遺書、公開。のネタバレあらすじと感想!2-D序列のメールを送った犯人と目的は?

漫画「遺書、公開。」は、序列1位の女子生徒の自殺の理由や、クラスメイトに遺書を送った犯人とその目的に迫った学園サスペンス作品です。本文では、遺書の公開によってクラスメイトの本性が暴かれていく、漫画「遺書、公開。」の漫画あらすじネタバレや登場人物を紹介します。その他にも、序列やメールを送った犯人とその目的、漫画「遺書、公開。」の面白い魅力などを、あらすじネタバレを交えながら解説します。

遺書、公開。のネタバレあらすじと感想!2-D序列のメールを送った犯人と目的は?のイメージ

目次

  1. 遺書、公開。とは?
  2. 遺書、公開。の漫画あらすじネタバレ
  3. 遺書、公開。の犯人と目的は?面白い魅力を紹介
  4. 遺書、公開。の主な登場人物・キャラ
  5. 遺書、公開。のその他登場人物・キャラ
  6. 遺書、公開。に関する感想や評価
  7. 遺書、公開。のネタバレまとめ

遺書、公開。とは?

漫画「遺書、公開。」の作品紹介・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」は、自殺した序列1位の女子生徒の遺書を巡る謎や、遺書の公開を通じて露呈するクラスメイトの本性や心の闇に迫った、学園サスペンスです。以下では、漫画「遺書、公開。」のあらすじネタバレや登場人物と序列、漫画の面白い魅力などを、あらすじネタバレ紹介します。

遺書、公開。の概要

陽東太郎先生の漫画「遺書、公開。」は、2017年~2022年2月にかけて「ガンガンJOKER」にて連載された学園サスペンス作品で、単行本は全9巻で構成されています。

遺書、公開。の作者

漫画「遺書、公開。」の作者・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の作者の陽東太郎先生のプロフィールは、公式情報が発表されていません。2022年11月現在まで非公表となっています。

遺書、公開。の漫画あらすじネタバレ

漫画「遺書、公開。」のあらすじネタバレ・イメージ画像

ここからは、クラスのマドンナ的存在の死の真相に迫った、漫画「遺書、公開。」の漫画1巻~7巻のあらすじを、ネタバレ紹介します。

1巻あらすじネタバレ

始業式を迎えた、灰嶺学園中学校2年D組のクラスメイトと担任教師の元へ、「2-D序列」と書かれたメールが送られてきます。序列1位はクラスのマドンナ的存在である姫山椿であり、このランキングは成績順位なのか、それともスクールカーストなのか様々な憶測が飛び交います。そして、メールのことも忘れ去られた11月頃、姫山椿が学校の昼休みにトイレで自殺する事件が起きます。

姫山の葬儀から教室に戻ると、生徒1人1人の机に姫山からの遺書が置かれる不可解な現象が起きました。遺書の内容から姫山の自殺の理由が分かるかもと思い立ち、2年D組では金曜日の6時限目に姫山の遺書を公開し、真相を探ることにしました。1人目は、自ら遺書の公開の名乗り出た谷地恵であり、遺書を読み上げると同時に、その内容から自分なりに姫山が自殺した理由を考察しました。

しかし、御門の指摘によって谷地の考察は検討違いと断定され、かつ谷地は自身の悪い部分を露見する羽目になりました。また、2人目に名乗り出た男子生徒も最後には自身の悪い部分を露見する結果となり、それらは姫山の意図なのかクラスは不穏な空気に包まれます。そして、千蔭の発言から、この遺書は姫山からの嫌味や恨みを書き残すためとも考察されます。

2巻あらすじネタバレ

序列26位の沢渡の遺書が盗まれる事件が起きた頃、姫山の彼氏だった赤崎を手始めに、茅野鞠華・黒瀬蓮司の遺書が公開されます。その最中、沢渡の遺書を盗んだ犯人が赤崎との指摘が出て、学校を休んでいた沢渡も教室に来ます。すでに、数名から怪しまれていた赤崎は追い詰められた末、本性を顕わにします。

3巻あらすじネタバレ

クラスメイトを見下していた赤崎は、序列1位の姫山を落とすために交際していたことを明かしました。姫山も赤崎の本性に気づいており、それらが自殺の原因ではと思われます。その後、遺書の公開は、津島・南條に順番が回り、姫山は芸能人を「さん」付けで呼ぶ癖がありました。津島・南條の遺書では呼び捨てで書かれており、姫山の癖を知る友人・栗原の指摘から、遺書は第三者によって書かれたという新たな疑惑が浮上します。

クラスでは、遺書を公開するかしないで対立するも、真相解明のために遺書の公開を継続する判断を下し、文堂・相畑が内容を読み上げます。また、姫山の遺書は不登校の絹掛にも来ているのか、真相を確かめるべく、廿日市と池永が絹掛の自宅を訪ねます。絹掛は、クラスに遺書を置いた人物を目撃しており、その人物が自宅に来ていることに気味悪さを覚えます。

4巻あらすじネタバレ

その後も、2年D組では遺書の公開が行われ、結局は生徒の悪い部分が露見するばかりの中、蘭がクラスの序列が姫山の自殺と関連していると指摘します。クラスでは、序列を送った犯人探しが始まります。翌日、山根の遺書が公開され、蘭の主張により序列のメールを送った犯人が三宅と判明しました。三宅はメール送信の件を認め、自分は序列の書かれた紙を拾い、面白そうだから送ったと明かします。

これで、序列のメールを送った犯人が分かった一方、今度は序列の作成者に関する疑問が浮上します。三宅の遺書から、作成者は人間観察力に優れた人物と推測され、廿日市に疑いの目が向けられます。廿日市は、自身の遺書の公開と共に序列の作成を認めます。この序列は「学級会で発言しそうな人」をランキング付けしたもので、自身の趣味の範疇だったことを説明し、「序列は序列ではない」と言い切ります。

5巻あらすじネタバレ

周囲に圧される形で御門が遺書を公開し、寄せ書きみたいな内容から姫山らしくないとの指摘を受けます。そして、文章の最後のセリフは、姫山が好きだった漫画の引用で、自分をだましていた親友への別れの言葉だったことも判明します。遺書では、姫山の一番の親友と書かれた御門でしたが、クラスメイトの証言により、2人の親友関係は否定され、御門は姫山の人の良さが嫌いだったと本音を漏らします。

そして、姫山と仲良くなった理由も、序列1位の親友ポジションに居心地の良さを感じていたという御門らしい理由を挙げ、最後には姫山を避けていた笹井を指名します。笹井は姫山の性格の良さは演技であり、それによる嫌悪感を覚えており、指名を受けた名取も同様に感じていました。名取は相手の反応を予想する癖があり、姫山との会話では模範的な答えしか帰って来ません。姫山は本心で話しているのか、疑問に思っていました。

姫山椿の遺書を読み上げる横山・イメージ画像

最後に、自ら名乗り出た砂岡が遺書を公開し、自身の無神経な発言が姫山を傷つけていたかもしれないと懺悔し、ホームルームは終了します。次のホームルームでは、姫山の自殺の理由を掴んだと思われる横山が遺書を公開しました。姫山には自殺願望があり、輝かしい最期を迎えるために優等生キャラを演じ、序列1位になったことで自殺に踏み切ったという考えを披露します。

また、御門の証言からも姫山の自殺の理由が2年D組ではないことが濃厚になるも、千蔭が反発します。横山の見解は独りよがりだと指摘する千蔭は、ようやく自身の遺書を公開します。

6巻あらすじネタバレ

千蔭のものは非常に短く、姫山はD組を愛していただけと書かれていました。しかし、生前の姫山が本当の意味でD組が好きだった可能性は低く、姫山の死はD組にあると言います。また、過保護の母親に悩んでいた千蔭は、序列1位に祭り上げられた姫山の苦悩をかすかに感じていました。あの日、彼女が何か言いたげだったことを思い出し、あの時きちんと話をあげればと後悔していました。

その後、南條・熊田の遺書が公開され、文化祭出し物の劇で姫山が主役を演じたものの、演者にとっては難しい役柄でした。姫山は重圧を感じていたと推測し、誰もが姫山に頼りっきりであったことに気づかされます。また、クラスメイトの中には姫山をおだてて宿題を写させていたことも露見し、姫山に対するクラスの態度が彼女を自殺に追い込んだと考えられます。

7巻あらすじネタバレ

池永の指摘により、2年D組は姫山椿に頼りきりだったことに気づかされ、それが自殺の理由だと推測されます。生前の姫山が、そのことを一言も発しなかったことに疑問が生じます。後日、クラスでは姫山が自殺する直前に、D組の男子とトイレに入ったという証言が出回り、この噂はたちまち学年中に広まってしまいます。

姫山の自殺の理由について秘密裏に調べる廿日市は、噂の出どころを探し栗原に到達します。噂を指摘された栗原は知らないと言いつつも、動揺のあまり交差点に突っ込んでしまいます。幸い、大きな事故にはならなかったものの、この一件はたちまちクラス中に広まました。意を決した栗原は、姫山の自殺の理由は序列1位としての扱いを苦に自殺したと説明します。

姫山は、自分は1位の人間ではないことを栗原に吐露していたものの、栗原自身も姫山に頼っていた部分があったことを話します。また、姫山は、序列1位を理由に雑事を押し付けて来ることに悩み、先生にも相談を持ち掛けていたこと、それでもクラスの期待に応えようと奮闘していたことを明かします。

8巻あらすじネタバレ

遺書が残り4通となり、公開されることを前提にしたような内容だとクラスがざわめく中、周囲に無関心の桃ヶ谷の内容が公開されます。そして、話題は山根の遺書から姫山のある言葉がクローズアップされ、姫山の自殺は序列1位による重圧ではない可能性も浮上します。遺書は、池永・絹掛の2通となり、姫山の遺書から何かに気が付いた絹掛は教室へ駆け込み、池永が遺書を置いたことを発言します。

姫山と池永の関係が明かされる・イメージ画像

池永は、姫山に頼まれて遺書を置いただけであり、遺書には池永への感謝の言葉がつづられていました。池永と姫山は、小学生時代に仲が良かったものの、ある日を境に姫山はどこかへ行ってしまいます。そして、中学校で再会後、姫山の名字が変わったこと、序列1位となった彼女の異変も察していました。そのため、昔のように接していたら姫山は死ぬことはなかった、と後悔していました。

そして、姫山の死後に彼女の遺書が池永に届けられて、誰が何のためにこんなことをしたのか、真相を暴こうと遺書を配ったことを明かします。遺書の内容は姫山の文章としては不可解な点も指摘されるも、それは姫山がやっていたブログをもとに第三者の手で書かれたと絹掛が指摘します。

9巻あらすじネタバレ

死んだ姫山のSNSを検索していた絹掛は、偶然姫山のブログを発見し自身宛ての遺書の内容がブログと一致していることに気が付きます。また、ブログからは姫山が、序列1位になった気持ちを知りたいとの文面を残していました。彼女を1位にしてあげるという意味深なコメントやクラスの序列から、廿日市に疑いの目が浮上します。

廿日市と姫山は1年前にネットで知り合い、姫山が父親への憧れから1位に対するこだわりを持っていることを知ります。自身の趣味を活用して、姫山を序列1位に仕立てました。しかし、彼女はいわゆる平凡な生徒であり、序列とクラスメイトの意志が姫山を1位にのし上げたのです。序列を書いた紙をわざと三宅に拾わせてクラス中に拡散させ、姫山の望みを叶えてあげました。

そして、姫山の自殺を受けて自分のしたことに罪悪感を覚える廿日市でしたが、クラスメイトの罪の意識の低さが許せません。そこから、姫山の気持ちを代弁するように遺書を仕立てました。放課後、廿日市は池永と話しあい、姫山の父親は自殺しており、その原因を作ったのが姫山であったことを話します。娘にとって1番の父親であることを求められた父親は、その重圧に耐え切れず命を絶ち、姫山も亡き父の気持ちを知るために1位にこだわったと推測します。

月曜日になり、クラスではもう一度クラスの在り方について話しあう機会が設けられるも、やはり序列だけは消えることはありませんでした。また、廿日市は内心では姫山のことを嫌悪しており、彼女を序列1位にすることで彼女が自殺することも予想していました。しかし、廿日市は自分は悪くないと割りきり、新たな序列が発表される中、面白い人間観察ができると心を躍らせます。

遺書、公開。の犯人と目的は?面白い魅力を紹介

「遺書、公開。」の犯人の目的や面白い魅力を紹介・イメージ画像

以下では、漫画「遺書、公開。」の犯人の正体や目的、作品の面白い魅力について、あらすじネタバレ紹介します。

面白い魅力①クラス全員に送られた謎の序列

漫画「遺書、公開。」の主軸であるクラスの序列は、スクールカーストにも似ています。口では気にしないと言いつつも、無意識に気にしてしまうのが人間でしょう。序列の公開は生徒たちの心境にも影響を与え、自分より序列が上か下かによって態度を変えるなど、人間の醜い一面をさらけ出す道具にもなっています。2年D組の歪さが引き出されるきっかけになりました。

面白い魅力②遺書の内容

作中で読み上げられた遺書の内容は、一見すると何気なく感じるものの、文章をよく見ると姫山からの皮肉や嫌みが込められています。生徒たちの本性が次々と暴かれていく様子は、読者の興味を掻き立てるような展開となっています。

面白い魅力③犯人の狙い

「遺書、公開。」は、姫山の自殺の理由や、遺書の内容に隠された意図を探るだけでなく、遺書を送った犯人の目的も外せないポイントです。序列によって見えざるものだったクラスのスクールカーストが可視化され、序列1位の重圧に耐え切れなくなった姫山は自殺に追い込まれます。たった1つの序列が、クラスを混乱の渦に巻き込みました。

結末にて、一連の騒動の犯人が廿日市と判明します。姫山の1位への執着を実現させるべくあの序列の表を作ったものの、廿日市の真の目的は最後まで謎のままでした。一体、廿日市の目的は何だったのか、犯人の視点から読み返すことで、新たな気づきや発見が出来るでしょう。

遺書、公開。の主な登場人物・キャラ

「遺書、公開。」の主な登場人物・キャラの紹介・イメージ画像

以下では、謎の死を遂げた序列1位の女子生徒をはじめとする、「遺書、公開。」の主な登場人物・キャラを、ネタバレ紹介します。

姫山椿

2年D組の謎の序列1位の女子生徒で、本編序盤にて学校のトイレで自殺を遂げました。その後、クラスメイト宛てに姫山からの遺書が送られ、D組は遺書の公開と共に姫山の自殺の理由を探ります。

赤崎理人

序列2位の男子生徒で、1位の姫山を落とすために彼女と付き合います。運動神経抜群な爽やかな好青年を演じるも、遺書の公開をきっかけに本性をあらわにします。

御門凜奈

姫山とダブルスを組んでいた御門・イメージ画像

御門凜奈は姫山椿の一番の親友で、テニス部に所属していました。姫山椿からの遺書は漫画からの引用文章になっており、その漫画では主人公が自分をだましていた親友に別れを告げるものでした。そのため、親友という壁が崩れたのです。

笹井夏月

笹井夏月のイメージ画像

序列4位の男子生徒で、御門の指名により遺書を公開しました。姫山の優等生ぶりは演技ではと疑っており、そのような理由から姫山を避けていました。

大島由梨

遺書公開の司会役を務める大島由梨・イメージ画像

序列5位の女子生徒で、姫山の自殺の理由を探るべく、遺書の公開を提案しました。遺書公開の時間では、進行役を担います。

沖正彰

沖正彰のイメージ画像

序列6位の男子生徒で、2年D組の学級委員を務めています。大島の提案に賛同し、彼女と共に遺書公開の進行役を務めました。

横山嵐

陸上部に所属する横山嵐・イメージ画像

序列7位の男子生徒で、陸上部所属の秀才です。姫山の自殺の真相を知る人物としてクローズアップされるも、実際は憶測に過ぎなかったことが判明します。

栗原瑞希

栗原瑞希のイメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物、序列8位、姫山の親友だった女子生徒です。生前の姫山から1位であるゆえの悩みを持ちかけられました。

甲斐原誠

序列9位で、2年D組の担任教師です。問題が絶えないクラスに嫌気を差していたものの、ロングルームを利用して遺書の公開を承諾しました。

砂岡翔馬

姫山に対する発言を振り返る砂岡翔馬・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列10位の男子生徒です。遺書の公開をきっかけに、自身の発言が姫山を傷つけてしまったと反省しました。

遺書、公開。のその他登場人物・キャラ

「遺書、公開。」のその他登場人物・キャラの紹介・イメージ画像

以下では、遺書の内容を明かす事に生徒たちの知られざる悪の部分が露呈した、漫画「遺書、公開。」のその他登場人物・キャラをネタバレ紹介します。

熊田碧

熊田碧のイメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物・キャラで、序列11位の女子生徒です。文化祭の準備にて、部活を優先したいがためにクラスの出し物を姫山に押し付けたと回想しました。

三宅雄大

序列表をクラス中に拡散させる三宅雄大・イメージ画像

序列12位の男子生徒で、謎の序列をクラス中にばらまいた張本人ですしかし、実際は犯人によって意図的に例の紙を拾わされていました。

森本蘭

メールを送った人物を知る森本蘭・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列13位の女子生徒です。クラス中に送られた、謎の序列を送った人物について知っていました。

茅野鞠華

茅野鞠華のイメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列14位の女子生徒です。ハーフ系を彷彿させる美人であり、姫山・赤崎カップルに憧れを抱いています。

津島航

遺書の不可解な点を指摘する津島航・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列15位の男子生徒です。遺書で不可解な点が指摘され、遺書は第三者によって作られたとの憶測が生じました。

増倉英斗

増倉英斗のイメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列16位でした。姫山をおだてては宿題を写してもらい、遺書では皮肉を込めた内容が書かれました。

谷地恵

谷地恵のイメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列17位の女子生徒です。一番最初に遺書の公開を名乗り出た人物であり、姫山の自殺の理由が書かれていると推測するも、最終的には自身の悪い部分をさらけ出す結果となりました。

桃ヶ谷泰志

桃ヶ谷泰志のイメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列18位の男子生徒です。クラスに対して無関心であったものの、遺書の内容から姫山には素敵な人物だと思われていました。

千蔭清一

序列19位の男子生徒で、自分と似たような境遇から姫山のことを気にかけていました。姫山が辛い思いをしていることをそれとなく察していたもののタイミングが合わず、彼女の悩みを聞き出せませんでした。

相畑詩帆

相畑詩帆のイメージ画像

序列20位の女子生徒で、1年生時には姫山と仲が良かったものの、序列が拡散されたことをきっかけに疎遠になりました。

南條絢音

文化祭の劇の脚本を書く南條絢音・イメージ画像

序列21位の女子生徒で、遺書の内容の違和感を指摘しました。文化祭では劇の脚本を担当し、難しい役どころを姫山に押し付けたことが、彼女の重圧になったのではと感じます。

池永柊夜

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列22位、姫山とは小学時代の友人関係にありました。姫山の死後に遺書が送られ、クラスメイトに配りました。

廿日市くるみ

クラスの序列を作る廿日市くるみ・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列24位の女子生徒です。2年D組の序列を作った張本人であり、クラスの混乱を招く原因となりました。

峠谷陽茉莉

序列を気にする峠谷陽茉莉・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列25位の女子生徒です。謎の序列をかなり気にしており、序列を基にクラスメイトへの態度を変えています。

沢渡すずこ

遺書を盗まれた沢渡すずこ・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列26位の女子生徒です。遺書のことである人物に相談を持ち掛けるも、遺書を奪われてしまいます。

黒瀬蓮司

黒瀬蓮司のイメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列27位の男子生徒です。クラスで一番序列を気にしている素振りをみせており、自身の序列にも不満がある様子です。

絹掛愛未

遺書の秘密を知った絹掛愛未・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列28位の女子生徒です。不登校気味であり、遺書の内容が姫山のブログを基にしていることを指摘しました。

山根裕基

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列29位の男子生徒です。山根の遺書には姫山の本心と見られる意味深な内容が書かれ、波紋を呼びました。

文堂光

姫山の遺書を公開した文堂光・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」の登場人物で、序列30位の男子生徒です。姫山とは1年生時から同じクラスで、遺書の公開では何も起きませんでした。

遺書、公開。に関する感想や評価

遺書、公開。に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、序列によって生じたクラスの歪な関係が目を引く、漫画「遺書、公開。」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:「遺書、公開。」が面白い

序列1位の女子生徒の遺書を通じて彼女の死の真相に迫った、漫画「遺書、公開。」は、最後まで読まないと謎を解く事が出来ないストーリー構成が読者の興味を引き、面白いと評されています。ひとまず謎が解けたかと思いきや、新たな見解が浮上したことで推理が振り出しに戻ったりします。遺書の公開を通じて明らかになる姫山の知られざる苦悩など、中だるみのないストーリー展開が人気に拍車をかけています。

感想2:序列を題材にした作者の発想が凄い

漫画「遺書、公開。」は、クラスの序列を可視化された2年D組の人間関係も見どころです。序列によって生じる歪な関係や、遺書を通じて生徒たちの本性が暴かれていくスリリングな展開が面白い魅力となっています。誰もが一度は感じたことのあるクラスでの序列を題材した「遺書、公開。」は、ストーリーそのものの面白さはもちろん、作者・陽東太郎先生の発想も凄いとの感想も寄せられています。

感想3:ハラハラしながら読んだ

序列1位の女子生徒の遺書に関するクラスメイトの話し合いと遺書の公開によって露見する、人間の闇の部分を描いた「遺書、公開。」は、遺書が読み上げられるたびに生徒たちの悪の部分が暴かれます。毎回、読者をハラハラさせています。また、結末ラストでは犯人ではない何者かによって新たな序列が発表され、後味悪い結末と評された一方、闇深いラストもまた良いとの感想も見られます。

遺書、公開。のネタバレまとめ

遺書、公開。のネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「遺書、公開。」のあらすじネタバレや登場人物、犯人の目的や漫画の面白い魅力等を、あらすじネタバレ紹介しました。クラスメイトが遺書を公開するごとに、自殺した女子生徒の苦悩も明かされていきます。序列1位ゆえの悩みや重圧、それらを理由に彼女に頼りきりだったクラスの風潮など、序列を意識せざるを得ない人間の心の闇は、例えようのない恐怖を感じさせるでしょう。

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