【堕ちる】漫画のネタバレあらすじと結末！エリート検察官の裏の顔は売春婦？

「堕ちる」とは、eBigComic4に連載されていた漫画です。美人検察官のドロドロとした心の裏側を丁寧に描写した、人間ドラマが面白いという感想が多い作品です。また、近親相姦という重いテーマに果敢に挑んだ作品とも評されています。ここでは漫画「堕ちる」について特集します。「堕ちる」のあらすじを最終回結末までネタバレを紹介していきながら、登場人物・キャラクターや面白い魅力、読者の感想を取り上げます。

漫画「堕ちる」は2018年に小学館とイーブックイニシアティブジャパンが、共同で運営するWEB漫画配信サイトeBigComic4に連載されました。「堕ちる」のコミックスは、全3巻がeビッグコミックレーベルより刊行中です。「堕ちる」は他にもめちゃコミックやコミックシーモアなど、複数のWEB漫画配信サイトで手軽に読めます。一時期WEB広告に頻繁に出ていた作品としても知られ、タイトルだけ知っている人が多いと言われています。

ここでは反響を呼んだ漫画「堕ちる」の原作者について紹介していきます。「堕ちる」の原作者は菊池直恵です。菊池直恵は1974年1月生まれの女性漫画家で、出身地が千葉県であることを公表しています。菊池直恵はその他のパーソナルデータや素顔を明かしていませんが、彼女と交流のあるエッセイストの酒井順子は彼女のことを荒川静香似の美人と称しています。菊池直恵は星里もちるのアシスタントを経て漫画家デビューしました。

菊池直恵は第70回スピリッツ賞佳作を受賞した「ポチ」が、ビッグコミックスピリッツ1997年30号に掲載されて漫画家デビューをしています。散発的に作品を発表後に「鉄子の旅」が大ヒットしたため、一躍人気漫画家の仲間入りを果たしました。体力の限界を理由に菊池直恵版の「鉄子の旅」は終了しましたが、作品は漫画家を代えて連載され続けました。菊池直恵は現在人間の深層心理を抉るような作風で、作品を発表し続けています。

「鉄子の旅」に大ヒットで有名な女性漫画家の菊池直恵原作「堕ちる」は、人間の救いようのない内面を冷静な視点で描いた作品で面白いという感想が多いです。また、「堕ちる」は最終回結末までのストーリー展開が、目を離せなくて良いという感想・評価を受けているとも言われています。ここでは漫画「堕ちる」のあらすじを、コミックス各巻ごとに分けてネタバレを交えて最終回結末まで紹介します。

ここではeBigComic4に連載されていた話題作漫画「堕ちる」のコミックス1巻のあらすじをネタバレ紹介します。ある日、とあるホテルで女性の遺体が発見されました。女性の名前は佐藤正美で職業は検察官でした。しかし、佐藤正美には売春婦という裏の顔があったのです。何故検察官の佐藤正美が売春をしていたのでしょうか？ストーリーは佐藤正美が高校生時代だった11年前へと遡っていきます。11年前に何があったのでしょうか？

「堕ちる」のあらすじネタバレ紹介です。佐藤正美の高校時代、彼女のクラスメイトにはるかがいました。はりかは成績優秀で容姿端麗な美少女で、イケメンの彼氏もいる絵に描いたようなリア充です。実は彼女は周りを見下す性格の持ち主でした。そんなはるかがある日、彼氏から一方的に別れを切り出されて呆然とします。その日以来はるかは見下していた周囲から陰口を叩かれるようになってしまい、どんどん堕ちていくのでした。

漫画「堕ちる」のあらすじ紹介です。はるかの彼氏にある取引を持ちかけて別れさせた黒幕がいました。その正体こそ佐藤正美でした。転校生だった佐藤正美はいきなりテストで1位を取ったことを逆恨みされてはるかからいじめを受けるようになったのです。その報復として彼氏を利用したのです。帰宅した佐藤正美を後ろから抱き締める男性がいました。それは佐藤正美の父親でした。佐藤正美と父親は実の父娘にあるまじき関係でした。

「堕ちる」のあらすじを最終回結末までネタバレ紹介します。次はコミックス2巻です。佐藤正美の父親は検察官です。佐藤正美は父親に憧れて検察官を目指していました。しかし、その父親が佐藤正美が高校生の時に突然亡くなりました。葬式が終わった後で佐藤正美の母親が娘に向かって、父と娘が親子なのに肉体関係にあったことを知っていたと暴露しました。そして、父親を男として受け入れていた佐藤正美を、気持ち悪いと罵倒します。

人気漫画「堕ちる」のあらすじを最終回結末までネタバレ紹介します。佐藤正美は母親と断絶しました。しかし、表面は落ち着きを装って検察官を目指すべく、勉強していた彼女も父親を亡くしたことからくる喪失感を感じていました。特に肉体的な喪失感が大きく、彼女は性的に取り乱していました。大学生の彼女は次第に勉強にも打ち込むことができなくなってしまい、学校にいるときでも性的な欲求不満を抱いて激しい動悸に悩まされます。

話題作漫画「堕ちる」のあらすじを最終回結末までネタバレ紹介します。欲求不満のために木陰で佇んでいる佐藤正美に、同じ大学・学部の男性、松岡から声をかけられます。松岡は佐藤正美の体調を心配していました。そして、彼女に行為を持っているようでした。佐藤正美は松岡と親しくなり彼を誘いますが、土壇場で拒絶しました。佐藤正美は同年代の男性と付き合うチャンスを、自ら潰してしまいました。これが彼女が堕ちる前兆でした。

佐藤家には「バレなきゃ大丈夫だ」という不文律のようなものがありました。これで佐藤正美と父親は近親相姦の関係に及んでいましたし、母親も別の男性と不倫していました。父親を忘れることができない佐藤正美の頭の中に再び「バレなきゃ大丈夫」の考えが表れました。佐藤正美は父親の影を追い求めて手当たり次第に中年男性に声をかけていき、肉体関係を持ち、更には検察官志望なのに倫理的・道徳的に悪いことに手を染めるのです。

ここでは漫画「堕ちる」のあらすじを最終回結末までネタバレ紹介します。コミックス2巻では8年前の佐藤正美が描かれましたが、3巻では時間軸が現在になります。佐藤正美は検察官となりめざましい活躍をしていましたが、彼女の身体の疼きは決して治まることがありませんでした。学生時代と同じように男性を漁っていた佐藤正美は、やがて売春婦という裏の顔を持つようになって夜な夜な様々な男性と逢瀬を重ねるようになっていたのです。

漫画「堕ちる」のあらすじを最終回結末までネタバレ紹介します。ある日、佐藤正美は上司の小倉から食事に誘われました。食事の席で小倉は佐藤正美に、結婚を前提とした交際を申し込みました。佐藤正美は小倉のことをノーマークでしたが、彼の年齢が父親に近いことや検察官であることで、彼と一緒になれば体の疼きも治まるのではないかと思案するようになりました。しかし、いきなり肉体関係を申し出るのも気が引けて保留にしました。

漫画「堕ちる」の最終回結末あらすじ紹介です。小倉の申し出の返事を保留した佐藤正美は、彼と別れたその足で売春に出ました。その夜の売春相手は検察官でした。父親と同じ職業の男性と身体を重ねていることで胸の疼きが消える佐藤正美でしたが、相手の両手が自分の首へと伸びてきました。佐藤正美は死亡しました。現場検証にいた者の中に松岡がいました。そして、彼女を殺した検察官は自分の罪を隠蔽するために動き始めていました。

菊池直恵原作の人気漫画「堕ちる」は最終回結末までテンポ良く読むことができて、面白いという感想を多く持たれていると言われています。また、「堕ちる」は登場人物・キャラクターにリアリティがあるという感想・評価も多いとのことです。「堕ちる」にはどのようなキャラクターが登場するのでしょうか？ここでは話題作＆注目作漫画「堕ちる」の主要登場人物・キャラクターを、一覧にまとめて紹介していきます。

ここではeBigComic4に連載されていた漫画「堕ちる」の主要登場人物・キャラクターを一覧にまとめて紹介しています。最初に紹介する佐藤正美は同作品の主人公で、見た目はメガネが特徴なのですがメガネを取ると美女になります。この特徴を利用して佐藤正美は、検察官と売春婦という道なら二足の草鞋を履いているのです。佐藤正美の年齢は明らかになっていませんが、11年前に高校生だったので20代後半と推察されます。

「堕ちる」の主人公の佐藤正美は有名な進学校の生徒でしたが、父親の転勤でレベルの落ちる学校に転校しました。そこで彼女はいきなりテストでトップになりましたが、この頃から既に世間に話せない秘密を抱えていました。それが父親との肉体関係でした。父親のことを男性として愛していた佐藤正美は、毎週木曜日に逢瀬を重ねていました。突然父親を亡くした佐藤正美は、胸の疼きに悩まされていくことになり道を踏み外します。

ここではファンを中心に面白いという感想を多く持たれていると言われる、話題作漫画「堕ちる」の主要登場人物・キャラクターを一覧にまとめて紹介しています。次に紹介するのははるかです。はるかはコミックス1巻の登場する、佐藤正美の高校時代の同級生です。はるかは頭が良い美人で彼氏もイケメンという完璧さを有していましたが、プライドが高く人を見下す一面があります。故に自分より頭の良い佐藤正美に嫉妬するのでした。

はるかは佐藤正美に執拗ないじめをするようになりました。しかし、佐藤正美はいじめられて黙っている性格ではありません。逆に彼氏を彼女に取り込まれて強引に別れさせられたのです。後のはるかは高慢ちきだった性格を快く思われていなかった層を中心に嫌われるようになり、学校の中で堕ちる存在になりました。はるかはその後の登場も期待されましたが、コミックス1巻のみの出番だったので多くのファンが残念がったとのことです。

ここでは人気漫画「堕ちる」の主要登場人物・キャラクターを一覧にまとめて紹介しています。次に紹介するのは松岡です。松岡の下の名前は明らかになっていません。松岡は大学で佐藤正美と同じ学部だった男性で、具合悪そうにしている彼女に声をかけてそこから親しくなりました。以前から佐藤正美のことをよく見ており行為を持っていたのです。親しくなったことで友達から恋人関係になりそうでしたが、残念ながら別れました。

松岡はいきなり佐藤正美にキスをして性行為に及ぼうとしましたが、彼女に拒絶されてしまいました。その時に彼女の異常さも知ることになって激しく軽蔑しました。松岡は佐藤正美が死亡した時に意外な形で再登場しました。松岡がどんな思いだったのかを知りたいファンが多いと言われています。

菊池直恵原作の漫画「堕ちる」は最終回結末まで、一気に読ませるパワーを持った作品だという感想を持たれていると言われています。それはストーリー展開もさることながら、キャラクターたちにも大きな要因があるとのことです。「堕ちる」にはメインキャラクターの他に、どのような人物が登場しているのでしょうか？ここでは話題作漫画「堕ちる」のその他の登場人物・キャラクターを一覧にまとめて紹介していきます。

ここではeBigComic4に連載されていた漫画「堕ちる」のその他の登場人物・キャラクターを一覧にまとめて紹介します。小倉は48歳の検察官で、下の名前は明らかにされていません。小倉は佐藤正美の上司です。信念を持って仕事をする佐藤正美に次第に惹かれていき、彼女に結婚を前提にした交際を申し込みました。小倉には結婚歴がありましたが、妻とは死別して現在は一人暮らしです。妻との間に子供がいたのかについては不明です。

ここでは最終回結末が印象的だという感想を多く持たれているという、漫画「堕ちる」のその他の登場人物・キャラクターを紹介していきます。次に紹介するのは佐藤正美の父親で、名前は不明です。佐藤正美の父親は検察官をしていました。「バレなきゃ大丈夫」という佐藤家の不文律を編み出した人間であり、表では立派な検察官でしたが裏では溺愛する娘の佐藤正美と性行為に及んでいました。彼女の高校時代に突然死しました。

ここでは最終回結末に至るまでのストーリー展開が良かった、という感想を受けている漫画「堕ちる」のその他の登場人物・キャラクターを一覧にして紹介します。最後に紹介するのは佐藤正美の母親です。母親の名前も不明です。母親は別の男性と浮気しており、夫と娘の関係も知っていました。夫が亡くなった際にそのことを告白して娘のことを気持ち悪いと言いました。その後母娘でお互いの秘密を墓場まで持っていく約束をしました。

eBigComic4に連載されていた菊池直恵原作の漫画「堕ちる」は全3巻なので、最終回まで一気に読める作品として高評価されているとのことです。また、「堕ちる」はストーリー内容やキャラクターの他にも、多くの魅力があると言われています。「堕ちる」にはどのような魅力があるのでしょうか？ここでは漫画「堕ちる」の面白い魅力について3つの項目に分けて紹介します。

ここではeBigComic4に連載されていた人気漫画「堕ちる」の面白い魅力について考察・紹介しています。最初に挙げるのは主人公である佐藤正美の異常さです。佐藤正美は高校時代からいじめをしてきたはるかに復讐するために、はるかの彼氏に身体を差し出して自分の味方に引き込むなど異常な行動が目立っています。そんな彼女が検察官を目指して猛勉強をしているというシチュエーションが、狂っていて面白いという感想を持たれています。

また、佐藤正美は父親を男性として愛していて、近親相姦という禁断の関係を続けていました。この行動も異常だと多くのファンを驚かせたと言われています。更に娘を平気で抱ける倫理観を持った佐藤正美の父親、他の男性と不倫をしていて夫と娘の関係を見て見ぬふりしていた佐藤正美の母親も、相当異常だという感想を持たれているとのことです。「バレなきゃ大丈夫」という佐藤家の不文律が、異常さを際立たせているとも言われています。

ここでは菊池直恵原作で、eBigComicに連載されていた漫画「堕ちる」の面白い魅力について考察・紹介しています。次に紹介するのは佐藤正美の中の何かです。佐藤正美は父親を亡くしてから、常に身体に疼きのようなものを感じるようになってしまいます。佐藤正美はこの疼きを治めるには父親に近い年齢の男性、或いは父親と同じような堅い職業に就いている男性と寝ることが最善の策であると捉えて、売春婦にまでなっていくのでした。

ファンの中には佐藤正美は松岡と付き合えば良かった、と分析する人もいると言われています。松岡のような自分と同世代の男性と交際することで、ファザーコンプレックスのようなものを乗り越えることができれば売春をすることもなかったし、殺されることもなかったのではないかという推察です。佐藤正美の心の中はなかなか人に理解される類のものではないので、その辺りが「堕ちる」という作品の魅力に繋がっているとも評されています。

• 会者定離：会う者は必ず離れる定めにあるということ
• 有為転変：万物が常に変化し続けて止まないこと
• 因果応報：過去や前世での行いが現世に影響しており、それに応じた現在の幸不幸が生じること。また、それが来世にも影響すること
• 自業自得：自分が行った悪事の報いを自分自身が受けること
• 軽挙妄動：軽はずみに向こう見ずな行動を取ること
• 人面獣心：顔は人だが心は獣に等しいこと。冷酷無情な人のこと。人でなしのこと

漫画「堕ちる」の面白い魅力を紹介しています。最後に挙げるのは、「堕ちる」の中で用いられている四字熟語です。「堕ちる」に登場した主な四字熟語とその意味を上記しました。これらの四字熟語は登場人物の行動や心情を表すものとして使用されています。これまでの漫画の中でありそうであまり見られなかった手法であり、おなじみのものから難しいものまで多くの四字熟語が登場して面白いと高評価されているとのことです。

ここでは漫画「堕ちる」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。漫画「堕ちる」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「堕ちる」の大ファンだと思われる方のツイートです。「堕ちる」を最終回結末まで読まれて、性描写や近親相姦が扱われていながらもサラリと読める良作だという感想をつぶやかれています。

同じく「堕ちる」の大ファンだと思われる方のツイートです。「堕ちる」を読まれて、近親相姦を行った家族を妻（母親）が黙認していることと夫（父親）ではなく娘を嫌悪するところが興味深いという感想をつぶやかれています。

同じく「堕ちる」の大ファンだと思われる方のツイートです。菊池直恵作品のファンであるようで「鉄子の旅」を描いていた人が「堕ちる」のようなドロドロした作品を描いていることに驚いたとつぶやかれています。

ここでは漫画「堕ちる」について特集してきました。「堕ちる」のあらすじ、「堕ちる」の登場人物・キャラクター、面白い魅力などをネタバレ紹介しました。是非「堕ちる」をご一読ください。