今宵もお待ちしておりますのネタバレあらすじ！カクテルになぞらえたオムニバス漫画

「今宵もお待ちしております」とは、北川みゆき原作の漫画です。美人女性バーテンダーを狂言回しにして、登場人物の人生をカクテルになぞらえたオムニバス形式のストーリー展開で、「面白い」や「斬新だ」という感想を得ました。この記事では、今宵もお待ちしておりますのあらすじをネタバレを交えながら紹介していきます。また、同作品の登場人物や面白い魅力、読んだ人の感想なども取り上げるため、読む際の参考にしてください。

今宵もお待ちしておりますは、姉系プチコミック（姉プチ）誌上にて2020年9月号から連載開始されました。2023年1月現在、連載中です。同作品のコミックスは、2巻まで刊行しました。紙媒体の他にも、Kindle版や複数のWEB漫画配信サイトで読むことができます。今宵もお待ちしておりますは、一話完結形式のオムニバス漫画であり、2023年2月にコミックス3巻が発売予定で、ファンを喜ばせているとのことです。

オムニバス漫画、今宵もお待ちしておりますの原作者は、北川みゆきです。北川みゆきは1月1日に東京都で生まれ、神奈川県で育ちました。1984年より、漫画家として執筆しており、一貫して小学館の漫画媒体を中心に活動しています。代表作には、テレビドラマ化された「せいせいするほど、愛してる」や、「その男、運命につき」などがありました。北川みゆきの夫は、「NG騎士ラムネ＆40」などで知られるあかほりさとるです。

今宵もお待ちしておりますは、「更」という名前の小さいバーを中心にして、客として来た女性の恋愛模様を描いたオムニバス漫画です。女性バーテンダーが、その女性たちに合ったカクテルを出すことで、ドラマが展開されました。その手法が、「興味深い」や「読むと止まらない」という感想をもたらしたとのことです。この章では、今宵もお待ちしておりますのあらすじを、ネタバレを交えながら紹介していきます。

今宵もお待ちしておりますの1話には、結婚秒読みでありながら彼氏を職場の後輩に寝取られた手塚彩美が登場します。彼女は、ふとレンガ造りのバー「更」に立ち寄り、女性バーテンダーの更に身の上話をしました。そして、「殺意がある」という彩美に、更はホワイトレディというカクテルを作りました。2話では、職場でビッグプロジェクトの加入を勧められた須田樹季が登場し、更は彼女にカクテルの定番ジントニックを差し出します。

3話には、教師の小野美令が、教え子だった梶悦司とクラス会で再会します。そして、ギムレットにまつわるドラマが繰り広げられました。4話では、フラワーデザイナーの松岡乙葉が、仕事が原因で別れた元カレと再会し、更でシンガポール・スリングをオーダーします。5話に登場するカクテルは、マティーニでした。葉山克哉が、彼女の聖佳を更へ連れて行き、以前デートで飲んで失敗したマティーニを注文して、意外な告白をします。

今宵もお待ちしておりますの6話は、夫との倦怠期に疲れた小嶋来実が、偶然出会った美容師の男性と更に行きました。出てくるカクテルは、ハイボールです。7話には、カクテルの定番の一つ、ソルティドッグが出てきました。伊東紗枝が、偶然にも親友と同じ男性を好きになるストーリーです。8話では、ときめきよりも条件が優先するようになった川原鈴奈と、男性との関りに、モヒートが絡んだストーリーが展開されました。

9話では、放置していたSNSアカウントを削除しようとした三津谷園佳が、前の会社の同期からのメッセージを受けました。彼女は、以前この男性にひどい目に遭わされたのです。園佳は、更で彼と待ち合わせして、ブルームーンを頼みます。10話は、チョコレート嫌いの雑誌編集者の桜井千愛が、イケメンショコラティエを取材しました。取材先の更で、彼女が出されたカクテルは、チョコレートリキュールベースのアレキサンダーです。

今宵もお待ちしておりますの11話に登場する女性は、30歳を目前にした内山照奈です。照奈は、誕生日の直前に交際期間4年の彼氏に振られました。おまけに、職場でも別部署へ異動となってしまいます。更に生理の重さも重なって、憂鬱な気分になるのでした。今までのスキルが全く使えなくなってしまった彼女は、新しい部署の上司である手塚彩美と外回りにでますが、思うような結果を出すことができずに落ち込むのです。

二人が外回りをしていたのは、スーパーの「あおぞら」です。社内でいろいろと噂のある彩美でしたが、照奈は自分のことを思ってくれて、世話を焼いてくれる彼女に対して好印象を持ち始めていました。ある日、彩美は照奈に意外なことを打ち明けます。そして、照奈は彩に連れられてバー更を訪れました。バーテンダーの更は、照奈にブラッディ・メアリーというカクテルを作りました。これが、彼女の立ち直りのきっかけになります。

今宵もお待ちしておりますの12話では、インドカレー店のオーナー伊沢朋美が登場します。朋美は現在35歳で、30歳の時に店をオープンしました。小規模な店ですが、口コミで美味しさが評判となり、固定客も多く繁盛しています。ずっと朋美が一人で店を切り盛りしていましたが、スタッフを雇える余裕もできたので、元常連客の黒谷尚希を雇いました。尚希は、優しく素直な性格の持ち主で、朋美を懸命にサポートしています。

尚希が、朋美の店で働き始めて一ヶ月が経過しました。忙しさもあって、なかなか歓迎会ができていませんでしたが、ようやく二人に時間ができます。急なことでしたが、仕事終わりに飲みに行くことになりました。朋美は、かねてより気になっていたバー更に、尚希を連れて行こうとします。ところが、その途中で、彼女は会う男性と出くわし、激しく動揺するのでした。この回に登場するカクテルは、マルガリータです。

今宵もお待ちしておりますの13話は、この作品の中では珍しく加藤虹郎という男性にスポットが当たります。虹郎は、寧里という女性と3年間同棲していました。二人はラブラブ状態だった交際一年を経過した頃に、同棲を始めます。順調に進んでいたかに見えた二人の付き合いは、やがて双方の仕事が忙しくなり、すれ違いの状態が続いてしまったことで、亀裂が入りました。そして、とうとう二人は別れてしまったのです。

二人が別れた時期は、暑い夏でした。合鍵を返すことになった虹郎は、暑さを避けるために偶然バー更に入ります。そこで時間を潰していると、いつの間にか虹郎の隣に、少年にも見える若い男性が座っていました。しかも、その男性は寧里のことを知っているようです。話が進んでいくと、寧里と付き合っていたことも匂わせ始めました。更は、虹郎にシャーリー・テンプルを供します。それを飲んだ彼は、熱る決意をしました。

今宵もお待ちしておりますの14話は、芸能週刊誌記者の中谷陽香がメイン登場人物です。陽香には、記者としてのポリシーがありますが、上司は売上至上主義者で、「何でもいいから売れる記事を書け」とプレッシャーを与えました。おまけに、プライベートでも、彼氏に不義理を続けてばかりで、別れる一歩手前のような状態です。そんなある日、人気女優のスキャンダルが発覚しました。

その女優とは、以前にもスキャンダルがあった際に、陽香が助けたことがある人でした。絶好のチャンスに、スクープを得るべく女優につけ込もうとする陽香でしたが、あと一歩が踏み出せません。そのような陽香が、更にやって来ると、更はアイリッシュ・コーヒーのカクテルを彼女に作るのでした。

北川みゆき原作の漫画今宵もお待ちしておりますは、ファンの間で「面白い」や「ストーリーに魅力がある」という感想を多く持たれました。中には、「ドラマ化してほしい」と「アニメ化してほしい」という熱のこもった感想も見受けられたとのことです。同作品には、どのような魅力があるのでしょうか？この章では、今宵もお待ちしておりますの面白い魅力について、3項目に分けて考察していきます。

今宵もお待ちしておりますの魅力として挙げられるものは、同作品が一話完結のオムニバス漫画である点です。バーテンダーの更を狂言回しにしたスタイルでありながら、彼女や彼女の店に関する描写は少なく、各話の登場人物に焦点が定められています。それでいて、一話完結であることから、「読みやすい」という感想を得ました。さらに、「何話目から読んでも違和感なく受け入れられる」と高評価されているのです。

今宵もお待ちしておりますの登場人物たちは、皆一様に悩みや挫折といった負のエピソードを抱えて、バー更を訪れています。それらのエピソードは、リアリティのあるものばかりで、読者の共感を呼びました。そして、更の作るカクテルを飲むことで、人生に対する挑戦、リベンジに向かっていく展開も高評価されているとのことです。読者の中には、「『笑ゥせぇるすまん』のハッピーエンドバージョンだ」という意見もあります。

今宵もお待ちしておりますにおいて、「もう一つの主役はカクテルだ」という考えを持つファンが多いといわれています。登場人物それぞれに、更は別々のカクテルを提供しているのですが、そのカクテルが人物にまつわるものであることが多く、中には3話のギムレットのように、そのカクテルが登場した小説も紹介されています。カクテルのレシピに関しては、言わずもがなであり、「カクテルの知識が増える」と高評価されました。

姉系プチコミックに連載中の漫画今宵もお待ちしておりますは、登場人物が極めて少ない作品として知られました。「オムニバスで一話完結という形式ならでは」と評されており、少ない登場人物でストーリーを回すことのできる、原作者北川みゆきの手腕を評価する声も少なくありません。この章では、今宵もお待ちしておりますの登場キャラクターを、2名取り上げていきます。

今宵もお待ちしておりますの主人公は、「それぞれのエピソードのメインキャラクター」という解釈が多いとのことですが、全話に登場する主人公格が更です。更は誰が見てもハッとするほどの美人であり、年齢不詳ですが手塚彩美が「自分よりも年下」と推察していたので、20代後半から30代前半だと思われます。本名なども不明であり、自分と同じ名前の「更」という名前のバーを営んでいます。

更のバーは、レンガ造りの小さな店で、外から中の様子を窺い知ることができません。更は、一見さんの客に対しても、「今宵もお待ちしておりました」と声をかけて、相手の状況に合ったカクテルを供して、その後の行動の後押しをしているのです。

今宵もお待ちしておりますの1話に登場したのは、手塚彩美です。彩美は、輸入食品会社の販売部に勤めている36歳の女性でした。自立した女性として評価されており、交際6年目の彼氏との結婚話も出ています。ところが、彼氏を後輩に寝取られていたことを知って、二人に対する殺意が芽生えました。尚、彩美は11話に再登場していて、そこでは人生に悩む内山照奈をバー更に導いています。

この章では、今宵もお待ちしておりますに関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。同作品は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

漫画ファンだと思われる方のツイートです。今宵もお待ちしておりますを読んで、北川みゆきの描く絵の美しさに惹かれたという感想をつぶやいていました。また、ストーリーも面白くて好きだとのことです。

こちらは、今宵もお待ちしておりますの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品を読んで、各話の主人公がバーテンダー更の作るカクテルを通して、前に一歩踏み出す展開が面白いという感想をつぶやいています。

同じく、今宵もお待ちしておりますの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品を読んで、ストーリーの良さもさることながら、カクテルについての知識量が豊富で、読むと面白い大人の漫画だという感想をつぶやいています。

この記事では、漫画今宵もお待ちしておりますについて特集してきました。同作品は、「読むと前向きになれる」や「カクテルの知識が深まる」という感想を受けているとのことです。是非一度、今宵もお待ちしておりますの魅力に触れてみてください。