2022年11月12日公開
2022年11月12日更新
あおのたつきのネタバレあらすじと登場人物!独特の世界観で話題の遊廓漫画の感想は?
安達智先生の漫画「あおのたつき」は、江戸時代を舞台に、鎮守の社に迷い込んだ遊女の霊のわだかまりを祓う元花魁・あお(濃紫)の活躍を描いたヒューマンドラマで、日本画のタッチで描かれた独特の世界観が見どころの遊郭漫画です。本文では、漫画「あおのたつき」のあらすじネタバレと登場人物のネタバレ、「あおのたつき」の漫画のみどころ・感想などを、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。
目次
あおのたつきとは?
独特の世界観が注目を集める漫画「あおのたつき」は、浮世と冥土の境にある鎮守の社を舞台に、死者となって社に迷い込んだ遊女たちの知られざる人生や、彼女たちが抱える生前のわだかまりを祓うあお(濃紫)との交流を描いたヒューマンドラマです。以下では、江戸・遊郭の華やかな世界観が目を引く、漫画「あおのたつき」のあらすじネタバレ、登場人物のネタバレなどを、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。
あおのたつきの概要
あおのたつき2巻、発売日につき購入してまいりました〜
— ケイユウ(仮) (@noblesse0825) January 20, 2022
家ではモノノ怪の隣に並べておりまする pic.twitter.com/Z53OxLjmWI
安達智先生の漫画「あおのたつき」は、webコミックサイト「まんが王国」にて先行配信されている、江戸時代の遊郭を題材にしたヒューマンドラマで、単行本は2022年11月時点で計9巻が刊行されています。
あおのたつきの作者
漫画「あおのたつき」の作者・安達智さんは、大学卒業後にwebデザイナーとして就職、後に独立してフリーランスとして活動しています。オリジナル同人漫画の即売会にて発表した作品が、マンガボックスの編集者の目に留まり、「安達智」の名義で「あおのたつき」の連載しました。また、「塵芥居士」の名義で、漫画「丁寧な暮らしをする餓鬼」を発表しています。
あおのたつきの漫画あらすじネタバレ
江戸・遊郭を舞台にした「あおのたつき」は、豪華絢爛な世界に隠された、遊女たちの知られざる苦悩に焦点を充てた作風であり、様々な悩みを抱えながら亡くなった遊女の霊と、彼女たちのわだかまりを祓うあおとの対話が見どころです。以下では、漫画「あおのたつき」の漫画あらすじネタバレを、ネタバレ紹介します。
1話あらすじネタバレ
あおのたつき、1巻が安い!165円! https://t.co/yoRQNqhqcP あの世とこの世の間に建つ神社の神主と迷い込んだ遊女が、死んだ人が悪霊にならないように話を聞いてあげたりする漫画。まずとにかく絵がいいんだよ。そして吉原の人間模様も良い。キツネも可愛い。 pic.twitter.com/xIdKya9jVP
— 中野 (@pisiinu) October 12, 2020
江戸・吉原遊郭の遊女の間では、この世と冥土の境には冥土の花街があるという噂がささやかれていました。冥土の花街は、遊郭がある新吉原二丁目から羅生門河岸の角を曲がった、九郎助稲荷の奥にあり、社には霊験あらたかな者しか辿りつけないと言われる中、その日は1人の上級遊女と思われる女性が迷い込みます。
彼女の名前は「あお」といい、生前には濃紫花魁として人気を集めた遊女でしたが、生前のわだかまりが未練となり、あおの姿は少女のような見た目をしています。鎮守の社に来たあおは、生前の遊郭言葉が抜けず、宮司の楽丸を困惑させるも、そんな中、大きな顔をした妖怪となった霊が迷い込んでいます。この霊も、かつては遊女であり、彼女は顔に対して何かわだかまりを抱えているようでした。
あおのたつき 面白いな〜!諸事情あって成仏できてない遊女の女の子が、同じように成仏出来なくて彷徨う魂を成仏させる、みたいな物語。絵が可愛いし、あおのがとにかく可愛い。遊女の口調?言い回し?とか文化とかも勉強になる。アマプラで1巻無料で読めるぞhttps://t.co/OujarChT16 pic.twitter.com/T14SzlY3fS
— ごすの🔫🦑 (@gosuno) December 26, 2020
遊郭という過酷な世界に身を置く遊女たちは、わだかまりを抱いたまま亡くなると悪霊化する危険をはらんでおり、そんな彼女たちのわだかまりを解消し、除霊する場所がここ冥土の花街であり、鎮守の社の宮司の楽丸が、その役目を担っていました。楽丸はあおと共に顔の妖怪のような霊を除霊するべく、まずは彼女から話を聞くことにしました。
その霊は富岡と名乗り、生前は遊女として働いていたこと、己の顔の醜さに劣等感を持ち、ある日、美人で上級遊女としてもてはやされた同僚に嫉妬し、彼女の商売道具を壊して折檻死したと打ち明けます。死後も、己容姿に劣等感を覚える富岡は嫉妬の鬼と化するも、あおの機転によって生前のわだかまりを解くことができ、除霊されました。
2話あらすじネタバレ
富岡を救ったことがきっかけで、あおはその後も楽丸と共に迷える霊たちの救済と除霊に携わるようになります。鎮守の社で暮らし始めた頃、あおは遊郭に売られる前の過去を夢で見ます。貧しい農村に生まれたあおは、食べるものもない過酷な環境を強いられており、妹を間引きしなければならないほど、生活は困窮し、そこであおは、妹や両親のために自ら遊郭に売られることを決意します。
そんなある日、鎮守の社に顔を隠した三つ子の女の子の霊が迷い込み、吉原への行き方を訪ねます。当時、双子や三つ子は忌子と言われ、不吉な前触れとして恐れられていました。そのため、三つ子たちも実家が貧しいために吉原遊郭へ売られてきたものの、3人のうち1人だけ異なる着物を着ていること、残り2人はあまり話さないという不可解な点が見えました。
彼女たちに何かあると察したあおは、三つ子のわだかまりを掘り下げようと話を聞くも、死んだ理由を思い出してはいけないとの思いから、ほとんどしゃべらなかった2人が悪霊に変化します。あおは、三つ子をかつての自分に重ねながら、三つ子の救済を行います。
3話あらすじネタバレ
わだかまりが解消された三つ子たちは、その後、あおの世話を受けることとなり、その日の鎮守の社には生者が迷い込みます。その人物は、加賀屋の花魁「きよ花」という女性で、話を聞いてみると、懇意にしている上客がある日を境に豹変したことを打ち明けます。その上客は、穏やかな人柄だったものの、宴会で暴力を振るうなど、あきらかに様子が変でした。
上客の態度が変わった理由を探るべく、楽丸とあおは現世へ戻り、きよ花と共に遊郭へ入ります。遊郭には、またまた例の客がきており、宴会に連れて行かれたきよ花は暴行を受けてしまいます。楽丸は、上客の豹変は悪霊の仕業と推測し、さっそく退治に取り掛かります。
4話あらすじネタバレ
きよ花を懇意する上客の悪霊退治にあたり、苦い過去を思い出したあおも悪霊化しかける事態が起き、あお自身にも解決さえていないわだかまりがあると見ます。あおの方は悪霊退治の報酬を要求するばかりで、自身の過去を話そうとせず、楽丸は報酬として夕食に鰻を出すことを約束し、街に繰り出します。
その頃、街角では乱闘騒ぎが起き、事件に巻き込まれた男性には悪霊がついていると察します。また、事件の犯人はあおのいる鎮守の社へ向かったと聞き心配します。一方、社では鰻を焼くためのたき火の準備に取り掛かり、あおが火付けに苦戦する中、女の霊が風のように通過します。その直後、楽丸とは異なる宮司が現れ、「悪霊」として目を付けられます。
あおのたつきの主な登場人物・キャラ
以下では、花魁の恰好をした童女・あお(濃紫)をはじめとする、個性的な登場人物たちの活躍が目を引く、漫画「あおのたつき」の主な登場人物・キャラを、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。
登場人物①あお(濃紫)
あおのたつき 5巻買いんした〜
— とおくに (@Nord1092) February 25, 2021
巻末の話がすごく好き。
「俄の喧騒に紛れて 一緒に帰ろう 八汐、
揃いの夫婦になって 帰ろう」
ってすごく好き!!安達先生のお話はどれも好きです。
あとまさか七里さんかぁ…!七里さんの
「なんたってわっちは
孔雀屋の お職を張った 七里だ」
がもう好き! pic.twitter.com/NKuGXqmlAT
漫画「あおのたつき」の主人公で、花魁姿をした童女です。貧しい農村に生まれ、家族を飢餓から救うために自ら遊郭入りを決意しました。生前は、三浦屋の花魁・濃紫として名を馳せ、衰退の一途を辿っていた三浦屋を立て直すと言われるほどの人気をみせました。死後は、童女の花魁姿で鎮守の社へ迷い込み、名前も濃紫から「あお」と変え、楽丸と共に迷える人々のわだかまりの解消に尽力します。
登場人物②楽丸
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、この世と冥土の境にある花街の鎮守の社の宮司を務める男性です。鎮守の社に迷い込んだ死者のわだかまりを解消して導き、悪霊になることを防ぐ仕事を担っています。また、わだかまりを見抜く能力を持つも、あおが抱えるわだかまりについては、教えてもらえません。
登場人物③命婦薄神
ふわふわのもふもふが喋る漫画だよ………😭❤️あおのたつき読んでな……❤️ pic.twitter.com/TEDcStcYqY
— 🧸転落(hamusuta) (@starhamu_) May 18, 2021
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、鎮守の社の御祭神です。犬のような姿をしており、御祭神らしからぬ威厳のなさや好奇心旺盛な性格から、あおからバカにされることがあります。
登場人物④きよ花
花魁が好きなので花街の漫画を描きました(4/4) pic.twitter.com/2CYxBUUUT8
— 安達さと🐕とと (@Sato_adachi) September 26, 2020
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、吉原遊郭・加賀屋の花魁です。持ち前の美貌が評判を呼び、加賀屋の売上げにも大きく貢献する売れっ子遊女です。懇意にしている上客・紅花商人の徳に身請けされることが決まったものの、ある日を境に徳の態度が豹変し、困り果てた末、鎮守の社へ迷い込みます。
登場人物⑤三つ子
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、当時は忌子として恐れられた三つ子の少女たちです。母親の死を受けて、三つ子が歓迎されるとの理由から吉原を目指すも、遊郭を目指す途中で賊に襲われて亡くなりました。その後は霊となって鎮守の社へ迷い込み、あおや楽丸の世話を受けることになりました。
登場人物⑥恐丸
絶体絶命のあおたちの元に現れた、恐丸と微神(かすがのかみ)。
— マンガボックス (@Manga_Box) March 29, 2020
生霊であろうとも容赦なく断罪しようとする恐丸に、楽丸は反発するが…!?
『あおのたつき』(安達智先生@Sato_adachi)第16話後編、本日公開!#あおのたつき #花魁 #無料 #漫画
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漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、榎本稲荷の奥の鎮守社の宮司で、廓の断罪人と呼ばれる人物です。悪霊に対して非情な考えを持ち、霊のわだかまりを解消することで除霊を試みる楽丸の考えを、甘いと評しています。
登場人物⑦富岡
死んだ遊女があの世で生計を立てる話(7/15) pic.twitter.com/n9eEDBwf9d
— 安達さと🐕とと (@Sato_adachi) December 31, 2019
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、加賀屋の遊女だった女性です。自分の顔を醜いと思っており、そのわだかまりが大きな顔の妖怪の姿に反映されました。生前は、同じ里の出身だったきよ花と共に遊郭に入れられるも、恵まれた美貌で上級遊女となったきよ花への劣等感と嫉妬から、彼女に嫌がらせをし、折檻を受けて亡くなりました。
あおのたつきのその他登場人物・キャラ
以下では、様々な悩みをかかえながら鎮守の杜に迷い込んだ遊女たちの過去にも注目が集まる、漫画「あおのたつき」のその他登場人物・キャラを、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。
登場人物①鬼助
「廓七不思議」の調査に出かけたあおと鬼助。6番目の怪異はなんと、三浦屋の濃紫にまつわるもので…!?
— マンガボックス (@Manga_Box) February 13, 2022
『あおのたつき』(安達智先生@Sato_adachi)38話後編、本日公開!
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漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、命の恩人である吉睦を追いかけ、冥土に来てしまった青年です。名前のごとく鬼のような顔立ちが特徴です。
登場人物②そめき
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、元々は既婚者であったものの、甲斐性なしの亭主によって遊郭に売られ、その生涯を終えました。また、死の直前に吉睦へ自身の小指を託しており、吉睦によって他の遊女のために活用されるも、役目を終えたそめきの小指は必ず吉睦の元へ帰ってくる、数奇な運命を秘めています。
登場人物③こまり
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、芥子坊主の人形の姿で鎮守の社に現れた迷える霊です。社を訪れた時には、死んで間もない頃だったため、自身が死んだという事実を理解できず、母親に会いたいと嘆きます。
登場人物④七里
漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、ととさんと呼ぶ人物の教えを守りながら、遊女として活躍していた女性です。死後は、強いわだかまりの影響で悪霊寸前の状態となり、恐丸に目を付けられて、鎮守の社に逃げ込みました。
登場人物⑤山田朝右衛門吉睦
江戸の死刑執行人・山田朝右衛門 吉睦。死後の世界で、剣の達人であった彼を悩ませるものとは…!?
— マンガボックス (@Manga_Box) September 29, 2019
遊女の情念を描いた和風ファンタジー、待望の第7話は本日公開!#無料 #漫画 #花魁 #あおのたつき
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漫画「あおのたつき」の登場人物・キャラで、命というものを大切に考えている斬首人です。亡くなったそめきの小指を他の遊女のために有効活用するなど、思いやりのある人物で、私生活では奥さんを非常に大切にしています。
あおのたつきの面白い魅力
漫画「あおのたつき」は、あらすじネタバレのように、あお(濃紫)と遊女の霊との対話はもちろん、独特の世界観を演出する作画の美しさも見どころであり、まるで江戸時代にいるような感覚を覚える作風が読者を魅了しています。以下では、漫画「あおのたつき」の面白い魅力について、あらすじネタバレを交えながら、ネタバレ紹介します。
面白い魅力①美麗な作画
【ニュース】#CLAMP 注目の作品 マンガボックスで連載中の、安達智先生著「#あおのたつき」5巻が7/20に発売されます。
— CLAMP・news (@CLAMP_news) July 19, 2022
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マンガボックスhttps://t.co/ir7B7hYXB6 pic.twitter.com/BRURitG29d
遊郭を舞台にした「あおのたつき」の作者・安達智先生は、日本画を学ばれた経験があり、それらが漫画の作画にも存分に発揮されています。浮世絵を思わせる独特の色使いやキャラデザ・背景は、江戸吉原の華やかな世界観を演出しています。また、単行本の表紙にかかれたあおも、まるで浮世絵の美人画のようなポーズであり、額縁に入れて飾りたいような芸術性の高い作画が、読者を魅了しています。
面白い魅力②遊郭ならではのヒューマンドラマ
あおのたつき https://t.co/vf4LJE7nBp 内容も良いがこの漫画の大きな魅力は絵だろうな。精緻に描き込まれたペン画、艶やかなカラー、思い切ったディフォルメ、悪霊などのデザイン、どれも良い。 pic.twitter.com/rLd8Ed2Wnw
— 中野 (@pisiinu) January 9, 2020
吉原遊郭と言えば、江戸幕府公認の花街であり、あでやかな着物をまとった遊女たちの美しさや、豪華絢爛な花魁道中など華やかなイメージが強く、吉原遊郭を舞台にた作品も数多く生み出されました。廓の外から見れば美しい世界である遊郭ですが、実際は華やかなイメージからは程遠く、そこで働く遊女たちは、経済的な困窮を理由に身売りされてきた女性が大半でした。
貧しい農村に生まれ、飢餓に苦しむ家族を救うため遊郭入りを決意したあお、忌子として蔑まれ、自分たちを受けいれてくれる場所を遊郭に求めた少女たち、亭主に売られた女性など、彼女たちがどのような経緯で遊女となったのかも、見どころの1つです。また、漫画「あおのたつき」では、遊郭ならではのエピソードも描かれ、遊女同士による愛憎劇も、読者の興味をそそります。
鎮守の社に迷い込んだ遊女の霊の多くは、それぞれが悲しい過去を背負っており、彼女たちが抱えるわだかまりは切なさを感じるでしょう。しかし、花魁・濃紫として生きたあおとの対話は、そんな彼女たちの心を癒していき、時にはあおの兆発に乗って思わぬ事態に発展するも、あおとの対話を終えた時には、生前に抱えていた憎しみや悲しみから解放され、清々しい表情をみせています。
面白い魅力③江戸時代にいるかのような世界観
ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙あおのたつきの文目がマジで性癖なんだがァァァ pic.twitter.com/do1kWud7gH
— 【夢垢】蓮華 柚留@成人済 (@yuzuru2011) October 17, 2022
漫画「あおのたつき」の魅力と言えば、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような、丁寧に作り込まれた世界観は外せません。漫画の作画はもちろん、あおたち登場人物の話ことばにも江戸時代を演出する工夫がなされ、少し聞きなれない単語があるものの、かつて遊郭で使用されていた遊女の廓言葉など、リアリティあふれる演出も見どころです。
また、漫画「あおのたつき」では、現代では使われなくなった江戸時代の言葉の説明だけでなく、遊郭に関する知識も豊富な点も特徴で、歴史にあまり詳しくない方でも読みやすいストーリーとなっています。
面白い魅力④犬の描き方
あおのたつき4巻!また・・・モフモフがふえて悶える・・・!!!
— さっちん (@satizm) October 9, 2020
子狐*5は反則だよー!!反則だよーーーーー!!!!!
鎮守は亡者の悲しみに対しては反応してないのに楽丸とあおに対してはクゥンクゥンしてくるとこ神様だけど動物らしくてしゅき。
朧神はもうただのおこちゃま狐すぎてしゅき。 pic.twitter.com/GFCi3Iujwt
「あおのたつき」にて、心にわだかまりを持つ霊が迷い込む鎮守の社の御祭神は、「命婦薄神」という威厳ある名前であるものの、そのキャラデザは神様とは思えないような、可愛らしい犬のように描かれています。作中では、御祭神らしからぬ行動が目立ち、まるで犬のような振舞いがかわいいと、密かな人気を集めています。
また、命婦薄神は、大の犬好きで知られる作者・安達智先生の愛犬をモデルに描かれたともささやかれており、愛嬌ある仕草が読者をほっこりさせています。
面白い魅力⑤主人公のあおの過去
【3/25配信】
— キンふぁん! (@kndl_fanfun) March 23, 2022
あおのたつき 8https://t.co/MpfkH98atz
遊女と客の朝の一幕を描いた番外編『後朝の別れ』も収録!
今なら1巻が110円、2巻が半額セール中!https://t.co/WAcZSXvotQ pic.twitter.com/so1UeqJLVN
漫画「あおのたつき」と言えば、主人公・あおの過去も気になるポイントです。生前は、濃紫の遊女名で、三浦屋の花魁として活躍した遊女だったあおでしたが、死後、鎮守の社に迷い込んだ時の彼女の姿は、童女の花魁という奇妙な出で立ちをしていました。その姿は、あおの生前に囚われていた想いが反映された結果であるものの、あおは濃紫として生きた過去を語ろうとしません。
#俺的このマンガがすごい2022
— 木公 l王l (@nz_mazda) December 30, 2021
⑮あおのたつき/安達智/コアミックス
11/20発売 ☆☆☆
舞台は江戸最大の花街・新吉原。遊女あおは、いつの間にか浮世と冥土の狭間『鎮守の社』に迷い込んでしまう。
謎の宮司ともふもふの神様と共に、次々と訪れる遊女たちを導く和風幻想譚https://t.co/9vcUx6z5Jf pic.twitter.com/fHVw9QJLUZ
しかし、あらすじネタバレのように断片的なシーンにて、あおの知られざる過去が語られ、他の遊女と同じく、実家の生活の困窮を理由に遊郭に売られたことが明かされています。また、あおと言えばお金に対する執着も凄まじく、花魁だったことは三浦屋を立て直せるほどの活躍を見せ、遊郭内でも有名でした。しかし、あおがお金を稼ぐ理由は、遊郭から自由を得るためでなく、誰かのために稼いでいると推測されます。
また、漫画のタイトル「あおのたつき」の「たつき」とは生計を意味し、あおに関する伏線の1つにも数えられるでしょう。ひょんなことから、楽丸と共に遊女の霊が抱えるわだかまりの解消に携わるようになったあおでしたが、自身の過去になるとなぜか話を逸らすなど、不可解な行動を見せています。花魁・濃紫として生きたあおの知られざる人生は、漫画「あおのたつき」の最大のみどころとなっています。
あおのたつきに関する感想や評価
以下では、あおと遊女の霊との対話や、濃紫として生きたあおの過去が注目される、漫画「あおのたつき」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。
感想1:「あおのたつき」が良い
あおのたつき、めっちゃ良漫画です
— みお (@cryptoOL1010) April 2, 2021
日本画の繊細なタッチで描かれた作画が目を引く漫画「あおのたつき」は、まるで江戸時代にいるような独特の世界観が見どころであり、悲しさと切なさがありながら、心が穏やかになるようなストーリーが読者を魅了しています。遊女ならではの悩みや事情は、現代の感覚では理解が難しいけれど、あお(濃紫)との対話を通じて自身の悩みを向き合っていく遊女たちの姿も見どころであり、良い漫画作品との感想が寄せられています。
感想2:「あおのたつき」の漫画が面白い
あおのたつきっていう漫画面白い、結構好きかも
— ぺんぎん🐧🍒 (@cdti9p) April 19, 2021
江戸・遊郭を舞台にした作品は、これまでに数多く発表されてきましたが、今回、あらすじネタバレを紹介した「あおのたつき」は、遊女たちの知られざる苦悩に迫った、異色の作風となっています。社に舞い込んだ遊女たちの話はもちろん、彼女たちの話を聞くあおの濃紫としての過去など、謎解き要素も散りばめられ、「あおのたつき」が面白いとの感想や評価も寄せられています。
感想3:作画がきれい
あおのたつきという漫画面白いな…
— シクパ (@UBZEp7AibjiL4Tx) September 23, 2022
表紙はなんとなく気になってたんだけど、読める機会あったので読んでみたらハマりそう
人間の綺麗なところと汚いところが見えて、辛いけど、ほっこりするところもあってって感じで…
そして絵が美しい
漫画「あおのたつき」と言えば、独特の雰囲気を醸し出す作画も魅力の1つであり、大学で日本画を専攻された安達智先生ならではの表現も読者を惹きつけ、作画の美しさを高く評価する感想も多く見られます。江戸・遊郭にタイムスリップしたような感覚を覚える作画クオリティの高さも、「あおのたつき」の世界観の奥深さを演出し、どこまでもハマってしまいそうな、不思議な魅力に富んだ作品でしょう。
感想4:遊女たちの救われない運命が辛い
きめつではゆうかくのこと子供にどう説明するんだろね。あおのたつきを読んでるとゆうかくにいる女性の救われなさが辛くて…鎮守とかあおの強いキャラクターがなければ読めない漫画だったろうなぁ。
— からぴの (@AiueoOso) December 13, 2021
あらすじネタバレのように、漫画「あおのたつき」では遊女たちの苦悩や悲運に焦点を充てた作風であり、どのエピソードも想像を絶するような過酷なものであり、遊女たちの救われない人生が読んでいて辛いとの感想も寄せられています。読者の中には、あおのように心強いキャラクターの登場がなければ、読み進めることができなかったとの感想も見られ、好みが分かれやすい作品でしょう。
感想5:「あおのたつき」を通じて遊郭を知った
遊郭の中の構造はあおのたつきで勉強しました。
— じるるん@バ美肉個人V (@zillln_v) November 2, 2022
辻占は江戸前エルフで知りました。
漫画「あおのたつき」では、遊郭に関する説明も豊富に描かれており、歴史に詳しくない方でも分かりやすい内容が、更なる人気を集めています。また、「あおのたつき」に関する感想の中には、漫画を通じて遊郭の構造を知ることができたとの感想も見られ、遊郭の歴史について興味がある方にもおすすめな歴史漫画です。
あおのたつきのネタバレまとめ
漫画「あおのたつき」のあらすじネタバレ、登場人物のネタバレ、「あおのたつき」の見どころのネタバレ、感想等を、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介しました。浮世絵のような独特のタッチが目を引く「あおのたつき」は、あらすじネタバレのように遊女の苦悩に焦点を充てた作風であり、遊郭の知られざる一面を丁寧に描いたストーリーや、濃紫として名を馳せたあおの過去など、魅力に富んだ作品です。