私たち、離婚しますのネタバレあらすじ！一巻完結の感動ヒューマンドラマの結末は？

Web漫画の「私たち、離婚します」は、長編スタイルが主軸を占める現在の漫画界の中で、一話完結方式を採用した珍しい作品だといわれています。また、ストーリーの内容も感動的で多くの読者を惹きつけたとのことです。この記事では、「私たち、離婚します」のあらすじをネタバレ特集します。最終回結末がどのように完結したのかまでをあらすじで取り上げていきながら、読んだ方の感想なども併せて紹介していきます。

「私たち、離婚します」は、NTTソルマーレ株式会社が運営するWeb漫画配信サイト、コミックシーモアにて先行配信されていた漫画です。ストーリーは最終回を迎えており、電子書籍版のみのコミックスが全一巻で発売中です。2022年11月現在、めちゃコミックなど他のWeb漫画配信サイトなどで読むことも可能です。同作品はコミックシーモアで237件のレビューがあり、平均評価4.2が付くほどの高評価を受けているとのことです。

「私たち、離婚します」の原作者は地由で、「じゆう」と読みます。地由は、Twitterやpixiv、noteなどを活用して情報発信を行っている漫画家ですが、年齢や性別などのパーソナルデータは明らかにしていません。地由の出身地は長崎県で、2016年頃から漫画を本格的に執筆するようになりました。2021年10月に、「27歳、ベッドから始まる恋はありますか？」で商業漫画家としてのデビューを果たして現在に至ります。

地由の主な商業漫画作品は、「私たち、離婚します」の他に「オフィスで交わる三角関係～不倫上司と後輩君と…」などがあります。2022年11月時点での最新作は、若い夫婦の有り様を描いた「しあわせ家族」です。地由の商業作品は、現在のところ全て完結していて、電子書籍版のコミックスが刊行中です。地由は女性向けや青年向けで、性描写を含んだ現代ストーリー作品を中心に執筆しています。

一話完結のスタイルを用いて、反響を呼んだといわれる漫画「私たち、離婚します」は、美しくて繊細な絵柄と感動的なストーリーがマッチングしていると高評価されています。また、あらすじを読んだファンが、実際に読み進めていくとハマったという感想も多く見受けられるとのことです。この章では、「私たち、離婚します」のあらすじを時系列に沿って紹介していきます。あらすじを取り上げることで、同作品の魅力の一端に迫ります。

「私たち、離婚します」は一話完結のストーリーですが、一話の分量はコミックス約一巻分あります。この作品に登場するキャラクターは、一臣（かずおみ）と早夜（さよ）の夫婦二人のみです。二人はとても仲の良い夫婦で、間もなく結婚三周年を迎えようとしていました。一臣は、どんな形で結婚記念日を祝おうかと思案していました。彼はとても浮かれていたのですが、そんなある日、彼が冷や水を浴びるような出来事が起きました。

早夜が一臣に告げた言葉があまりにも意外な内容だったので、彼は信じることができないでいました。彼女が夫に言った言葉は、「結婚記念日に離婚したい」というものでした。おまけに、早夜は離婚届も突きつけてきたので、一臣は理解が追いつかなくて困惑するばかりです。何とか平静を保とうとする彼は、妻に離婚したい理由を尋ねました。早夜の返答が「一臣はいい旦那だと思う」だったので、益々彼は困惑の度を増していくのです。

一臣は、自分に悪いところがあれば直すと早夜に言いましたが、それに対する彼女の返答もどことなく要領を得ないものでした。自分にも離婚を申し出られるような心当たりもないし、妻からも不満はないと言われたことで一臣は言いようのない感情に包まれます。頑なに離婚を主張する早夜に対して、彼は返事を保留しました。そして、一臣一人で景色の良い高台へと向かいました。そこは、彼が早夜にプロポーズした場所だったのです。

見晴らしの良い高台にやって来た一臣は、しばらくの間美しい景色を眺めていました。そして、プロポーズをした時のことを思い出します。彼は、何故早夜が離婚を申し出てきたのかについて考え続けていましたが、答えが出てこないので忸怩たる思いを抱きました。彼は、「早夜の気持ちが変わってしまって、俺から離れていくのなら、もうどうでもいいや」という捨て鉢な感情にも陥ってしまい、離婚するしかないのかと思うのです。

一臣が帰宅すると、二人はそのまま漫然と時間を過ごして、やがて就寝時間となりました。一臣は、完全に離婚を阻止することを諦めてしまい、先に一人でベッドに入ります。すると、早夜が彼の隣にやって来て、やにわにキスをしてきたのです。ついさっき離婚話を持ちかけてきた妻が、キスという愛情表現をしてきたことに一臣は戸惑います。理由を訊きますが、妻の返答は「いつもしていること」というやはり要領を得ないものでした。

一臣は、早夜の言動と行動がおかしいと思いながらも、妻を愛している気持ちに変わりはないので、彼女を求めていきます。一臣は、最後に早夜を抱きたいとストレートに意思表示しました。早夜もそれに応じたので、二人はいつものように夜の営みをします。行為が終わると、一臣は一層早夜のことを愛おしいと思いますが、早夜は意味ありげな言葉をつぶやきました。「今日だけは許して」という妻の言葉の意味を図りかねる一臣です。

コミックシーモア掲載のラブストーリー漫画「私たち、離婚します」は、タイトルの普通さからはあり得ないほどの感動的なストーリーだという評価を受けているとのことです。また、最終回の結末に涙したファンも多かったと言われています。一体、どのような最終回だったのでしょうか？一臣と早夜夫婦の関係はハッピーエンドで完結したのでしょうか？この章では、「私たち、離婚します」の最終回結末あらすじを紹介していきます。

最後の夜だと思い、激しく早夜のことを求めた一臣でしたが、彼女の一言が気にかかっています。翌朝、早起きした彼は、妻が離婚したいと思った原因を探すことにしました。正直なところ、彼はもしかしたら妻が浮気をしているのではないかとすら思いました。しかし、昨夜の彼女の態度からはそのような様子は微塵も感じられなかったのです。きっと何か別な理由があるに違いないと確信した一臣は、タンスの引き出しに手をかけました。

妻の秘密の部分に立ち入ろうとしていることを理解する一臣ですが、原因を突きとめないわけにはいかないので、思い切って引き出しを開けました。そこには処方薬がしまってあったのです。彼は、それが何の薬なのかをインターネットで検索しました。一臣は衝撃的な事実を知ることになります。処方薬の正体は認知症の薬であり、早夜が離婚話をしてきた理由がそこにあることも一瞬にして察知して、彼は苦悩するのでした。

「なんで俺がこんな目に」と一臣は思いましたが、一番つらい立場であるのは早夜だと思い直しました。しかし、ほんのわずかでもそんな思いを持ってしまったことに、彼は自戒せずにはいられませんでした。そう遠くない将来に妻が自分のことを忘れてしまう、そう思った一臣はどうすれば状況を変えることができるのか必死に考えます。そして、自己保身に陥った自分が妻のそばにいる資格はないと、離婚届にサインをするのでした。

すると、早夜も起きて一臣のもとへやって来ました。離婚届に彼のサインが書いてあることを確認した彼女は、感謝の気持ちを告げました。一臣は、湧き上がる早夜に対する感情を抑えることができなくなって、遂に思いのたけをぶつけます。今でも早夜のことが好きだということ、そして彼女の病気を知ってしまったことを言いました。早夜は努めて落ち着いた様子を見せながら、自分の病気のことを一臣に正直に打ち明けていきます。

早夜は自分の認知症の症状が進んでいて、既に多くの記憶を失っていることを告白しました。そして、「一臣に迷惑をかけたくない」という切実な思いも吐露するのです。更に、自分には構わずに離婚して、一臣には別の人を見つけて幸せに暮らしてほしいとまで言いました。そんな彼女の思いが痛いほどわかる一臣でしたが、彼は例え記憶を全て失ったとしても早夜と一緒に暮らしていきたいと告げ、二人は再出発することになります。

いくつかの季節が流れていきましたが、一臣と早夜は夫婦のまま生活しています。既に早夜の記憶は大部分が失われていて、同時に体力も落ちて車椅子を使っています。それでも二人は幸せそうでした。ある日、一臣は早夜を思い出の高台へと連れて行きました。そこで、彼は再度彼女にプロポーズしました。すると、早夜は「私ここ来たの初めてだよね」と言って涙を流します。一臣も泣きながら彼女を抱きしめ、最後は二人笑顔を見せます。

コミックシーモアに掲載されている地由原作の漫画「私たち、離婚します」は、一話完結形式でコミックス一巻分の内容でありながら、最終回まで一気に読ませる説得力があると評されています。また、最終回結末を読んだ多くの人が感動したともいわれています。この章では、「私たち、離婚します」の見どころについて、二項目に分けて考察していきます。

「私たち、離婚します」の見どころとして、多くの読者が真っ先に挙げるといわれているのが、同作品が感動的なストーリーであるということです。この作品は、一時期ネット広告が頻繁に掲げられた漫画だといわれています。その時にタイトルだけを見て、ありきたりな恋愛話だろうと感じた人が多かったとのことです。しかし、実際に漫画を読んだ人の多くはそれが間違いだったと評価を改めることになります。

「私たち、離婚します」は、認知症という難病に侵された妻が夫の将来を考えて離婚を持ちかけるというストーリーです。そのことが序盤に明かされないので、謎と伏線になっています。読者は一臣の目線で、謎の言動と行動を取り続ける早夜の真意を探り、やがて知る展開になります。真相を知った一臣は、それでも早夜と生きる道を選びます。二人のお互いを思いやる夫婦愛と感動のストーリー展開が、最大の見どころとされています。

一話完結のストーリー形式が注目されたといわれる漫画、「私たち、離婚します」のもう一つの見どころは、最終回結末だと評されています。あらすじの章でも紹介したように、この作品は最終回がハッピーエンドで完結しました。多くのファンが、早夜の病気が進行しても幸せそうに暮らしている夫婦の姿に感動したといわれています。そして、結末まで読んだ人たちはあることに気づいたとのことです。

実は、この作品がハッピーエンドの結末を迎えることは、既に伏線として展開されていました。それが、多くの人が目にすることの多い表紙です。表紙に描かれている一臣と早夜は、二人とも桜の木の下で笑顔を浮かべています。更に、早夜が車椅子に乗っていることから、この表紙が最終回のラストシーンであることが窺えます。伏線の張り方が見事で、感動度合いが増すと高評価されているとのことです。

この章では、「私たち、離婚します」のTwitterにおけるつぶやきをいくつか紹介します。同作品はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

「私たち、離婚します」に興味があると思われる方のツイートです。同作品の広告を見て、読んでみたいというストレートな思いをシンプルにつぶやかれています。

「私たち、離婚します」を読もうとした方のツイートです。最初は、タイトルから胸糞ジャンルの漫画だと思っていたそうですが、表紙を見て悲しい内容だと察して、読むのを止めてしまったとのことです。

こちらは、「私たち、離婚します」を実際に読んだ方のツイートです。広告を見て関心を持ち、同作品を読んだとのことで、読み進めていくに切ない気持ちになったとつぶやいています。また、一臣と早夜をご自身にも重ね合わせています。

同じく「私たち、離婚します」を読んだ方のツイートです。当初は、よこしまな気持ちでこの漫画を読みましたが、感動的なストーリーに最後は涙してしまったとつぶやいています。

この記事では、漫画「私たち、離婚します」について特集してきました。同作品は、短いながらも本格的に感動できるストーリーだといわれているので、未読の方はこの機会に是非ご一読ください。