく、例えば、頭部を貫くような大ケガでも、瞬く間に治ってしまう驚異の回復力を備えています。また、超人的な運動能力も備えているということです。

また、和花は感情のコントロールが効かなくなると、恐ろしい人格が現れます。特に危険なのは、和花が怒りを抑えきれなくなったときです。狂気を帯びた人格が飛び出し、相手がどうなろうと、徹底的に痛めつけてしまいます。この能力を持ってすれば、神を倒すこともできると思われる和花ですが、自分自身で能力をコントロールできません。和花は、あまりにも大きすぎる能力を、うまくコントロールできないことに苦悩しています。

考察②和花の過去

神蔵和花の過去を見ていくと、和花は佐賀にいた頃、しをんという親友がいました。しをんは両親が外国に行ってしまったため、認知症の祖父母の介護を一手に引き受けていました。しをんは常に傷だらけの体を抱えて、辛い日々を送っていました。ある日、しをんは、神に会うだけで幸福感に浸りながら死ぬことができる、という噂話を耳にします。

日々の暮らしに疲れ果てていたしをんは、神に会うために東京へ行き、結果、神によって殺されてしまいました。神が死を美しいものにしたから、しをんが死んでしまったと考えた和花は、自分が神を殺そうと決意し、上京しました。そして、東京の危険区域にいたところを、時永に声を掛けられたのでした。

アフターゴッドに関する感想や評価

ここまで、漫画アフターゴッドのネタバレあらすじと、見どころ、主な登場人物の紹介と、神蔵和花の能力と過去をネタバレで紹介してきました。アフターゴッドは圧倒的な画力と魅力的な言葉やセリフ回しが見どころでした。ここでは、このような見どころの多いアフターゴッドに関する感想や評価を紹介していきます。

漫画アフターゴッドを最新刊まで読んだ方の感想です。グロいところとテンポがとても良い、ギャグも好きになってきたということと、主人公の神蔵和花の佐賀弁が良いアクセントだという感想です。

こちらの方は、漫画アフターゴッドがとても面白いということと、作者の江野朱美の画力についての感想で、絵も構図もとても美しいということです。登場人物では、主人公の神蔵和花がかわいいという感想です。

こちらの方は、漫画アフターゴッドの作者、江野朱美先生の作品についての感想です。江野先生の作品は、命に対して達観しているキャラクターが多いという印象だったそうです。しかし、アフターゴッドでは、一般的な情動を持つ主人公の神蔵和花や時永倖行に、共感しやすいという感想です。

アフターゴッドのネタバレまとめ

作者の江野朱美による漫画アフターゴッドのあらすじを、ネタバレで紹介し、見どころや主人公の神蔵和花の能力や過去、主な登場人物の紹介を行ってきました。見どころは、作者の江野朱美による繊細で芸術的な画力と、セリフ回しや神蔵和花の佐賀弁が見どころでした。

そして、一方的なメッセージではなく、読者に考えさせるストーリーが魅力だということでした。また、アフターゴッドに関する感想では、美しい絵と和花と時永に共感できるという感想がありました。ここまで、人間と神との戦いを描いた漫画アフターゴッドについてのネタバレでした。

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