離婚日和のあらすじをネタバレ解説！漫画の感想と最終回の結末は？

「離婚日和」とは、エブリスタに掲載された人気エッセイを漫画化した作品です。実話を基にした内容であり、リアリティがあって面白いという評価があります。離婚日和をドラマ化してほしいという意見もあり、注目されている漫画です。この記事では、離婚日和のあらすじを最終回結末まで、ネタバレを交えながら紹介していきます。また、読んだ方の感想も取り上げていきます。

離婚日和は、WEB小説サイトエブリスタに掲載されていた人気エッセイをコミカライズした漫画です。早美静華が、原作者にクレジットされていました。作画を担当したのは、青木ニカという漫画家です。青木ニカは同作品の他にも、「うそつきは××のはじまり」や「あなたが憎いだけ ママ友セックスレス地獄」などの愛憎劇漫画を描いています。離婚日和は、紙媒体コミックスが既刊1巻で、電子書籍版が全7巻です。

離婚日和は、実話をベースにした漫画であることから、圧倒的なリアリズムが面白いという感想や意見が多いです。また、普通の作品であれば主人公に名前があることが当たり前ですが、この作品では脇役キャラクターに名前が存在し、主人公の夫婦に名前がないのです。そして、その夫婦が凄まじいまでの愛憎ドラマを繰り広げました。そのような普通の漫画とは違う特殊性が、離婚日和の見どころとされています。

この章では、実話を基にしたエッセイのコミカライズ作品である離婚日和のあらすじを、コミックスごとに紹介していきます。離婚日和とは、いったいどのようなストーリーなのでしょうか？

離婚日和の主人公の妻は、年齢34歳でコールセンターに勤めています。夫とは結婚一年目ですが、12年間同棲していました。二人に子供はなく、その理由はセックスレスにあったのです。夫は同棲生活中に鬱病を患ってしまい、性欲を失っていました。ところが、彼の鬱が良くなりかけて再び妻を求めた時に、彼女が拒絶したことで夫婦関係に亀裂が入ります。その後、夫はあからさまに浮気をして、妻に対してそれを言い放ちました。

夫の浮気ぶりはとどまるところを知らず、あろうことか妻の目の前で浮気相手と電話してイチャイチャするのでした。堪りかねた妻は、「どんな人なの？」と浮気相手について尋ねますが、夫はそれを無視して逆に妻の掃除が手抜きだとなじるのです。あまりにも妻がしつこく訊いてくるため、キレた夫は浮気相手について話し始めました。その正体が、夫と同じ職場で働く妻よりも年上のアラフォー女性だったことで、妻は不眠症になります。

夫は妻に、「美味しいから食べて」という書置きと、人気ベーカリーのパンを1個置いて行きました。それは、彼が浮気相手と一緒に食べたパンの残りだったのです。妻はそのことを知り、パンをごみ箱に捨てて、夫には食べたと嘘をつきました。ところが、夫はごみ袋を漁ってパンを見つけ、妻が嘘をついたと激しく罵りました。夫が自分のごみを漁るような人間と知った妻は、この時に離婚を決意して、家を出て行くと宣言したのです。

出て行くと啖呵を切ったものの、経済的な問題に直面した妻は一度帰宅しました。しかし、彼女は夫が浮気相手のアスミンを家に招き入れて、タオルやシーツを使わせたことを察知して怒り狂います。妻の離婚の意志は固いのですが、夫も早く離婚しようと急かしてきます。精神的にも経済的にも苦しくなった妻への思わぬ助け舟は、義母の存在でした。義母は電話口で息子を叱り飛ばすと、妻に謝罪の言葉をかけたのです。

義母の助けもあって、妻は家を出て行かず、夫が家を出るという展開になりました。しかし、夫は呑気にアスミンと京都旅行を楽しんでいます。一方の妻は精神的疲労で薬を飲んでおり、更にコールセンターの仕事を切られてしまい四面楚歌状態でした。そこに追い打ちをかけるように、夫が連絡してきました。「アスミンと暮らす新居が決まったので、家電や家具を持ち出したい」と言うのです。物品の奪い合いが勃発してしまいました。

夫が家を出て、何とか仕事も見つかった妻は、一月ほど経ったある日、夫から「アスミンの犬の面倒を見てほしい」と頼まれました。自分が頼られることに悪い気がしない彼女は、申し出を受けてしまいます。しかし、思うように世話ができず、夫に怒りの連絡を入れました。二人は犬の散歩をしながら話し合うのですが、そこで夫はアスミンに対する不満をぶちまけます。彼女はまともに家事をせず、浪費家でもあったのです。

SNS上などで話題と反響を集めている離婚日和は、コミックス7巻で最終回を迎えました。一組の夫婦の歪んだ関係を描いた同作品は、果たしてどのような結末になるのでしょうか？この章では、離婚日和のコミックス7巻のあらすじを、25話から最終回結末までネタバレを交えて紹介していきます。

妻は実父がガンだという報告を受けて、妹とともに入院している病院へ駆け付けました。父親は認知症も患っており、何年も会ってない娘のことを新しいヘルパーだと思っています。父親は末娘のことを褒めますが、長女のことは男と同棲すると出て行ったと本人に言いました。妻は父親の下の世話ができずに、妹の叱責されましたが、父親が言った長女にも幸せになってほしいという言葉を聞いて涙を流すのです。

妻は父親の容態を伝えるために夫に電話をしますが、それを妹に見られてしまいました。妹は呆れた様子で、「元の鞘に収まるのか」と尋ねます。もじもじして言い返せない姉の態度にイライラした妹は、遂に「ちゃんと離婚した方がいい」と言いました。姉妹の言い合いは口喧嘩に発展しましたが、妹の言葉で我に返った妻は、翌日役所の無料弁護士相談を受けます。すると、夫とアスミンに慰謝料請求ができることを知りました。

帰宅した妻は、食事中に夫に対して「あんたと浮気相手に慰謝料請求を考えている」と口にしました。請求金額は夫が離婚するなら200万円、離婚しないなら100万円、そしてアスミンには300万円というものです。夫は青ざめて逃げて行きました。後日、家にやって来た夫は、「俺が悪かった。もう一度俺とやり直してください」と土下座しました。

夫は浮気した理由が、「妻を嫉妬させて自分に振り向かせたかったからだ」と打ち明けました。妻は夫の言い分を聞きましたが、浮気した男と性交渉をすることは気持ち悪くてできないため、やり直してもそれはしないと言い切りました。その上で、「私か浮気相手かはっきり決めなさい」と夫に迫ります。

場面が変わると、妻の実家で布団を干している彼女の母親がいました。側には妻の妹もいます。母親は長女からの連絡を受けて、ご飯を作ろうか思案しています。すると、末娘は「赤飯でいいと思う。お姉ちゃんが自分で決めたことを祝福してあげよう」と言いました。一方、当の妻は離婚届に判を押して家を出ます。そして、最後に「青空や 緑の紙に 朱の決意 心真白の 離婚日和」という短歌を詠みました。

この章では、離婚日和に関するTwitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。離婚日和は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、離婚日和を実際に読んだ方のツイートです。夫が浮気相手との電話を、わざわざ妻の前でしていることが理解できず、「夫の頭がおかしい」という感想をつぶやいています。

こちらも、離婚日和を読んだ方のツイートです。「同作品は夫ももちろんおかしいけれども、妻の方も夫に未練タラタラでおかしい」という感想をつぶやいています。

こちらは、離婚日和を最終回結末まで読まなかった方です。同作品を読んで、「夫よりも自分の人生をひたすら他人任せにして生きてきた妻の方にイライラした」とつぶやいています。

この記事では、漫画の離婚日和のあらすじをコミックスごとに、最終回結末までネタバレ紹介してきました。同作品は実話にしかないリアリティが、面白さの肝だと評されています。また、愛憎劇でありながら、絵柄がスッキリしていて読みやすいという評価を受けているとのことです。この機会に是非、離婚日和をご一読ください。