ゼロ・ダーク・サーティは実話映画?ビンラディン暗殺の真相とあらすじを調査

『ゼロ・ダーク・サーティ』は、米同時多発テロ後、テロ集団アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディンを1追い詰め、米軍の精鋭部隊チーム6「DEVGRU(デブグル)」によるビンラディン襲撃作戦を成功に導いた若き女性CIA捜査官の実話を元に、CIAと米軍全面協力で制作された映画として話題になりました。『ゼロ・ダーク・サーティ』は果たして真実なのか、徹底ネタバレ調査します。

ゼロ・ダーク・サーティは実話映画?ビンラディン暗殺の真相とあらすじを調査のイメージ

目次

  1. ゼロ・ダーク・サーティについて徹底調査!実話映画なのか?
  2. ゼロ・ダーク・サーティとは?
  3. ゼロ・ダーク・サーティのあらすじをネタバレ
  4. ゼロ・ダーク・サーティ実話映画なのか?
  5. ゼロ・ダーク・サーティのビンラディン暗殺の真相とは?
  6. ゼロ・ダーク・サーティについてまとめ!

ゼロ・ダーク・サーティについて徹底調査!実話映画なのか?

日本公開初日から3日間で動員数80,053人興行収入99,222,000円を上げ、Facebookや口コミなどで高い評価された『ゼロ・ダーク・ザーティ」は、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロの首謀者と目されるオサマ・ビンラディンを、莫大な経費を投じて10年にも及ぶ捜索経緯と実際に行われたビンラディン暗殺作戦の実行に至るまでの時間経過を、当時の関係者らの証言を元に実話に沿った形で映画かされた実話映画として公開されました。

しかし、その内容には今だ疑念や情報捏造の声も多くあります。実際2015年にジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏が、英国『ロンドン・レビュー・オブ・ブックス』にオサマ・ビンラディン襲撃作戦は「すべて茶番だ』と言う記事を掲載して新説を唱えています。果たして『ゼロ・ダーク・サーティ』で描かれているビンラディン襲撃作戦は、実話なのか真相を徹底調査!。事実と符合するシーンをネタバレします。

ゼロ・ダーク・サーティとは?

『ゼロ・ダーク・サーティ』の監督キャサリン・ビグロー2008年『ハート・ロッカー」で史上初めて女性でアカデミー監督賞を受賞し、脚本家マーク・ボール元々は、ノンフィクション作家として活動しており、『ゼロ・ダーク・サーティ』は全米脚本家組合賞で最優秀脚色賞と最優秀オリジナル脚本賞に輝いています。主役にジェシカ・チャスティンを迎え『ゼロ・ダーク・サーティ』は、当時の実話を元にリアルに描いた史実映画です。
 

ゼロ・ダーク・サーティは、当初はトラボラと言う題名だった。その背景をネタバレ

『ゼロ・ダーク・サーティ』は、制作当初から反政権派と闘い続けた映画です。当初2006年に米国が行って失敗に終ったトラボラ作戦の映画化を予定していました。その映画の題名が『トラボラ」でした。ビグロー監督と脚本家のボールは、『ハート・ロッカー』制作前から企画し、CIAに取材協力を依頼しており当事者などへ直接電話取材などを行っていました。

実際に映画制作に入るとCIAから重要情報を手に入れたとして2011年8月に突然報道され、ビグロー監督はこれを否定します。反政権派は、ブロトガンダ映画だと批判を強める中『トラボラ』の制作は続いて行きましたが、映画の制作途中でビンラディン襲撃作戦が実行された事で、当初の『トラボラ』の脚本を諦め新たにビンラディン襲撃作戦をラストにする事に決まり、映画の題目に『ゼロ・ダーク・サーティ』が決定します。

2012年公開の映画

『ゼロ・ダーク・サーティ』は2012年の12月に公開されましたが、元々は10月公開予定でした。しかし11月に大統領選挙を控え当時のオバマ大統領に反発する多くの野党議員は、「オバマ再選を支持する宣伝映画」だと『ゼロ・ダーク・サーティ』の公開時期にたいして強い反発を見せ結局上映元のコロンビア映画が、公開時期を再検討した結果、限定公開を2012年の12月に変更します。

ゼロ・ダーク・サーティの意味

映画の題名である『ゼロ・ダーク・サーティ』の意味は、一般的には午前12時30分と多くの方が映画感想ブログに書かれていますが、ビグロー監督自身がインタビューで「真夜中から30後の軍事用語であり、10年の長い使命を覆う暗黒の秘密」を含んだ題名だと答えています。細かいネタバレをすると深夜から夜明けまでの曖昧な時間を表現する為のスラング(俗語)だそうです。

ゼロ・ダーク・サーティのあらすじをネタバレ

『ゼロ・ダーク・サーティ』は、監督キャスリン・ビグロー・脚本家回マーク・ポールの二人が、詳細に取材・CIAの情報提供・米国軍の全面協力を受け、ビンラディン追跡チームの一人のCIA女性捜査官をモデルに制作された実話映画です。ここから先、あらすじのネタバレを含みますので、これから『ゼロ・ダーク・サーティ』を観たい方で、あらすじのネタバレが嫌いな方はご遠慮下さい。
 

9・11の音声

あらすじ序章『ゼロ・ダーク・サーティ』は、真っ暗な画面から2001年に実際に被害にあった方々の実際の音声が、二分半流れる所から始まります。『ゼロ・ダーク・サーティ』公開当時、配給元のソニーと制作会社アンナプルナ・ビクチャーズは、「『ゼロ・ダーク・サーティ』を911の被害者に捧ぐ」と公式発表していますが、ネタバレをすると《音声の無断使用》で遺族から訴えられています。

ソニーと制作会社のアンナプルナ・ビクチャーズは、「映画が公開される前に9・11犠牲者の遺族の多数に連絡を取った」と説明していますが、遺族側は映画が完成し後に「上映会を見に来ませんか?」と連絡を受けただけだとし多くのの9・11の遺族は、公式の謝罪とチャリティー団体へ映画の収益金の一部の寄付を訴えています。

初めての尋問と拷問

あらすじ起章。アメリカ同時多発テロから2年後、CIA本部から若い女性分析官マヤがパキスタンの某施設にやって来て、両手を縛られたアンマルと呼ばれる男性の尋問に立ち会います。CIA諜報官のダンは、アンマルの口座から911のテロ資金が送金されており、自宅からは150キロの爆発物が押収されたとアンマルを責め、一枚の写真を見せながらサウジ・グループのハゼム・アルガ・シミールのメルアドを教えろと迫ります。

ダンの質問にガンとして答えないアンマルに対し、ダンはアンマルを床に押し倒し、顔に布をかぶせて水責めにします。それを手伝わされたCIA捜査官のマヤは、ダンの尋問方法に目を背けます。その後マヤは、ダンに連れられパキスタンのイスラマバードにあるアメリカ大使館へ出向き、ここで初めて支局長のブラッドレーに紹介されます。ビンラディン捜索チームの一員としてマヤの過酷な仕事が始まります。

アンマルがビンラディンの親戚で、911にも関与してると睨んでいるダンは、サウジ・グループの情報を聞き出すために殴る・水責め・両手を縛り立たせて置く・食事を与えない・爆音を流し眠らせない等のあらゆる拷問でアンマルを追い詰めますが、口を割りません。激しい拷問でアンマルは、意識障害を起こし混濁状態になります。

サウジアラビア東部のホテルで銃乱射テロ

あらすじ承章1.一向に、アンマルからサウジ・グループの情報を聞き出す事が出来ないでいる時、サウジアラビア東部アル・コバールのホテルで銃撃テロが起き、多くの非イスラム教徒のアジア人やアメリカ人が犠牲なる事件が起きます。ダンは、自分のせいだと自分を責め落ち込みますが、マヤはテロが実行された事実を知らないアンマルの意識障害を利用して、騙す計画をダンに提案します。

アンマルを騙して聞き出した名前アブアフメド

ダンとマヤは、意識障害からの混濁状態を利用して、アンマルにサウジアラビアで起こったテロが「アンマルの情報で未然に防げた」と言って食事やタバコを与えアンマルを騙し、3人の仲間の名前を聞き出します。その中の一人アブアフメドは、ビンラディンの部下でビンラディンの連絡係を務めていて、アンマルに「ビンラディンの手紙を読んでくれた」と言う内容に強い興味を持ち20人の捕虜にアブアフメドの写真を確認させます。

ロンドン爆破テロ

マヤは、自分が掴んだアブアフメドの情報を意気揚々と支局長のブラッドレイに報告しますが、「住んでる住所も正確な名前も、電話番号もメルアドも判らない根拠の薄い情報」と一掃され「攻撃できる情報を持って来い」と言われてしまいます。ビンラディンの捜索が行き詰まっている状況で、2005年7月にロンドンでバスが突然爆発するテロが起こり、テレビのテロ情報をマヤと支局長のブラットレイは、だだ眺めるしかありませんでした。

ファラジ拘束

あらすじ承章2.頻発する爆破テロの阻止を優先する支局長に対して、マヤはロンドン爆破事件以後益々アブアフメドの捜索ににのめり込んでいく。パキスタン軍情報部に拘束されている囚人からアブアフメドの正体を知っていそうな人物ファラジの名前を聞き出し、ダンとパキスタン警察の協力の元、ファラジの拘束に成功すします。

拘束したファラジは、アフガニスタンのアメリカ軍内にあるCIAの秘密施設に拘留された。そこで連日マヤとダンは、ファラジへの尋問と拷問を繰り返します。ファラジは、アブアフメドはアブハイドと言う人物でマルチ族だと答えるが居場所を知らないと答えますが、何としてもアブアフメドの居場所を掴みたいマヤは、拷問をしますが情報が得られずダンに尋問を代わって欲しいと言うとダンは、本国に帰還するから無理だと断ります。

ダンは、マヤに「まともな仕事がしたい」と言い「一緒に帰国しないか?」と誘いますが、マヤは断ります。別れ際にマヤは「顔が知られているから十分気を付ける様に」とアドバイスします。ダンが帰国後も、マヤはアブアフメドの情報を求めて囚人の尋問と拷問の日々を送っていました。2008年9月20日同僚のジェシカが待つイスラマバードのマリオネットホテルに急いでいました。ジェシカとホテルで食事をしようとした時、二人は

ヨルダンのお手柄

ホテルを狙った爆破テロに遭遇します。それまで、マヤに対して否定的だったジェシカも協力してマルチ族のアブアフメドについての情報を集めます。そんな中、協力先のヨルダンがマルチ族内にスパイを送りアブアフメドらしき医者の居場所を割出します。ジェシカとマヤは支局長にアブアフメドに会って、彼の協力を得るべきだと主張します。アブアフメドとの会談を調整しますが、移動を嫌うアブアフメドの為に会談の場所の選定に苦慮し

ますがジェシカとマヤに同僚が、アフガニスタンにあるチャプマン基地を提案します。2009年12月30日ジェシカは、チャプマン基地でケーキを作りながらマヤと電話で「基地に来ないか」と話します。今回のアブアフメドとの会談は、ジェシカが頑張って調整したことからマヤは、パキスタンの本部で待機していました。会談当日ジェシカは、この会談が成功すればビンラディンの探索が、一気に進むと確信して高揚していました。

あらすじ承章3.ジェシカは、アブアフメドの到着を待ちわびていました。基地に近づいてきた車をみて基地のゲートを開けるようにジェシカは、担当者に言います。マヤにジェシカは、彼が基地に来た事をメールしマヤは「話せた?」と返信するが応答ありません。その頃、車はジェシカの目の前に止まり中から一人の足の悪い男が降りてきます。「足が悪いとは聞いてない」と兵士が男を取り囲んだ瞬間、爆発が起こります。

ジェシカの死を知り激しくショックを受けるマヤに、サウジアラビアからアブアフメドが死んでいたと連絡が入り「信じない」と言い放ちます。「これからどうする?」と問いかける同僚のジャックに、「このテロに関わった人間を全員見つける」と答えます。9・11当時のシステムデータを調べたら、モロッコの情報にアブアフメドらしい情報があったと同僚のレビューが持ってきた写真にマヤは「何故、誰も気がつかなかったのか?」

あらすじ展章1.とレビューに問いかけると、レビューは9・11当時は色々な国から情報が入り過ぎて情報の中に埋もれてしまったのではないかと答え「人的ミス」だと結論づけます。レビューが持ってきた写真とボードに貼られた写真を見比べ、マヤはある事に気が付き一つの結論を導きだします。CIA本部に居るダンに連絡を取り、自分たちが探していたアブアフメドは生きていてイムラヒム・サイードと言う人物だ告げます。

自分達がアブアフメドだと思っていた人物の写真は、イムラヒム・サイードの兄で、当時アフガニスタンで死んだのは、その兄だとマヤはダンに主張し、サイード家の電話番号を手に入れるように依頼します。ダンはクエート人から車と引き換えにサイード家の電話番号を手に入れマヤに渡します。マヤは、ダンから受け取った電話番号の盗聴と母親の家の監視を開始します。

盗聴・監視

マヤが、イブラヒムの母親の電話を盗聴と監視を続けているさなか、2010年5月1日アメリカのニューヨークでタイムズスクエア爆破未遂事件が発生します。マヤは、支局長のブラットレイに盗聴の強化を申し入れますが、アメリカ国内のテロを防ぐ事を優勢しろと言うブラットレイにマヤは、激しく反発し、「ビンラディンを捕まえる事こそアメリカを守る事だ」と言い、自分に必要なチームをよこせと詰め寄ります。

支局長と言い争った後、一人バーで飲んでいるマヤの元に同僚のジャックがやってきて「奴が携帯をかった。奴の携帯が鳴るとこいつも鳴る」と言い受信機をマヤに渡します。サイード家を盗聴して割り出した二つの町でイブラヒムが居ると睨み、マヤは携帯電波を探す作戦を立てますが成果は中々上がりません。その内パキスタンの中で反米デモが起き支局長ブラットレイは、トラボラ作戦の責任をとって支局長を解任されてしまいます。

イブラヒムを求めて、捜索チームは携帯の電波を探しながら町中を車で走り回ります。そんな懸命な捜索のかいが実を結び遂に捜索チームは、イブラヒムが車で移動しながら電話をしている事を突き止めます。イブラヒムが乗っている白い車を突き止めた捜索チームは、マヤにその情報を連絡します。マヤは、新しい支局長に町の幹線道路沿いに人員を配置し、イブラヒムの乗る車の動きを監視するように進言します。

白い屋敷

イブラヒムが乗る車の動きを監視して、イブラヒムの行動を把握する作戦を進めているある日、マヤが車で出勤しようと家の門を出た所をテロリストに銃撃されます。「マヤは、テロリストの暗殺リストに乗っている」からと同僚は忠告し、マヤ自身もパキスタンで活動する限界を感じます。そんな矢先、イブラヒムの監視の成果が実を、結びビンラデンの潜伏先らしき大きな白い要塞屋敷を見つけます。

あらすじ展章2.CIA本部は、マヤの報告を受けて無人偵察機を飛ばし屋敷の様子を探ります。マヤは、CIA本部に迎えられますが屋敷の中にビンラディンが潜伏しているのか、中々立証出来ずに攻撃許可が取れません。マヤの本部での上司ジョージは、マヤの話から長年の経験でビンラディンが屋敷に潜伏してると確信しますが、危機対策室の上院議員は屋敷への攻撃許可を申請しません。それでも何とか攻撃作戦の立案には成功します。

綿密な攻撃計画を立てる為、エリア51にあるステルスヘリーの格納庫にSEALsのDEVGRU(デブグルー海軍特殊戦開発グループ)メンバーが集められ、集められた理由をマヤから説明を受けます。チームメンバーは、「誰かビンラディンの顔を確認したのか」とマヤに問いますが、マヤは「いいえ」と答え続けて「見つからなければ、そのまま帰ってくればいい。でもビンラディンが居たら、私の代わりに殺して!」と言います。

あらすじ結章1.ビンラディンと目される人物の潜伏先を見つけてから既に1年以上たっていた。2011年5月1日マヤは、シャララバード前進作戦基地でシールズの精鋭部隊メンバーと共に作戦命令が下りるのをまっていました。シールズのメンバーの中には、いまだに作戦に疑問を持っている者もいる中、マヤの携帯にジョージから作戦決行の決定の知らせがもたらされます。

あらすじ結章2.5月1日の夜ビンラディン襲撃作戦は、決行され、ステルスヘリーは音もなくゆっくりとパキスタン国境に侵入して行きます。ヘリーは、目的地に着地し、シールズは白い屋敷突入。激しい銃撃戦後目的を遂行し大量のデータと共に1体の遺体を基地に持ち帰ります。シールズの居るテントに駆けつけたマヤは、遺体と対面しビンラディンの顔を確認します。テントの外に出たマヤは、一筋の涙をながしすべてが終わります。

ゼロ・ダーク・サーティ実話映画なのか?

『ゼロ・ダーク・サーティ』は、実話映画なのか?と言うと答えは「yes」です。『ゼロ・ダーク・サーティ』は、史実であってドキュメントではありませんが、当事者の証言を元にしてると言う点では実話を元に描かれた映画と言えます。その根拠のネタバレをすると、米国VICENesがFOIA(情報公開法)を利用して入手した資料から脚本家のポールがCIAの協力を取り付けて、当時のCIA職員から詳細な取材をしている公文書がある事が

報道されており、もう一つ実話である根拠をネタバレすれば、2001年12月16日にエジブト新聞がビンラディンがトラボラで死亡した証拠と題した記事が掲載されている事実を、CIAが掴んでいた可能性を『ゼロ・ダーク・サーティ』の作中で匂わせたシーンがあります。そのネタバレシーンが、あらすじでも書いたマヤが盗聴強化を支局長に進言した際に支局長がマヤに言ったセリフの中に、「ビンラディンは、既に死んでるかもしれない」と

言う部分です。支局長は、本来ビンラディン探索チームの現地の責任者ですからこのセリフは、彼の立場で発言するのはおかしい状況ですし、エジブト新聞の記事に関しては日本でもアメリカでも報道されていないので、脚本家のボールがどうやって掴んだ情報なのかと言う疑問に行き当たります。ビンラデンがトラボラで死亡しているかもと言う情報をトラボラの取材をしていたボールが当事者から聞き出したと考えるのが自然です。

ゼロ・ダーク・サーティのビンラディン暗殺の真相とは?

『ゼロ・ダーク・サーティ』のビンラディン暗殺が事実かどうかは、現実の報道や米国の公文書を検証する必要があります。当時の米国は、白い屋敷にビンラディンが潜伏しているか100%の確信を持てないまま作戦許可を出しています。その事が分かるネタバレシーンが、2010年5月1日にシャララバード前進作戦基地で待機してる隊員同士の会話で、「本当にビンラディンが居ると信じられるのか?」と言う隊員に対してのもう一人はマヤ

指示して、「この自信」と答えます。作戦が失敗すればパキスタン軍の攻撃を受けその上国際問題になりかねない危険な作戦を一人の人間の根拠のない自信だけで遂行するなんて事があるとは思えません。ここで浮上するのが、シーモア・ハーシュ氏の新説です。ハーシュ氏の新設では、ビンラディンの居場所を見つけたのは、パキスタン軍の情報機関ISIで、元ISIの高官がビンラディンにかけられた賞金と交換に居場所の情報をリーク。

実は、ビンラディンはパキスタン軍に既に拘束されており、拘束当時からビンラディンは病気が悪化しており、パキスタン軍は、イスラム教徒の諸事情で、ビンラディンの拘束及び処刑が出来ない事からアメリカと裏取引をして、形ばかりのビンラディン襲撃作戦を隊員に詳細な事実を告げずに共同で遂行し、病気で死亡したビンラディンの代わりを適当にでっち上げ海に遺体を遺棄したとすると映画としても真相に筋が通ります。

ゼロ・ダーク・サーティについてまとめ!

『ゼロ・ダーク・サーティ』には、多くの拷問シーンを取り上げ批判を受けていますが、この作品は実話を元にしたフィクション映画の立ち位置で実話の事実を部分的に描き、一見するとプロトガンダ風に見せた上で戦争の非道さを描いた反戦映画だとも見て取れます。CIAからの協力を取り付けている背景を考えるとかなり巧妙な演出です。そういう点や脚本面から『ゼロ・ダーク・サーティ』が高く評価されてる理由なのでしょう。

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