異世界のんびり農家はつまらない？漫画のあらすじや感想・評価をまとめて紹介

「異世界のんびり農家」とは、「小説家になろう」から飛び出したライトノベルです。異世界で農業を行うという文字通りのんびりとしたストーリー展開で人気を得て、漫画化やテレビアニメ化が行われました。ところが、一部で「漫画版がつまらない」という感想や評価があるとのことです。この記事では、異世界のんびり農家がつまらないか、それとも面白い作品なのかについて、あらすじなどを紹介しながら考察していきます。

異世界のんびり農家のライトノベルは、2023年2月現在、KADOKWAより単行本が14巻まで刊行中です。原作小説を漫画化したヴァージョンは、剣康之の作画で、月刊ドラゴンエイジ誌上に連載されています。コミックスは、10巻まで刊行されました。異世界のんびり農家のテレビアニメ版は、2023年1月よりAT-Xなどで放送開始中です。アニメ版は、Amazon prime videoやdアニメストアなどの動画配信サービスで視聴可能です。

異世界のんびり農家のあらすじは、街尾火楽という男性が主人公でストーリーが展開します。火楽は、ブラック企業で酷使された結果、39歳の若さで病死しました。死後に神と出会った彼は、若返った状態で異世界に転生するという提案を受け入れます。その際に、「病気にならない身体になりたい」、「人が少ない場所で生活したい」、「農業をやりたい」という要望を出して、転生しましたが、そこは人が寄り付かない「死の森」でした。

異世界のんびり農家は、「あらすじを知って読んでみたら面白い漫画だった」という感想もあれば、「あらすじを読んだだけでつまらないと思った」という評価も見られました。この章では、異世界のんびり農家がつまらない、あるいは面白いという感想や評価を受ける理由について、考察していきます。

異世界のんびり農家を、「つまらない」と評する人の多くに、「ご都合主義と、主人公のチートぶりが面白くない」という意見が見受けられます。また、「ハーレム状態が鼻につく」という感想もあるとのことです。ここに上がったチート、ご都合主義、ハーレムという要素は、他のなろう系作品にも見られる特徴なのですが、異世界のんびり農家は、ゆっくりとした展開なので、それらの要素が悪目立ちしていると考えられています。

一方で、異世界のんびり農家は、緊迫したバトルシーンや殺伐とした展開とはほぼ無縁の作品です。ここに、農業の話が絡んでくるので、「スローライフ好きには面白く感じられる漫画」という高評価もありました。また、かわいい女性キャラクターが多数登場する、なろう系作品によくある展開も、「ほのぼのとしていて良い」という評価に繋がっています。尚、現在放映中のテレビアニメ版についても、同様の感想や評価がありました。

異世界のんびり農家のテレビアニメ版は、人気女性声優陣がキャスティングされていることで大きな話題を呼びました。この章では、異世界のんびり農家のアニメ版メインキャラクターと声優を、一覧にして紹介していきます。

異世界のんびり農家の主人公は、街尾火楽（マチオ・ヒラク）です。彼は、転生して大樹の村の村長になりました。しかし、村長としての責務に関心はなく、一農民として農業に集中したいという悩みを抱えているのです。街尾火楽役を演じる声優は、阿部敦です。阿部敦は、2006年に声優デビューしました。代表作には、「弱虫ペダル」の泉田塔一郎役や、「禍つヴァールハイト‐ZUERST-」のイヌマエル役などがあります。

ルールーシー・ルーは、銀髪の美少女で、「ヴァンパイア・プリンセス（吸血姫）」の二つ名があります。ルーは、賞金首で追われている時にヒラクと出会い、彼から血を与えられたことで復活しました。その後、彼のプロポーズを受け入れて、最初の妻になるのです。ルー役は、下地紫野が演じました。下地紫野は、2011年にデビューしており、代表作は「アイカツ！シリーズ」の大空あかり役、「ヴァニタスの手記」のルカ役などです。

ティアは、「殲滅天使」の異名を持つ天使で、天使族の中では最強とされている存在です。ルーを追って死の森に入り、窮地に陥っていたところをヒラクに救われて、二番目の妻になりました。ティア役を演じているのは、洲崎綾です。洲崎綾は、2010年に声優活動を開始しました。彼女の代表作には、「キルラキル」の満艦飾マコ役、「たまこまーけっと」の北白川たまこ役、「バック・アロウ」のアタリー・アリエル役などがあります。

リアは、リフ氏族の女性で、ティアの勧誘を受けて大樹の森に移り住みました。移住後はハイエルフの代表を務めています。リア役を演じているのは、Lynnです。Lynnは、アメリカ人と日本人とのハーフで、2010年代より声優として活躍していました。代表作には、「亜人ちゃんは語りたい」の小鳥遊ひかり役、「炎炎ノ消防隊」のプリンセス火華役などがあります。

アンは、鬼人族の女性で、鬼人族の代表であるメイド長を務めています。ヒラクとは、婚姻関係にありませんが、肉体関係を結んでいて、昼間の距離感とは違う積極性を見せています。アン役は、声優の藤井ゆきよが演じていました。藤井ゆきよは、2010年に声優デビューしており、「ログ・ホライズン」のてとら役、「美少女戦士セーラームーンCrystal」の土萠ほたる（セーラーサターン）役などで知られています。

フローラ・サクトゥは、ルーの従妹です。ルーを探しに大樹の村を訪れた際に、クロに襲われているところをヒラクに救助されました。その後は、ルーと再会して村に定住しています。フローラ役を演じているのは、富田美憂です。富田美憂は、2015年に声優デビューしました。「メイドインアビス」のリコ役や、「アイカツ！シリーズ」の虹野ゆめ役などが有名な人気声優の一人です。

セナは、ハウリン村の村長の娘で、獣人族の代表でもあります。大樹の村にやって来たときは、奴隷扱いされることを覚悟していましたが、ヒラクの優しさに触れて感動していました。また、戦闘力の高さもセナの特徴です。セナ役を演じているのは、Machicoです。Machicoは、2013年に声優デビューしました。主な出演作品には、「ウマ娘プリティダービー」のトウカイテイオー役などがあります。

ラスティムーンは、「狂竜（クレイジードラゴン）」の異名を持つ要注意人物です。父親のドライムが、浮気のために大樹の村に別荘を建てたと誤解して、村を襲撃しようとしました。ラスティムーン役を演じたのは、声優の日岡なつみです。日岡なつみは、2010年代前半に声優活動をスタートしました。代表作に、「スーパーカブ」の恵庭椎役、「武装少女マキャヴェリズム」の因幡月夜役などがあります。

この章では、異世界のんびり農家に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。同作品は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

異世界のんびり農家の原作小説や漫画版の大ファンだと思われる方のツイートです。テレビアニメ版を観て、新規層からはつまらないと切られそうだけれども、固定ファン層は面白いと思うだろうと評価しています。

こちらは、異世界のんびり農家の漫画版のファンだと思われる方のツイートです。テレビアニメを観て、漫画版の良さを上手く落とし込んでいて面白いけれども、つまらないと感じる人がいるのも理解できるとつぶやいています。

異世界のんびり農家のアニメ版を観ていると思われる方のツイートです。視聴は継続するけれど、ハーレム状態があまり好きではないとつぶやいていました。

この記事では、異世界のんびり農家がつまらないといわれる理由を中心に、同作品を取り上げてきました。「つまらない」と「面白い」の賛否両論を巻き起こしている異世界のんびり農家の原作小説、漫画版、テレビアニメ版に、是非一度触れてみてください。