かろりのつやごとのネタバレあらすじと感想！小田ゆうあのぽっちゃり系ヒロイン漫画

『かろりのつやごと』は集英社が発行するOL向け月刊漫画雑誌・officeYOUで連載中の恋愛漫画。作者はテレビドラマ化された漫画作品『斉藤さん』を代表作に持つ小田ゆうあ先生です。小田ゆうあ先生の新作漫画となる『かろりのつやごと』の主人公は体型コンプレックスを抱えるぽっちゃり系ヒロインの花鳥風月。

男性と付き合ったことが無く、楽しみと言えば美味しいものを食べることという風月が、ある定食屋に訪れた際に出会ったアルバイトの男子大学生・青井柊吾とのやりとりをきっかけに変化を見せていきます。風月の恋愛模様と読者の胃袋をくすぐる料理の描写が人気のほっこり系恋愛漫画となっています。

『かろりのつやごと』は漫画家・小田ゆうあ先生が集英社の発行する漫画雑誌・officeYOUで連載中の漫画作品。小田ゆうあ先生は『かろりのつやごと』以前にも『斉藤さん』『ふれなばおちん』『リブラブ livelove』といった漫画作品をofficeYOUに掲載されており、2006年～2011年にかけて連載されていた『斉藤さん』は女優・観月ありささん主演で2008年にテレビドラマ化されています。

その後もテレビドラマの続編2期が2013年に放送され、小田ゆうあ先生の人気作となりました。また『ふれなばおちん』も2016年に長谷川京子さん主演でテレビドラマ化され、人気作を生み出す漫画家として注目を集めています。生年月日は1965年11月25日で、血液型はB型。東京都出身で現在は兵庫県に在住されています。過去には「小田由亜」名義でも活動されていました。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』のネタバレあらすじ1話目。お菓子とワインを片手にビデオを見るふくよかな体型をした花鳥風月。その名前とぽっちゃりとした見た目から"かろり"というあだ名を付けられていますが、本人も自分で口にするところを見ると、その呼び名に愛着を持っていることがうかがえます。そんな風月はお菓子だけではなく、美味しい食べ物なら何でも大好き。

ある日、朝定食が美味しいと口コミで話題になっていた「ナナツノコ」という定食屋にやってきた風月は、そこでアルバイトをしている男子大学生の柊吾と出会います。食事を耐え終わった後に運ばれてきたお茶を茶碗に注ぐ風月の様子を見て、柊吾は祖母の姿を思いだしました。

お会計にやってきた風月は店員の柊吾に美味しかったとお礼を言い、柊吾はスタンプカードが溜まったらサービスがあると言って手渡します。それからというもの、風月は朝の混雑時が終わった頃にお店に現れ、店の一番奥のカウンターを自分の指定席として通うようになったのでした。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』のネタバレあらすじ2話目。ナナツノコの店内で椅子破壊騒動を起こしてしまった風月。風月はその後暫く店には顔を出していませんでしたが、椅子の弁償代だと言って現れました。ナナツノコの店主は申し訳なさそうに言ってくる風月に受け取れないと言います。

そんな中、アルバイトのめぐみがいつも同じ椅子に座っていたのが悪かったのではないかと言い出すと、風月は以前立ち寄った店でのある話をします。その日風月が訪れたその店で窓側の席に座ろうとすると、店員は風月を人目につかない奥の席に案内するのでした。その後来店した美男美女のカップルを窓側の席に通した店員。

風月はその時、店内の印象を決める窓側の席を避けられてしまったことで、席の場所に対してトラウマを持ってしまったのでした。そんな出来事があり、ナナツノコでも奥の人目が少ない席を指定席にしたのだと風月は話したのでした。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』のネタバレあらすじ3話目。夏のある日、風月はいつものようにナナツノコにやってきました。しかしその日はアルバイトの柊吾は学校の試験勉強でバイトを休んでいました。柊吾がいないことで人手が足りなくなっている様子を見て、風月は店の手伝いを申し出ます。

お客さんにそんなことはさせられないと遠慮する女将さんですが、風月は椅子のお礼だと言って手伝いを始めます。皿洗いをしながら女将さんと話しをしていると、風月は「いいお嫁さんになる」と褒めてもらいます。しかし、体型的にも年齢的にも男性に見初められるようなものではないと謙遜する風月。そんな風月にめぐみは「こんなに豊満なんだから大丈夫よ」と風月の胸に触れながらガールズトークに花を咲かせます。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』のネタバレあらすじ4話目。友人たちと共に風月にぬか床を届けに来た柊吾。大きな屋敷に圧倒されながら呼び鈴を探していると、友人の1人が足元にあった紐に足をひっかけてしまいます。その音を聞いて出てきた風月。

音の正体が柊吾とその友人だと分かった風月は、彼らを家の中に通します。しかし、家の中には風月1人しかいません。話しを聞くと、風月の両親は既に他界しており、その遺産で生活しているのだと言います。また先程の罠は風月が開いている英語教室の子供たちが、1人暮らしの風月を心配して作ってくれたものだということも聞かされます。

風月が身の上話をし始め、一人きりの生活で孤独死も覚悟しているという話をすると、柊吾の友人の成美は女なら食べたいという衝動を我慢してもっと他の事に対する喜びも探すべきだと諭し始めます。その帰りの車の中。柊吾は成美になぜさっきは風月にあんなキツい物言いをしたのかと質問します。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』のネタバレあらすじ5話目。風月の家の庭にしかけておいた落とし穴の罠に何者かがかかった形跡を見つけた子供たち。その中には犯人のものであろう自転車の鍵が落ちていました。子供たちからその鍵を受け取った風月は、柊吾に鍵を返すためナナツノコにやってきます。

しかし、その日は酔っ払った外国人が来店し、店に対しての酷いクレームをつけてきたのです。英語が分かる風月はその客の言葉を聞いて激怒。英語でその客に言い返します。その後、その客は現れた知人に連れられ店を退店。店のために立ち向かった風月の勇気と特技に、店内は拍手喝采となります。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』の登場人物1人目は、風月が想いを寄せる青年の青井柊吾。大学進学のため関西から東京にやってきた正義感の強い青年。年齢は19歳で、風月のご飯の食べ方を見て祖母を思い出すおばあちゃん子です。定食屋・ナナツノコでアルバイトをしており、そこで風月と出会います。

大学では草野球サークルに所属しており、サークルもアルバイトも頑張る真面目な学生。ナナツノコの常連になった風月とは気軽に会話をする仲で、友人のような関係を築いています。風月からの好意には気づいておらず、時には風月を勘違いさせてしまうような発言も見られています。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』の登場人物2人目は、物語の主人公・花鳥風月。"かとり"という名前とふくよかな体型から学生時代は"かろり"というあだ名を付けられからかわれていました。恋愛には興味があるものの、男性との付き合いはしたことが無く憧れを抱いています。

普段は英語教室を開いており、子供たちに英語を教えています。趣味は美味しいものを食べることで、口コミで評判だったナナツノコに訪れた際にその美味しさに惹かれ常連客となります。ナナツノコの店の人たちからは行儀の良いお客だと好感を持たれています。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』の登場人物3人目は、ナナツノコでアルバイトをしている女性店員・めぐみ。思ったことを言葉にするタイプで、風月がテスト勉強でナナツノコを休んでいる柊吾の代わりにお手伝いを申し出た際には、胸を触るといったアクティブなスキンシップも見せました。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』の登場人物4人目は、ナナツノコで働くアルバイト店員・柊吾の友人の上原冬真。柊吾が通う大学の友人で、柊吾が所属する草野球サークルのマネージャー・成美とも仲が良い人物。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』の登場人物5人目は、ナナツノコで働くアルバイト店員・柊吾の友人の成美可奈。柊吾が所属する草野球サークルのマネージャーも務めています。柊吾が風月の家にぬか床を届けに行った際に同行しています。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』の登場人物6人目は、風月が開いている英語教室の生徒・シュン太。柊吾とその友人が風月の家に訪れた際にかかった罠を仕掛けた人物。風月が一人暮らしで不安そうにしているのを知り、泥棒よけに罠を作ってあげる思いやりのある少年。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』の登場人物7人目は、風月が常連客として通うナナツノコを経営する夫婦。常連客の風月が座っても壊れることのない椅子を設置するなど、人情を見せる心優しい夫婦。子供がいないため、店で働いている柊吾やめぐみのことを実の子供のように可愛がっています。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』を読んだ読者の感想から見る面白い魅力1つ目。読者の感想から見る面白い魅力1つ目は「妄想の世界を楽しむ風月」です。『かろりのつやごと』では物語の最中に所々風月の空想シーンが登場します。その描写が物語の展開と自然に繋がっているため、風月の妄想だと分かった時に読者にクスッと笑わせる要素となっています。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』を読んだ読者の感想から見る面白い魅力2つ目。読者の感想から見る面白い魅力2つ目は「思わせぶりな柊吾の言動」です。正義感の強い真っ直ぐな性格の柊吾。そんな彼の何気ない言動が風月の恋心を揺れ動かすこともしばしば。

風月がナナツノコに通い始めた当初、風月の体重に耐えきれなくなった椅子が他の客がいる前で壊れてしまいます。そんなギャグ漫画のような出来事に周りの客は陰口をたたいて笑いますが、そんな冷やかすかのような態度に柊吾は怒り注意します。柊吾は人として良くないと思った上での行動でしたが、風月はそんな柊吾の思いやりに心打たれたのでした。

小田ゆうあ先生が描くぽっちゃり系ヒロインの恋愛漫画『かろりのつやごと』を読んだ読者の感想から見る面白い魅力3つ目。読者の感想から見る面白い魅力3つ目は「柊吾と風月の恋」です。ナナツノコのアルバイト店員・柊吾に恋心を持ち始める風月。しかし、柊吾は正義感からくる行動で風月を助けたりと、風月とは違った気持ちで彼女に接しています。

そんな2人の気持ちのすれ違いが恋愛漫画好きな読者に良い刺激として評価されています。恋愛にはまだほど遠い距離感の2人ですが、1巻の終わりには意味深な一言が登場しており、その後どんな展開を迎えるのか続きを読みたくなる面白さがあります。

『かろりのつやごと』の感想・評価1つ目。こちらのかたの感想では、『かろりのつやごと』を実写ドラマ化して欲しいという感想があげられています。『かろりのつやごと』の作者・小田ゆうあ先生はこれまでにも実写ドラマ化された作品が複数あるため、今後人気が出れば実写ドラマ化の可能性は十分にあるのではないでしょうか？

『かろりのつやごと』の感想・評価2つ目。こちらのかたの感想では、登場人物のキャラクターが素敵だという感想があげられています。漫画ファンの中には登場人物たちの雰囲気がギスギスしているのが苦手だという人もいますが、そんな人には温かな雰囲気が流れている『かろりのつやごと』はおすすめの作品と言えるでしょう。

『かろりのつやごと』の感想・評価3つ目。こちらのかたのツイートでは、『かろりのつやごと』に登場したナイトヘアキャップを見て、自分でも使用してみたという感想が述べられていました。恋愛漫画としての面白さ以外にも、日常に豊かさを与えるきっかけとなったと喜びの声が見られています。

以上、小田ゆうあ先生の新作漫画『かろりのつやごと』のあらすじをネタバレを交えてご紹介してきました。ぽっちゃり系ヒロイン・風月のかわいらしい人柄や、ほのぼのとした優しい雰囲気が魅力の『かろりのつやごと』。穏やかな物語が好きなレディコミが好きな漫画ファンは手に取ってみてはいかがでしょうか？