【春駒~吉原花魁残酷日記~】漫画のネタバレあらすじ!実話がモデルの花魁物語

こちらの記事では実在した花魁の実話を漫画化した作品『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじをネタバレを交えてご紹介しています。漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』の内容や登場人物、物語を読んだ読者の感想・評価や見どころをネタバレ有りで知りたい人はこちらの記事に目を通してみてください。『春駒~吉原花魁残酷日記~』は現在、書籍または小学館が運営する漫画配信サイト・夜サンデーにて公開中となっています。

【春駒~吉原花魁残酷日記~】漫画のネタバレあらすじ!実話がモデルの花魁物語のイメージ

目次

  1. 春駒~吉原花魁残酷日記~は実話がモデルの花魁物語
  2. 春駒の漫画1話~10話あらすじネタバレ
  3. 春駒の漫画11話~15話あらすじネタバレ
  4. 春駒の登場人物・キャラ
  5. 春駒の面白い魅力
  6. 春駒の漫画に関する感想や評価
  7. 春駒の漫画ネタバレまとめ

春駒~吉原花魁残酷日記~は実話がモデルの花魁物語

春駒~吉原花魁残酷日記~の概要

『春駒~吉原花魁残酷日記~』はシュオウガクカンが運営する漫画配信サービス・夜サンデーにて掲載中の花魁漫画。明治時代に実在した吉原遊廓の花魁・森光子さんの手記『光明に芽ぐむ日』と『春駒日記』を元に漫画家の望月帝先生が漫画化した作品となっています。現在は森光子さんの著作物の管理権限の関係により連載が休止中となっています。

春駒~吉原花魁残酷日記~の作者

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の作者は漫画家の望月帝先生。2019年9月から漫画配信サイト・夜サンデーで『春駒~吉原花魁残酷日記~』を連載されています。また、『春駒~吉原花魁残酷日記~』の漫画の元ネタとなった手記は明治時代の実在の花魁・森光子さんが制作されました。

物語の主人公・春駒は森光子さんをモデルにしており、当時実際に使用していた娼妓時代の源氏名です。父親の借金の肩代わりとして遊郭に売られた春駒は、仕事の傍ら自分に降りかかった出来事を日記に記しそれを元に『光明に芽ぐむ日』と『春駒日記』を制作しました。

第1話 / 春駒 ~吉原花魁残酷日記~ - 望月帝/森光子 | サンデーうぇぶり

春駒の漫画1話~10話あらすじネタバレ

1話あらすじネタバレ

数字の1

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ1話目。親の借金のかたに売られた19歳の少女・春駒は、周旋屋という人物に連れられ東京に行くことになります。周旋屋の話によると、花魁は客の男性と騒ぎながらお酌をすれば良い仕事だといいます。そして娼館・長金花楼に着いた春駒は、"春"のように清く"駒"のように強い女性であるようにという願いから「春駒」という源氏名を貰うのでした。

2話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ2話目。遊郭での初めての仕事の日。春駒は周旋屋が言っていた仕事の内容と違う事に驚きと戸惑いを見せます。欲望を露わにした客を前に思わず部屋を飛び出します。その後、事情を話せば分かってくれるかもしれないと考え直した春駒は勇気を出して再び部屋に戻ります。しかし、春駒の思いも虚しく彼女は男の思うままにされてしまうのでした。

3話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ3話目。遊郭に売られ望まない男女の関係を仕事として生きていかなければならなくなった春駒。純潔を怪我されたショックから無気力となってしまった春駒は、塞ぎ込みながらも親の借金を返すため否応なく仕事をする日々を送ります。そんなある日、遊女の義務ともなっている定期検診がやってきます。春駒は病気と診断され入院できればと思うのでした。

4話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ4話目。正月が目前となったある日、春駒は先輩の花魁から"しまい日"という日があることを教えられます。しまい日というのは三が日と7日、15日、16日のことで、この日に客を呼べなければ1日につき2円の罰金を科せられるというものでした。

しかし春駒は花魁としての客はまだほとんどおらず、月に受け取る給料は11円。このままでは借金返済どころか赤字となってしまうのは目に見えています。そんな過酷な環境で、春駒はさらに追い詰められていってしまうのでした。

5話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ5話目。しまい日の事を知った春駒ですが、体を使って男性を持てなすこの仕事にはいつまでも慣れることはありませんでした。しかし客を取らなくては罰金が科せられる。

そんな思いから、春駒はさらに憔悴していってしまいます。そして年が明け元旦がやってきました。周りの花魁たちが正月の楽しみである羽根つきをしている姿を見て、春駒は本当であれば自分もああやって楽しくお正月を過ごしていたのにと暗い顔をするのでした。

6話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ6話目。とうとう訪れたしまい日。しかし未だ花魁という仕事に嫌悪感を持つ春駒は、客を一人もとれないでいました。そんな時、春駒を気に掛けていた紫君という花魁が春駒の罰金を肩代わりしてくれます。そして紫君は春駒に「もう少し花魁の仕事に身を入れてみたら」と声をかけます。

7話あらすじネタバレ

あらすじと書かれた画像

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ7話目。紫君に自分の気持ちを共感してもらったことで自分は一人ぼっちではないのだと気づいた春駒。紫君という心の支えができた春駒は花魁の仕事に向き合う気持ちが出てきます。ある日、春駒は鳥飼朔太郎という客と出会います。しかし彼は大酒を飲むのでもなく、女を好きにするのでもなく「この苦界にいる娼妓を救いたい」と言い出すのでした。

8話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ8話目。娼館・長金花楼に来てから一ヶ月が経った春駒は、新人として客を回して貰える"初見世"の期間が終わり、自分で客を取らなければいけなくなります。そんな時、春駒は腹痛に見舞われます。病院で症状を見てもらった春駒は、医者に何らかの生殖器の病気であるだろうと告げられます。

9話あらすじネタバレ

ネタバレと書かれた画像

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ9話目。以前医者に生殖器の病気であると診断された春駒は、定期検診の結果入院することになります。始めは仕事をする必要がなくなって喜んでいた春駒でしたが、病院に入ってみるとまずい食事に悪臭のする布団、入院している患者の雑音と決して良い環境が待っていました。そこで自分と同じ19歳の花魁の少女と知り合った春駒は彼女と打ち解けます。

10話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ10話目。病院で仲良くなった小町という同い年の少女に些細なきっかけで避けられ始めてしまった春駒。春駒は小町が春駒に言った「強い人ね」という言葉の意味が気にかかっていました。疎遠となってしまった小町ですが、春駒は千十遊郭という格が低い遊郭から来た彼女に看護師たちが冷たくあたっているのを見て、再び彼女に寄り添おうと思います。

春駒の漫画11話~15話あらすじネタバレ

1話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ11話目。しばらくの入院生活が続き小町の退院していきます。その翌日には春駒も退院が決まり、あの地獄の日々が始まるのでした。春駒は迎えの荷馬車に乗り娼館に向かいながらこのまま逃げてしまおうかと考えます。しかし家に帰るまでのお金がない春駒は、やはりこのまま遊郭に戻り悪夢の日々を再開するしかないのでした。

2話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ12話目。退院し再び客に体を売る日々が始まった春駒。しかし、紫君や小町との出会いによって心境の変化があった春駒は、以前とは違い一日に十人近くもの客を相手にできるようになっていました。そんなある日、早稲田に通うという学生客を相手にすることになった春駒。

その部屋には春駒の他にも二名の花魁が呼ばれており、インテリぶっているその客は春駒たち花魁をバカにする物言いで酒を飲みます。そんな時、普段から本を読み知識を蓄えている春駒が客の間違いを指摘します。自分たちをバカにしたように、客に言い返した春駒。客はそのことに腹を立てて帰ってしまいますが、同席していた花魁たちは見事相手を打ち負かした春駒に感謝の言葉を贈るのでした。

3話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ13話目。春駒が遊郭に来てから4ヶ月経った頃。春駒にも馴染みの客がつくようになっていました。そのうちの一人である坂本という客は本好きの春駒のために本の贈り物もしてくれる人物。始めは誰であろうと客なんてとりたくないといった態度の春駒でしたが、この坂本という人物にはまた来て欲しいと思っているかのような様子も見せています。

4話あらすじネタバレ

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ14話目。この日は春駒の働く娼館に始めて訪れる客の相手でした。初回客は店の花魁たちが順々に相手をするシステムとなっていますが、春駒の前に部屋に入っていった清川という花魁が怒りの表情を見せながら戻って来ます。その客はもっといい女を出すようにと嫌味を言ったのでした。

そして次に春駒が部屋に入ると、男は春駒に対しても品定めし容姿に不満を言ってきたのでした。これには春駒も怒りを抑えきれず、思わず客に暴言を吐いてしまいます。そして清川と同じように部屋を出て行こうとしますが、男はなぜか春駒を呼び止め春駒に相手をして欲しいと言い出すのでした。

5話あらすじネタバレ

あらすじと書かれた画像

花魁として働く女性の実話を元にした漫画『春駒~吉原花魁残酷日記~』のあらすじ15話目。この日は花魁たちの給料日で、娼館の中で一番稼いだ花魁は"お職"と呼ばれます。この日発表されたお職はいつものように中将という花魁が勝ち取りました。

そして次に売上げをあげたのは夕霧、その次が花山という人物でした。そんな彼女たちの足元にも及ばない額しか稼げていない春駒は、借金を早く返済するため花山にどうしたらお客がつくのかを質問します。すると彼女は「彼らの望みを理解する」と答えるのでした。

春駒の登場人物・キャラ

登場人物①春駒

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ1人目は、物語の主人公の春駒。親の借金の返済のために働くことになり、花魁になることになった19歳の少女。聞いていた仕事と違ったため始めは客の元に行くことを拒んでいましたが、花魁仲間の紫君や小町と出会い、少しずつ今の状況に慣れていこうとしています。"春"のように清く、"駒"のように強くあるようにという願いを込めて「春駒」という源氏名にします。本名は光子。

登場人物②とし子

女性のシルエット

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ2人目は、主人公・春駒こと光子の妹・とし子。まだ幼い少女で、姉の春駒がする仕事の意味などを知らないため東京に出かけていった春駒のことを羨ましく思っています。

登場人物③周旋屋の息子

男性のシルエット

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ3人目は、春駒を東京にある吉原遊郭へ連れて行った人物・周旋屋の息子。春駒には2~3年程度で借金を返済して家に帰れると嘘を言って吉原遊郭に連れて行きます。また仕事の内容も男性相手に酒を飲む仕事だと伝え、重要な部分を隠していました。

登場人物④長岡

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ4人目は、春駒が在籍している娼館・長金花楼の主人である長岡。ふくよかな体型や優しそうな顔立ちから一見いい人に見えますが、その実、花魁たちの売上げの8割近くを徴収しその金で贅沢をしている人物。客を呼ばせるために花魁たちの食事を質素にしたりと、花魁たちへの待遇もよくありません。

登場人物⑤婆

おばあさんのシルエット

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ5人目は、春駒が在籍する店で花魁たちの管理をする女性・婆。自称花魁たちの親代わりで、彼女たちのことを思って面倒を見ていると口にはしていますが、客からの祝儀を執拗に催促したり必要以上に厳しく接している姿からは、その言葉が本心なのか疑わしいところがあります。

登場人物⑥清川

花魁の後ろ姿の画像

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ6人目は、騙されて吉原遊郭に連れてこられた春駒に優しく接する花魁・清川。春駒が働く娼館・長金花楼の花魁の一人で、春駒にはじめて声をかけてくれた人物。春駒とは同年代で、彼女のことは姉妹のように思っています。たまにトゲのある物言いをしますが、明るい性格の持ち主。花魁になった理由はある男の学費を払うためでしたが、現在はその人物と音信不通となっています。

登場人物⑦紫君

花の画像

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ7人目は、娼館・長金花楼に在籍する春駒の先輩・紫君。清川と同じく春駒のことを気に掛けており、春駒の髪を結ってあげたり、罰金を肩代わりするなど親切にしてくれる良き先輩です。騙されて連れてこられた春駒の心に寄り添い、一緒に泣いてくれたことで春駒は花魁の仕事に向き合ってみようと思い始めます。

登場人物⑧鶴子

花の画像

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ8人目は、春駒が在籍する娼館・長金花楼の主人である長岡の娘・鶴子。父親とはうって変わって美しい容姿を持つ女性で、その笑顔からは穢れを知らない無垢な内面が見てとれます。

登場人物⑨中将

花を髪に挿した花魁

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ9人目は、春駒が在籍する娼館・長金花楼の稼ぎ頭の中将。毎月行われている売上げ報告でいつも一番を取っている花魁。その額は現在の金額にして約300万以上。しかし何故か6年も娼館・長金花楼に在籍しています。いつも周りの人を気に掛け笑顔でいる美しい女性です。

登場人物⑩鳥飼朔太郎

着物の男性

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ10人目は、春駒が客として接待した青年・鳥飼朔太郎。東京帝国大学農学部に在学する20歳の青年で、春駒に酒や女が目当てで訪れたわけではないことを伝えます。遊郭を不浄なものだと考えており、ここで働いている女性たちをどうにかして救えないかという志を持っています。しかし、それを春駒に話したところ彼女にそれは思い違いであると指摘され、自分の間違いを反省します。

登場人物⑪小町

着物を着た花魁

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ11人目は、春駒が定期検診で入院を指示された際に入院先の病院で出会った少女・小町。春駒と会話をしている際に同じ19歳ということが判明し、そこから春駒と仲良くなります。しかし些細な価値観の違いから距離を置くようになります。その後、お互いの気持ちを明かしあう機会があり和解することになります。借金返済をするため早く退院したいと焦る気持ちが見え隠れしています。

登場人物⑫夕霧

モノクロの花魁

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ12人目は、春駒が在籍する娼館・長金花楼の花魁の一人・夕霧。月に一回ある売上げ報告の際に、中将に次いで二番目の成績を残した人物。美しい歌声の持ち主で、その声に客の男性たちも心を奪われます。

登場人物⑬花山

煙管をふかす花魁

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ13人目は、春駒が在籍する娼館・長金花楼の花魁の一人・花山。中将と夕霧に次ぐ三番目の稼ぎ頭で、優しく目を惹く美しい立ち姿の女性。客だけではなく一緒に働く花魁たちからも好かれており、客がなかなかつかない春駒の相談にも嫌な顔せず付き合う姿を見せています。

登場人物⑭村田

階段を上る男性

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の登場人物・キャラ14人目は、春駒を贔屓にしている客・村田。春駒の無愛そうな接待に思うところもあるようですが、なぜか通ってしまいます。口が悪いところもありますが、春駒が相手にした客の中でも話やすい相手のようです。

春駒の面白い魅力

面白い魅力①地獄のような花魁の世界

和室と和風庭園

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の読者の感想から見る物語の面白い魅力1つ目。1つ目の読者の感想から見る面白い魅力は「地獄のような花魁の世界」についての感想。春駒は客のお酌をする仕事だといわれ周旋屋についていきました。しかしそこではお酌だけではなく体も売ることになってしまったのでした。男性経験の無かった春駒は客に男女の関係を強要され、純潔を奪われてしまいます。

しかしそこでは助けてくれる人もおらず、他の花魁たちも当たり前のように客をとることに勤しむ毎日。春駒も家族たちの生活を支えるため、嫌々ながら客の相手をするのでした。そんな逃げ場もない地獄のような出来事を描く『春駒~吉原花魁残酷日記~』は実話を元に描かれており、漫画を読んだ読者に様々な気持ちや感想を抱かせているようです。

面白い魅力②主人公の周囲の優しい人たち

花を手に持つ女性

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の読者の感想から見る物語の面白い魅力2つ目。2つ目の読者の感想から見る物語の面白い魅力は「主人公の周囲の優しい人たち」についての感想。主人公の春駒は騙されて吉原遊郭で働くことになり、様々な辛い経験をしていきます。しかし、そんな彼女の周りには清川や紫君などの同じ立場を共有し合える花魁や、辛い状況に置かれた春駒のことを気に掛けてくれる客たちもいます。

そんな優しい人々の暖かな言葉や気遣いが、吉原遊郭という春駒にとっての地獄のような場所での心の支えとなっていきます。全体的には暗いストーリーが続く『春駒~吉原花魁残酷日記~』ですが、そんな人間の優しさを感じさせるシーンが読者に感動を与えています。

面白い魅力③春駒の芯の強さ

庭を眺める女性

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の読者の感想から見る物語の面白い魅力3つ目。3つ目の読者の感想から見る面白い魅力は「春駒の強さ」についての感想。半ば騙されて花魁という仕事をすることになった春駒。親の借金を返済するため春駒は嫌々ながらも仕事を全うします。しかし、周りの花魁たちのように客に媚びを売ったり御祝儀をせがむといった卑しいことはしません。

間違っていると思うことにはなびかず、本で知識を手に入れたり分からないことは先輩に聞いてみたりと、自分の成長のために様々な手を尽くします。劣悪な環境に突如放り込まれた春駒ですが、自分のすべきことを見据えてそれを全うする芯の強さは、作品を見ている読者に感動を与えます。

春駒の漫画に関する感想や評価

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の漫画についての感想・評価1つ目。こちらの方のツイートでは『春駒~吉原花魁残酷日記~』の漫画の更新について触れられています。『春駒~吉原花魁残酷日記~』は小学館が運営する漫画配信サービス・夜サンデーで2019年から連載されていましたが、現在は著作権の関係で2020年6月に公開された20話までで配信が停止しています。

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の漫画についての感想・評価2つ目。こちらの方の感想では、遊郭や花魁の実状が知りたければ『春駒~吉原花魁残酷日記~』の元ネタとなった手記『春駒日記』を読むのがおすすめだとツイートされています。近年ではアニメや漫画で花魁キャラクターが登場することも珍しくありませんが、実際には目を背けたくなるような環境に身を置いていた女性も多かったようです。

『春駒~吉原花魁残酷日記~』の漫画についての感想・評価3つ目。こちらの方は『春駒~吉原花魁残酷日記~』に登場した"しまい日"についての感想をあげられています。借金を返すために労働している花魁たちに厳しい条件を科し、達成できなかった者には罰金を払わせるという理不尽なルール。場合によってはさらに借金が増えるというそのルールに疑問を持つ読者の姿も見られています。

春駒の漫画ネタバレまとめ

以上、漫画配信サービス・夜サンデーに掲載されている『春駒~吉原花魁残酷日記~』の漫画あらすじをネタバレを交えてご紹介してきました。『春駒~吉原花魁残酷日記~』には親の借金を返済するため、花魁として働くことになった少女の辛い日々が描かれています。しかし、同じく花魁として働く仲間の言葉や、春駒を気に掛けてくれる優しい客たちの暖かな気持ちも感じられる物語となっています。

現在は元ネタとなった『光明に芽ぐむ日』と『春駒日記』の著作権の関係で連載が停止されていますが、夜サンデーでは現在1話~3話と20話が公開されている他、書籍版が書店やアプリで購入できるようになっているので『春駒~吉原花魁残酷日記~』が気になった人は手に取ってみてください。

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