【adabana 徒花】漫画上巻・中巻・下巻ネタバレ!あらすじや悲しい結末の感想は?

漫画「徒花」は、女子高生殺人事件に隠された悲しい真相と、親友の無念を晴らすべく、自ら罪を被った少女の復讐劇を描いたサスペンス作品です。本文では、上巻・中巻・下巻で構成された漫画「徒花」の上巻・中巻・下巻の各巻のあらすじネタバレや、女子高生殺人事件の真相や悲しい結末、漫画「徒花」の登場人物や、漫画「徒花」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

【adabana 徒花】漫画上巻・中巻・下巻ネタバレ!あらすじや悲しい結末の感想は?のイメージ

目次

  1. 徒花とは?
  2. 徒花の漫画あらすじネタバレ~上巻~
  3. 徒花の漫画あらすじネタバレ~中巻~
  4. 徒花の漫画あらすじネタバレ~下巻・結末~
  5. 徒花の登場人物・キャラ
  6. 徒花の漫画に関する感想や評価
  7. 徒花の漫画ネタバレまとめ

徒花とは?

漫画「徒花」の作品紹介・イメージ画像

上巻・中巻・下巻で構成された漫画「徒花」は、親友の壮絶な死を受け、復讐のために自ら殺人犯となった少女の悲しい運命を描いた作品です。以下では、悲しい結末を迎えた、漫画「徒花」の上巻・中巻・下巻のあらすじや結末のネタバレ、登場人物作品の感想などを、あらすじネタバレ紹介します。

徒花の概要

漫画「adabana 徒花」は、2020年~2021年にかけて「グランドジャンプ」で連載されたサスペンス作品です。単行本は全3巻で構成され、巻数は上巻・中巻・下巻と表記されています。

徒花の作者

漫画「徒花」の作者のイメージ画像

漫画「adabana 徒花」の作者・NON先生は、1987年生まれで佐賀県出身の漫画家です。漫画家になる前は、アイドル活動を行っていた異色の経歴を持ち、第72回ヤングジャンプ月例MANGAグランプリ・準優秀賞をきっかけに漫画家デビューを果たしました。

徒花の漫画あらすじネタバレ~上巻~

「徒花」上巻のあらすじネタバレ・イメージ画像

殺人を犯した少女の自首から始まる漫画「徒花」の上巻では、犯人である主人公・藍川美月の証言が描かれ、殺人に至った経緯が語られています。以下では、衝撃的な展開から始まる漫画「徒花」の上巻のあらすじを、ネタバレ紹介します。

あらすじネタバレ①告白

胸から血を流すある少女の遺体を、もう1人の少女がのこぎりを使って解体していました。のこぎりを引く少女は、返り血を浴びて汚れてしまったもの気にせず、涙を流しながら目の前のことに集中していました。そして、場面は変わり自宅に帰った少女はシャワーを浴び、その後行方不明の少女の手首が見つかったとのニュースが目に留まります。

何かを悟った少女は、家を飛び出すと警察署へ向かい、近くにいた警察官に声をかけます。少女は、五十嵐真子は自分が殺したと自首し、その証拠に紙袋に入れた包丁を見せます。

あらすじネタバレ②秘密

その後、警察の捜索により、大きな池のほとりで五十嵐真子の遺体が発見されます。五十嵐真子の殺害容疑で逮捕された少女・藍川美月は、制服のまま手錠をかけられ、とある場所に移送させられます。真子と美月は親友同士であり、美月はもう1つの殺人事件を思い出します。それは、美月の正当防衛によって真子の叔父を殺害したことであり、叔父の遺体は美月・真子の手で井戸に捨てられました。

あらすじネタバレ③恐れ

元彼からストーカーを受ける真子・イメージ画像

叔父の殺害を受け、精神的に待っている真子の様子を心配する美月でしたが、真子の心労は、元彼・暁裕樹からのストーカー行為に原因がありました。裕樹から叔父の殺害の真相を知っているような、意味深なメールを送られていました。美月は、自分のせいで真子が苦しんでいることに罪悪感を覚え、親友を守る決意を固め、学校をさぼりながら、2人きりの楽しい日々を送ります。

あらすじネタバレ④暁裕樹

事件の隠ぺいを目論む美月・イメージ画像

真子の叔父の不在を不審に思う裕樹は、真子の交友関係についても調べました。ある日、真子の叔父が営むラーメン屋を訪れた裕樹は、裏庭の井戸に近づきます。一方、真子から裕樹のことを聞かされていた美月は、親友を守るため、叔父の殺害が裕樹に知られる前に口封じをしようと目論みます。しかし、すぐさま気づかれてしまい、美月は裕樹に立ち向かうことを決めて真子に関わらないようにと訴えます。

あらすじネタバレ⑤藍川美月

真子の叔父が持っていたデータを入手する・イメージ画像

裕樹の意外な反応を受け、美月は自分が真子の叔父を殺害したことを告白します。その後、ラーメン屋に入って、叔父が生前に撮影したいかがわしいデータを探しに出たものの、真子もお店にきていたため誤解されてしまいます。美月は、警察に自首することを決め、その前に真子と会いたいと思うも真子の誤解は解けず、学校にも来ませんでした。連絡もつかないため、美月は真子の家に向かうことにしました。

そして、応対に出た真子は、美月の顔を見てパニックを起こしてしまい、揉め事を起こした末、美月は真子を殺めてしまいました。場面は、美月と弁護士・辻の対話へ切り替わり、警察に自首した美月は五十嵐真子とその叔父の殺害状況を説明しました。

あらすじネタバレ⑥表裏

女子高生殺人事件に関する記者会見が開かれる・イメージ画像

美月の逮捕後の警察署では、五十嵐真子とその叔父・石田辰夫の殺人事件に関する記者会見が開かれます。記者の質問から真子をストーカーしていた人物の関与が浮上するも、警察側は事件との関連を否定しました。一方、辻は知り合いの記者から、真子の父親が行方不明であることを聞かされます。また、美月との面会も、同性との方が話しやすいとの配慮から同僚の早見を面会に向かわせました。

あらすじネタバレ⑦殺人鬼

暁裕樹のマンションを訪れる・イメージ画像

早見との面会にて、美月は真子のストーカー疑惑が浮上した暁裕樹について悪く言うことはありませんでした。真相を確かめるべく、辻と早見は裕樹のマンションに向かいます。そして、現れた裕樹は美月の証言とは別人のような姿であり、まずは美月に自首を勧めた理由を聞き出します。裕樹は、自身の罪を被ってもらうためと話すも、それは嘘でありストーカーの件についても真剣な交際だったと釈明します。

徒花の漫画あらすじネタバレ~中巻~

「徒花」中巻のあらすじネタバレ・イメージ画像

漫画「徒花」の中巻では、事件の被害者・五十嵐真子の視点で展開され、真子の知られざる苦悩が明かされました。以下では、漫画「徒花」中巻のあらすじを、ネタバレ紹介します。

あらすじネタバレ①五十嵐真子 ⅰ

物語は、事件発生から半年前の夏にさかのぼります。母親を不慮の事故で失った真子は、クラスメイトからいじめを受けていたものの、それなりに楽しい学校生活を送っていました。美月は同級生の中で浮いた存在にあり、真子とは何でも話しあえる親友同士であったものの、真子には美月にも言えない秘密を抱えていました。

あらすじネタバレ②五十嵐真子ⅱ

秘密のバイトで生活費を稼ぐ真子・イメージ画像

授業中によく居眠りをするようになった真子は、生活費や父親の借金返済のために、叔父のラーメン屋でバイトをしていました。その他にも、美月にも言えないバイトもしていました。放課後、一緒に変える美月・真子は、幼い頃の夢を思い出します。美月は小説家に、真子はダンサーを夢見ていたものの、今では家庭の事情により、夢を諦めざるを得ない現状を強いられていました。

あらすじネタバレ③五十嵐真子ⅲ

裕樹から傘を譲ってもらった真子・イメージ画像

雨の日に傘を忘れてしまった真子でしたが、大学生の暁裕樹に傘を譲ってもらいます。その日以来、真子は裕樹のことが気になってしまいます。クラスメイトから裕樹のSNSアカウントを教えてもらい、2人の交流が始まりました。はじめは、メッセージのやり取りだけでしたが、裕樹との交流は辛い現実にいた真子の心の支えとなり、ある日真子と裕樹はデートに出かけます。

あらすじネタバレ④五十嵐真子ⅳ

ライブハウスに入る真子と裕樹・イメージ画像

真子・裕樹の初デートの場所はライブハウスであり、初めて体験する空気に圧倒されます。なおかつ、裕樹の女友達と思われる女性から子供扱いをされてしまいます。帰り道、ライブハウスでの出来事にショックを受ける真子に対して、裕樹は名前を呼ぶことを提案されます。裕樹との恋の進展に希望を見いだした真子でしたが、叔父との秘密のバイトが恋の妨げになっていました。

あらすじネタバレ⑤五十嵐真子ⅴ

秘密のバイトを裕樹に打ち明けた真子・イメージ画像

秘密のバイトのことで裕樹のことを諦めようとした真子でしたが、裕樹の優しさに耐え切れなくなります。その後、叔父との秘密のバイトについて、涙ながらに裕樹に打ち明けます。話を聞いた裕樹は、後の事は自分に任せてといい、叔父との間に話を付けてきました。そして、叔父から謝罪を受けて秘密のバイトからも解放された真子は、ようやく裕樹との幸せな時が過ごせると心を躍らせます。

あらすじネタバレ⑥五十嵐真子ⅵ

裕樹との交際に悩み始める真子・イメージ画像

晴れて恋人同士となり、男女の仲になった真子・裕樹でしたが、まだ服を着ていない真子の姿をスマートフォンで撮影します。裕樹はファンクラブができるほどの人気者であり、そんな彼に彼女が出来たとの噂はファンの間でたちまち広がりました。真子は裕樹ファンから嫌がらせを受けるようになり、裕樹との関係にも陰りが見え始めます。

あらすじネタバレ⑦五十嵐真子ⅶ

裕樹の部屋で隠しカメラを発見する・イメージ画像

裕樹に対して不信感を抱き始めた真子は、ある日裕樹の部屋で隠しカメラを見つけます。部屋にあった隠しカメラは5個以上もあり、真子は裕樹に問い詰めます。しかし、裕樹はカメラが見つかったことに焦る様子もなく、勝手にカメラに触ったことを怒り始めます。一方、真子も負けておらず、秘密のバイトが原因で撮影されることに強い拒否感を持つ真子は、カメラを設置した理由を聞き出そうとします。

あらすじネタバレ⑧五十嵐真子ⅷ

悪質な嫌がらせをする裕樹・イメージ画像

裕樹は隠しカメラについて正直に話し、真子のあらゆる状況を盗撮していたことを明かします。しかし、さらに盗撮した動画で真子を脅し、悪質ないやがらせをするようになります。はじめのうちは、嫌がらせのエスカレートを危惧し耐えていた真子でしたが、季節が秋に近づいてきた頃に真子も我慢も限界に達し、ついに裕樹に別れを切り出します。

あらすじネタバレ⑨五十嵐真子ⅸ

裕樹とのやり取りをスマホに録音する真子・イメージ画像

別れ話を受けて真子は裕樹からひどい罵声を浴びせられるも、その時の様子をひそかにスマートフォンに録音し、裕樹の恫喝の音声を持って警察署に相談します。しかし、警察は動いてくれず、真子は落胆するも、その後は幼馴染の美月と行動を共にしていたためか、裕樹のストーカー行為はやみました。しかし、美月との交流が途絶えた途端、裕樹の魔の手が再び襲いかかりました。

あらすじネタバレ⑩五十嵐真子ⅹ

親友を救うため、叔父を殺害した真子・イメージ画像

叔父・辰夫のラーメン屋の手伝いをする真子でしたが、出前を届けた客からある動画を見せられ、衝撃の事実を知ります。一方、真子が出前に行っている間に美月がお店を訪れており、真子がお店に戻った来た時、内部では叔父が美月に襲いかかろうとしていました。お客さんから見せられた動画にショックを受けた真子は、怒りのあまりに我を失い、刃物を持ち出して辰夫に襲いかかります。

徒花の漫画あらすじネタバレ~下巻・結末~

「徒花」下巻のあらすじネタバレ・イメージ画像

漫画「徒花」の下巻は、石田辰夫殺害直後から始まり、真子の死の真相や罪を被った美月の復讐の目的が明かされました。以下では悲しい結末を迎えた、漫画「徒花」下巻のあらすじを、ネタバレ紹介します。

あらすじネタバレ①暗流

ラーメン屋の店主・石田辰夫の殺害犯は、美月ではなくお店を手伝っていた彼の姪・五十嵐真子の犯行だったことが判明します。辰夫を殺害後の2人は遺体を井戸へ投げ捨てて隠蔽し、お店にこびりついた血を洗い流して何事もなかったようにきれいにします。その後、美月は辰夫のパソコンから真子の動画を発見し、真子に見つからないように持ち出します。

パソコンの保存データを調べると、辰夫は真子のいかがわしい画像を第三者に販売していたことが判明し、美月は真子の秘密のバイトを知ることになります。そこには、真子の元彼・裕樹の関与と思われるものもあり、美月は全てを闇に葬るために調べ始めます。

あらすじネタバレ②罪と罰

裕樹と連絡先を交換する美月・イメージ画像

辰夫が理由もなく姿を消せば、彼を殺害したことがばれてしまうと考えていた頃、辰夫と交流のあった裕樹がラーメン屋に訪れます。事件のことを知られないためにも、美月は裕樹の殺害を考えるますが、それらを実行するだけの勇気はありませんでした。ひとまず、辰夫との関係を探るために裕樹と連絡先を交換します。美月の前で好青年を演じる裕樹ですが、彼の本性を知る美月は騙されませんでした。

その後、再びラーメン屋の内部を調査する美月は、真子の盗撮に使用されていたと思われる隠しカメラを見つけます。そこには、辰夫の殺害現場の様子も録画されている可能性があり、証拠を消すためにも回収しなければなりませんでした。

あらすじネタバレ③怒り

真子を救うため、ある決断に出た美月・イメージ画像

裕樹の盗撮のことを聞かされていた美月は、ラーメン屋の隠しカメラは裕樹がやったことなのかを確かめるために動きます。美月は真子の叔父は自分が殺した、これから自首すると嘘をつきます。美月が自首するといえば、裕樹としてもこれまでの悪事がバレることはまずいと感じました。証拠を消したがると推測し、裕樹は美月の予想通りの行動をみせ、裕樹・辰夫が手を組んでいたことを突き止めます。

事実を知った美月は、裕樹・辰夫への怒りをたぎらせながら、裕樹に盗撮のデータを消去してもらえないか交渉に出ますが上手くいきませんでした。その後、真子の様子を見に向かった美月でしたが、裕樹とのやり取りを誤解した真子は、美月と裕樹が付き合っていると勘違いし精神的に病んでしまいます。

あらすじネタバレ④雪ぐ

池のほとりで話しあう美月と真子・イメージ画像

美月への誤解から精神的に病んでしまった真子は学校も休むようになり、美月との連絡を絶ってしまいます。美月が自宅に訪ねてきたことを受け、2人は大きな池のほとりに向かいます。2人は裕樹との関係について話しあい、美月は裕樹との関係を否定しました。盗撮の件を打ち明けたものの、親友にも知られなくない秘密がバレたことに真子は大きなショックを受け、喧嘩別れのような形で真子はその場を去っていきます。

その直後、裕樹と接触した真子は、裕樹から衝撃的な事実を聞かされます。まさか意外な人物が関わっていたことに絶望し、自らの胸にナイフを刺して命を絶ちました。

あらすじネタバレ⑤モンスター

自ら命を絶った美月・イメージ画像

雪が降りしきる夜、最後に真子から受けた電話の声から嫌な予感を察した美月は、真子と別れた大きな池に向かいます。雪に埋もれかけながら、変わり果てた真子の姿を発見します。近くに落ちていたスマホを拾い上げると、そこには裕樹からの脅迫メールが大量に送られていました。真子の自殺の原因は暁裕樹にあると悟った美月は、全ての元凶である裕樹を地獄に突き落とす計画を立てます。

そのために、真子の死は美月が殺害したことに仕立て、真子の遺体をめった刺しにしてから、遺体をのこのぎりでバラバラに切断し、ナイフ・スマートフォンも池へ投げ捨てます。

あらすじネタバレ⑥罪人

車内で勇気と話しあう美月・イメージ画像

真子を殺害したように偽装した美月は、そのまま裕樹の元へ向かい、裕樹の車の中で真子の死やその証拠を見せます。その上で、真子の死は美月による殺害ということにし、そのためにも裕樹には、真子との繋がりを示す全ての証拠を消すように指示します。偽りの罪で自首する覚悟を決めた美月は、数日後ある人物の元へ向かいます。

その人物とは真子の実父であり、真子にかがわしいバイトを強要していた石田辰夫の兄でした。実は、裕樹によって行われた真子の盗撮動画は、辰夫と真子の父親の手に渡っていました。そして、彼らの手で販売されており、この情報は裕樹から聞き出したものでした。真子の父親は、まさか娘の親友に悪事がバレたことに気まずさを覚え、その場から逃走するも美月は追いかけることはしませんでした。

あらすじネタバレ⑦弁護士

証拠集めに奔走する辻と早見・イメージ画像

物語は現在に戻り、五十嵐真子の殺害を自首した美月は、未成年でありながら刑事裁判を受けることになりました。鑑別所に入れられた美月は弁護士の辻と面会し、美月は自分がやったと認めます。しかし、美月の証言に違和感を覚えた辻は、早見と協力して事件当日の美月の動向を調べるのでした。そして、その日は裕樹と美月が石田辰夫のラーメン屋にいた証拠を掴みます。

また、早見はある人物の証言の音声を入手しており、美月の証言が嘘である証拠を見せつけます。その内容は、裕樹のドライブレコーダーに記録されていたものであり、裕樹が重要参考人となりうる証拠となりました。裕樹への復讐を目論む美月は、辻・早見に事件の真相を明かすことを決意し、裁判に臨みます。

あらすじネタバレ⑧裁判

美月の裁判が始まる・イメージ画像

そして、五十嵐真子殺害の裁判の第一回公判が始まり、裁判長からの質問に対し、美月は五十嵐真子の殺害を否定します。法廷がざわつく中、美月は真子の叔父・石田辰夫の殺害及び死体遺棄の件は認めます。しかし、真子の殺害に関しては否定して、裕樹を法廷へ引きずり出そうとします。

あらすじネタバレ⑨攻防

美月・裕樹の判決が言い渡される・イメージ画像

世間では、五十嵐真子の殺害の犯人は暁裕樹であり、真子の親友の藍川美月が犯人を庇ったとされました。自首したとの憶測が飛び交い、裕樹の生活は一変します。そして、第二回公判が始まり、裕樹はいかにも好青年を演じました。しかし、美月側の弁護団は裕樹の事件関与を決定付けるドライブレコーダーの映像と音声を提示し、裕樹の事件関与が決定的となりました。

裁判の結果、藍川美月には、殺人・死体損壊・死体遺棄による懲役9年の実刑判決が下りました。暁裕樹は、ストーカー規制法違反と、危険ドラッグ所持の罪で裁きを受けました。罪としては裕樹の方が軽いものの、世間では裕樹が真犯人ではないかという憶測が飛び交います。そのため、裕樹はもうまもとな生活を送れなくなり、美月は自分が望んだ通りの結末に満足します。

あらすじネタバレ⑩epilogue

辻と共にマジカルランドを目指す美月・イメージ画像

数年後、出所を迎えた美月を1人の男性が訪ねてきます。その人物は、かつて美月の弁護団として奮闘した辻であり、2人は真子との思い出の場所へ車を走らせます。車内では、美月が東京のアパートを借りて新生活を始めることや、社会的制裁を受けた裕樹が薬物中毒に陥ったことを話しました。盗撮に関わっていた真子の父親も、路上生活の末に亡くなったことが語られました。

また、真子の父親の遺品であるスマホやパソコンも、売られた形跡こそあったものの、データは初期化されていました。真子が裕樹たちにされたことが、公になることはありませんでした。そして、2人は真子が一番好きだった場所・マジカルランドへ到着し、真子のことを思い出します。

徒花の登場人物・キャラ

徒花の登場人物・キャラの紹介・イメージ画像

以下では、漫画「徒花」の上巻・中巻・下巻にて、衝撃的な事実や悲しい結末が描かれた、漫画「徒花」の登場人物・キャラをネタバレ紹介します。

登場人物①藍川美月

漫画「徒花」の主人公で、女子高生殺人事件の犯人として警察に自首してきた女子高生です。弁護士との面会では一貫して罪を認めるも、実はある人物への復讐のために自ら罪を被っていたことが判明します。

登場人物②五十嵐真子

五十嵐真子のイメージ画像

漫画「徒花」の登場人物で、女子高生殺人事件の被害者となった少女です。世間では、同級生の藍川美月に殺害されたと報じられるも、実は自殺だったことが判明します。生前は、叔父のラーメン屋で働きながら秘密のバイトをしており、後に彼氏の暁裕樹や実父も関与していたことを知ります。その後、人生に絶望して自ら命を絶ち、美月が親友の敵を討つべく行動に出ました。

登場人物③石田辰夫

ラーメン屋を営む石田辰夫・イメージ画像

漫画「徒花」の登場人物で、真子の叔父、裕樹や実兄と手を組んで真子のいかがわしい動画を撮影・販売していました。この事実は美月も知ることとなり、1人でお店を訪れた美月に襲いかかった直後、出前から帰ってきた真子に殺害されました。

登場人物④暁裕樹

暁裕樹のイメージ画像

漫画「徒花」の登場人物の暁裕樹は、SNSで人気者の真子の彼氏で大学生です。最初こそ、好青年を装って真子に近づくも、実は辰夫と手を組んでおり真子を自殺に追い込んだ人物です。

登場人物⑤辻豊

美月の弁護士を務める辻豊・イメージ画像

漫画「徒花」の登場人物で、美月の弁護士です。美月が嘘をついていると察し、事件の真相について調べ始めます。また、美月と同じ年の子供を交通事故で亡くしており、美月に有利な裁判にするべく奔走します。

登場人物⑥早見

辻の手伝いをする早見・イメージ画像

漫画「徒花」の登場人物で、辻に協力を依頼され、美月との面会に臨んだ女性弁護士です。辻と共に証拠集めに奔走します。

登場人物⑦藍川美月の父

藍川美月の父親のイメージ画像

漫画「徒花」の登場人物で、真子の父親です。実弟・石田辰夫と娘の彼氏と手を組んで、真子のいかがわしい動画の撮影・販売に手を染めていたものの、後に娘の親友に知られてしまい行方をくらませました。

徒花の漫画に関する感想や評価

徒花の漫画に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、上巻・中巻・下巻から結末まで衝撃的な展開が繰り広げられた、徒花の漫画上巻・中巻・下巻に関する感想や評価を紹介します。

感想1:読み応えのある作品

上巻・中巻・下巻で構成された漫画「徒花」は、主人公の自首というショッキングが出だしです。しかし、物語が進むにつれて、主人公が殺人鬼になった経緯や事件の知られざる背景が判明し、結末も救いのない悲しいものでした。切ないストーリーではあるものの、結末まで一気に読みたくなるような展開が面白く、読み応えのある作品との感想も見られます。

感想2:漫画「徒花」が面白い

女子高生の殺人鬼を彷彿させる出だしから、サイコサスペンスを彷彿させる漫画「徒花」でしたが、いざ読み始めると本格的なサスペンス要素を取り入れたストーリーで、結末まで気になってしまうような展開等が面白いとの感想が寄せられています。また、漫画「徒花」は、上巻・中巻・下巻の全3巻構成とは思えない内容の濃さも見どころで、サスペンスもの好きの方におすすめの作品です。

感想3:結末ラストに泣いた

漫画「徒花」の結末ラストにて、亡き親友の敵を討ち、無念を晴らすことができた主人公でしたが、それらを成し遂げるために自ら刑務所に入ることを望んだ決断は、あまりにも切ないことでしょう。そして、漫画「徒花」の結末に関する感想にも、ラストが辛くて泣いたとの声を寄せられ、救いのない結末だったとも評されています。

徒花の漫画ネタバレまとめ

徒花の漫画ネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「徒花」の上巻・中巻・下巻のあらすじや結末のネタバレ、登場人物や作品に関する感想などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。上巻から衝撃的な展開を繰り広げた漫画「徒花」でしたが、中巻・下巻へと進むにつれて2人の女子高生の悲運が描かれ、悲しい結末に思える一方で、美月が親友の敵を討てたことに満足する結末ラストが、唯一の救いとなっているでしょう。

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