リボーンの棋士が打ち切り終了した理由は?あらすじ・感想や登場人物をネタバレ

「リボーンの棋士」の漫画が打ち切り終了した理由をくわしく考察しています。タイトルやストーリー、絵などに原因はあったのか、「リボーンの棋士」の作品の特徴も併せて説明していきます。物語のあらすじや見どころも、ネタバレで解説!本作で活躍する登場人物・キャラも紹介しているため必見です。打ち切りを惜しむ読者の感想や評価なども載せているため、気になる人はぜひチェックしてみてください。

リボーンの棋士が打ち切り終了した理由は?あらすじ・感想や登場人物をネタバレのイメージ

目次

  1. リボーンの棋士とは?
  2. リボーンの棋士が打ち切り終了した理由
  3. リボーンの棋士の漫画あらすじネタバレ
  4. リボーンの棋士の登場人物・キャラ
  5. リボーンの棋士に関する感想や評価
  6. リボーンの棋士が打ち切り終了した理由まとめ

リボーンの棋士とは?

リボーンの棋士の概要

「リボーンの棋士」の漫画は、将棋に人生をかけた男が一度は挫折をしましたが、再度奮闘してプロを目指すという物語です。内容が面白いだけでなく、人生においても大事なことを教えてくれたり、勇気づけたりしてくれる作品となっています。「リボーンの棋士」というタイトルは、漫画家の手塚治虫さん作「リボンの騎士」が、パロディとなっていることでも話題となりました。

リボーンの棋士の作者

「リボーンの棋士」の作者は鍋倉夫(なべくらお)さんです。元奨励会三段の鈴木肇さんによって、監修が行われています。ビッグコミックスピリッツにて、2018年25号から2020年38号まで連載されていた作品です。単行本販売においては、全7巻で打ち切り完結済みとなっています。

『リボーンの棋士』 鍋倉夫 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

リボーンの棋士が打ち切り終了した理由

「リボーンの棋士」の漫画は、打ち切りのため終了になったといわれています。もちろん、打ち切りについては公に発表はありませんでした。果たして打ち切りの疑惑は、本当だったのでしょうか?打ち切り終了した理由も、併せて考察します。

リボーンの棋士は打ち切り完結だった?

ファンたちの間で、「リボーンの棋士」はリアルに将棋の世界が描かれていて、非常に見ごたえのある漫画だと好評でした。また、将棋の世界を知らない人でも、楽しむことができるヒューマンストーリーです。しかし、単行本の売り上げが伸びずに、7巻で打ち切りとなりました。

好調のように感じても、コミックスの売り上げが伴わないと、打ち切り完結になることもあるのでしょう。もう少し長く物語を見たかったと、打ち切りを惜しむ声も多かったようです。

リボーンの棋士の打ち切りの理由

打ち切り理由①タイトル

「リボーンの棋士」のタイトルは、手塚治虫さんが描いた「リボンの騎士」のパロディとなっています。しかし、元ネタと似すぎているタイトルは、微妙であるという感想も上がっていました。しかも、「リボーンの棋士」の物語は、どちらかというと硬派な内容の漫画です。

そのため、タイトル名のイメージで読もうと思った人は、物語の内容とのギャップを感じた人も多かったでしょう。したがって、「リボーンの棋士」というタイトルが今いちだったというのが、打ち切り理由の一つだと考察できます。

打ち切り理由②ストーリー

「リボーンの棋士」の漫画は、プロになることを諦めた男が再度挑戦していく物語です。しかし、プロへの壁は非常に厚く、思うように前へ進めません。「なろう系」のストーリーが人気を博している状況から見ると、「リボーンの棋士」は少々地味な作風であるかもしれません。華やかな物語の漫画と比べれば、本作の内容は暗めであることも、打ち切り理由の可能性が高いです。

打ち切り理由③地味な絵

「リボーンの棋士」というタイトル通り、将棋をテーマとしている物語です。そのため、登場人物の動きがほぼ見られず、パッとしないという感想もあります。その上、登場人物のほとんどが男性で、女性キャラが少ないのも本作漫画の特徴です。全体的に華やかさがなく、表紙も含め絵柄が暗めな印象が、打ち切り完結の理由かもしれません。

リボーンの棋士の漫画あらすじネタバレ

打ち切り完結をした可能性の高い「リボーンの棋士」ですが、物語は非常にリアルに描かれており、面白い将棋漫画となっています。打ち切りになったからといって、必ずしも作品の評価が低い訳ではありません。ここでは、1巻から7巻までのあらすじをネタバレで紹介します。

1巻あらすじネタバレ

主人公の安住は将棋の実力はあるのですが、26歳までにプロの棋士になるという年齢制限の掟を守れませんでした。そのため、奨励会を退会することになります。そして、プロへの道を諦め将棋の世界から離れて、アルバイト生活をして暮らし始めました。

周りの人は彼から徐々に離れていき、年下からも見下されることが度々あるようです。彼は湧いてくる嫉妬を抑えて、明るく笑顔でいるように心がけます。しかし、しばらくすると、やはり自分は将棋から離れられないことに気づくのです。彼は再び将棋の世界へ戻ることを決意しました。

2巻あらすじネタバレ

アマチュア棋士として再出発をした安住は、研究会を行い棋力のアップを目指します。宇野という奨励会三段唯一の女性も研究会に参加しており、今後新たなヒロインとなるのかも注目です。安住はプロ棋士も驚く新戦法を開発しました。研究会を経て、安住はアマ竜皇戦に参加することになります。

初戦は大津が相手です。大津はプロになれるほどの実力がありましたが、他にやりたいことがあると退会した人物になります。安住はそんな相手に負けるわけにはいかないと、静かに闘志を燃やしました。いよいよ逆転劇の一歩を、安住は踏み出すことになります。

3巻あらすじネタバレ

プロ棋士になるための挑戦権がかかった、アマ竜皇戦全国大会が開幕しました。さまざまな宿命の対決が、繰り広げられることになります。この大会で勝利すれば、プロ棋戦への出場権が得られるのです。安住と土屋は、プロへの挑戦権をかけて激突します。

土屋も年齢制限の掟によって大会をした人物です。コンプレックスや嫉妬などのネガティブな思考に、いつも駆り立てられています。ネガティブ思考から覚醒していく土屋と、ポジティブ思考を貫く安住の高度な戦いが見どころです。

4巻あらすじネタバレ

「リボーンの棋士」の4巻のあらすじは、ほぼアマチュア竜皇戦の決勝戦についてでした。安住は準々決勝で土屋に勝利して、プロ棋戦への挑戦権を得ることができます。決勝での対戦相手は、驚くことに中学生です。しかも、本格的な将棋経験はありません。

ネットやソフトなどを用いて将棋を学んだ中学生は、定跡にこだわらない手を続々と繰り出してきます。会場では若き才能のある中学生に、注目が集まりました。対局する安住がどのような手で指すのかが、見どころとなっています。

5巻あらすじネタバレ

安住は多くの激戦を制し、ようやくアマ竜皇となりました。そして、次なる目標はプロの世界です。アマチュア優勝者となった安住は、プロ棋戦である「竜皇戦」に招待されました。もしも、ここで実力を発揮できれば、プロ棋士になるための大きなチャンスです。決定した初戦の相手は、安住の師匠でした。奨励会を退いてから3年の月日が流れましたが、二人は一度も会っていません。

挫折から立ち上がった安住も、楽しんで将棋に取り組むまでになりました。一方、師匠の伊達も大きな変化を見せています。将棋の世界では、弟子が師匠に勝つことが恩返しなのです。果たして、安住は師匠に恩返しができるのでしょうか?

6巻あらすじネタバレ

プロ棋士全員参加の竜皇戦に参加した安住は、師匠と本気でぶつかり合おうとします。しかし、師匠の伊達はことごとく安住の攻めを受け流すのです。伊達の方も眠っていた闘志が、徐々に蘇ってきます。一方、アマ王匠戦に参戦する土屋は、アマチュア大会優勝を目指しました。そして、見事に優勝を果たしたのです。

安住の影に隠れて目立たなかった土屋が、大活躍をします。ところが、新たな登場人物である望月王将によって、めでたい雰囲気をぶち壊されるのでした。

7巻あらすじネタバレ

打ち切りとなった「リボーンの棋士」は、7巻で完結となりました。安住は師匠である伊達を制して、プロへの道に近づいていきます。ところが、無名の学生に惨敗する結果となりました。突如として現れた五十嵐という少年は、天才的な将棋の才能を持つ人物だったのです。

打ち切りとなった本作のラストシーンは、アマチュア大会でした。プロ棋戦がメインの内容でしたが、初心に戻ったさわやかな終わり方となっています。おそらく、本作は主人公がプロになれるのかというテーマよりも、それまでの過程が描かれた作品だったと考察できます。また、登場人物のキャラや環境が、読者にも重ねやすく親しみを持てる漫画でした。

リボーンの棋士の登場人物・キャラ

打ち切りとなった「リボーンの棋士」ですが、個性的な登場人物・キャラの活躍も見どころとなっています。苦悩や挫折に立ち向かいながら、将棋の道へと進み続ける登場人物たちを紹介します。中には、プロ棋士がモデルとなった可能性のある登場人物もいるため、ぜひチェックしてみてください。

登場人物①安住浩一

本作の主人公であり、若い頃から将棋の天才少年と呼ばれていました。青春時代を全て将棋に捧げてきましたが、年齢制限の掟によって奨励会を退会します。また、見かけはごく普通の青年で、生真面目でストイックな性格です。モデルはプロ棋士の瀬川さん、または今泉さんである可能性が高いといわれています。

登場人物②土屋貴志

安住が所属する奨励会の元会員で、プロ棋士になれず挫折をしました。現在は家族経営の工場で働いています。メガネをかけており、気難しそうな見た目です。また、根暗でネガティブ思考な性格をしています。安住と対照的な人物ですが、将棋に対する熱意は共通している様子です。奨励会大会後も、アマチュア相手に将棋を続けていました。ある日、安住と再会したことをきっかけに、再度プロを目指すことを決心します。

登場人物③森麻衣

俳優を目指している女性で、安住がバイトをしているカラオケ店の同僚です。黒髪のショートヘアをしており、非常に明るく活発な性格をしています。彼女も将棋が好きで、安住が再びプロの道へ目覚めるきっかけを作りました。初登場した際は、本作のヒロインかと話題になりました。

しかし、安住は恋愛に興味がない様子で、次第に影が薄れていきます。安住に好意を寄せていたようですが、想いは届きませんでした。ネタバレですが、打ち切り完結となった第7巻では、俳優の道を諦めて違う男性と結婚しています。

登場人物④加治

将棋の世界ではトップといわれている棋士で、竜皇、玉座の二冠を持っています。かつては安住と同時期に奨励会へ入会しており、ライバル的な存在でした。また、以前から安住より実力が上だと、評価されている人物です。しかし、安住との対戦成績は5分で、相性が悪かったことが伺えます。

登場人物⑤五十嵐律

天才高校生と称賛されているプロ棋士です。才能はもちろんのこと、将棋への情熱も人一倍持っています。本作の登場人物の中では、並外れたオーラのある存在として描写されていました。安住と対局した当初は、プロになりたての4段で、その後7段に昇格します。他にも、棋竜のタイトルを獲得し大活躍をしました。読者の中では、藤井聡太さんがモデルで間違いないだろうという、感想も多いようです。

リボーンの棋士に関する感想や評価

連載開始から愛読するファンも多く、登場人物が魅力的で感情移入してしまったという感想も上がっています。また、自分が好きなことに対する情熱や挫折、葛藤なども丁寧に描いていて良かったという評価もありました。構成も見事できれいに完結されていた素晴らしい漫画だったため、打ち切りがもったいないという感想もあります。打ち切りになることを知ったファンが、もっと長く先を見たかったと惜しむ声もありました。

「リボーンの棋士」の漫画は、今のスピリッツで最も面白いと思っていたけれど、どうして打ち切りになるのか疑問だという感想もあります。将棋アプリとのコラボも決定していたのに、打ち切りになるほど売り上げが伸びなかったのかというファンの感想も上がっていました。打ち切りにショックを受けると同時に、残念がる声が非常に多いです。

非常に面白く一気読みできる作品だった、打ち切りのため終わり方が早すぎて泣いたなどの感想があります。また、単行本の売り上げ不振が、打ち切りの理由だという噂がありました。そのため、ファンが単行本を買って売り上げを伸ばし、存続させようという声も上がっていたようです。本作は将棋と人を上手く描けており、特に土屋の人間臭いキャラが好きだという感想もあります。

現実の将棋界に天才が現れ盛り上がっているときに、「リボーンの棋士」が打ち切りになるのは残念だという声もあります。主人公がバイトをしながら目標に向けて進む姿や、なかなかプロになれないなど、読者に近い立場であることが特徴です。そのため、リアルに人物に寄り添える将棋漫画だと評価を得ています。土屋はまだまだこれからだったため、打ち切りを惜しむ感想も多かったです。

リボーンの棋士が打ち切り終了した理由まとめ

「リボーンの棋士」は、リアルなストーリーが面白いという声が多い漫画でした。評判が良いのにもかかわらず、単行本の売り上げが伸びず、打ち切り完結となった可能性が高いです。しかし、打ち切りになったことが、必ずしも作品の評価に繋がるわけではありません。プロ棋士になるための苦悩や葛藤なども描かれており、華やかなイメージのある漫画ではないでしょう。それでも、読む価値が充分ある、心に刺さるおすすめの作品です。

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