2022年10月27日公開
2022年10月27日更新
【の、ような。】あらすじをネタバレ解説!漫画の登場人物や感想をまとめて紹介
麻生海先生の最新作「の、ような。」は、多忙な日々を送るライターの独身女性と、両親の死をきっかけに同居を始めた兄弟との新たな生活や絆を描いたヒューマンドラマです。本文では、ドラマ化を期待する声も上がる、麻生海先生の漫画「の、ような。」のあらすじネタバレや登場人物・キャラ、漫画「の、ような。」の見どころや感想・評価などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。
目次
の、ような。とは?
漫画「の、ような。」は、日々仕事に追われる30代独身の女性が、彼氏が引き取った兄弟の育児に奮闘する日常を描いたヒューマンドラマです。以下では、麻生海先生の最新作「の、ような。」の漫画あらすじネタバレや、登場人物、漫画「の、ような。」の見どころや感想などを、ネタバレ紹介します。
の、ような。の概要
【「の、ような。」更新日のお知らせ】
— コミックトレイル⚡毎週(金)更新! (@comic_trail) September 21, 2022
麻生海先生「の、ような。」最新第27話は10月7日(金)に更新します。
どうぞお楽しみに!! pic.twitter.com/pyeq3Z1IO2
麻生海先生の漫画「の、ような。」は、2018年からWEBマンガサイト「コミックトレイル」にて連載されているヒューマンドラマで、単行本は2022年6月時点で計5巻が刊行されています。
の、ような。の作者は麻生海
麻生海『の、ような。』#読了
— もかみ (@kame707080) June 29, 2022
両親を失った兄弟と、突然始まった同居生活。キナちゃんの人との距離感が絶妙で、素敵だと思う。子供って大人が思うよりずっといろんな事考えてるよね。#読書記録 pic.twitter.com/UGFAyMnkKw
漫画「の、ような。」の作者・麻生海先生は、BL作品を中心に発表しており、「負け犬のなんでも屋」や「愛と混乱のレストラン」など、数多くの人気作を手がけてきました。
の、ような。の漫画あらすじネタバレ
以下では、麻生海先生が紡ぐ、新しい家族を描いたヒューマンドラマ「の、ような。」の漫画あらすじをネタバレ紹介します。
1話あらすじネタバレ
日々、締め切りに追われるライター・高山希夏帆の元へ、中学生と5歳の兄弟がやってきます。彼らは、希夏帆の彼氏・大沢愁人の従姉妹の子供たちで、先日、両親を事故で亡くしたばかりでした。両親の葬儀にて、残された兄弟の引き取り先を巡って親戚同士でもめてしまい、それらを見かねた愁人が兄弟を引き取ることにし、希夏帆が子供を見捨てる事が出来ない性格を利用して、彼女のマンションに連れてきました。
愁人とは長い付き合いで、断らないことを見越したうえで兄弟を引き取ったことに腹正しさを覚えつつも、彼に振り回されることは慣れていると腹をくくり、ひとまず、兄弟を引き取ることを了承します。そして、兄弟が成人し、1人で生活できるまで世話をすることに決まり、希夏帆も、不器用なりに母親代わりになれるよう奮闘します。
2話あらすじネタバレ
【「の、ような。」がpixivコミックで読めます!】
— ラバコ(旧HAKOBUNE) (@hakobune_info) September 5, 2017
麻生海先生の「の、ような。」第2話(前編)がpixivコミックで読めちゃいます!https://t.co/0PYzyjTGDK
突然始まった子どもたちとの生活は一カ月ほどたって…!? pic.twitter.com/S23jmgRa6P
4人の共同生活が始まって1ヶ月後、兄弟も新しい生活に慣れたものの、生活リズムが少しずつ変わりつつある希夏帆は、家事をする時間が圧倒的に増えたことで、仕事に充てられる時間が減りつつあり、仕事のスケジュールの変更を検討するようになります。中学生の兄・冬真も、希夏帆たちを気遣い、家事を積極的に手伝ってくれ、1人でこなすことに慣れていない希夏帆も助かっていました。
また、共同生活による変化は彼氏の愁人にも現れ、兄弟を引き取るまでも希夏帆とほぼ同棲状態にあったものの、4人での生活に入ってからは、自ら家事を手伝うようになりました。
3話あらすじネタバレ
【「の、ような。」がpixivコミックで読めます!】
— ラバコ(旧HAKOBUNE) (@hakobune_info) March 20, 2018
麻生海先生の「の、ような。」第3話(後編)がpixivコミックで読めちゃいます!https://t.co/0PYzyjTGDK
希夏帆のお迎えを幼稚園で待つハルですが…!? pic.twitter.com/spzTbY7L8l
春陽の散髪をしている頃、愁人の弟が店長を務めるお店の従業員・吉岡が、いらなくなった子供を服をもってきたものの、洋服はどれも女の子もので、希夏帆は男の子でも着られる服がないか探し始めます。女の子の服も着て見たら、という吉岡の発言に戸惑う希夏帆をよそに、春陽は自ら女の子の服も来てみたいと言い出し、実際に着させてみると、予想以上に可愛らしくなりました。
そんなある日、居眠りをしていた希夏帆は、幼稚園から電話を受けて慌ててお迎えに行きます。その頃、幼稚園では、お迎えを待つ園児たちが遊んでおり、希夏帆を春の母親だと思っている園児たちは、春陽が母親を「キナちゃん」と呼ぶことを不思議に思うも、友達が次々と帰っていき、園に残された春陽は、ふと母親が亡くなった時のことを思い出します。
4話あらすじネタバレ
仕事が進まずにいた中、冬真の通う学校から連絡を受けた希夏帆は、冬真の部活のことで担任の先生と相談することになりました。中学校では、生徒全員が部活に入ることが定められており、冬真は、少しでも2人の手助けしたいと部活に入ることを拒否しました。部活の件は、学校生活でしか得らないものもあるという希夏帆のアドバイスを受け、冬真は部活に入ることを決意します。
数日後、春陽を連れて公園に向かった希夏帆は、ジャングルジムに子供たちが集まり、てっぺんから降りられずにいる男の子に対して、気の強そうな女の子がけしかける光景を目撃します。子供たちが怪我をしかねない状況にもかかわらず、保護者のママたちはただ見守っているだけで、希夏帆が子供たちの間に入ったことで、事なきを得ました。
気の強そうな女の子・有里花ちゃんからは、子供の事に大人が口出しするなと言われ、ママたちも、子供相手に本気になる希夏帆に恐怖を覚えます。しかし、子供を本気で心配する希夏帆は、子供たちにケガをさせる前に注意することが大人の役目だと言い、正論を言われて苛立ちを覚え、子供を連れて帰宅する者も出てきました。一方、希夏帆は、子供たちへいじめを受けたら助けを呼ぶことや、それは恥ずかしいことじゃないと教えます。
5話あらすじネタバレ
麻生海先生の「の、ような。」2巻に登場する冬真が所属する料理部の顧問の兼家庭科の先生がどう見てもモブじゃないのだが、吉岡や信隆みたいに麻生先生の過去作に既に登場してたりするのかな。見つけられない…!!!! #麻生海 pic.twitter.com/6KyOJp3YXp
— 鞘 (@sy2a_1925) July 1, 2019
部活を検討中の冬真は、希夏帆の後押しもあり料理部へ入部することに決めた頃、季節はクリスマスを迎え、希夏帆と愁人は、兄弟へのプレゼントを何にしようか考えます。また、幼稚園では、クリスマス用のウサギ耳の作り方が保護者に配布され、希夏帆は、陸くんママこと美加子と、かずくんのママの3人でウサギ耳を作り、愁人は子供たちを連れて公園へ行きます。
6話あらすじネタバレ
【芳文社コミックス絶賛発売中!】
— 週刊漫画TIMES 公式 (@shukanmanga) April 17, 2019
「の、ような。」(麻生海)第2巻は絶賛発売中!独身の希夏帆と中学2年生の冬真、5歳の春陽、そして希夏帆の恋人・愁人が一緒に暮らしてから初めて迎える年末年始。そんな中、春陽の描いた絵を見た希夏帆は…。
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冬休みに入り、朝の時間をゆっくり過ごせるようになったものの、希夏帆の方は仕事がはかどらず、その日は、子供たちを愁人に任せ、息抜きを兼ねて外で仕事をします。大掃除に取り掛かったり、兄弟の喪中を気遣いながらおせちを用意しながら大晦日・新年を迎えます。お年玉をもらい、初詣をすませた兄弟は、愁人と共に祖父母の元へ向かい、新年のあいさつをし、両親の仏壇へ線香をあげました。
祖父母の家から帰宅した3人でしたが、春陽の様子がおかしく、体温を測ると38度の高熱を出していました。希夏帆と愁人は、新年早々慌ただしく動く羽目になったものの、春陽を連れて病院へと駆け込みます。
7話あらすじネタバレ
年末年始なので、病院には外来の患者であふれかえっており、ぐずる赤ん坊の泣き声に不機嫌になる患者と遭遇しながらも、希夏帆は春陽の傍に寄り添います。春陽の熱は、大晦日で夜更かしした疲れや風邪が原因と見られ、帰宅後も春陽は高熱で寝込み、お母さんの夢を見ます。その頃、コンビニに向かった希夏帆は、母親の写真をプリントし、春陽が不安を和らげるようにと、両親の写真を枕元に置きます。
その後も、春陽の熱が続き、お母さんの夢を見てはグズることもあったけれど、数日後には食欲も戻り、いつもの元気な様子を見せます。
8話あらすじネタバレ
新年早々、春陽に続き、今度は愁人も風邪で寝込んでしまい、締め切りが迫る希夏帆も自身を鼓舞しながら、なかなかはかどらない仕事に向かっていました。そんな様子を察した冬真は、明日から始まる学校のお弁当や春陽のお迎えは自分がやるといい、冬真のしっかり者ぶりに感心します。また、以前は焼きそばしか作れなかった愁人も、希夏帆の夜食にサンドイッチを用意し、それぞれの成長を感じます。
そんな中、幼稚園のお餅つきのプリントを渡された希夏帆は、春陽と一緒に行けるように仕事を空けることを約束し、春陽は喜びます。その日も、徹夜で仕事をした希夏帆でしたが、仕事を終えた早朝に寒気を感じ、高熱を発してしまいます。
9話あらすじネタバレ
朝の幼稚園の送迎にて、希夏帆は母親と手を握ることを嫌がる女の子を見かけます。女の子は母親のことを「おばあちゃん」と呼び、年齢の若いおばあちゃんなのか、それとも高齢出産だったママさんなのかと、見極めが難しいと思っていた矢先、熱のため今日の登園は出来ないと言われた女の子が目に留まります。
女の子は莉奈ちゃんと言い、子供に辛く当たるお母さんは温かい恰好をしていながら、子供の方は薄着で、髪の毛も手入れされておらず、希夏帆は気になりつつも、余計な詮索はしませんでした。一方、冬真は、料理部に誘ってくれた栢沼圭と友達になり、部活で作るロールキャベツの味付けについて話していました。
母親と2人暮らしの圭は、料理部で作った料理を自宅に持ち帰っており、その話を聞いた冬真は自分もそうしようと考えます。そして、週末には、幼稚園の餅つき大会が行われ、愁人は餅つきを手伝い、希夏帆もママさんと一緒にお餅にあんこを入れる手伝いをします。手伝いを終えてひと段落し、春陽を探しに向かった希夏帆は、母親を「おばあちゃん」呼ばわりする女の子を再び見かけます。
女の子は希ちゃんといい、自分の母親はもっと綺麗な人だと言い、一緒に来ていた希ちゃんのパパも娘を叱ります。希ちゃんのお母さんは、出産前までは綺麗な女性でしたが、身体が弱いにもかかわらずお母さんの強い希望で子供を授かったこと、出産が大変だったことで疲れてしまい、それらが原因で老けてしまったものの、年齢は夫より年下でした。
自分を産んだことで、母親がおばあちゃんのようになってしまったことにショックを受ける希ちゃんでしたが、周りのお母さんが若くて綺麗な見た目であることを気にし、自分の母親が老けて見えることに恥ずかしいと思っていました。一部始終を聞いていた希夏帆は、子供を産んで育てる人は、年齢や容姿に関係なく凄いことで、恥ずかしいと思うことはないと力説します。
また、希ちゃんが母親のことを「おばあちゃん」と言い続けていると、本当のおばあちゃんになってしまうと教えました。そして父親の妻を大切に思うセリフも相まって、希ちゃんの言葉がお母さんを元気にし、綺麗なお母さんに変わるとアドバイスを送ります。
10話あらすじネタバレ
幼稚園の餅つき大会を終わりに近づき、希夏帆は持ち帰り用のパックにお餅を詰める手伝いに加わります。その頃、職員室では莉奈ちゃんの母親について話しており、熱が出ていたため、職員室で待機していた莉奈ちゃんは、毛布にくるまりながらお餅を食べていました。幼稚園では、熱が出た場合は休ませ、お餅は保護者が取りに来るようにとお知らせを出したにもかかわらず、莉奈ちゃんの母親はお餅をもらいに娘を行かせました。
また、莉奈ちゃんの自宅に連絡を入れても不在であり、対応に困る先生方の様子を見た希夏帆は、何かを思います。帰宅後、餅つき大会の準備で疲れた希夏帆を残し、愁人と兄弟は春陽のランドセルと、両親の写真を飾るコルクボードを買いに行きます。ボードには、兄弟に撮ってもらった希夏帆・愁人の写真も飾られ、画びょうの飾りを紙粘土で作ります。
そんなある日、夕食の準備を冬真に任せた希夏帆は、春陽を連れて公園に向かうと、莉奈ちゃんが公園の水道の水を飲みながら、地面に生える花を食べてる姿を目撃します。希夏帆は莉奈ちゃんに声をかけ、カバンの連絡先から電話を出るも不在であり、莉奈ちゃんも母親がどこに行ったのかも分からず、家へ送り届けることも拒否されたことを受け、ひとまず自宅へ連れて行くことにしました。
莉奈ちゃんは家ではお風呂にも入れさせてもらえないとみられ、希夏帆は莉奈ちゃんに入浴剤を選ばせてお風呂に入れ、莉奈ちゃんの家庭も色々と問題を抱えていると察します。
の、ような。の主な登場人物・キャラ
以下では、実の親子・家族のような主人公たちの日常が目を引く、麻生海先生の最新作「の、ような。」の主な登場人物を紹介します。
登場人物①高山希夏帆
【「の、ような。」がpixivコミックで読めます!】
— ラバコ(旧HAKOBUNE) (@hakobune_info) June 20, 2017
麻生海先生の「の、ような。」第1話(中編)がpixivコミックで読めちゃいます。https://t.co/0PYzykbhvi
幼い少年たちの心細さや不安は…。 pic.twitter.com/e4fxLjGMLl
「の、ような。」の主人公で、職業はライター、30代の独身女性です。30歳を過ぎてから購入したマンションを自宅兼仕事部屋にしており、彼氏の愁人が親戚の兄弟を引き取ったことで、4人で共同生活を始めます。子供たちからは「キナちゃん」と呼ばれており、家族が増えたことで家事や育児に追われるも、不器用なりに奮闘しています。
登場人物②大沢愁人
希夏帆の彼氏で、従姉妹夫婦の葬式にて、兄弟の引き取り先について揉める親戚たちをみかね、希夏帆の性格を見抜いたうえで兄弟を引き取ります。希夏帆との結婚を考えるも、彼女からはタイミングなどを理由に断られています。兄弟の父親代わりとして奮闘していくうちに、家事を積極的にこなすようになります。
登場人物③深雪冬真
愁人の従姉妹の長男で、中学2年生、希夏帆の家に来たばかりの頃は何かと気を遣う場面が多かったものの、仕事が忙しい希夏帆を察して、家事を積極的に手伝うなどしっかりしています。学校では、家事に役立つとの理由から料理部に入り、希夏帆たちにも振舞っています。
登場人物④深雪春陽
愁人の従姉妹の次男で、幼稚園に通う5歳です。明るく好奇心旺盛な性格であり、聞き分けが良く、お手伝いも積極的にしてくれる男の子です。普段は明るく振る舞っているものの、亡くなったお母さんの夢を見ることがあり、寂しさを募らせています。
登場人物⑤大沢信隆
愁人の弟で、小料理屋・今井の店長です。中学生の娘がおり、娘が着れなくなった服を持ってくる等、兄弟を気にかける一方で、愁人に対して敵対心を抱いている模様です。
登場人物⑥大沢千都
今井信隆の娘で、愁人の姪、時折、お父さんの仕事を手伝っています。また、冬真の転入先の中学校に通っており、実家が料理屋なので料理部に入っています。
の、ような。のその他登場人物・キャラ
以下では、個性的なキャラクターの登場も見どころも、麻生海先生の漫画「の、ような。」のその他の登場人物をネタバレ紹介します。
登場人物①吉岡
信隆の友人で、信隆に頼まれて娘のおさがりを希夏帆の自宅へ届けました。また、小料理屋・今井の男性従業員とパートナー関係にあります。
登場人物②陸
春陽の転入先の幼稚園児で、母親と2人で生活しています。実の両親を亡くした春陽に対して、自分と似たようなところがあると気が付き、友達になります。
登場人物③美加子
陸くんのお母さんで、女手一つで息子を育てています。希夏帆とは幼稚園のお迎えで知り合い、ママ友として交流しています。
登場人物④有里花
春陽の通う幼稚園児で、自分が一番かわいいと思っている自信家であるものの、気が強く、ちょっとわがままなところが玉にキズでしょう。
登場人物⑤かず
春陽の通う幼稚園児の1人で、有里花ちゃんに煽られ、ジャングルジムから飛び降りようとしたところを季夏帆に止められました。
登場人物⑥野島
かずくんのお母さんで、裁縫が苦手な母親から押し付けられそうになっていたところを美加子に助けられ、その後は、希夏帆・美加子と一緒にウサギの耳を作りました。
登場人物⑦希
春陽の通う幼稚園児で、周りのお母さんと比べて自分の母親が老けて見えることから、「おばあちゃん」と呼んでいます。
登場人物⑧ことみ
莉奈ちゃんのお母さんで、夜の仕事で生計を立てるシングルマザーです。若くて可愛らしい印象であるものの、娘の育児は放任状態であり、娘が希夏帆の世話を受けたことをきっかけに、母親らしさを見せるようになります。
登場人物⑨栢沼圭
冬真の転入先の同級生で、料理部に誘ってくれた友人です。旧姓は満平で、ある理由で両親が離婚し、母親の手伝いをするべく、料理部に入りました。また、自身の旧姓について、冬真に意味深なセリフを発しています。
登場人物⑩爽太
冬真の転入先の同級生・友人で、冬真・圭の3人で行動を共にしています。圭のことを旧姓をもじった「みっちゃん」と呼んでおり、そこから圭の旧姓が明かされました。
登場人物⑪優子
希ちゃんのお母さんで、昔は女優として活動していたものの、今では老けた印象になってしまい、娘から「おばあちゃん」と呼ばれています。元来、身体が弱かったものの、本人の強い希望で娘を生んだことや、お産が大変だったことによる疲れから、老けてしまったことが明かされます。
登場人物⑫莉奈
春陽の通う幼稚園児で、冬なのに薄着だったり、髪の手入れもあまりされていない等、虐待を思わせる様子が見えました。希夏帆が一時的に世話をしたことで、莉奈ちゃんの母親も育児に対して関心を示すようになり、莉奈ちゃんにも変化が現れます。
の、ような。の見どころ
以下では、麻生海先生が描くヒューマンドラマとして注目される、漫画「の、ような。」の見どころを、ネタバレ紹介します。
見どころ①育児の苦労がわかる
#新刊を語る会『の・ような。/麻生海』
— 雅(Софья Ириноская Павловна) (@nijyouinnmiyabi) July 12, 2020
悲しい現実両親の事故とかあるけどその先に日常、食べる寝る学校に行くがあって主人公の言葉考え行動が子供達とその周りの子供達にプラスになっていくのは読んでいて希望を感じる
こうやって子供であっても一人の人間として意見を求められ勝手に決定されない pic.twitter.com/0jpCSRQMJH
「の、ような。」では、希夏帆の目線を通じて兄弟のお世話をしているような育児の疑似体験が出来ると同時に、育児の苦労も知ることができる作品としても話題を呼んでいます。血の繋がりは関係はなく、子供を育てることは大変であるものの、自分なりに子供たちと向き合い、人間的に成長していく希夏帆の変化も見どころです。
見どころ②慣れない育児への希夏帆の覚悟
麻生海「の、ような。」2巻 #読了
— 今日乃みやこ (@Miyako_Kyono) April 18, 2019
4人がどんどん家族になっていっててホッコリする。春陽は相変わらず可愛いし、冬真は料理の腕も上がってイイ男。ウチの子の周りにはこんな子いないよ〜😊 ラストでちょっと気になる子が出てくるんだが、きっとキナちゃんが何か物申すはずなので楽しみに待ってる。 pic.twitter.com/IyM02zj1UT
ひょんなことから、年の離れた兄弟の母親代わりを担うことになった希夏帆でしたが、素直で家事も積極的に手伝ってくれる兄弟に感化され、自身も彼らを育てる覚悟を決め、不器用なりに育児に携わっていきます。どんなに仕事が忙しくても、それらを言い訳にして家事や育児に手を抜くことはせず、実の母親以上に兄弟に尽くす姿は、本当の母親のように感じるでしょう。
見どころ③冬真たちの両親の死
今回も最高であった。キナちゃんみたいな人間になりたい。ハルは相変わらずの可愛さ。
— 藤浪保@発売中:魔導具の修理屋はじめました (@FujinamiTamotsu) June 16, 2021
"の、ような。 4巻 (ラバココミックス)"(麻生海 著)https://t.co/IVbBMCQTn9 pic.twitter.com/zqC0VtKqGK
「の、ような。」の冬真・春陽の両親は交通事故死とされるも、実は、事故を起こしたドライバーは飲酒運転であったことと、その犯人はある人物の身内だったことが示唆されます。冬真は、両親を死に追いやった犯人について何となく気がついたものの、真実を知った冬真が、今度どのような行動を見せるのかも、「の、ような。」の注目ポイントです。
の、ような。に関する感想や評価
以下では、人気BL作家・麻生海先生の最新作で、ドラマ化も期待される、漫画「の、ような。」に関する感想や評価を紹介します。
感想1:人間関係や子供との関係の大切さを丁寧に描いた作品
>RT 『の、ような。』人間関係の距離感の描写、子供に親が物事を教えるということの大切さをすごく丁寧に紡いでいて読んでてほっこりする作品です
— かすとら🐣 (@abs_tra) June 20, 2021
COMIC FUZ|の、ような。 - 麻生海 - 映像化作品などのバラエティ豊かなマンガが読める芳文社公式 https://t.co/1o4M5GDFZL
麻生海先生の漫画「の、ような。」では、主人公と周囲の人々とのやり取りも面白いポイントであり、人間関係の大切さを丁寧に描いた作品とも評され、ほっほりするストーリーが面白いとの感想も見られます。また、「の、ような。」は、母親代わりとして兄弟に物事を丁寧に教えるシーンも見どころであり、親子関係にて大切なことも取り入れられ、幅広い世代に支持されています。
感想2:胸がギュッとなる
「の、ような」麻生海 芳文社
— よこしまもよう (@shimamch1) November 22, 2020
血のつながりはないけど、家族のような家族じゃないようなつながり。
ちょこちょこと胸がぎゅっとなります(個人の感想です)。
子どもたちが健気…。#のんつれ読書会 pic.twitter.com/hwbpM3ptlk
新しい家族のカタチをテーマにした漫画「の、ような。」は、不器用なりに仕事と育児をこなす主人公の奮闘はもちろん、新しい生活環境で健気に生きる兄弟の成長も人気の要因となっています。兄弟が子供らしくいられるようにと大人たちが背中を押してあげたり、時には気遣ってあげたりする場面は、読者の心を和ませ、胸がギュッとなったとの感想も見られます。
感想3:様々な形の家族があっていいと思えた
麻生海さん、「の、ような。」。
— ひとみ (@xhxt_xm) April 18, 2019
最高だった…😭
突然、両親を亡くした二人の少年と暮らすことになった主人公。
主人公のサバサバしながらも少年達への愛情を感じると共に、少年達も主人公を思いやる姿がたまらなかった…。
幼稚園児の弟も可愛いよ😭
家族は色んな形があっていいんだなと思えた作品。 pic.twitter.com/ndbfZAH6bU
主人公と子供たちの関係が良いとの感想が多く見られた、麻生海先生の漫画「の、ような。」では、ひょんなことから家族となった主人公たちの日常生活に心が温まるとの感想が寄せられると同時に、こんな形の家族も良いとの感想も見られます。本当の意味で家族ではないものの、希夏帆・愁人が兄弟に注ぐ愛情は本物であり、色々な家族の形があっていいと思えたとの前向きな感想も寄せられています。
感想4:弟の春陽がかわいい
の、ような。4 / 麻生海
— むいむい (@reading_nov27) June 17, 2021
両親を事故で亡くした中学生と幼稚園児の兄弟
母の従兄弟♂️に引き取られ、その恋人♀️のマンションで家族「のように」暮らす4人の物語。4巻
弟ハルが最強‼️ 可愛い❤️
それにつきる!
ハルの可愛さを見たいがために何度も読んでしまう😅#のような #麻生海 #読了 pic.twitter.com/3Jl8rdq2zY
麻生海先生の漫画「の、ような。」の感想の中には、愁人に引き取られた兄弟の幼い弟・春陽がかわいいとの声も多く寄せられ、漫画「の、ような。」のいやしキャラとして人気を集めています。まだ、幼稚園児なので、思ったことをストレートに言ってしまうこともあるけれど、家事を手伝ったり、年相応の子供らしい可愛らしい性格が、読者を魅了しています。
の、ような。のネタバレまとめ
麻生海先生の漫画「の、ような。」のあらすじネタバレや登場人物、作品に関する感想や評価をネタバレ紹介しました。麻生海先生の初のヒューマンドラマとして注目される「の、ような。」は、突然、育児をすることになったアラサーの独身女性の奮闘だけでなく、本当の家族のような絆を育む主人公たちの姿は、読者を優しい気持ちにさせてくれます。