アポカリプスの砦のネタバレあらすじと感想！主な登場人物と最終回の結末は？

アポカリプスの砦の登場人物や、あらすじを最終回までネタバレする前に、簡単にアポカリプスの砦の作品情報を紹介します。

• 作品名：アポカリプスの砦（アポカリプスのとりで）
• 原作：蔵石ユウ
• 作画：イナベカズ
• ジャンル：ゾンビパニックアクション漫画
• 掲載誌：月刊少年ライバル・新雑誌研究所・マンガボックス
• 発表期間：2011年9月〜2015年11月

アポカリプスの砦の原作者は、蔵石ユウです。蔵石ユウは、漫画原作者ですが、それ以外の公式プロフィールなどは明かされていません。蔵石ユウの代表作には、「我妻さんは俺のヨメ」・「食糧人類-Starving Anonymous-」・「電人N」などがあります。

漫画「アポカリプスの砦」の1巻のあらすじのネタバレです。松嵐学園という青少年矯正施設に、殺人の冤罪で収監されることになった主人公・前田義明は、問題児ばかりの4号室に入室します。真面目で優等生タイプの前田は、問題児ばかりが収監されている学園での生活に絶望してしまいます。そんなある日、監獄に護送車が衝突する事故が起きました。

ただの事故かと思われましたが、護送車には人喰いゾンビが乗車しており、学園内はすぐさまパニックに陥ってしまいました。爆発的な感染力と、凄まじい力と治癒力で増殖していくゾンビに、学園内に居た人々は、次々襲撃されていきます。

そんな中、前田は家族の安否を確認するため4号室の仲間と共に街に出ますが、街でもゾンビが溢れかえっていました。その後、前田の家族を見つけますが、家族はゾンビ化しており、4号室のメンバーの前にはゾンビで出来た大きな山がそびえ立っているのでした。

漫画「アポカリプスの砦」の2巻のあらすじのネタバレです。街に出た4人は、巨大なゾンビの山の上に座っている不気味な男を目にします。その後、機敏に動くようになったゾンビたちが次々に、4号室の4人に襲いかかってきます。必死でゾンビから逃げることが出来た4人は松嵐学園に戻りますが、学園では一ツ兜が学長になっており、4人は追放を言い渡されます。

追放を免れたい4人は、交換条件に銃などの武器を自衛隊駐屯地から奪ってくることを提案します。武器を得たい一ツ兜は交換条件を受け入れますが、車は使ってはいけないというルールを追加されてしまいます。そこで、4号室の4人は徒歩で80キロ先の駐屯地に向かい、無事にたどり着きますが、そこに犬のような姿のゾンビが襲撃してくるのでした。

漫画「アポカリプスの砦」の3巻のあらすじのネタバレです。犬のようなゾンビに襲撃されますが、危機一髪で花畑と笠原という謎の2人組に助けられます。友好的な2人でしたが、2人の車の中にはゾンビの少年が乗っていることに気付きました。実は花畑の息子がゾンビ化してしまい、どうにかして助けたいと思った花畑は息子を車で拘束していたのでした。

無事に武器を手に入れ、花畑たちと松嵐学園に戻ろうとしますが、再びゾンビの巨大な山が立ちはだかります。そして、謎の男が前田の名前を呼び前田を拘束し、前田に血を飲ませようとします。危機一髪の状況で、吉岡と山野井が機転を利かせて謎の男を捕獲することに成功するのでした。そんな中、謎の男を殺害するか、研究するかで岩倉と山野井が揉めてしまいます。

漫画「アポカリプスの砦」の4巻のあらすじのネタバレです。意見が別れた岩倉と山野井でしたが、吉岡の仲裁によって落ち着きを取り戻し、謎の男を監獄に連れて帰ります。その後謎の男を調査していくと、生殖器や肛門がない新人類のような存在であることが明らかになったのです。

今何が起きているのか推測していく中、謎の男が逃げ出してしまい、またもやゾンビの山が出現し襲撃されてしまいます。そんな中、謎の男のボコールが前田を執拗に狙っていることに気付いた一ツ兜は、前田の窮地を救い、前田はボコールを銃撃することに成功します。

漫画「アポカリプスの砦」の5巻のあらすじのネタバレです。ボコールは銃撃され、死を遂げますが、死亡する前に前田の指を噛みちぎっていました。指を噛みちぎられた前田は、ウイルスに感染してしまいます。なんとかして前田を救いたい吉岡たちは、ウイルスが身体に回るのを防ごうと右腕を切断しました。

そんな中、救出するためにやってきたという、国連軍のヘリが松嵐学園に到着します。ゾンビから救出されると歓喜に沸く学園内でしたが、国連軍の正体はボコールを崇拝している集団でした。そして、狂った教えに洗脳されている集団は不良達に制裁を加えていきます。そんな状況を回避するために、4号室のメンバーは反撃を試みるのでした。

漫画「アポカリプスの砦」の6巻のあらすじのネタバレです。ボコールを崇拝している集団は、ボコールを殺害した4号室のメンバーを憎んでおり、危機的状況に陥ってしまいます。そんな中、そんな集団に殺害されるくらいならと、吉岡は自らゾンビの集団の中に身を投げ入れます。

そんな状況を目撃した前田は、怒り狂いウイルスに自分に宿った力を発揮しました。前田は、切断したはずの腕を元通りに戻し、ゾンビの山を出現させると、狂信者達を襲うように導きます。そんな前田の姿を見た狂信者のリーダーは、前田を拘束し学園から脱出しようと試みますが、一ツ兜に阻まれるのでした。

漫画「アポカリプスの砦」の7巻のあらすじのネタバレです。ボコールのような力を発揮した前田を前にした周囲の仲間は、戸惑いを隠せないでいました。そんな中、学園にはウイルスに打ち勝つためのワクチンを開発している科学者の坂上から電話がかかってきます。

坂上は、夫を犠牲にしながらもワクチンを最終段階まで完成させたこと、最後に必要なのはボコール化を引き起こすウイルスだということを話します。その話を聞いた前田は、自分が役に立てるのならばと坂上がいるという海ほたるに4号室の仲間と共に向かうのでした。

漫画「アポカリプスの砦」の8巻のあらすじのネタバレです。海ほたるに向かう途中で、山野井がウイルスに感染していることが判明します。どんどんゾンビ化していく山野井を見ながらも、ワクチンに希望を抱きながら海ほたるに進んでいきます。

しかし、海ほたるまで後少しのところでゾンビに囲まれてしまいます。そんな中、山野井が自分の命と引き換えに脱出口を切り開き、海ほたるに到着するのでした。

漫画「アポカリプスの砦」の9巻のあらすじのネタバレです。海ほたるに到着した4号室のメンバーは、坂上にウイルス摘出には、前田の死が必要だと告げられます。前田を守りたい4号室のメンバーは、博士と対立してしまいます。そこで前田は、対岸にいるボコールのウイルスを奪うことを提案するのでした。

前田は自分の脳力を使ってボコールを操りますが、もう1体ボコールが出現し2体は食い合って1体の巨大な赤ん坊に変貌します。赤ん坊になったボコールに吉岡が攻撃すると、そこには巨大な前田の姿をしたボコールが出現するのでした。

漫画「アポカリプスの砦」の10巻のあらすじや最終回のネタバレです。10巻では、前田の姿と化したボコールに前田は取り込まれそうになりますが、岩倉の助けで助かります。岩倉は、前田を亡くなった友人の姿と重ねており、なんとか助けるために、前田を気絶させて自分一人でボコールに挑んでいきます。

しかし、目を覚ました前田の元には岩倉がコンクリートに埋まっているのでした。そんな中、前田の目はボコールのような瞳に変わり、ボコールを殴り殺します。そして、新薬をつくるための必要な脳漿が手に入ると仲間の元に知らせにいくのでした。

その後、前田はコンクリートの塊に違和感を感じ、ゾンビを操ってコンクリートを撤去させると、岩倉の姿を発見しました。その後、新薬を開発した坂上は、花畑の息子に新薬を注射します。一ツ兜は、4号室のメンバーに卒園を告げ新薬を持って学園に戻っていくのでした。

最終回では、ボコールとの戦いから時間が経過していました。時間が経過した世界では、フェンスの向こうにゾンビが居ながらも人類は助かっており、新しい時代を迎えていました。新しい時代では食べ物が充分ではないようで、お腹をすかせた小学生が果樹園の果物を盗もうとします。

しかし、木登りに失敗し怪我をしそうになった子どもを、前田が助けるのでした。前田は岩倉と共に果樹園で仕事をしており、吉岡は実家のゲームセンターを継いでいました。そして吉岡は、世界を救った男の話しを小学生に語り始めるのでした。

アポカリプスの砦の登場人物の1人目が、前田義明（まえだよしあき）です。前田義明は、無実にも関わらず、殺人の容疑で無期懲役になった青の髪色の16歳の主人公で、青少年矯正施設の松嵐学園に収監されています。前田義明は、殺人事件の現場にたまたま行っただけで逮捕されてしまった青年であり、臆病で優しく真面目な性格をした正義感の強い青年です。

前田義明は真面目な性格で普通の少年のため、いじめのターゲットになりやすいキャラクターです。しかも、問題児ばかりが集まる4号室に入室させられており、不良の争い事に巻き込まれては弱気になっています。ある日、ボコールを銃撃したことで、ウイルス感染してしまい、驚異的な治癒力と、ゾンビを操る能力を手に入れたキャラクターです。

アポカリプスの砦の登場人物の2人目が、岩倉剛（いわくらごう）です。岩倉剛は、黒の短髪で体格の良い17歳の青年で、殺人の罪で3年の刑期を課せられ、松嵐学園の4号室に収監されています。岩倉剛は、アフリカに住んでいた時にゲリラに遭い、両親を目の前で殺害され、兵士としてゲリラに育てられました。

岩倉剛は、兵士として育てられ多くの修羅場を経験したため、戦闘力が高く、冷静沈着で、ゾンビでの戦いではとても頼りになっています。前田義明のことを、過去に自分を助けるために亡くなってしまった友人のトニーと重ねており、前田義明の窮地を何度も救っている登場人物です。

アポカリプスの砦の登場人物の3人目が、吉岡正文（よしおかまさふみ）です。吉岡正文は、金のロングヘアーで、中性的な顔立ちをした18歳の美青年で、2年3ヶ月の刑期を課せられ、松嵐学園の4号室に収監されています。吉岡正文は、収監される前は不良チームに所属しており、明るく人当たりの良さそうな印象ですが、実は喧嘩っ早く好戦的な性格の持ち主です。

吉岡正文は、4号室の室長を勤めており、ゲームが得意で、車やバイクの運転にも長けています。女性と間違われる程の美形のキャラクターですが、武器の使い方も手慣れており、ナイフや鉄パイプ、チェーンソーを武器に戦う戦闘力の高いキャラクターです。

アポカリプスの砦の登場人物の4人目が、山野井満（やまのいみつる）です。山野井満は、緑のボブヘアでメガネをかけた17歳の青年で、殺人の罪で2年6ヶ月の刑期を課せられ、松嵐学園の4号室に収監されています。山野井満は、人をすぐに見下すプライドの高い一面を持っていますが、とても頭が良く、様々な知識を持っている冷静沈着な性格のキャラクターです。

山野井満は、元女優で借金まみれの母親を持ち、母親から虐待を受けていた過去を持っています。児童相談所に連絡が入り、母親と引き離されると思った山野井満は、母親と一緒にいたい一心で、相手の児童相談所の職員を殺害しています。最終的にゾンビに感染してしまい、死亡してしまうキャラクターです。

アポカリプスの砦の登場人物の5人目が、一ツ兜清春（ひとつかぶときよはる）です。一ツ兜清春は、スキンヘッドで顔に傷がある18歳の青年で、松嵐学園の6号室に収監されています。一ツ兜清春は、過去に交通事故に遭っており事故の後遺症で、松葉杖を活用している足が不自由なキャラクターです。

一ツ兜清春は、2秒先の未来を見ることができる能力の持ち主で、松嵐学園の中で一目置かれている力を持っています。ゾンビに学園が襲撃された混乱の際に園長に就任し、収監されている不良達に指示をしており、中の怪物と称されている登場人物です。

アポカリプスの砦の登場人物の6人目が、ボコールです。ボコールは、前田たちが街中でであったゾンビで、ウェーブのロングヘアで、瞳が3つに分裂している不気味な外見をしています。

生殖器と肛門が存在していない裸体の男性ですが、回復力が驚異的で、ゾンビを操ることができる力を持っている登場人物です。ボコールという名前は、山野井が命名した名前であり、謎が多くとにかく不気味な外見をしています。

アポカリプスの砦の見どころの1つ目が、「ゾンビが襲撃してくる描写」です。アポカリプスの砦は、いきなり世界がバイオハザード化してしまい、人喰いゾンビに襲撃されます。襲われるとゾンビ化してしまうため、ゾンビと矯正施設に収監されている青年達が戦うのですが、ゾンビの襲撃シーンがとにかくリアルです。

アポカリプスの砦は、ゾンビが気持ち悪いといった感想や、とにかく怖いといった感想が多くあがっています。また、ゾンビが空から飛び降りてきたりと、アンデッドなゾンビならではの描写が新しいといった感想が多く、人気を獲得しており、アポカリプスの砦の見どころの1つです。

アポカリプスの砦の見どころの2つ目が、「主人公の能力」です。アポカリプスの砦の主人公の前田義明は、ボコールに噛まれてしまいウイルスに感染してしまいます。

主人公は、ウイルスに感染しゾンビ化するのではないか？と思われましたが、ゾンビ化することなく、驚異的な治癒能力と、ゾンビを操る能力を身に着けます。こういった、今までにない展開と、主人公の能力が面白いといった感想が多く、アポカリプスの砦の見どころの1つです。

アポカリプスの砦は、ゾンビの描写がリアルでグロいといった感想や、怖いといった感想が多く上がっています。一方で、数多くあるゾンビ漫画の中でも面白いといった感想が多く、ハラハラして最終回まですぐに読んでしまったといった声も多く、ぜひ読んでほしいといった感想があがる人気作品です。

アポカリプスの砦は、連載中から面白いといった感想が多くあがっていたゾンビ漫画でした。一方で、同じ作者が描く「食糧人類」を見て、アポカリプスの砦を知ったといった感想も多いです。食糧人類を見て面白いと感じ、アポカリプスの砦を見たが、アポカリプスの砦の最終回の方が好きといった声もあがっています。

アポカリプスの砦は、面白いといった感想が多く、10巻で最終回を迎えてしまったことを残念がるファンも多いです。面白いからもっと見たかったといった感想が多く、2015年に最終回を迎えたものの、続編を待ち望む声が今もなおあがっています。一方で続編を見たいが、最終回がきれいな完結の仕方だったので、このままで良い気もするといった複雑な感想があがる人気作品です。

漫画「アポカリプスの砦」は、ゾンビの描写がグロい・リアルな描写が怖いといった感想があがる一方で、面白いと支持されている人気ゾンビ漫画です。最終回までのあらすじや、主要登場人物一覧を見て気になった方は、一度「アポカリプスの砦」を見てみてはいかがでしょうか？