JUMBO MAXのネタバレあらすじと感想！ED薬を巡るクライムサスペンス漫画？

「JUMBO MAX（ジャンボマックス）」は、クライムサスペンス漫画です。ED薬が作品の主軸になっている珍しい作品であり、冴えない風貌の主人公と合わせて不思議な魅力を放っているといわれています。この記事では、JUMBO MAXのあらすじと感想をネタバレを交えて紹介していきます。

JUMBO MAX（ジャンボマックス）は、ビッグコミック誌上にて2020年に連載スタートしました。連載期間が3年目に突入して、じわじわと人気と知名度を上げています。JUMBO MAXのコミックスは、2022年12月現在、6巻まで刊行中です。電子書籍版もあり、容易に読むことができる作品です。

JUMBO MAX（ジャンボマックス）の原作者は、1965年生まれの漫画家の高橋ツトムです。高橋ツトムは、1989年に読み切り漫画「地雷原」でデビューしました。週刊ヤングジャンプに連載された「スカイハイ」と、「SIDOOH/士道」が代表作品として有名です。また、学生時代にパンクパンドを組んでいた経験を活かして描いた「ギターショップ・ロージー」も、隠れた人気がある作品とのことです。

JUMBO MAX（ジャンボマックス）は、一見コメディタッチの漫画に見られていますが、実はよくストーリーが練られたクライムサスペンス作品です。この章では、JUMBO MAXのあらすじを、コミックスごとにネタバレ紹介していきます。

この作品の主人公である曽根建男は、太った容貌の冴えない中年男です。彼は不動産を所有しており、薬局経営とアパート経営で生計を立てていました。ストーリーの冒頭は、建男の結婚式から始まります。彼の妻になる女性はシングルマザーで、娘を連れ子にして彼と結婚しました。ほどなく式が終わり、平穏な日々を過ごす建男ですが、ある日妻から妊娠を告げられます。建男は自分がEDなので、自分の子ではないと確信するのでした。

様々なことを経て、非合法のED薬の製造に成功した建男は、それを密売することに躊躇しました。元は自分のEDが治ればそれで良く、犯罪に手を染める覚悟はなかったのです。しかし、宝生鹿子に脅されてしまいます。彼女は、言い寄って来た教授にED薬を飲ませて死なせていました。そこで、製造を拒めばED薬を作ったのは建男だとバラすと言うのでした。また、建男も知らないところでED薬JUMBO MAXは流通してしまいます。

建男は福地という与太者と知り合いになりますが、JUMBO MAXのシノギを彼に乗っ取られてしまいます。また、協力者だった須磨岡貢郎に裏切られてしまい、絶体絶命のピンチに陥ります。更に、彼の妻も夫が警察と関わり合いになっていることを疑問に思い、前夫に相談して建男を切り捨てることにします。四面楚歌になった建男は姿をくらまして、復讐の機会を虎視眈々と窺うのでした。

建男を匿っていたのは、末兼という中年男でした。彼は元々建男の顧客でしたが、彼を匿って以降、子分のように働くのです。建男は復讐の計画を着々と練っていて、最初に須磨岡の娘に接触しました。そこで、高品質のJUMBO MAXを渡して、組織に再度入るための足がかりにしようとしました。この目論見は成功して、建男は福地と再会することができました。しかし、この高品質JUMBO MAXが復讐の一つだったのです。

建男は福地に取り入って、組織に復帰することができました。そこで、高品質JUMBO MAXの製造に乗り出しますが、これは致死率が高まったものでした。彼は警察と接触して、自分を含めたJUMBO MAX密売組織のメンバーを一網打尽にするつもりです。すると、鹿子が自分が製造したJUMBO MAXを建男に見せました。こちらの正体も毒薬であり、鹿子は鹿子で組織の壊滅を考えていたのです。

ビッグコミックに連載中の漫画JUMBO MAX（ジャンボマックス）は、多くの読者を惹きつける魅力があると評されています。この章では、JUMBO MAXの見どころを三項目に分けて紹介していきます。

多くのJUMBO MAXファンが同作品の見どころとして挙げるのは、同作品のサスペンス要素とのことです。コミックスの1巻だけを読むと、しょぼくれた中年男がED薬を作る話だと思われてしまいます。また、主人公が妻の浮気を暴いていくドロドロ劇を連想する人も多いとのことです。しかし、実際に同作品を読み進めていくと、クライムサスペンスの要素が前面に表れて、序盤とのギャップに驚くこと必至と評されています。

JUMBO MAXの見どころとして挙げられるもう一つの要素は、ストーリーが一気に面白くなるところです。コミックスごとに展開が劇的に変化するといわれており、特に3巻で建男が須磨岡と妻に裏切られて堕ちていくエピソードの面白さが、多くのファンを驚かせたとのことです。また、復讐に燃える建男が再度組織に近づいた展開も一気に作品が盛り上がり見せたと高評価されました。

JUMBO MAXの見どころとして最後に紹介するのは、個性的なキャラクター陣です。主人公の曽根建男は見た目こそインパクトのある中年男性ですが、性格は意外にも普通の人物です。むしろ、メガネ美人の宝生鹿子や、彼を犯罪の道へと引きずり込んだ須磨岡貢郎など、脇役キャラクターに癖のある人物が多いです。彼らが、クライムサスペンスに深みと面白さを与える効果を発揮しているといわれています。

高橋ツトム原作の人気漫画JUMBO MAX（ジャンボマックス）には、個性的でインパクトのあるキャラクターが登場します。この章では、JUMBO MAXのメイン登場キャラクターを取り上げていきます。

この作品の主人公である曽根建男は、小田原市で薬局を営む53歳の男性です。気の弱い性格の持ち主ですが、年下のシングルマザーと結婚しました。しかし、彼は妻にEDであることを隠しており、妊娠を告げられたことで人生が変わっていくことになります。妻の妊娠に疑念を持った彼は、須磨岡貢郎との出会いで手に入れた薬を基に、ED薬JUMBO MAXを製造しました。ここから、更に彼の人生は激変するのでした。

曽根あかねは建男の妻で、年頃の娘がいるシングルマザーでした。あかねは学生時代から美人の誉れが高く、現在でも周囲の目を引く美女です。彼女は免停の講習会場で建男と出会って、三ヶ月の交際を経て結婚しました。彼の財産目当てで結婚したのではないかといわれており、夫のEDを知らずに妊娠を告白しました。また、ストーリーが進むと、警察に睨まれている夫のことを疎んじるようになります。

須磨岡貢郎は53歳で、丸顔と禿げた頭が特徴の痩身男性です。建男が管理するアパートに娘が住んでいたことから、彼と知り合いました。娘が持っていた13錠の幻のED薬の1錠を建男に渡しました。建男がED薬の製造に取り組んでいることを知ると、それに協力するようになります。しかし、打算的な性格の持ち主で、やがて建男を裏切るようになるのです。

この章では、JUMBO MAX（ジャンボマックス）に関するTwitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。同作品はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

JUMBO MAXの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品を読んで、「海外の人気ドラマのブレイキング・バッドを彷彿させるため面白い」という感想をつぶやいています。

「アメトーーク！」を観た方のツイートです。「漫画大好き芸人の回を観て、そこで紹介されていたJUMBO MAXに関心を持った」という感想をつぶやいています。

こちらは、高橋ツトム作品のファンだと思われる方のツイートです。JUMBO MAXを読んで、「いつ飯田響也のようなキャラクターが登場するのか待っていた」とのことです。また、「同作品が名実ともにオッサン漫画だ」という感想をつぶやいています。

ここでは、クライムサスペンス漫画「JUMBO MAX（ジャンボマックス）」についてネタバレ紹介してきました。同作品は、読めばきっとハマる漫画だと高評価されているとのことです。この機会にJUMBO MAXを読んでみてください。