氷菓アニメ版の評価・感想まとめ!メインキャラ・登場人物と声優も紹介

氷菓は米澤穂信先生原作のライトノベル系推理小説です。2012年に京都アニメーションが制作を担当し、アニメ化されました。アニメ「氷菓」の評価は非常によく、今期アニメ1番とネット上で言われる程でした。アニメ「氷菓」の映像は特に素晴らしく、高い評価を出している人は登場人物の繊細な感情をよく表していると感想をあげています。アニメ「氷菓」の登場人物も個性豊かで、視聴者を惹きつける魅力を持っています。アニメ「氷菓」の評価や感想を紹介します。

氷菓アニメ版の評価・感想まとめ!メインキャラ・登場人物と声優も紹介のイメージ

目次

  1. 氷菓(アニメ)の評価や感想は?登場人物の声優などまとめて紹介
  2. 氷菓(アニメ)とは?
  3. 氷菓(アニメ)のあらすじを紹介!
  4. 氷菓(アニメ)の声優・登場人物一覧
  5. 氷菓(アニメ)を見た人の評価・感想は?
  6. 氷菓(アニメ)の動画が見られるのは?
  7. 氷菓(アニメ)についてまとめてみた

氷菓(アニメ)の評価や感想は?登場人物の声優などまとめて紹介

アニメ「氷菓」は映像が綺麗、登場人物が個性豊かという事で非常に評価の高い作品です。氷菓の原作は小説ですが、アニメは原作「氷菓」の再現率がとても高く、アニメオリジナルシーンについても原作の世界観を壊さない作りがされており、氷菓の原作ファンの間でもとても評価の高いアニメとなりました。アニメ「氷菓」2期を望む声も多くあり、評価の高い作品です。ファンの感想や声優について紹介します。

氷菓(アニメ)とは?

アニメ「氷菓」は米澤穂信先生原作のライトノベル系推理小説で、人の死なないミステリーです。アニメ「氷菓」は原作の内容を忠実に再現していますが、アニメ化するにあたり、大きな変更点として「時代性」があげられます。原作「氷菓」では2000年でしたが、アニメ「氷菓」では放送した2012年に変更され、「33年前の真実」が「45年前の真実」に変更され、関係者の年齢も合わせて変更されています。

時代性に大きく変更がでた為、アニメ「氷菓」ではオリジナルシーンもあり、アニメ「氷菓」内でコスプレをしている生徒は「初音ミク」など、視聴者にもわかるコスプレをしています。アニメ「氷菓」のテレビシリーズでは22話が放送され、OVAが1話の計23話構成となっています。アニメ「氷菓」は「京アニ作品で一番好きなTVアニメは?」で1位を獲得し、「2012年春季放送アニメ 人気ランキング」でも1位を獲得しています。

氷菓(アニメ)のあらすじを紹介!

廃部寸前の古典部

主人公の折木奉太郎(おれきほうたろう)は神山高校に入学したばかりの一年生です。「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」という省エネ主義で、部活動にも興味を示していませんでした。しかし、姉からの手紙で廃部寸前の古典部に入るよう言われてしまい、渋々古典部に入部する事を決めました。古典部の部室に向かった奉太郎は鍵をあけて部室に入りました。

鍵のかかった教室

鍵のかかった部室に、同級生の千反田える(ちたんだえる)がいました。千反田は古典部の入部希望者でした。奉太郎は帰ろうとしますが、千反田は部室を閉める為の鍵を持っておらず、奉太郎を引きとめます。千反田は部室の扉は開いていたと言いますが、部室を開ける唯一の鍵は奉太郎が持っていました。千反田は自分が部室に閉じ込められたことを知り、何故閉じ込められたのか「私、気になります!」と奉太郎に言いました。

千反田の迫力に圧倒される奉太郎の元に同級生の福部里志(ふくべさとし)がやってきます。千反田が内側から鍵をかけたと指摘する奉太郎ですが、福部は内側から鍵をかける事は出来ないと口を挟みます。好奇心旺盛な千反田は奉太郎に閉じ込められた理由を求め、奉太郎は知恵を巡らせます。千反田が床の下で音がする事に気付くと、奉太郎は千反田が閉じ込められた答えに辿りつき、千反田に説明しました。

部室の鍵は奉太郎が持っている鍵一つだけで、生徒はその鍵以外を使う事は出来ません。しかし、用務員はマスターキーで部室の鍵を開ける事が出来ます。その日は用務員が部室の蛍光灯を確認していて、マスターキーでその階の扉の鍵を全て開けてから蛍光灯をチェックし、開けた時と同じように一気に扉の鍵を閉めていたのです。千反田は用務員が鍵を開けた時に入り、用務員が千反田に気付かず、鍵を閉めてしまったのです。

そのせいで千反田は部室に閉じ込められてしまい、奉太郎が部室の鍵をあけるまで密室になっていたのです。奉太郎の推理を聞いた千反田は納得しました。奉太郎は入部届を千反田に渡し、福部も兼部で入部する事が決まりました。奉太郎は千反田とどう接していいかわからず、好奇心旺盛な千反田の「わたし、気になります」を避ける為に「女郎蜘蛛の会」の勧誘メモをでっちあげ、推理を披露する自作自演をしました。

自分のモットーの為に千反田を騙し、すっかり信じて帰っていった彼女に対して、奉太郎は罪悪感を抱きます。千反田に対する奉太郎の行動を福部は「保留」だと言いました。アニメ「氷菓」1話では、出会ったばかりの千反田に対して、どう接していいかわからない奉太郎の姿が見られました。

文化祭で出す文集を探しに図書室へ

アニメ「氷菓」2話では図書委員の伊原摩耶花が登場します。奉太郎とは小・中と同じクラスという腐れ縁です。出会って早々、辛らつな物言いをする伊原に対して特に気にした様子もない奉太郎は、文化祭で文集を出す為に過去の古典部の文集を図書室に探しに来ていました。しかし、司書の先生が席を外していた為、奉太郎と千反田は図書室で待つことになります。図書室にいた福部はある謎を話すよう伊原に言いました。

愛なき愛読書とは?

伊原が図書委員として図書室にいると毎週同じ日の午後に神山高校の学校史が借りられていき、放課後になると返されるというものでした。学校史を借りていく人は毎週バラバラで、別の人間が毎週借りにきて、返しに来るという「愛なき愛読書」事件に千反田は興味を持ちました。「わたし、気になります」と言う千反田に奉太郎は渋々謎解きをする事になりました。

毎週、午後に貸し出され、放課後に返される学校史は読み物として借りられているわけではないと考えた奉太郎は読書以外で使われる理由を考えます。本を借りている人間は全員同じ学年の女子ですが、クラスはバラバラでした。奉太郎は当番制で借りられているのか、流行りで借りられているのかを考えますが答えは出ません。その時、千反田は学校史からシンナーのような刺激臭がする事に気付きました。

千反田の指摘で奉太郎は真実に気付き、真相が気になる千反田と伊原を連れて図書室を出ました。目的の場所に向かいながら奉太郎は学年が一緒でクラスがバラバラな女子の共通点は選択科目であると告げて、美術室に行きました。そこに飾られている油絵には学校史を持ったモデルが描かれていました。学校史は芸術の授業で使う為、当番制で借りられていたのです。千反田が気付いた匂いは絵の具でした。

奉太郎の推理に千反田と伊原は驚きます。その後、図書室に戻った奉太郎達は司書の先生が戻ってきたので古典部の文集があるかを尋ねますが、図書室にはありませんでした。千反田は奉太郎の推理を聞いて、彼に対してある可能性を感じていました。その後、福部が古典部に入部している事もあり、伊原も図書委員と漫画研究会を兼部しながら古典部に入部しました。

氷菓(アニメ)の声優・登場人物一覧

折木奉太郎/中村悠一

アニメ「氷菓」の主人公、折木奉太郎は省エネ主義で、「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーにしています。成績は平均点レベルですが、時折、閃きを元に推理し、千反田の好奇心を満たす為に渋々探偵役になっています。その場の状況と手がかりから推理を組み立て、周囲から称賛を受ける事もあります。奉太郎の声優は中村悠一(なかむらゆういち)さんが担当しています。

声優の中村悠一さんの代表作は「おおきく振りかぶって」阿部隆也役、「機動戦士ガンダムOO」グラハム・エーカー役、「マクロスF」早乙女アルト役などがあります。目立った活躍がない頃から鈴村健一さん、福山潤さんから注目され、2006年に「おおきく振りかぶって」「CLANNAD」に声優として出演して以降、次々とメインキャラクターを務めるようになり、知名度があがりました。

千反田える/佐藤聡美

アニメ「氷菓」のヒロインである千反田えるは消息不明の伯父との過去を思い出したいという理由から古典部に入部しました。「豪農」千反田家の一人娘であり、古典部の部長を務めています。成績優秀で、料理が得意、五感に優れているので、他の人が気付かない匂いなどに敏感です。好奇心旺盛で、気になる事があると奉太郎に「私、気になります!」と詰め寄ります。千反田の声優は佐藤聡美(さとうさとみ)さんが務めています。

声優の佐藤聡美さんの代表作は「けいおん」田井中律役、「FAIRY TALI」ウェンディ・マーベル役、「ご注文はうさぎですか?」宇治松千夜役などがあります。様々な役柄を演じていますが、基本的に穏和、大人しい、物静かなキャラクターを任される事が多く、けいおんの田井中律のような明るい少女役に抜擢された際は、本人だけでなく、周囲の人間も驚いたというエピソードがあります。

福部里志/坂口大助

アニメ「氷菓」の主人公、奉太郎の親友である福部里志は自分の事を「データベース」と称しています。口癖は「データベースは結論を出せないんだ」で、データベースと自称するだけあり、広い知識を持っています。しかし、興味のない事には関心を示さないので、学業の成績は悪く、補習を受ける事もあります。摩耶花から求愛されていますが、はぐらかしています。福部里志の声優は坂口大助(さかぐちだいすけ)さんが担当しています。

声優の坂口大助さんの代表作は「銀魂」志村新八役、「機動戦士Vガンダム」ウッソ・エヴィン役、「あたしンち」立花ユズヒコ役などがあります。「ガンダムに乗りたかった」という理由で声優を目指した坂口さんですが、機動戦士Vガンダムで主役に抜擢され、声優デビューを果たしました。初めての仕事でガンダムシリーズに参加、主役を務めた事で目標がなくなり、今は余生を過ごしていると話していた事もあります。

伊原摩耶花/茅野愛衣

アニメ「氷菓」の主人公、奉太郎と同じ中学だった伊原摩耶花は福部里志に片思いをしています。図書委員と漫画研究会に所属していましたが、福部が古典部に入部したので追いかけるように入部しています。童顔な外見に似合わず、毒舌で、自分にも他人にも厳しく、ミスに対して容赦ありません。奉太郎は伊原を「アクは強いが根はいいやつ」と評価しています。伊原摩耶花の声優は茅野愛衣(かやのあい)さんが担当しています。

声優の茅野愛衣さんの代表作は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」本間芽衣子役、「ギルティクラウン」楪いのり役、「さくら荘のペットな彼女」椎名ましろ役などがあります。声優以前は美容系の仕事に就いていましたが、アニメでも人を癒せると知り、声優を志すようになりました。外見がおっとりしており、「見た目も癒し系」と言われています。

氷菓(アニメ)を見た人の評価・感想は?

とても作画が良かった

アニメ「氷菓」では「作画が綺麗」という感想が一番多くあります。登場人物達の繊細な感情を表現し、風景もリアルなことからアニメ「氷菓」は高い評価を得ています。

人が死なないミステリーで、日常系アニメという事もあり、ストーリーが退屈という人もいますが、多くの人は作画の綺麗さと登場人物達の甘酸っぱくもどかしい恋模様が面白いという評価してネット上に感想をあげる視聴者も多くいます。

アニメ「氷菓」は原作「氷菓」に忠実でありながら、アニメならではのオリジナルシーンなどがあり、原作「氷菓」ではもやもやしたシーンも、アニメ「氷菓」ではアニメならではの演出がされて、原作以上に面白かったと原作ファンからも高い評価を得ています。

バレンタインの話で真実を知る事のなかった千反田が伊原と話して何があったかを知るシーンはアニメオリジナル演出で原作よりもいいと評価されていました。

ミステリーとしては退屈

アニメ「氷菓」は高い評価を得ている一方で、つまらないという感想ももちろんあります。作画がよくてもストーリーがつまらない、推理が退屈という声があります。本格的な推理物だと思って観ていると、実際は日常系が強いアニメ「氷菓」では物足りないと感じてしまうでしょう。

登場人物達の性格があわないという感想もあり、観る人が多い以上、ネガティブな感想があるのも当然と言えるでしょう。

「氷菓」は人の死なないミステリー小説で、日常の中で起きた謎を解いていきます。日常を過ごす登場人物達を観て楽しめる人はいいですが、ミステリーものとして見始めた視聴者からすると、物足りないといえるでしょう。

探偵役の奉太郎もミステリーものの探偵役にしては物足りない部分もあり、日常系のアニメに興味がない人からするとアニメ「氷菓」で展開される推理は退屈という感想を抱くのも仕方ないと言えるでしょう。

氷菓(アニメ)の動画が見られるのは?

動画サイト①Netflix

アニメ「氷菓」を観たい場合、「Netflix」で配信されています。1ヶ月間無料体験が出来ます。テレビ、スマートフォン、タブレット、パソコンで視聴可能です。「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3種類料金プランが設定されています。氷菓の他にも多くの作品が配信されているので。無料体験で試してみるといいでしょう。いつでも簡単にキャンセル可能です。

動画サイト②dアニメストア

アニメ「氷菓」はdアニメストアでも視聴可能です。初回31日間は無料でアニメを見放題です。月額400円で2600作品以上、配信されています。全話配信されていますので、初回31日間無料で観てみるのもありです。ドコモの携帯以外でも見る事が出来ます。その際は「Googleアカウント」「Facebookアカウント」「Yahoo!アカウント」のどれかで登録が可能です。

氷菓(アニメ)についてまとめてみた

アニメ「氷菓」のあらすじ、感想などを紹介しました。「氷菓」は原作のストックがあまりない事から二期の発表がなかなかされませんが、ファンの間では二期を望む声が多くあります。原作「氷菓」のストックが貯まってきたらアニメ二期の可能性もあります。原作では奉太郎達は二年生に進級しています。アニメ「氷菓」を観てその後が気になった方は原作「氷菓」を手に取って読んでみましょう。

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