KING GOLF（キングゴルフ）をネタバレ！異色ゴルフ漫画のあらすじと感想は？

• 作者：佐々木健
• 出版社：小学館
• 掲載誌：週刊少年サンデー、週刊少年サンデーS
• レーベル：少年サンデーコミックス
• 発刊期間：2008年～連載中（2022年11月現在）
• 巻数：39巻（2022年11月現在）

『KING GOLF（キングゴルフ）』は、2008年から漫画雑誌の週刊少年サンデーにて連載が始まったゴルフ漫画です。作者は漫画家の佐々木健先生で、週刊少年サンデーにて2011年まで連載しました。その後、2012年から同出版社の漫画雑誌である週刊少年サンデーSに移行し、現在まで連載が続いている作品です。2010年には、小学館が企画する小学館漫画賞で、少年向け部門を獲得しました。

『KING GOLF（キングゴルフ）』の作者は、宮城県出身の漫画家である佐々木健先生です。『KING GOLF（キングゴルフ）』の作者の佐々木健先生は、1994年に"ささき健"名義で集英社が企画する少年向けギャグ漫画賞の赤塚賞に応募し佳作賞を受賞しています。その後、2000年に集英社が発行する漫画雑誌の赤マルジャンプに、『青い転球のぢく男ちゃん』が掲載されました。

『ミリ吉四六』『うちゅうの王』などの読み切り作品を漫画雑誌に掲載し、2008年に小学館が発行する漫画雑誌の週刊少年サンデーにて『KING GOLF（キングゴルフ）』の連載が開始されました。過去には『世紀末リーダー伝たけし！』や『トリコ』の作者である島袋光年の元で、アシスタントを担当していた経歴も持っています。

ここでは、漫画『KING GOLF（キングゴルフ）』のあらすじをネタバレを交えて紹介します。『KING GOLF（キングゴルフ）』の主人公は、帝倫高校に通う少年優木蒼甫です。蒼甫はドレッドヘアーがトレードマークのケンカ屋で、街の不良たちには"プレデター"という異名で呼ばれていました。

蒼甫はある日、高校ゴルフ界で名を馳せている霞見ひかると目が合い、睨まれたと思い込んだ蒼甫はひかるが所属するゴルフ部に乗り込んでいきます。そこでゴルフのことを「金持ちの道楽スポーツ」とバカにしたことで、蒼甫は250ヤード以上飛ばすゴルフ勝負をけしかけられます。その勝負で蒼甫は惜しくも、210ヤードまでしか飛ばすことができませんでした。

しかし、ショットを打った時の快感を覚えた蒼甫はその瞬間、ゴルフの魅力に魅せられたのでした。「ゴルフはわがままな人間にこそ向くスポーツ」「トップになれば何十億と稼げる」とコーチに言われたことで、蒼甫は更にゴルフへの興味が湧きます。ゴルフ界のキングにのし上がることを決意し、ゴルフに打ち込んでいくこととなるのでした。

こちらの項目では物語のあらすじから『キングゴルフの漫画の面白い魅力』を紹介していきます。『キングゴルフ』の漫画の面白い魅力のまず1つ目は、「スポーツマンの清々しさ」です。ゴルフを始めるまで、蒼甫は"プレデター"という異名をつけられるほど名の知られたケンカ屋でした。その素行の悪さは、目が合っただけで霞見ひかるの元に乗り込みにいく姿からも分かる通りです。

ゴルフを始めてからの蒼甫は、その熱量をゴルフの練習に一心に注ぎます。ヤンキーのイメージからはうまくいかなければ、練習を投げ出して元の生活に戻るといった姿を想像できるでしょう。しかし、蒼甫は練習を投げ出すことなく、ひたむきに努力を重ねていきます。蒼甫のゴルフに対しての姿勢は、『キングゴルフ』を読んでいる読者にスポーツマン特有の清々しさを感じさせます。

あらすじから見る『キングゴルフ』の漫画の面白い魅力の2つ目は、「キャラの成長」についてです。スポーツ漫画の醍醐味の1つに登場人物たちの成長がありますが、『キングゴルフ』でもその面白さを感じることができます。特に、主人公の蒼甫は物語の中でぐんぐんと成長していく姿が描かれており、トッププレイヤーになるまでに時間はかかりませんでした。

紆余曲折を経て成長する漫画も多い中、『キングゴルフ』の主人公である蒼甫はゴルフの才能を発揮して数ヶ月でプロ並みの実力を身につけます。そのため、物語もスムーズに進行していき、さくさく進むタイプの作品が好きな人は気持ちよく物語をよみ進めることができます。

あらすじから見る『キングゴルフ』の漫画の面白い魅力の3つ目は、「丁寧なゴルフの解説」です。『キングゴルフ』の漫画は、プロゴルフ選手の谷将貴さんが監修しています。そのため、『キングゴルフ』の漫画の最後のページには、谷将貴さんのゴルフ講座解説が掲載されています。

ゴルフのルールが全く分からない人や、漫画に登場しているゴルフの流れが事実に基づいたものなのか、気になる人も安心して読むことができます。実際にはやったことがないけれど、『キングゴルフ』を読み始めたことでゴルフに興味を持ち始めたという人も少なくないのではないでしょうか？

『キングゴルフ』のあらすじに登場する人物・キャラクターのネタバレ1人目は、主人公の優木蒼甫です。ドレッドヘアーが印象的な高校1年生で、最強のケンカ屋と言われていた人物です。ゴルフと出会ったことで、プロゴルファーを目指すことになります。

『キングゴルフ』のあらすじに登場する人物・キャラクターネタバレ2人目は、蒼甫の親友の松丸応太です。蒼甫のヤンキー仲間で、谷川コーチからは"帽子ヤンキー"と呼ばれています。蒼甫がゴルフを始めたばかりの頃は谷川コーチに蒼甫の扱い方を教えたり、蒼甫がゴルフ特訓をするときは一緒に付き合ったりと蒼甫のことを支えている人物です。

『キングゴルフ』のあらすじに登場する人物・キャラクターネタバレ3人目は、帝倫高校でゴルフ部のコーチをしている谷川謙作です。蒼甫と性格が似ているところがあり、子供のような一面やいい加減な言動をすることもあります。初めは蒼甫に対して、期待などは抱いていませんでした。言われた練習を投げ出すことなくやり続ける蒼甫の姿を見て、本格的な指導をするようになっていきます。

『キングゴルフ』のあらすじに登場する人物・キャラクターネタバレ4人目は、主人公の蒼甫のライバルである霞見ひかるです。蒼甫がゴルフを知るきっかけとなった人物で、"精密機械"という異名を持つ天才アマチュアゴルファーです。蒼甫のことは自分よりも下のランクだと口にしつつも、蒼甫の試合を見に行ったりと気に掛けている様子が見られています。兄の霞見瞬もプロゴルファーとして活躍しています。

『キングゴルフ』のあらすじに登場する人物・キャラクターネタバレ5人目は、蒼甫の理解者のひとりである中山有海です。ゴルフ界のアイドルとして活躍している女の子で、世界ジュニアでは4位の成績を納めています。蒼甫がキャディーのバイトをしていた時に知り合い、その時の蒼甫の支えによって優勝することができました。

『キングゴルフ』に関する感想や評価の1つ目は、キングゴルフのワンシーンが島袋光年先生の絵柄に似ているという感想です。『キングゴルフ』の作者である佐々木健先生は、『世紀末リーダー伝たけし！』や『トリコ』などの漫画を手掛けた島袋光年先生のアシスタントをしていた過去がありました。そのため、現在の絵柄にも反映されているようです。

『キングゴルフ』に関する感想や評価の2つ目は、ピッコマで『キングゴルフ』を読んでいるという方のツイートの紹介です。『キングゴルフ』は小学館が発行する週刊少年サンデーSで連載中の作品ですが、現在はピッコマなどの電子書籍サイトにも掲載されています。配信サイトによっては無料で読むこともできるので、気になった人はチェックしてみてください。

『キングゴルフ』に関する感想や評価の3つ目は、『キングゴルフ』がバスケ漫画『スラムダンク』に似ているという感想です。『スラムダンク』は不良少年がバスケットを通して新しい世界を見つけていく物語となっており、不良少年が主人公の設定や、才能を開花させていくストーリーなどが似ていると評価されています。

ゴルフ漫画作品『KING GOLF（キングゴルフ）』のあらすじや登場人物を、ネタバレを交えて紹介してきました。『キングゴルフ』は最強のケンカ屋と言われていた少年がゴルフと出会い、プロゴルファーを目指していく物語となっています。漫画ファンの間では人気バスケ漫画『スラムダンク』に似ているという感想も上がっているので、スポーツ漫画が好きな人は手に取ってみてはいかがでしょうか？