リセット・ゲームのネタバレあらすじと感想！脱出サスペンス漫画の登場キャラは？

• 作者：吉開かんじ
• 出版社：コミックスマート、徳間書店
• 掲載誌：GANMA！
• レーベル：アニメージュコミックスGANMA！
• 発刊期間：2014年7月13日～連載中（2023年4月現在）
• 巻数：3巻（2023年4月現在）

リセット・ゲームの作者は、主に週刊少年漫画雑誌に作品を掲載している漫画家の吉開かんじ先生です。リセット・ゲームでは"吉開かんじ"の名義で連載されていますが、他の作品では吉開寛二を使用されています。漫画雑誌・モーニングに投稿した作品『しげんとゆきみ』が、第34回ちばてつや賞一般部門の大賞を受賞したことをきっかけに、漫画家として本格的に活動を開始されました。

高間聖一は、幼なじみの沖奈那子と共に、白い部屋に閉じ込められていました。なぜ自分たちがそのような空間に閉じ込められているのか、身に覚えが無かった2人は戸惑いを見せます。そこへ、アフロヘアーの男が突如として降ってきます。高間聖一たちは、その空間から脱出するために行動する最中、自分たちが人工知能に管理されている更生施設で暮らしていたことを知ります。

リセット・ゲームの原作漫画を読んだ人からは、「ストーリーの展開が面白い」という感想が寄せられています。リセット・ゲームは、密室からの脱出を試みるサスペンス作品です。物語の先を読み、物語の展開を考察する読者も多い中、その考察を裏切って思いがけないキャラが登場したりといった展開が面白いと評価されています。

リセット・ゲームを読んだ読者の感想の中には「心理描写の描き方が丁寧」というものも見られています。リセット・ゲームの導入は、登場キャラたちが、白い部屋で目を覚ますところから始まります。自分たちがなぜここにいるのか、また、どのようにして脱出するのかといった考察が展開されます。そのような状況に置かれたキャラたちの、不安な気持ちや行動原理などが丁寧に描写されており「面白い」という感想を持たれています。

リセット・ゲームの第一章の主人公として登場したのは、高間聖一というキャラです。白い部屋に一緒に閉じ込められていた沖奈那子とは幼なじみで、彼女の「聖ちゃん」という呼び方からは、2人の仲が良好であることがうかがえます。家庭環境に問題があり、ストレスから髪が一部変色しているのが特徴です。物体を空間として読み取る能力を持っており、その天才的な才能からタワーにはウイルスとして認識されています。

沖奈那子は、リセット・ゲームの主人公である高間聖一の幼なじみです。タワーの開発者である沖博士の娘で、タワーについて何か知っているそぶりを見せています。現在の状況を揺るがす、大きな秘密を握っている重要キャラです。

髪型がアフロヘアーのため、高間聖一たちから「アフロ」と呼ばれているキャラです。物語の中で本名を聞かれた際に、高間聖一たちには「アフロ」と呼ばれたいと表明しており、彼の心情をくみ取りアフロという呼び名を続けることになりました。喧嘩っ早い性格をしていますが、情に厚い仲間想いな人物です。

丸い大きな眼鏡をかけていたため、他のメンバーから「メガネ」と呼ばれています。麻酔や催眠が効かない体質の持ち主で、眠らされていた際の周囲の様子を覚えていました。論理的な考えに偏った父親に教育されたため、息子である証も論理的な考えのもと行動するようになりました。

髪型がポニーテールのため、アフロからは「ポニー」と呼ばれています。空手の黒帯を持っていましたが、師範に怪我をさせたことがきっかけで資格を剥奪されてしまいました。空手の師範は立花美香子とその母親を捨てた男で、道場に8年間通ったものの、その間に立花美香子が自分の娘だと気づきませんでした。そのうえ「親が親なら子も子だ」と侮辱したことから、立花美香子は師範である父を殴り、空手の資格を失います。

高間聖一たちが閉じ込められた"タワー"と呼ばれる場所の番人を務めるキャラです。建物の中を自在に移動したり、物体を作りだすことができます。四角い立方体の仮面を着け、上半身は裸の姿をしています。高間聖一たちが協力しようとした際に、突如として姿を現しました。

米のような楕円形の形をした仮面を装着し、スーツを着用している人物たちの総称です。米のような仮面には、ナビゲートなどの機能がついています。タワーの運営に携わっているキャラクターで、複数人いることが分かっています。

沖奈那子の父親で、高間聖一たちが閉じ込められている"タワー"を開発した人物です。現在はタワーの運営組織に監視されており、タワーについての重要機密を知っているキャラクターです。高間聖一に特殊な才能があることを、彼が幼いころに気づいた人物でもあります。

"サングラスの男"の子供で、タワーの運営側のキャラクターです。プレイヤーとして参加した理由は、タワーからウイルスだと判定された高間聖一のことを調査するためです。過去にいじめをうけたことがあり、他人を信用していません。

リセット・ゲームの主人公である高間聖一は、目が覚めると白い閉鎖された空間にいました。このタワーに連れてこられた人物は、社会不適合者と判断されたものです。そして、タワーはその社会不適合者を更生させるために作られたとされています。

リセット・ゲームというタイトルの由来は、リセット・ゲームの主人公たちの記憶が消されているということも関係しています。漫画の第70話では、高間聖一たちの記憶が何度も消去されていたことが明らかとなりました。何度もタワーの運営者たちが実験を行い、その度に記憶を消されていたのでした。

リセット・ゲームの物語の中で、高間聖一たちは何度も記憶を消されていることが判明しました。なぜそのような実験に身を委ねることになったのかというと、その理由は「社会不適合者だから」というものです。漫画の第78話では、彼らを実験に参加させたのが、彼らの親たちであることが沖奈那子によって明かされました。

リセット・ゲームの主人公である高間聖一は、タワーにとってのウイルスであると判断されます。高間聖一には常人にはない特殊な才能があり、あらゆることを記憶できる絶対記憶や、物質を空間で捉えるといった能力がそれにあたります。

高間聖一は、リセット・ゲームの作中で、絶対記憶などの特殊能力を披露しています。その驚異的な能力が、タワーにとっては不都合でした。そのため、今後の実験に悪影響を及ぼす可能性がある高間聖一を、タワーは排除しようと動きます。

高間聖一の幼なじみである沖奈那子は、リセット・ゲームの物語における重要キャラクターであることが判明します。沖奈那子は、タワーの開発者である沖博士の娘で、タワーに関与するライスマンたちのことを知っていました。しかし、沖奈那子は実験の内容までは把握しておらず「日本の未来のための施設」という情報のみ聞いていたようです。

リセット・ゲームの読者の感想を見てみると「リセット・ゲームの第1部は面白かった」という声もあがっています。現在リセット・ゲームは第2部に突入していますが、こちらの章は好みが分かれるストーリーとなっているようです。

GANMA！の公式サイトには、リセット・ゲームの実写映像が掲載されています。しかし、実写映像はこちらの動画のために作られたもので、映画化やドラマ化の予定はまだないようです。リセット・ゲームがさらに話題となれば、映画化などが実際に企画される可能性もあるようです。「リセット・ゲームの映像作品が見たい」という人は、特設ページのツイートボタンから、作品の感想を投稿してみてはいかがでしょうか？

以上、リセット・ゲームのあらすじや感想、登場キャラクターを紹介してきました。リセット・ゲームは、密室からの脱出を試みる少年少女のストーリーとなっています。物語が進むにつれて明かされていく登場人物たちの過去や、心理描写が面白いと評判となっています。リセット・ゲームは、ウェブコミック雑誌・GANMA！で読むことができます。作品が気になった人はチェックしてみてください。