ハカナキ楽園のあらすじは？ワイルドマンなど漫画の設定やキャラをネタバレ解説

異世界トリップ漫画「ハカナキ楽園」は、植物をこよなく愛する主人公の異世界での活躍を描いた作品で、ワイルドマンをはじめとする異世界の謎に迫った展開や、考察ポイントの多さが見どころの注目作品です。以下では、漫画「ハカナキ楽園」から、漫画のあらすじネタバレや登場人物・キャラの設定やネタバレ、漫画「ハカナキ楽園」の見どころや考察ポイント等を、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。

たかちこり先生の漫画「ハカナキ楽園」は、webコミックサイト「GANMA」にて隔週連載されていた異世界トリップ作品で、2022年4月に最終回を迎えました。単行本は電子書籍版・全9巻が刊行されている他、webコミックサイト等でも配信が行われています。

漫画「ハカナキ楽園」の作者・たかちこり先生は、東京工芸大学・マンガ学科卒業の漫画家で、「GANMA! 新人マンガ賞2017」の大賞を受賞し、漫画家デビューを果たしました。2022年11月1日には、最新作「君と世界が終わる日に」の電子書籍・1巻が発売されています。

人類がワイルドマンという生命体を討伐するという、異色の世界観が話題を呼んだ「ハカナキ楽園」は、討伐隊に追われる主人公のハラハラ・ドキドキする展開が見どころであると同時に、謎多き世界観も読者の興味をそそります。以下では、漫画「ハカナキ楽園」から、考察しがいのあるストーリーが面白い、「ハカナキ楽園」のあらすじネタバレや、おすすな人について、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。

実家の花屋の引っ越しを手伝う牧野柊は、友人が置き忘れた本を見つけ、何気なくページをめくっていると、蝶や角を生やした謎の生物が出現し、気が付くと異世界・基界に来ていました。その世界には、柊と同様に異世界に転送された人々がおり、人間を死に至らしめる謎の生命体・ワイルドマンの研究や捕獲を行っており、気が付いた柊は、学術院にてワイルドマンの解体・深核の採取現場に居合わせます。

その直後、ワイルドマンの捕獲隊に怪しまれた柊は窮地に陥るも、学術院の研究員・ハルに助け出されます。ハルの助手となった柊は、フィオと名付けられたワイルドマンの世話を任され、人類の亜種とされる謎の生命体に魅了されます。一方、外の世界ではワイルドマン討伐隊が動き出し、フィオも標的になります。柊は、ハルと小動物のワイルドマン・ククと協力してフィオを守りながら、元の世界へ戻る方法を模索します。

異世界・基界を舞台に、人類を死に至らしめる血を持つ謎の生命体・ワイルドマンと彼らの残滅を目論む人類との生き残りをかけた作風が特徴の「ハカナキ楽園」は、他種族同士の戦いやサバイバル系が好きな方におすすめの漫画作品です。異世界の悪役と言えば、人間ならざる存在が演じることが多いですが、漫画「ハカナキ楽園」では、ワイルドマンの討伐を目指す人類が悪役として描かれています。

そのため、ワイルドマンを擁護する立場にいる主人公・牧野柊も、討伐派の敵とみなされ、人間同士の戦いに巻き込まれていきます。時には、命の危機に瀕する場面に直面しながらも、死を覚悟した矢先に新たな能力を開花させて窮地を脱するなど、ハラハラ・ドキドキの展開が盛り込まれたストーリー展開や、物語全体に張り巡らされた伏線の考察など、考察しがいのある緻密な作風も見どころです。

漫画「ハカナキ楽園」は、人類から捕獲対象と見なされたワイルドマンの解体をはじめ、グロテスク描写が多いことでも知られるも、物語全体に渡って張り巡らされた異世界・基界の謎や、植物の化身と言われるワイルドマンとは何者なのかと、考察しがいのあるストーリーが読者を魅了しています。以下では、漫画「ハカナキ楽園」から、漫画の設定や見どころについて、あらすじネタバレを交えながら、ネタバレ考察しました。

漫画「ハカナキ楽園」の主人公・牧野柊は、花屋の息子らしく、植物に対する愛情が深く、植物に話しかけるなど、植物に対して並みならぬ愛を秘めています。また、牧野柊の植物愛は鑑賞だけでなく、知識の方面でも見ることができ、植物の生態から花言葉まであらゆる植物の知識を網羅し、加えて植物が関わる伝記まで調べ上げるなど、柊の植物への愛情は計り知れません。

一方、牧野柊と言えば、普通の人間では意思疎通ができないワイルドマンとの会話が可能な事も挙げられ、漫画「ハカナキ楽園」の考察ポイントにもなっています。植物の化身とされるワイルドマンは、いまだ謎多き存在であるものの、植物をこよなく愛する柊に対して親しみを感じているから、彼との意思疎通が実現できたとも考察でき、ワイルドマンから見た柊に対する考えも気になるでしょう。

また、柊がワイルドマンと意思疎通ができる能力は、彼の元の世界での出来事が能力として開花したとも考察できます。実家が花屋なことから、普段から植物に接する機会が多く、柊も植物を生き物のように話しかけていたことが、植物の化身であるワイルドマンと柊を繋ぐきっかけになり、両者の意思疎通が実現できたでしょう。

漫画「ハカナキ楽園」と言えば、異世界・基界に暮らすワイルドマンの生態も見どころであり、学術院の研究によると、ワイルドマンは人類の進化の過程で生まれた人類の亜種であり、生活様式が人類に似ているのも、人類の亜種であることを示す伏線と考察されます。ワイルドマンは、身体から植物を生やしたり、その血に触れた人類は、血がついた部分から植物が生えて死ぬ危険があります。

そのため、基界にてワイルドマンは、人類の討伐対象であり、捕獲されたワイルドマンは解体され、体内に潜む深核を採取されています。しかし、人類の中には、ワイルドマンを生命の一種とみなし、擁護する者も少ながらずおり、学術院の院長やハルのように、希少なワイルドマンを秘密裏に保護・観察する者もおり、ワイルドマンの知られざる生態に迫る研究者も存在します。

人類の亜種であり、植物と深いかかわりを持つワイルドマンですが、彼らには身体的特徴などにより複数の種族に分類され、熊のように巨大で毛むくじゃらなワイルドマンもいれば、フィオのように非常に人間に近い種、小動物のような種族が存在します。また、ワイルドマンは種族ごとに備わった特殊能力が異なり、それぞれが独自の進化を遂げたと考察されます。

ワイルドマンにとって、人類は自分たちの種族の存続を脅かす恐怖の存在と見なしている一方で、交戦的な種族の中には、人類と手を組んである企てを立てている者もおり、ワイルドマン同士の対立もあり得るでしょう。ワイルドマン同士でも、種族が異なれば分からない事が多く、謎めいた存在・ワイルドマンの謎を考察しながら読み進めることも、漫画「ハカナキ楽園」の面白いポイントでしょう。

人類の捕獲されるワイルドマンの正体や、彼らと意思疎通ができる柊の能力など、考察ポイントの多さが見どころの漫画「ハカナキ楽園」と言えば、物語の舞台である異世界・基界の秘密は外せません。基界に関する情報は、漫画の序盤で基本的なことが説明されるのみで、ハルが柊に投げかけた意味深な言葉が出て以降は、ほとんど触れられることはありません。

基界に住む人類も、生まれた時からこの世界で暮らしていたのか、それとも柊のように何かの拍子で異世界に飛ばされてしまったのか、基界そのものが謎に包まれています。一方の柊に関しては、あらすじネタバレのように、基界へ飛ばされた経緯がはっきりしており、尾本が忘れていったと思われた本を開いたことで中から謎の生命体が出現し、引きずられる形で基界に飛ばされました。

柊が見つけた尾形の本は、一見すると何の変哲のない本に見えるも、その正体は、元の世界と異世界を繋ぐ通路のような役目を果たしているとも考えられ、柊がたまたま本を開いたことで基界へつながる通路が出現したと考察できます。また、柊の例をもとにさらに考察すると、基界の人類の中には、柊のように基界と繋がる何かを見つけたことで、基界へ飛ばされた経緯もあり得るでしょう。

一方、柊が基界へ飛ばされる原因となった本の持ち主は尾形であり、柊の友人・尾形かなえの妹が、本編の6ヶ月前に失踪しており、本編開始直後も妹に関する手掛かりが掴めずにいました。もしかしたら、かなえの妹の失踪の原因は、柊と同様、基界へつながる本にあるとも考察でき、カナエの妹も基界にいる可能性もあり得るでしょう。

実家の改装のため、引っ越しの準備に取り掛かった主人公でしたが、偶然、見つけた本を開いたことで異世界・基界に引きずり込まれます。ワイルドマンと呼ばれる謎の生命体との出会いや、彼らを討伐する組織の存在との対立を経ながら、元の世界に戻れる方法を模索します。以下では、漫画「ハカナキ楽園」から、主人公・牧野柊をはじめとする主な登場人物・キャラをあらすじネタバレを交えながら、ネタバレ紹介します。

漫画「ハカナキ楽園」の主人公で、植物に関する知識が豊富で、かつ植物をこよなく愛する花屋の息子です。花屋の改装時に見つけた尾形のノートを開いた際、謎の生命体が出現し、気が付いたら異世界へ連れ去られていました。基界では、ハルの助手として働き始め、ワイルドマンとも意思疎通ができる特殊能力を発揮しながら、元の世界に帰る方法を探しています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、妹が行方不明になったことに悩む柊の親友です。柊の前では気丈に振る舞うも、内心では妹の所在が一向に掴めず、精神的に参っています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、尾本かなえの妹です。本編の6ヶ月前に行方不明になったことが言及されており、姉・かなえが行方を捜しているものの、手掛かりが掴めていません。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、基界の住人、学術院にてワイルドマンの研究を行っている男性です。異世界に来たばかりの柊の窮地を救ったことをきっかけに彼を助手に迎え、フィオの観察を命じています。また、基界について何か知っているようであり、柊と別れる際、彼に対して意味深な言葉を投げかけています。

牧野柊が転送された異世界・基界では、人類とその亜種であるワイルドマンが存在し、様々な人類・種族が登場します。しかし、旅先で出会う人々の中には、主人公の味方か、それとも敵か判断がつかない者もおり、例えようのない緊張感を味わえることも、この作品の魅力でしょう。以下では、「ハカナキ楽園」のその他登場人物・キャラについて、あらすじネタバレを交えながら、ネタバレ紹介します。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、学術院の温室にて、ハルが秘密裏に研究・観察しているワイルドマンです。外見は、人間の少女のような姿であり、腕を羽に変形させる、治癒能力があるなど、他のワイルドマンにはない特殊能力を秘めています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、学術院の院長、フィオを自身の温室で保護しています。基界にて討伐の対象とされているワイルドマンを生命とみなし、それらを擁護する姿勢を取っています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、フィオを守るべく、柊と行動を共にするワイルドマンの子供です。種族はジャンパ（跳ねる者）、あらゆる動物をミックスしたような外見と、柊の肩に乗るサイズ感が特徴で、フィオの持つ治癒能力に驚きを見せています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、ワイルドマン残滅を目論む討伐派の中心人物です。ワイルドマンの討伐には、希少な種でも容赦なく姿勢を見せ、彼らを解体して深核を取り出すなど、ワイルドマンに対して残酷な行為をしています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、ワイルドマン捕獲隊の隊長を務める男性です。また、ハルとは彼が捕獲員だった頃、同じ隊にいた先輩にあたります。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、異常発生が見られた植物の生態について調査する、学術院所属の女性研究員です。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、ワイルドマン捕獲員の中で高い立場にある女性です。ヒョウ柄の服装が特徴で、上司のシジマ同様、残虐な性格の持ち主で、柊の拷問にあたりました。

漫画「ワイルドマン」の登場人物・キャラで、イタケと行動を共にする女性捕獲員です。また、イタケと同様、シジマは上司にあたります。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、残虐な性格が目立つワイルドマン捕獲員の中では珍しい、優しい心を持った女性隊員です。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、ワイルドマン討伐隊にてワイルドマンの捕獲を担う、男性隊員です。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、カーマ（平穏なる者）の種族のワイルドマンの族長で、ハルと親交のあるワイルドマンです。他の種族からは、「諦めた者」と称されています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、親を殺されて途方に暮れていたところをハルに助けられた、カーマ族のワイルドマンです。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、伝統を重んじ、人間に交戦的な特徴を持つウィスパ族（囁く者）のワイルドマンです。また、同族殺しのワイルドマンと呼ばれるホーパー（希望を持つ者）の種族でもあり、学術院と繋がりを持っています。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、ワイルドマン討伐派の男性です。祖先は、学術院の創設に関わったオナーズ（名誉の者達）と呼ばれる者です。

漫画「ハカナキ楽園」の登場人物・キャラで、ワイルドマンのワイルドマンの一部、「生を司る者」や「全なる者」と呼ばれています。

漫画「ハカナキ楽園」と言えば、ワイルドマンの解体シーンに見られるようにグロテスク描写こそあるものの、かわいいキャラの登場に癒されたり、主人公の窮地にハラハラ・ドキドキしたりと、読み応えのあるストーリーがファンを魅了し、アニメ化してほしいとの声も見られる注目作品です。以下では、異世界トリップ漫画「ハカナキ楽園」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら、ネタバレ紹介します。

近年は、異世界を舞台にした漫画作品も多く発表される中、今回紹介した、漫画「ハカナキ楽園」は、主人公が異世界に飛ばされるところから始まるも、ファンタジー要素が強い異世界ものには珍しいハードな作風であり、「ハカナキ楽園」が面白いとの感想が多数寄せられています。作中ではグロテスク描写こそあるものの、ストーリーは非常に面白く、ページをめくる手が進むとも声も見られます。

漫画「ハカナキ楽園」も、ワイルドマンの解体シーン等のグロテスク描写もあるものの、作画自体は丁寧かつ綺麗に描かれており、また登場キャラのかわいさを相まって、グロ描写が苦手な方でも読みやすい作風となっています。また、「ハカナキ楽園」と言えば、謎解き要素の多さも特徴に挙げられ、読者を飽きさせないストーリーも人気に拍車をかけ、おすすめの漫画作品として取り上げられています。

「ハカナキ楽園」は、ストーリーはもちろん、作画やキャラデザも高く評価されており、かわいいキャラクターの登場は、女性ファンを虜にしています。また、ストーリー構成も面白く、主人公が異世界に飛ばされた原因や、様々な種族が存在するワイルドマンの生態など、考察ポイントを織り交ぜた展開も読者を夢中にし、漫画「ハカナキ楽園」が好きとの感想も寄せられています。

漫画「ハカナキ楽園」は、作者・たかちこり先生の連載デビュー作でありながら、緻密に練られたストーリー構成が高く評価されています。SNSでも、作画の美しさはもちろん、ストーリーのクオリティが高いとの評価も多く見られ、ワイルドマンの討伐隊に追われる身となった主人公のスリリングな冒険や、物語の謎を紐解く、考察ポイントの多さが、読者を夢中にさせています。

漫画「ハカナキ楽園」は、電子書籍としての配信は行われている一方で、紙媒体での単行本刊行は、2022年11月時点では実施されていません。「ハカナキ楽園」は、複数のwebコミックサイトで配信されているものの、お気に入りの漫画作品は、紙媒体でも読みたいし、コレクションしたいという漫画愛好者も多く、漫画「ハカナキ楽園」も紙媒体で書籍化をしてほしいとの声も寄せられています。

ストーリーの面白さや作画の美しさから、webコミックユーザーの間で人気を集める漫画「ハカナキ楽園」ですが、紙媒体の単行本が刊行されていないこともあり、作品の知名度が低いとの指摘も見られます。しかし、漫画「ハカナキ楽園」を読んだファンからは、ストーリーが面白くて一気に読んでしまったとの感想の他、アニメやドラマ化を望む声も見られ、「ハカナキ楽園」の映像化への期待が高まっています。

漫画「ハカナキ楽園」の漫画あらすじネタバレや、登場人物・キャラのネタバレ、「ハカナキ楽園」の設定や見どころなどを、考察を交えながら、あらすじネタバレ紹介しました。ひょんなことから基界に飛ばされた牧野柊の壮絶なサバイバル生活や、彼と意思疎通ができるワイルドマンの正体、討伐隊の目的、物語全体に張り巡らされた伏線の考察等、読み応えのあるストーリーが、読者を夢中にさせてくれるでしょう。