【機動戦士ガンダム 水星の魔女】エリクトとスレッタは同一人物？別人説も考察

本記事では、機動戦士ガンダム/水星の魔女のスレッタとエリクトが同一人物と言われている理由を考察していきます。また、クローン説と別人説が浮上している理由や、スレッタとエリクトの声を演じている声優のプロフィールをまとめていきます。水星の魔女は謎が多い作品のため、スレッタとエリクトに対して様々な意見が挙がっているようです。

同一人物と言われている理由やクローン説、別人説を考察する前に、まずは機動戦士ガンダム/水星の魔女の基本情報を紹介していきます。水星の魔女は2022年10月から放送されている作品で、2023年4月からは2クール目の放送が予定されています。2018年頃からプロジェクトが始動しており、2020年に「女性を主人公にすること」が決定したようです。

機動戦士ガンダム/水星の魔女は、「アスティカシア高等専門学園」が舞台の作品です。学園では「決闘」というシステムが採用されており、学生同士のいざこざは決闘で決着が着けられています。スレッタは水星から学園に編入してきた少女で、強敵との決闘に勝利したことで、望まないままミオリネの婚約者になってしまいます。

水星の魔女のエリクト・サマヤは、「フォールヴァング」に暮らす4歳の少女です。前日譚にあたるプロローグに登場しており、自身の誕生日の日にドミニコス隊の襲撃を受けています。当初はスレッタと容姿が似ていることで同一人物と思われていましたが、スレッタやプロスペラの言動がおかしいことで謎が深まっています。

水星の魔女のスレッタは、アスティカシア高等専門学園に編入した17歳の少女です。父親を早くに亡くしており、過去に母親と水星に移住したことが分かっています。登場当初は内向的でコミュニケーションを苦手にしていましたが、学園で信頼できる友人と出会っています。また、「水星に学校を作る夢」を抱いており、ガンダムエアリアルを家族と言っています。

ここからは、機動戦士ガンダム/水星の魔女のスレッタとエリクトが同一人物と言われている理由を考察していきます。また、スレッタとプロスぺラの関係性や、プロローグで描かれた21年前の事件の情報をまとめていきます。スレッタとエリクトは雰囲気が似ているため、同一人物説や別人説が浮上しているようです。

水星の魔女の小説「ゆりかごの星」では、スレッタが学園に入学する前のエピソードが描かれています。この小説はエアリアルの視点で展開しており、エアリアルが主人公のことをスレッタと呼んでいるため、この言動がスレッタとエリクトは別人という説に繋がっているようです。プロローグではエリクトとエアリアルが出会っているため、エアリアルとスレッタの関係に違和感があるようです。

水星の魔女では、「ガンド」という医療技術がモビルスーツに転用されていますが、ガンドはリンクしている人間を死に至らしめます。また、一定以上のリンクを超えると「パーメット」が現れる特徴があり、プロローグではエリクトの皮膚にパーメットが現れていました。そのため、スレッタとエリクトは別人で、すでにエリクトは亡くなっているという説が浮上しているようです。

スレッタとエリクトは別人という説が浮上していますが、同一人物の可能性もあるようです。本編の21年前には、ヴァナディース機関がドミニコスの襲撃を受けているため、スレッタが学園に編入するためには素性を隠す必要があります。そのため、スレッタは性格を変えて別人を装っているという考察がなされているようです。

水星の魔女の1話でスレッタは学園に編入しており、意地悪な同級生から「古そうなヘアバンドもお母さんが言うから着けているの？」とかわかわれています。この言葉に対してスレッタは「そうです！」と答えているため、ヘアバンドがスレッタとエリクトの関係の鍵を握る可能性があります。また、水星は発展が遅れているため、単純に流行から後れているだけかもしれません。

水星の魔女のエリクトの母親はエルノラです。エルノラはガンダム・ルブリスのパイロットで、過去にガンドで右腕を移植されて命を救われています。プロローグでエルノラはヘアバンドを着けていたため、このヘアバンドがスレッタに受け継がれた可能性があります。また、エルノラはプロスペラという名前で再登場していますが、髪色や性格が違うことで別人説が浮上しているようです。

ガンドは人の命を救うことができる医療技術ですが、同時に、ガンドが転用されているガンダムは命を奪う危険性があります。そのため、普通の人間がガンダムに搭乗することは難しいですが、エアリアルに搭乗しているスレッタは平然とした様子を見せています。そのため、「スレッタが着けているヘアバンド」がガンダムに適応している理由という考察がなされているようです。

水星の魔女の1話は21年後の世界のため、技術が発達したことでスレッタがガンダムに適応したという予想がされているようです。ですが、ガンダム・ファラクトに搭乗していたエランにはパーメットが現れているため、あまりガンダムの技術は発展していないことが分かります。また、スレッタとエリクトは別人で、スレッタは普通の人間ではないという説も浮上しているようです。

水星の魔女のプロローグでは、ヴァナディース機関がドミニコスの襲撃を受けていますが、襲撃の指示を出したのはデリングです。プロローグに登場した時のデリングは若々しい見た目をしていたため、本編のデリングが老けすぎという意見が挙がっているようです。また、デリングはガンドの何らかの秘密を抱えているため、デリングはスレッタとエリクトの存在に気付いているかもしれません。

前述したように、ヴァナディース機関の襲撃事件は21年前に起きています。この事件が起きた時のエリクトの年齢は4歳だったため、スレッタとエリクトが同一人物の場合には、スレッタの年齢が25歳のはずです。ですが、スレッタは「17歳の少女」という設定になっているため、年齢の違いがスレッタとエリクトが別人と言われている理由のようです。

水星の魔女の小説は、エアリアル視点になっており、エアリアルはエルノラのことを「お母さん」と呼んでいます。小説の場合には、エルノラと表記した方が分かりやすいため、それを理解しながらお母さんという呼び方を強調している可能性があります。また、エリクトの年齢は20歳を超えているはずのため、それもスレッタとエリクトは同一人物ではないという説に繋がっているようです。

水星の魔女のプロローグの終盤では、ルブリスに搭乗したエリクトの皮膚にパーメットが現れています。それに気付いたエルノラが悲し気な表情を見せていたため、何らかの方法でエリクトはルブリスと同化したという説が浮上しているようです。その後、ルブリスはエアリアルに変化し、「エアリアルの中に存在しているエリクトが、エルノラをお母さんと呼んでいる」という説が浮上しているようです。

水星の魔女のスレッタは、内向的でコミュニケーションを苦手にしているキャラクターです。プロローグのエリクトは好奇心旺盛で人懐っこい性格をしていたため、2人の性格には大きな違いがあるようです。この性格の違いもスレッタとエリクトは同一人物ではないと言われている理由のようです。

水星の魔女のプロローグでは、ルブリスというガンダムが描かれていましたが、本編でルブリスの所在は不明になっています。また、小説の最後では、お母さんが「スレッタを学園に入れること」をエアリアルに話しているため、エアリアルの正体はルブリスという説が浮上しているようです。襲撃の時にルブリスは所在不明になっているため、デリングから身を隠すために別の名前を付けた可能性があります。

エリクトとエルノラは21年前の襲撃事件から逃げているため、デリングから身を隠すために名前を変えた可能性があります。また、スレッタの年齢には違和感がありますが、エリクトはルブリスに搭乗した影響で成長が遅れている可能性もあります。そのため、スレッタとエリクトの年齢の違いはミスリードで、2人は同一人物という説も浮上しているようです。

水星の魔女のプロスペラは、スレッタだけでなくエアリアルのことも「私の大切な娘」と言っています。この言葉がかなり強調されているため、本当にスレッタとエアリアルはプロスペラの娘の可能性があります。また、スレッタとエリクトは別人という説が浮上しているため、この説が正しい場合には、エアリアルの中にエリクトが存在していることになります。

スレッタはプロスペラを「お母さん」と呼んでいますが、一部の視聴者の間では、「2人に血の繋がりはない」という説が浮上しているようです。お母さんという言葉には血の繋がりを感じますが、この感覚がミスリードで、プロスペラは血の繋がりが無いスレッタの育ての親という考察がなされているようです。

プロスペラとエルノラは同じ場所に義手を着けているため、2人は同一人物の可能性が高くなっています。ですが、同一人物であることが確定した訳ではないため、2人が別人の可能性もあるようです。そのため、エルノラはすでに死亡しており、エルノラの意思を受け継いだプロスペラがスレッタを育てたという説が浮上しているようです。

水星の魔女のベルメリアは、プロローグでヴァナディース機関に所属していたキャラクターで、本編ではペイル社の研究者になっています。プロスペラと再会した時には、「今さら21年前の復讐など」と発言しているため、プロスペラは21年前の事件の復讐を目論んでいる可能性があります。また、スレッタとエリクトの年齢には違和感があるため、スレッタは復讐のために作られたクローンという説が浮上しているようです。

表向きのプロスペラはモビルスーツの研究を行っている人物ですが、裏では協約を無視してガンダムの研究を行っていました。スレッタとエアリアルが学園に編入した時点で、ガンダムの研究がバレるのは時間の問題だったため、この行動がプロスペラの宣戦布告になっている可能性があります。

水星の魔女のカルド・ナボは、プロローグでヴァナディース機関の代表を務めていた人物です。プロローグでエリクトはカルドを「ばぁば」と呼んでいましたが、本編でカルドを見たスレッタは「誰ですかこの人？」と言っていました。そのため、エリクトとスレッタは別人で、プロスペラの目的のためにスレッタが作られたという説が浮上しているようです。

同一人物説や別人説を考察した後は、機動戦士ガンダム/水星の魔女のスレッタがエリクトのクローンと言われている理由を考察していきます。また、スレッタとエリクトの血の繋がりを考察していきます。エリクトは物語の鍵を握るキャラクターのため、視聴者の間では様々な考察がされているようです。

水星の魔女の視聴者の間では、「スレッタはエリクトの娘」という説が浮上しているようです。前述したように、小説では「お母さん」という表記が使用されており、この表記で「エリクトが母親になったことを隠そうしていた」という考察がなされているようです。そのため、「プロスペラの正体はエルノラではなくエリクト」という説も浮上しているようです。

水星の魔女のスレッタは、「逃げれば一つ、進めば二つ」という言葉を大切にしています。ですが、プロローグでエルノラはこの言葉を口にしていないため、エルノラはスレッタの母親ではない可能性があります。また、スレッタは別の誰かから教えてもらった言葉を大切にしているのかもしれません。

視聴者の間では、「スレッタはエリクトのクローン」という説が浮上しているようです。21年前の事件でエルノラは夫を失っており、最悪の場合はエリクトも生きられない体になっています。そのため、エルノラが復讐心を抱く動機は十分にあるため、「エリクトの体を媒体にしてスレッタというクローンが作られた」という考察がなされているようです。

水星の魔女の世界には、ガンドという高度な医療技術があるため、ガンドを応用してクローンを作ることも可能と予想されています。また、エルノラはガンドを研究していたヴァナディース機関の数少ない生き残りのため、21年前の事件の復讐を行うためにクローンを作ったという説が浮上しているようです。作中には、オリジナルの人間と同じ顔を持つ「強化人士」が登場しているため、強化人士がクローンと関係しているかもしれません。

水星の魔女の視聴者の間では、「スレッタとエリクトは姉妹」という説が浮上しているようです。21年前の事件でエルノラは夫を失っていますが、この時に妊娠していた可能性はゼロではないため、それがスレッタとエリクトの姉妹説に繋がっているようです。また、水星の魔女の世界は医療技術が発達しているため、エリクトの遺伝子を使った体外受精も考えられます。

本編にエリクトが登場していないことで、スレッタとエリクトの別人説が浮上しています。ですが、スレッタが育った水星の詳しい状況は不明のため、エリクトは水星に住んでいる可能性があります。また、水星の魔女は2023年に2クール目の放送が予定されているため、姉妹で21年前の事件に決着を着けるかもしれません。

別人説やクローン説を考察した後は、機動戦士ガンダム/水星の魔女のプロローグを紹介していきます。水星の魔女の1話の前にはプロローグが描かれていますが、1話は21年後の世界に飛んでいるため、それもスレッタとエリクトの謎が深まる理由になっているようです。

水星の魔女のプロローグでは、ヴァナディース機関がガンダム・ルブリスを研究しているエピソードが描かれています。このエピソードの終盤で、ヴァナディース機関がドミニコスの襲撃を受けており、エルノラの夫のナディムは妻と娘を救うために命を落としています。また、エリクトとエルノラはルブリスを起動させて脱出しているため、本編が始まるまではその後の動向が不明でした。

スレッタはミオリネの婚約者になっていますが、ミオリネの父親のデリングはスレッタの父親を殺した仇です。そのため、物語途中には2人のわだかまりが描かれる可能性があります。また、学園の子供たちは「親の負の面」を背負わされそうになっているため、子供たちが親と戦う物語が描かれるかもしれません。

プロローグの情報や別人説、クローン説を考察した後は、機動戦士ガンダム/水星の魔女でスレッタとエリクトの声を演じている声優を紹介していきます。スレッタとエリクトは名前が違うキャラクターですが、同じ声優が声を演じていることで同一人物説が浮上しているようです。

機動戦士ガンダム/水星の魔女でスレッタとエリクトの声を演じたのは、声優の市ノ瀬加那です。市ノ瀬加那は北海道出身で、2016年から声優活動を行っている人物です。高校卒業後に札幌の専門学校に進学しており、所属事務所のオーディションに合格してデビューしています。2021年の声優アワードで新人女優賞を受賞しており、ファンからは「ちゃんかな」という愛称で呼ばれています。

市ノ瀬加那はアニメ「キャロル&チューズデイ」で「チューズデイ」というキャラクターを演じています。チューズデイは本作主人公の1人で、金髪と碧眼が特徴的なキャラクターです。家出をした時にキャロルと出会い、2人で結成したデュオでギターを担当しています。チューズデイが登場した本作は2019年にアニメが放送されていました。

市ノ瀬加那はこれまでに、「社長、バトルの時間です！」「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」「聖女の魔力は万能です」などの作品でもキャラクターの声を演じています。学生時代はバスケットボール部に所属しており、プライベートでは一人旅や映画鑑賞を趣味にしているようです。

声優のプロフィールや別人説、クローン説を考察した後は、スレッタとエリクトに関する感想をまとめていきます。水星の魔女は人気のガンダムシリーズのため、視聴者から様々な感想が挙がっているようです。本記事で考察したスレッタとエリクトの繋がりに関する感想をまとめていきます。

本記事で紹介したように、スレッタとエリクトには同一人物説やクローン説が浮上しているため、2人の関係が気になるという感想が挙がっているようです。また、エリクトの肉体はすでに死亡している可能性があるため、鬱展開を見たくないという感想も挙がっているようです。

21年前にはヴァナディース機関の襲撃事件が起きているため、20歳を超えていないスレッタとエリクトの年齢には違和感があります。また、デリングは何らかの秘密を抱えているため、21年前の事件の真相が気になるという感想が挙がっているようです。

普段のスレッタは内向的でコミュニケーションを苦手にしていますが、母親のプロスペラと話す時には不自然なほどに明るい様子を見せています。また、「小さい子供」のような言動を見せているため、スレッタの違和感だらけの言動が怖いという感想が挙がっているようです。

本記事では、水星の魔女のスレッタとエリクトが同一人物と言われている理由やクローン説を考察していきました。スレッタとエリクトは容姿が似ていますが、年齢や性格に大きな違いがあるため、それが別人と予想されている理由のようです。2人が登場した水星の魔女を見たことが無い方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。