悪女はマリオネットをネタバレ解説！あらすじ・登場人物や韓国版小説の結末も紹介

本記事であらすじや原作小説の結末、実写ドラマの情報などをネタバレ紹介する『悪女はマリオネット』とは2022年11月現在、漫画配信アプリの｢ピッコマ｣で配信されている漫画作品です。漫画『悪女はマリオネット』は韓国で生まれた作品となっており、manggle・hanirim・JINの3人が描いています。元々漫画『悪女はマリオネット』は韓国の同名小説を原作に制作され、2021年の2月に｢kakao page｣で配信が始まりました。

その後、漫画『悪女はマリオネット』は日本語化が行われ、日本の漫画配信アプリ｢ピッコマ｣でも配信されるようになりました。韓国の漫画『悪女はマリオネット』は小説の悪女に転生した主人公が、最悪の結末を回避していくといったあらすじの｢悪役令嬢もの｣作品となっており、2022年11月現在も韓国と日本で続いています。ちなみに、漫画『悪女はマリオネット』は日本語版の単行本が1巻だけ発売されています。

上述で紹介した通り、漫画『悪女はマリオネット』の作者はmanggle・hanirim・JINの3人です。まずmanggleとは韓国の漫画家であり、漫画『悪女はマリオネット』の作画を担当しています。manggleは漫画『悪女はマリオネット』しか作品がないものの、キャラや背景、服のイラストが非常に綺麗な漫画家として知られています。2人目のhanirimとは韓国で活動中の小説家であり、本作の原作を務めています。

hanirimは漫画『悪女はマリオネット』の原作小説の執筆も担当しており、2018年に本作の原作小説で小説家デビューを飾りました。2018年にデビューしたhanirimは2020年に『家族ごっこはもうやめます』という作品を発表し、2021年に漫画『悪女はマリオネット』の原作小説を完結させました。3人目の作者であるJINとは漫画｢悪女はマリオネット｣の脚色担当であり、『屋根裏部屋の皇女様』という作品も手掛けています。

ここからは、韓国の漫画『悪女はマリオネット』のあらすじについて、ネタバレ紹介していきます。普通のOLの主人公は、｢黒薔薇のレディ｣という小説を読んでいました。｢黒薔薇のレディ｣とはエルダイム帝国の皇女で悪女のカエナ・ヒルが弟に嵌められ、無惨な結末を迎える｢悪役令嬢もの｣の作品でした。ある日、主人公は不祥事で去った元同僚に殺され、突然悪女のカエナとして小説｢黒薔薇のレディ｣の世界に転生します。

転生した主人公は混乱し、カエナの記憶が大量に脳内へ流れ込みます。実はカエナは毒入りワインを飲んだことで倒れ、主人公が転生してしまったのでした。カエナに転生したことを受け入れた主人公は最悪の結末を逃れるため、弟から離れることを決めます。するとカエナの弟であるレイジェフが現れ、カエナの主人公は彼に心配されます。しかし、毒入りワインを使いカエナを毒殺しようとした犯人は、弟のレイジェフ本人でした。

それを知る主人公は慌てず、冷静にレイジェフとの対話を試みます。これにレイジェフは違和感を覚え、犯人を必ず捕まえると言ってカエナを抱きしめました。この時、主人公が入ったカエナはレイジェフを突き放し、犯人探しをやめるよう口にします。犯人探しをやめるよう言われたレイジェフは大いに焦り、カエナに声を荒げます。カエナの中の主人公は不敵な笑みを浮かべ、誰を犯人にしたいのかレイジェフへ問います。

それと同時に、カエナが邪魔なキッドレー公爵家を味方につけることやオリビアを侍女に推薦することを伝え、レイジェフは驚きます。自身の提案を全て伝えたカエナは、自分が選んだ人と結婚する自由をお願いし、再び眠りにつきました。その後、カエナの変貌に違和感を抱くレイジェフは毒殺事件の犯人を殺し、皇位を争うハインリヒを牽制します。一方、カエナは自身の振る舞いに気を配り、侍女を通して悪い噂が流れないようにしました。

後日、カエナは皇帝陛下にレイジェフが毒殺未遂事件を対処したことを伝えます。この時、皇帝陛下はレイジェフが犯人だと知っており、真犯人を探すかカエナに問いました。これをカエナは断り、レイジェフを見守ることを提案します。まさかの返答に皇帝陛下は驚き、カエナの結婚について話し始めます。結婚についてカエナは皇女の自分が感情だけで相手を選べないと言い、夫の候補を先延ばししながら皇帝陛下と別れました。

その後、カエナはラファエロという人物と出会います。ラファエロとは小説でオリビアと結ばれるエヴァンス家のイケメンです。元々、カエナはラファエロに好意を持っていました。しかし、カエナの中の主人公は違い、ラファエロへ交渉人のような目を向けます。これをラファエロは評価し、カエナをお茶に誘います。そして、カエナは普段着を纏ってラファエロを驚かし、彼にとある交渉を行うのでした。

4話のあらすじで、カエナをお茶に誘ったラファエロは極度の潔癖症であり、誰とも結婚する気がありませんでした。小説で未来を知るカエナはラファエロの考えを言い当て、彼を焦らせます。この時、ラファエロは父親と離婚訴訟中の母親から結婚するよう言われており、思い悩んでいました。そこで、カエナはラファエロに協力しようか提案します。ラファエロは怪しむものの、お茶とミルクの組み合わせに驚き、警戒を解きます。

ラファエロの警戒を解いたカエナはグレイス家のオリビアを勧め、結婚の悩みを解決することにしました。その後、帰宅したラファエロはカエナに教えて貰ったお茶とミルクの組み合わせをメイドに頼み、オリビアという女性が気になります。この時、ラファエロはオリビアとの結婚でカエナに何か利益があるのかどうか考えます。しかし、いくら考えてもラファエロはカエナの頭の中が一切分かりませんでした。

5話のあらすじでオリビアをカエナに紹介されたラファエロは、結婚しないことを母親に責められます。ラファエロは家を継ぐ人間であるため、潔癖症だけで結婚から逃げられる訳がないことを分かっていました。しかし、ラファエロは結婚よりもカエナが気になり、彼女ともう1度会うことを決めます。一方、カエナは侍女達と平和な日常を過ごしていました。しかし、レイジェフに雇われた侍女達は好き勝手し、カエナを見下すようになります。

特に、ベンゼマン家の令嬢である侍女のリディアは、目に余るほど好き放題していました。これをカエナと親しいベラが注意した際、リディア含む侍女達は出ていってしまいました。しかし、リディアは小説でレイジェフに殺される結末を迎えます。この結末を知るカエナは、リディアの今後を心配します。その後、カエナはオリビアを仲間にするための手紙を侍女のアニーに渡します。すると、レイジェフが暴れているという急報が入るのでした。

レイジェフは皇位を巡るハインリヒに馬鹿にされ、暴れまわっていました。それを知ったカエナは暴れまわるレイジェフを抱きしめ、優しい言葉を投げかけます。すると、レイジェフは怒りが静まり、カエナに笑顔を見せます。カエナは暴れてできた傷を癒やし、身体を大事にするようレイジェフに注意します。その後、カエナは自分が選んだ相手と結婚することを皇帝陛下に許して貰ったことをレイジェフに伝えました。

もしこれが公になれば、カエナは周囲の貴族達に夫の座を狙われてしまいます。そこでカエナは病気になったフリをし、貴族達とレイジェフを取り持とうとしていました。それを聞いたレイジェフは誰と結婚するのかカエナに質問します。確かにカエナは元々、ラファエロと結婚したいと考えていました。しかし、現在のカエナは小説の結末を知る主人公が入っています。そのため、カエナは結婚相手を答えず、静かに笑みを浮かべるのでした。

ラファエロが花嫁探しを始めたため、それに反応しないカエナはラファエロへの興味が失せたと噂されます。その頃、とあるパーティーでオリビアはラファエロの花嫁候補になることで、自分を虐めていたカエナに復讐出来ると貴族に告げられます。しかしオリビアはカエナからの侍女要請で頭がいっぱいになっており、貴族に作り笑いを見せるしか出来ませんでした。すると、オリビアは謎めいた女性からとある手紙を渡されます。

その女性は主人の予想が当たったと口にし、手紙がオリビアの今後を照らすことを伝えます。実はオリビアが受け取った手紙はカエナのものであり、目立たないよう静かに暮らすこととすぐに次のお願いをすることが書かれていました。手紙の内容を読んだオリビアは｢次のお願い｣に不穏な空気を感じ、困惑してしまいます。その頃、カエナは病気と称してラファエロの面会を5回断り、レイジェフとドミニン伯爵の関係を深めさせていました。

病人のフリをしているカエナは厨房を借り、レイジェフと料理人にアップルパイを作り上げました。その後、カエナはアップルパイをレイジェフに渡して欲しいと頼み、レイジェフを狙う侍女達を争わせます。すると、欲深いリディアが真っ先に手を挙げ、素手のままアップルパイを持って行こうとします。しかし、リディアはアップルパイの熱さに驚き、皿を投げてしまいます。そして、カエナの腕に皿が直撃してしまうのでした。

韓国の漫画『悪女はマリオネット』の登場人物で、最初にネタバレ紹介する登場人物はカエナ・ヒルです。漫画『悪女はマリオネット』に登場するカエナとは主人公が転生した小説｢黒薔薇のレディ｣のキャラクターであり、エルダイム帝国で皇女の地位に就いています。皇女のカエナは非常に美しい美貌と透き通った青い瞳が特徴となっており、エルダイム帝国で最も美しい女性と評されています。

しかし、カエナの性格は極悪人であり、自分が欲しいものを何としても手に入れようとします。この性格からカエナはエルダイム帝国で悪女として扱われています。本来、小説｢黒薔薇のレディ｣のあらすじでカエナはオリビアを敵視し、弟のレイジェフに嵌められます。これが原因でヘンバートン・ギリアンの暴行を受け、悲しい結末を迎えました。小説の結末を知る主人公が転生したことで、カエナの未来は大きく変わっていきます。

2人目にネタバレ紹介する登場人物は、レイジェフ・ヒルです。漫画『悪女はマリオネット』に登場するレイジェフとはカエナの弟にあたるキャラクターであり、カエナそっくりの美貌が特徴となっています。レイジェフは皇女・カエナの弟であるため、エルダイム帝国の皇子の地位に就いています。しかし、レイジェフは皇帝陛下の子供でないため、幼い頃から周囲の皇族や貴族に酷い扱いを受けています。

この経験から、レイジェフは非常に冷酷で暴力的な性格をしており、姉のカエナでさえも皇帝になるための道具にしています。そのため、レイジェフは小説｢黒薔薇のレディ｣のあらすじでカエナを自身のマリオネットにし、皇帝の座に就きます。その後、レイジェフは皇帝になるものの、暴政で無惨な結末を迎えました。しかし、主人公が転生したことで小説の未来が変わり、レイジェフはカエナを姉として認めるようになっていきます。

3人目にネタバレ紹介する登場人物は、ラファエロ・キッドレーです。漫画『悪女はマリオネット』に登場するラファエロとはカエナが過去に好意を抱いていたキャラクターであり、黒髪と赤い瞳が特徴となっています。ラファエロはエルダイム帝国最大の土地を持つ公爵家の跡継ぎであるものの、潔癖症が原因で結婚せず、母親から心配されています。本来の未来でラファエロは、自身に好意を寄せるカエナを嫌い、オリビアと結婚します。

しかし、主人公が転生した後、ラファエロはカエナに好意を抱かれなくなります。逆にラファエロはカエナに結婚の協力をして貰い、オリビアを紹介されます。これをラファエロは評価し、主人公が転生したカエナに恋心を抱き始めます。

4人目にネタバレ紹介する登場人物は、オリビア・グレイスです。漫画『悪女はマリオネット』に登場するオリビアとは小説｢黒薔薇のレディ｣の主人公であり、緑色の瞳と正義感が強い心優しい性格が特徴となっています。小説｢黒薔薇のレディ｣でオリビアはカエナの嫌がらせを受け、彼女が好意を寄せるラファエロと結婚します。この小説の展開を知る転生後のカエナは作中で侍女の要請を行い、オリビアを味方にしました。

5人目にネタバレ紹介する登場人物は、イェイスター・ハインリヒです。漫画『悪女はマリオネット』に登場するハインリヒとは次期皇帝候補の1人であり、長い銀髪と黄色の瞳が特徴となっています。ハインリヒは先代皇帝の血統を持つ大公家の人間であるものの、元々次期皇帝候補に数えられていませんでした。しかし、ハインリヒは裏社会の支配と皇子の脅迫で皇位継承権を手に入れ、レイジェフと政争を行うようになりました。

6人目にネタバレ紹介する登場人物は、ゼノン・エバンスです。漫画『悪女はマリオネット』に登場するゼノンとはレイジェフの側近をしているキャラクターであり、長髪と眼鏡が特徴となっています。ゼノンは自身の欲望のためにレイジェフを支持し、カエナを好き放題利用しようとしていました。しかし、主人公の転生でカエナが優秀な皇女に生まれ変わり、ゼノンの思惑は失敗に終わりました。

7人目にネタバレ紹介する登場人物は、イデル・リンドバーグです。漫画『悪女はマリオネット』に登場するイデルとはカエナの異母姉弟であり、女の子のようなかわいい見た目と銀髪が特徴となっています。イデルは皇帝陛下の本当の子供として生まれ、アカデミーに通いながら生活を送っています。小説の未来でイデルは悪女のカエナを嫌っていました。しかし、主人公が転生したことで、イデルはカエナと親しい関係を築き上げていきます。

上述の作品情報で紹介した通り、漫画『悪女はマリオネット』はhanirimの同名小説を原作としています。元々、漫画『悪女はマリオネット』の小説は、2018年に｢kakao page｣で連載が始まりました。その後、小説『悪女はマリオネット』は2021年に完結し、同年に漫画化されました。ちなみに、原作小説の日本語版は制作されていません。

漫画『悪女はマリオネット』の原作小説は、2021年の2月に結末を迎えて完結しています。小説版『悪女はマリオネット』の後半でカエナは、乳母のクローレンスをレイジェフに殺され、皇帝となって弟に復讐することを誓います。これによってレイジェフは自身の勢力が弱体化し、カエナに皇帝の座が渡りそうになります。そこでレイジェフはハインリヒと手を結び、皇帝陛下を毒殺してしまいました。

この時、レイジェフは皇帝陛下の罪を擦り付けてカエナを排除しようとしていました。しかし、作戦が失敗してレイジェフは皇帝陛下毒殺の罪で幽閉されます。それでもレイジェフは諦めず、牢に来たカエナとオリビアを殺そうとします。これをカエナは阻止し、レイジェフと決別しました。その後、レイジェフは島流しになり、ハインリヒは処刑されます。そして、皇帝となったカエナはラファエロと結婚し、幸せを手に入れました。

漫画『悪女はマリオネット』の原作小説は結末を迎えた後、外伝が描かれました。外伝でカエナは皇帝の座をイデルに譲り、結婚したラファエロと共に大公領へ移り住みます。その後、カエナはラファエロとずっと一緒に過ごし、2人の子供を産みます。そして、カエナは永遠の幸せと平穏な生活を手に入れ、『悪女はマリオネット』の物語は幕を下ろすのでした。

漫画『悪女はマリオネット』は、2022年の10月7日に韓国で実写ドラマ化されました。漫画『悪女はマリオネット』の実写ドラマは、韓国の｢kakao page｣の会社が制作しており、日本でも大いに話題になっています。基本、韓国漫画の実写ドラマはテレビや動画配信サービスで日本版が公開されます。

しかし、漫画『悪女はマリオネット』の実写ドラマは作品の宣伝として作られた短編ドラマであるため、日本語版が存在していません。また、漫画『悪女はマリオネット』の実写ドラマは動画配信サービスで公開されておらず、YouTubeでしか見ることができません。しかし、YouTubeの実写ドラマは、PVが200万再生を超えるほどの人気を博しています。この人気を見ると、本作は今後、長編の実写ドラマが制作される可能性が高いと考えられます。

漫画『悪女はマリオネット』の実写ドラマのキャストは、3人だけ詳しく判明しています。1人目は主人公のカエナ・ヒル役のキャストであり、韓国の新人女優のハン・ソヒが演じています。2人目は高身長俳優のイ・スヒョクであり、レイジェフ・ヒル役を担当しています。そして、最後の3人目はラファエロ・キッドレー役のキャストであり、韓国の男性アイドルのチャ・ウヌが演じています。

漫画『悪女はマリオネット』に関する感想では、漫画『悪女はマリオネット』が面白いといった感想が多く寄せられていました。漫画『悪女はマリオネット』は、｢悪役令嬢もの｣の要素をふんだんに詰め込んだ作品であり、非常にスカッとする爽快感を味わうことが出来ます。また、キャラクターやストーリーの展開も魅力満点となっており、漫画『悪女はマリオネット』は｢ピッコマ｣で非常に高い人気を博しています。

漫画『悪女はマリオネット』に関する感想では、絵が綺麗といった感想も多く寄せられていました。漫画『悪女はマリオネット』はmanggleという作家のイラストが凄まじく、キャラや背景、服の全てが非常に綺麗に描かれています。この、非常に綺麗な作画は漫画『悪女はマリオネット』が、高い人気を博す理由の1つになっています。

漫画『悪女はマリオネット』に関する感想では、実写ドラマ化して欲しいといった感想も多く寄せられていました。確かに、漫画『悪女はマリオネット』は実写化されています。しかし、漫画『悪女はマリオネット』の実写は短編の映像作品であり、長編のドラマが作られていません。そのため、漫画『悪女はマリオネット』は多数のファンから長編の実写ドラマ化を望まれています。

本記事では、韓国の漫画『悪女はマリオネット』についてあらすじや原作小説の結末、実写ドラマの情報などをネタバレ紹介しました。漫画『悪女はマリオネット』は、ストーリー・作画・キャラの全てが評価されている作品です。そのため、漫画『悪女はマリオネット』は実写化されるほど、日本と韓国で高い人気を博しています。実写化を見ると、おそらく漫画『悪女はマリオネット』は今後も日本と韓国で人気を伸ばし続けることでしょう。