【アドニス】漫画のあらすじをネタバレ！登場人物や見どころも解説

「アドニス」の漫画は、韓国のウェブトゥーンで人気となった作品です。日本では、ピッコマやLINEマンガ、comicoで本作漫画を読むことができます。アドニスのコミック版も発売されており、Amazonでも入手可能です。また、電子書籍のKindle版でもアドニスを楽しむことができます。

アドニスの原作は、ヘドリ作の韓国小説「Adonis」となっています。作画はKEISHO、Team Adonisです。強く惹かれ合っていた二人が、過酷な運命によって宿敵となり、女性のイアナは殺されてしまいました。ところが、彼女は生前の記憶を持ったまま、少女時代へと転生してしまうという韓国小説の物語です。

アドニスの物語は、主人公のイアナが幼い頃の自分に転生する場面から始まります。イアナは戦争で敵のアルハードによって、命を落としてしまいました。彼女は意識が朦朧とする中、人生に悔いはないと思いながら最期を迎えます。しかし、次の瞬間誰かに名前を呼ばれて、イアナは目を覚ますのです。目の前にいたのは、彼女の父親のチェルノでした。

どうやら、命を落としたイアナは、自身の幼き時代へ転生してしまったようです。このときから、イアナは前世の記憶を持ちながら、もう一度同じ人生を辿ることになります。

宿敵のアルハードに殺されて、過去の自分に転生してしまったイアナは、今世でも剣への情熱を持ち始めます。前世のイアナは妾の娘と周りの人に罵られていましたが、それにも負けず多くの剣士と戦い勝ち抜いた人物でした。そして、剣術大会でアルハードと初めて出会ったのです。今世でも出会うことになるアルハードとは、前世と同じ道を辿っていくことが想像できる場面も多くあります。

アドニスの3話では、なぜイアナが過去の自分へ転生したのかが、徐々に明かされていきます。剣術大会でイアナとアルハードは出会うことになり、お互い惹かれ合っていきました。アルハードは「お前を手に入れたい」とストレートな気持ちをイアナに伝えます。そして、彼はバハムート帝国で共に戦っていきたいと思っていました。ところが、イアナはロアンヌ王国の配下に入り、アルハードと敵対する立場となってしまったのです。

イアナは剣を手にすると、心が落ち着き素直になれます。それほど彼女は、心から剣を愛しているのでしょう。イアナは今度生まれ変わったら、アルハードの騎士になりたいと思いながら前世で命尽きました。その想いを叶えるべく、今世では剣を学ぼうと決意します。イアナは貴族の立場でありながら、平民が通う学校で学びたいと言い出しました。

イアナはアルハードの騎士になるという目標を果たすため、バハムート帝国について勉強を開始します。熱心に学んでいるイアナのことを、教師のジェラードが誰よりも温かく支えてくれました。調べていくうちに、アルハードは純潔な皇族ではないことが判明します。そんな中、イアナは妾の子供という理由で、召使いたちから嫌がらせを受けるようになります。

イアナはロベルシュタイン家の人たちに嫌われており、メイドに紅茶をかけられ火傷を負ってしまいます。前世の彼女であれば、黙って泣いていたでしょう。しかし、転生したイアナは、自身が剣鬼だったことを覚えています。そのため、強い心を持つイアナは、泣き寝入りをせずにメイドを罰しようとしました。彼女はこの時点で、マナを纏った赤いオーラを発している様子です。イアナは「強くならねば」と自身に言い聞かせるのでした。

アドニスの7話は、6年の月日が流れてからの話です。イアナは15歳になっていました。イアナは前世の記憶を持っているため、幼少期の頃から性格も以前と全く違っていました。それに伴い、母親のイアナに対する対応もかなり変わっています。イアナはそんな母親の態度に苛立ちを感じていました。イアナはこの時点ですでに、前世の剣術の腕を超えているのかもしれません。

前世でイアナが初めて剣で人を殺した理由が、アドニスの8話で明らかになりました。イアナは暗殺されそうになったことで、マナを纏うことができます。マナのオーラを纏うことをきっかけに、何かが変わった様子です。前世では15歳のときに大きな出来事が起こっているため、今世でも何かが起こるだろうとイアナは感じていました。また、前世で知らなかったことも起こる予感がしています。

アドニスの9話では、ロベルシュタイン伯爵家の過去について明らかにされました。また、イアナの母親イボニーが、ロベルシュタイン伯爵の側室なった過程も描写されています。サラチェはイアナを心配して、ペジラに監視を命じました。しかし、ベジラはイアナのことを良く思っておらず、監視を拒んでいます。サラチェはそんなベジラを強く否定し、イアナを見守るように言及するのでした。

ホルビーとルボニーの疑惑に関する内容が、アドニス10話の見どころでしょう。また、チェルノが側室としてルボニーを身近に置いている理由も、明らかにされています。嫌われているルボニーが、チェルノに固執しているのはなぜか、今後の展開が気になるポイントです。また、チェルノが去ったときに、ルボニーが発した「あの方」という言葉に関係があるようです。

アドニスの物語の主人公です。ロベルシュタイン伯爵家当主と第2夫人の娘で、父親からの愛情を受けずに育ちます。また、母親は毒親として有名でした。赤髪に赤い瞳、スタイル抜群の美女というキャラです。無表情で男性的な一面もあり、たまに見せる笑顔や女性的な装いが、さらに魅力的に感じます。

バハムート皇帝の妾腹の子で、前世のイアナを剣で殺した物語の重要キャラです。のちにバハムート皇帝になります。今世のイアナとは、学校の先輩として出会いました。そして、イアナと関わるにつれて、愛情を持つようになります。彼は何としてもイアナを手に入れたいと、強く思うようになりました。

イアナと同様に、ヴァルゼンタ学術院の剣術学部を目指しています。人がマナを使うと、それを感知することができるキャラです。マナを使えるイアナに、大変興味を持っています。裏では情報屋として雇われ、ある人物を探しているようです。また、一族を皆殺しにされた過去があり、復讐するという目的を持っています。

大商団の団長の息子で、イアナが実家へ帰る際に出会いました。彼の亡き母親はハーフエルフであり、精霊の力を扱うことができるキャラです。しかし、父親に人前でその能力を使わないように厳しく言われています。イアナが精霊の力を使えるきっかけとなった人物です。

ヴァルゼンタ学術院の試験で登場した人物です。小柄で虚弱なキャラのイメージですが、バンダム剣術を扱うバンダム子爵家の子供にあたります。イアナのようにマナを用いて試験に挑もうとしますが、上手に使いこなせません。

韓国漫画アドニスの見どころは、イアナが前世の記憶を持ちながら、どのようにチートしていくのかという点です。また、なぜイアナは父親から愛されなかったのか、母親エボニーの正体なども注目するポイントでしょう。他にもイアナとアルハードの2人が辿っていく運命や、妾腹の子の彼が皇帝の座につく過程も見応えがあります。イアナのことを女として見下していた男たちが、脱落していく様子もアドニスを楽しめるポイントです。

イアナとアルハードは初めて出会ったときから、強く惹かれ合いました。イアナは前世で命尽きるときに、生まれ変わったらアルハードの騎士になろうと誓います。また、2人の関係には、太古の神様による物語が深く関係している様子です。今世でイアナはアルハードの騎士になるという目標を果たすのか、結末まで注目していきましょう。

韓国漫画のアドニスは、ハマる要素が多いという感想が上がっています。特に後半から恋愛要素も増えてきて、さらに面白くなったという声もありました。イアナは長髪もミディアムヘアもよく似合っており、女性ながらもカッコ良いキャラで好きというファンもいるようです。

アドニスのコメディ展開が好きだという感想もあります。アルハードの近くにいるようになってから、イアナの調子が狂っていく様子が良いという声も上がっていました。アルハードの独占欲の塊っぷりとイアナが若干引いている様子が最高という感想もあります。

愛する女性のために世界を一巡させたというアルハードの強烈キャラを、もっとみんなに知って欲しいという声も上がっています。アルハードのヤンデレ狂愛ぶりが、笑えるくらい素晴らしいという感想もありました。

アドニスは韓国の小説が原作となっている人気漫画です。前世の記憶を持ったまま、幼い頃の過去の自分に転生してしまうという物語になっています。本記事では、1話から10話まであらすじネタバレを紹介していますが、まだまだ物語は続きます。謎の多い部分があるため、今後の展開にもぜひ注目してみてください。