テムパル〜アイテムの力〜をネタバレ解説！ゲームが舞台の人気韓国漫画のあらすじは？

ではあらすじやキャラクター、感想などをネタバレ紹介する前に、漫画テムパル～アイテムの力～の作品情報と作者の情報について簡単にネタバレ紹介していきます。本記事であらすじや感想などをご紹介するテムパル～アイテムの力～とはTeam ArgoとMonohumbugが描く韓国の漫画作品です。漫画テムパル～アイテムの力～はSaenalの小説を原作としており、2022年11月現在｢ピッコマ｣で日本語版が配信されています。

韓国の漫画テムパル～アイテムの力～はSaenalという韓国の作家が原作を務めています。元々Saenalは2014年の11月に｢kakaopage｣で漫画テムパル～アイテムの力～の小説を発表しました。その後Team Argoが作画を、脚色をMonohumbugが担当して小説テムパル～アイテムの力～は2020年の4月に｢kakaopage｣で漫画化されることになりました。そんなテムパルシリーズは2022年11月現在、小説・漫画共に続いています。

ではここからは韓国の漫画テムパル～アイテムの力～のあらすじについて1話から10話までをネタバレ紹介していきます。｢SATISFY｣というバーチャルリアリティゲームはユーザーが20億人もおり、｢もう1つの地球｣と呼ばれていました。このゲームの世界には、ユーザーの間で伝説級の武器や装備を売り捌く鍛冶職人の噂が流れていました。ある日、ゲームの上位ランカーは200人の精鋭を率い、ゲームのダンジョンボスに挑みます。

しかしダンジョンボスがあまりに強く、上位ランカー8人と200人の精鋭は一瞬で壊滅状態になってしまいます。すると突然敵地のど真ん中でつるはしによる採掘を行う男が現れます。その男はなぜか、ダンジョンボスの攻撃を全て無効化していました。これに疑問を抱いた総合ランキング16位の極剣は男へ無傷の理由を尋ねます。すると男は笑みを浮かべ、｢テムパルだから｣と答えるのでした。

ある日、｢グリード｣というゲームのプレイヤーは｢北の洞窟｣でS級クエストアイテムの｢伝説の職人の奇書｣を発見します。｢伝説の職人の奇書｣は5万課金することで、様々なアイテムを作る職業｢ファグマの末裔｣に転職することが出来ました。グリードの本体である長嶺巧は友人や家族から見放された借金だらけの男であるため、価値の高い｢伝説の職人の奇書｣を売ろうとします。

しかしグリードはログアウト不可になり、新たなクエスト｢アシュール伯爵の憤怒｣が発動してしまいました。さらに奇書を奪ったことでグリードは伯爵の騎士の攻撃を受けます。そこでグリードは｢伝説の職人の奇書｣を使い、｢ファグマの末裔｣に転職します。しかしグリードはレベルとスキルが初期化し、騎士に呆気なく殺されてしまうのでした。

グリードが｢ファグマの末裔｣に転職したことは｢SATISFY｣の運営チームの耳にも入ります。グリードの中身である長嶺巧は特に優れたものが無く、何回も死にながら3ヶ月間ゲームを続ける根性と忍耐力しか持っていませんでした。そのためゲームの運営チームはグリードこと長嶺巧の存在を注視する必要がないと軽視します。しかしゲームの開発者である栄枝哲大は運営チームと違い、長嶺巧の今後の成長を大いに期待するのでした。

｢ファグマの末裔｣に転職した長嶺巧は伝説の武器で借金を返すため、グリードとしてゲームにログインします。この時グリードは死んだ場所と違う荒れ地にログインし、追放されてしまったと心配になりました。一旦周囲を探索することにしたグリードは巨大な蟻の巣に似た場所を発見し、寝そべる女性に呪文を唱える男達を目撃します。実はこの場所はレベル150で入るダンジョンであり、名前を｢ヤタン神殿｣といいました。

グリードは転職によってレベルが－1になり、全てのステータスにデバフがかかっていました。しかし｢ファグマの末裔｣の職業でアイテム製造や名声及び好感度の獲得、アイテムの装備に大きなバフが付与されていました。なのでグリードはダンジョン挑戦に悩みます。するとドランという人物が現れ、女性を助けるS級ミッションが発生します。そしてグリードは運悪く敵に見つかり、強制的にS級ミッションに挑むことになるのでした。

S級ミッションに挑んだグリードは生命力の低さから強敵だらけの敵に絶望します。しかしNPCのドランが非常に強く、グリードはミッションクリアの希望を持ち始めます。すると敵の増援が出現し、伯爵の娘・アイリーンの救出が更に遠のいてしまいました。そこでドランは奮起し、黒魔法を無効化しながら厄介な黒魔術師を撃退します。実はドランは特別なNPCキャラクターであり、黒魔術さえも無効化する能力を持っていました。

それを知ったグリードはドランに全て任せ、楽にS級ミッションを攻略しようとします。しかしドランの強力な攻撃が突如敵に防がれてしまいます。そして｢血色の魔女ユラ｣というグリードの敵対プレイヤーが現れるのでした。

突如現れたユラは美貌と圧倒的な実力を併せ持つ超有名人であり、黒魔術師のランキング第1位でした。有名人であるユラは1人で修行出来る場所を探しており、その途中でグリードと出会ったのでした。NPCのドランを知るユラはS級ミッションを楽観視しているグリードに実力が合わないことを忠告します。この時ドランは先制攻撃を行い、ユラの魔法を指輪で無効化します。それを見たグリードは指輪が欲しいとドランにお願いしました。

ドランはグリードのお願いに呆れながら、ユラとの戦いを続行します。すると敵がリスポーンを始め、グリードとドランは敵に包囲されてしまいます。敵のリスポーンを好機と見たユラは｢ダーク・ストリーム｣という暗黒攻撃魔法のビームを放ち、ドランにとどめを刺そうとします。しかしドランを庇ったグリードが無傷でユラの魔法を無効化しました。これにユラは驚きの感想を述べ、大いに動揺してしまうのでした。

グリードはユラの攻撃を無効化した自分に驚きます。実はグリードは｢不死｣のスキルがあり、HPを1にすることで5秒間無敵になれました。それを知ったグリードは笑みを浮かべるものの、ドランに背中を蹴られ、死亡してしまいます。一方ユラはログアウトしたと考え、グリードの存在に恐怖と疑念を抱いていました。その後グリードはミッション失敗のペナルティでレベルが－3となり、ログインも12時間禁止されます。

これによりユラはS級ミッションを引き継ぎ、グリードに大きな借りが出来たのでした。その後グリードは｢ヤタン神殿の亡霊｣と呼ばれ、プレイヤーの間で話題になります。それを知らない長嶺巧はユラの悪口をネットに書き込み、妹から呆れられるのでした。翌日、ユラの攻撃を防いだ謎のプレイヤーはニュースに取り上げられます。これによりグリードは知らないところで有名人になってしまうのでした。

自分が有名人になっていることを知った長嶺巧は｢ヤタン神殿の亡霊｣が自分だと電話し、大金を得ようとします。しかし長嶺巧はレベルが－3であるため、誰も信じてくれませんでした。その後長嶺巧はテレビで死亡したドランを目にし、指輪を貰わなかったことを後悔します。するとテレビで注目のユーザーとしてロイが紹介しました。ロイとはとある大企業の会長を父に持つ中国のユーザーであり、3ヶ月でレベルを30にした実力者でした。

ロイは生命力を吸収する特殊な剣の説明を行い、日本ランク1位のユラに対して宣戦布告します。それをテレビで見ていた長嶺巧は｢ファグマの末裔｣を使いこなし、成り上がることと決意しました。その後グリードとしてゲームにログインした長嶺巧は高レベル帯の｢ヴァイラン村｣から初心者エリアへ移動します。しかしグリードはお金が3ゴールドしか無く、｢ヴァイラン村｣から出れないことを知るのでした。

高レベル帯から出れなくなったグリードはアイテムを作ることで、レベルアップとお金儲けの両方が出来ることを知ります。グリードは作った武器のステータスを10％引き上げ、レア度によってステータスと名声も上がるスキル｢鍛冶職人の匠｣を持っていました。またグリードは｢伝説の鍛冶職人の想像｣というスキルで技術のレベルが上がる度に3つのアイテム製造のレシピをマスターすることが出来ました。

そこでグリードは強い大剣を作るものの、ランク1位の人が使えないほど条件が難しくなってしまいました。しかしグリードは武器装着の条件が無く、｢青いオリハルコン｣を手に入れて大剣を完成させようとします。ただグリードは実力が無く、どこのパーティも入れて貰えませんでした。すると｢拳聖｣のレガスが現れ、グリードは｢ツェダカギルド｣に誘われます。しかしグリードは実力を図るためにレガスと戦うことになるのでした。

グリードは｢拳聖｣レガスとの戦いを放棄し、地道に村から出る馬車代を稼ぎながらアイテム製造の勉強を始めます。まずグリードはNPCのスミス鍛冶屋にアイテム製造を学びに行くものの、断固拒否されます。するとグリードは見かねたスミスに仕事を貰い、薪を500本割るクエストを始めました。この時グリードは渡された斧の理解度が100％に達し、｢古びた斧｣のレシピを手に入れます。また斧を使うと、薪を割る矢印が表示されました。

理解度に気付いたグリードは頑張って斧を割り、スタミナと満腹度が上がるスキル｢根気｣を習得します。その後グリードは鍛冶職人になれる鉄鉱石採掘のクエストを発注されました。このクエストでひ弱なグリードは周囲にバカにされます。しかしグリードは｢ファグマの末裔｣の能力を駆使し、170個の鉄鉱石を採掘します。そしてクエストを達成したグリードは鍛冶職人として認められ、レベルがマイナスから1に上昇するのでした。

ではここからは韓国の漫画テムパル～アイテムの力～のキャラクターについてネタバレ紹介していきます。まずネタバレ紹介するキャラクターは主人公の長嶺巧です。長嶺巧とはグリードという名前でゲーム｢SARISFY｣をしているキャラクターであり、レジェンダリー職業の｢ファグマの末裔｣に就いています。長嶺巧は自分のためなら卑怯なことを平気でする陰湿な性格をしており、無職の状態でゲームばかりしています。

そのため長嶺巧は大量の借金を抱える債務者であり、妹から呆れられています。また長嶺巧はゲーム中毒者であるものの、ゲームが上手くなく、効率的なプレイを苦手としています。しかし長嶺巧は誰にも負けない根性を持っており、絶対に諦めることをしません。そんな長嶺巧はある日、レジェンダリー転職書を発見し、｢ファグマの末裔｣に転職します。これにより長嶺巧はプレイヤー20億人の頂点に成長していくことになりました。

2人目にネタバレ紹介するキャラクターはランカーのプレイヤーです。韓国の漫画テムパル～アイテムの力～に登場するゲームのプレイヤーはそれぞれランク付けられており、上位のランカープレイヤーはテレビで取り上げられるほどの有名人となっています。まずランカープレイヤーで総合ランク1位のキャラクターはクラウゼルです。総合ランク2位はジバル・グレイマンという｢スネークギルド｣のアメリカ人のマスターが選ばれています。

総合ランク3位は｢ジャイアントギルド｣のボス・クリスであり、｢血色の魔女｣のユラは総合ランクの5位に入っています。総合ランクの7位と8位はアグナスとヒューレントというキャラクターであり、ボンドレとレガスは総合ランクの11位と12位に入っています。これらの他にも｢ツェダカギルド｣のマスター・ジシュカやロイ、極剣といったキャラクター達もランカープレイヤーに選ばれています。

3人目にネタバレ紹介するキャラクターは10人のルーキーたちです。韓国の漫画テムパル～アイテムの力～に登場する10人のルーキーたちとは文字通り10人のルーキープレイヤーです。10人の中で目立っているのは｢ホワイトウルフギルド｣のベラディンとキキであり、キキは作中で唯一銃を使用しています。また気功士ランク1位のラウルや剣士ランク3位のイベリンも10人のルーキーたちに選ばれています。

4人目にネタバレ紹介するキャラクターはNPCたちです。韓国の漫画テムパル～アイテムの力～はゲームの世界を舞台にしているため、協力者や敵対者のNPCのキャラクターが多数登場しています。例えば｢ファグマの奇書｣を狙っていたアシュルー伯爵はレベル300のNPCであり、ドランはグリードと共に戦ったNPCキャラクターです。またグリードが鍛冶職人になりたいと頼み込んだスミスもNPCのキャラクターとなっています。

これらの他にもステイム伯爵やレベッカ教の聖騎士、ステイム伯爵の娘・アイリーンといったNPCもクエストの重要キャラクターとして漫画テムパル～アイテムの力～に描かれています。

5人目にネタバレ紹介するキャラクターはファグマ・アルバティーノ・ブラハムといった3人の歴史上の人物です。韓国の漫画テムパル～アイテムの力～に登場するファグマとは130年前の人物であり、伝説の鍛冶師として扱われています。ファグマは鍛冶以外に剣術も優れており、剣聖ミュラー並の実力があったといわれています。2人目のアルバティーノとはエトナル王国建国時の人物です。

アルバティーノは｢鍛冶職人の匠｣という称号を史上初めて得た鍛冶職人であり、伝説の鍛冶職人として扱われています。3人目のブラハムは伝説の大魔法師といわれており、約300年前に死去しました。しかしアルバティーノの正体は大悪魔の直系子孫であるため、作中内で復活します。

6人目にネタバレ紹介するキャラクターは運営の人たちです。物語の舞台となる｢SATISFY｣はゲームであるため、運営の人間が登場しています。まずゲームを開発した人物は栄枝哲大といい、総帥と開発責任者を兼任しています。また社長は矢崎勲であり、理事を双葉敏行が務めています。他にも漫画テムパル～アイテムの力～には鳳比奈子や久賀、島村龍司といった運営者のキャラクターがいます。

7人目にネタバレ紹介するキャラクターは｢ツェダカギルド｣のメンバーたちです。｢ツェダカギルド｣とはメンバーの全てが上位ランカーのギルドであり、ジシュカがギルドマスターを務めています。｢ツェダカギルド｣は規模や名声が低いものの、職業のランク上位を独占しており、レダス・トヴァン・ベントナー・フェイカー・フォン・ラエルラといったキャラクターたちが所属しています。

8人目にネタバレ紹介するキャラクターは｢銀騎士ギルド｣のメンバーたちです。｢銀騎士ギルド｣とは極剣がギルドマスターを務めるギルドであり、上位ランカーのプレイヤーが8人も所属しています。作中の序盤で｢銀騎士ギルド｣はとあるダンジョンボスに壊滅させられます。この時極剣がグリードと出会い、漫画テムパル～アイテムの力～の物語は始まることになりました。

9人目にネタバレ紹介するキャラクターは｢ジャイアントギルド｣のメンバーたちです。｢ジャイアントギルド｣とは最高ギルドの1つに数えられているギルドであり、エトナル王国・フェドロ・南部の小都市の3つを拠点に活動しています。｢ジャイアントギルド｣は総合ランク3位のクリスがギルドマスターを務めており、マハラ・ジルカン・アゼラスといった3人のキャラクターが所属しています。

10人目にネタバレ紹介するキャラクターは｢桜華ギルド｣です。｢桜華ギルド｣とはユーロンという総合ランク98位のキャラクターがギルドマスターを務めている中国のギルドです。｢桜華ギルド｣は｢ジャイアントギルド｣や｢ツェダカギルド｣に見劣りするものの、中国を代表するギルドの1つに数えられています。

ではここからは韓国の漫画テムパル～アイテムの力～の面白い魅力についてネタバレ紹介していきます。まずご紹介する面白い魅力は主人公の名声です。主人公のグリードは当初、全く名声がないプレイヤーでした。しかしグリードは様々な武器やアイテムを作り、努力し続けます。するとグリードはどんどん名声が上がり、謎のプレイヤーとして話題になります。この陰で主人公の名声が上がるところは読者にワクワク感を与えています。

2つ目にご紹介する面白い魅力は人間味あふれるキャラクターです。韓国の漫画テムパル～アイテムの力～には、約100人ものプレイヤーやNPCが登場しています。この約100人ものキャラクターはそれぞれしっかりとした個性や信念が設定されており、モブキャラクターのような目立たない者がいません。そんな人間味あふれるキャラクターたちは漫画テムパル～アイテムの力～のストーリーをより一層面白くしています。

3つ目にご紹介する面白い魅力はグリードとトヴァンの戦いです。グリードは当初、NPCと対峙してばかりでプレイヤーと直接戦っていませんでした。そのためグリードはプレイヤーとの戦いで強いのか分かりませんでした。しかしグリードは｢ツェダカギルド｣のメンバーで裏切り者のトヴァン一味と戦った際、圧倒的な力で無双します。このトヴァン戦でのグリードは非常にかっこよく、多数の読者を魅了しています。

4つ目にご紹介する面白い魅力はグリードとジシュカの関係です。韓国の漫画テムパル～アイテムの力～に登場するジシュカは当初、恋愛にうつつを抜かさない男勝りなキャラクターでした。しかしジシュカはグリードに窮地を助けて貰い、彼が大好きになります。その後ジシュカはグリードに対し、乙女の姿を見せるようになりました。そんな2人の関係は本作の数少ない恋愛要素であるため、注目すべき見どころとなっています。

韓国の漫画テムパル～アイテムの力～に関する感想では面白いといった感想が多く寄せられていました。漫画テムパル～アイテムの力～はアイテム製造の力で主人公が成り上がるといった他にないファンタジー漫画となっています。またキャラクターや世界観も魅力満点となっており、悪い箇所がほとんどありません。そのため漫画テムパル～アイテムの力～は日本・韓国問わず好評な感想が数多く寄せられています。

韓国の漫画テムパル～アイテムの力～に関する感想では作画を高く評価する感想も多く寄せられていました。漫画テムパル～アイテムの力～は韓国の大人気小説を原作としているため、非常に作画に力が入っています。なので漫画テムパル～アイテムの力～はイラストを見るだけでも楽しめる作品となっています。

韓国の漫画テムパル～アイテムの力～に関する感想ではアニメ化を予想する感想も多く寄せられていました。漫画テムパル～アイテムの力～は人気の高さが凄まじく、｢ピッコマ｣を代表する作品となっています。またストーリーの展開や世界観はかなりアニメに向いています。このことから漫画テムパル～アイテムの力～は今後、日本か韓国でアニメ化される可能性が非常に高いといえるでしょう。

本記事では韓国の漫画テムパル～アイテムの力～についてあらすじやキャラクター、感想などをネタバレ紹介しました。漫画テムパル～アイテムの力～はなろう系に似た作品であるものの、登場キャラの個性やストーリー展開の面白さが｢ピッコマ｣で群を抜いており、一度読んで損することがない作品となっています。なので本記事をご覧の方は是非一度、｢ピッコマ｣で漫画テムパル～アイテムの力～をチェックしてみて下さい。