シドニアの騎士の3期の放送日・予定は？アニメ続編製作の可能性を考察

基本的にはSFがメインの漫画ですが、ロボット要素やラブコメの要素も取り入れられている新しい王道漫画となっています。大人気漫画「進撃の巨人」の作者、諫山 創も大絶賛のシドニアの騎士ですが、アニメ3期の続編の可能性はあるのでしょうか？DVDの売り上げや原作のストックなどを検証しながら3期が放送されるかをまとめていきます。

ここからは簡単にシドニアの騎士のアニメ1期と2期のあらすじを紹介していきます。シドニアの騎士の始まりは奇居子（ガウナ）という地球外生命体が地球に侵略してきます。地球には立ち向かえる手段もなくあっけなく滅亡に追い込まれます。そんな人類は人の存亡をかけ「播種船」という宇宙船を建造し地球を脱出します。その1000年後、播種船「シドニア」は未だ人類が住める場所を探してさまよい続けていました。

シドニアに住んでいる少年、そしてシドニアの騎士の主人公でもある谷風長道は祖父と一緒に地下に隠れながら生活をしていました。しかし祖父が他界してしまい、長道は一人きりになってしまいます。次第に食糧がなくなっていき、長道は食料を探すため、意を決して地下から脱出することに。しかし、地上に出てすぐに食べ物泥棒として捕まってしまいます。そして、捕まったことにより長手の運命が動き始めます。

泥棒として捕まってしまった長道。長道の家族は祖父しかおらず誰も長手のことを知る者はいませんでした。地下にずっとしたこともあり船員記録がなく八方ふさがりに。そこに、身元保証人の小林と名乗る女性が長手の元に現れます。小林からはシドニアを守り、奇居子殲滅の為の人型兵器・衛人（もりと）の操縦者になってほしいと頼み込まれます。行く所もない長道は衛人の操縦者になることを決意します。

新しく操縦者に選ばれた長道。そして新たな生活と人物に出会いが始まります。同じく訓練生の星白閑や科戸瀬イザナ、そして容姿が全く一緒であるクローン人間、仄シリーズなど個性豊かな仲間に囲まれて訓練をしています。訓練をしている中、長手と閑は互いに惹かれ合っていきます。しかし突然、100年もの間出現していなかった奇居子が現れ、シドニアは危機に立たされます。

訓練生達は初めての出撃、戦闘もありパニックに陥り次々と仲間たちが落とされていきます。そんな中、長道だけは天才的な感覚と、人並外れた生命力で衛人「継衛」を操り奇居子を殲滅していきます。たくさんの仲間が亡くなっていく中、長道のセンスに嫉妬した岐神海苔夫は嘘の作戦を長道に伝え、それを信じた長道は信じてしまい奇居子に襲われて窮地に陥ります。

窮地に立たされた長道の前に、閑が長道の危機を知り助けに向かいます。しかし、奇居子の猛攻を凌げず閑は奇居子に捕食され命を落としてしまいます。その事実を瀕死になりながらも生き永らえた長道は病院で知って深く絶望します。そして時が経ち、閑を捕食をした奇居子、エナ星白が現れます。他の奇居子とは違い、高い知能や自我を持っており、研究の対象となります。

奇居子を殲滅するためにヘイグス粒子砲を撃とうとするシドニア。しかしそれを阻止するのが紅天蛾（ベニスズメ）です。ベニスズメは閑と衛人を捕食した姿であり、操縦しているのはエナ星白なのです。ベニスズメの戦闘能力は非常に高く長道隊は苦戦を強いられ、遂には猛攻に耐え切れず長道は気絶してしまいます。そこに助けに来たのがいざなです。

そして奇居子の小惑星に対してヘイグス粒子砲を発射し惑星に穴をあけることに成功します。そして惑星内部を破壊するサマリ班ですが、またしてもベニスズメが立ちはだかり、サマリを消そうとします。それを助けたのが復帰した長道です。そして攻撃をいなし、飛翔体で惑星を消滅させ事態は収束しました。帰ってきた長道は海苔夫のところに行き仲直りをした段階で幕を閉じました。

2期の始まりは、融合体であるつむぎに関するところから始まります。その頃海苔夫は自身が起こした過去を振り切ることができず、ついに落合の研究所を訪れてしまいます。そして、落合の仕掛けていた罠にかかってしまい、海苔夫の身体が落合に乗っ取られてしまいます。身体を得た落合は自らの研究を進めるため、エナ星白を利用しようと画策し、シドニア血線虫を使い田寛ヌミの身体をも手にしてしまいます。

そして、戦闘中に突然人の言葉を理解し発することのできる奇居子、白羽衣つむぎが現れます。つむぎはシドニアを襲っていた奇居子（ガ549）をたやすく倒してしまいます。しかし、そのつむぎの正体は融合個体であり、海苔夫に乗り移った落合が開発、操縦していたシドニアの新兵器と呼ばれるものだったのです。そんなつむぎを良く思わない人たちも多いが、長道はどうしても気になり会いに行くことに。

つむぎは存在を調べ、エナ星白を母体として産まれたことが判明しました。その頃、小林艦長は進路をエナ恒星系えと進路変更、目標を大シュガフ船えと変更しました。しかし、一筋縄ではいかず苦戦しました。一条輝撤退し、落合は衛人の強化に取り組みます。大シュガフ船に備えて着々と備える中、つむぎは長道とイザナは仲を深めていきますが、仲良くなった長道とつむぎに嫉妬し始めるイザナ。

シドニアはエナ恒星に侵入し奇居子の殲滅を図りますがつむぎや居子のイザナが窮地に立たされてしまいます。しかし長道は二人を助け、脱出を試みますが長道が前に倒したはずのベニスズメが立ちはだかります。長道とつむぎは苦戦を強いられますが、何とか倒しますが長道のコックピット内にエナが侵入し、操縦不能になってしまい絶体絶命に。しかし、そこに現れたのが星白閑の姿でした。

エナ星白と対話した長道はベニスズメを倒すことを決意し、再び倒すことに成功し無事帰還しました。そして長道とつむぎ、イザナは3人の共同生活に戻っていきました。

シドニアの騎士のアニメ2期は3期の可能性や予定を匂わせた終わり方でした。そんなシドニアの騎士の3期は本当にあるでしょうか？原作のストックや1期と2期のDVDの売り上げ、そして劇場版の売り上げなど3期の指標となる面をまとめていきます。原作である漫画シドニアの騎士は2015年で完結しており、そこから3期のストックは本当にあるのでしょうか？まずはストック面からみていきましょう。

シドニアの騎士の１期ではストーリーの筋書きは代わってはおりませんが、アニメならではのオリジナルな展開、原作を大幅に変更され放送されていました。それにより登場する頻度が増えたキャラクターやオリジナルストーリーなど、原作ファンからやアニメで見始めた人などを飽きさせないアニメに仕上がっていました。２期では原作通りでしたが9巻までアニメ化されましたので残りストックは6巻、十分あると言えるでしょう。

DVDにはの売り上げはアニメの続編が作られるかを見る重要な指標となります。製作委員にお金が入らなければ制作できません。そのためグッズやイベントなどで売り上げを出し続編のアニメ制作に資金をつぎ込むという仕組みです。では、1期から劇場版までの売り上げを見ていきましょう。2014年5月にシドニアの騎士の最初のDVDが発売しました。初動は約5900枚、累計約9800枚と、ボーダーと言われる5000枚は優に超えています。

2巻～6巻の初動は約6500枚となっており一応続編へのハードルは超えられました。ですが、あまり多く売れたとも言えません。1巻は物語の初めとなる話が収録されていますので売り上げが高くなりますが、2巻からはそのアニメが気に入ったかで買うか買わないかが決まると言われています。シドニアの騎士は珍しい3Dアニメになっていますので好みは分かれるでしょう。その点も含めDVDの売り上げが徐々に減っていきました。

ここからは2期のDVD売り上げとDVDBOX、そして劇場版シドニアの騎士のDVD売り上げについて見ていきましょう。2期のDVDが始めて出たのが2015年の4月に発売されました。1巻の初動売り上げがなんと、約4400枚、累計約5500枚ととても少なくなっています。1巻でこの枚数まで低く落ちてしまいました。1期が放送され時が経つとファンも離れていくのが定石です。1期の約5000枚も減っては厳しいかもしれません。

そして、2巻～6巻の売り上げ累計は約5000枚前後と、続編の制作には難しい状況と言えるでしょう。アニメDVDは年月が経つに連れ売れなくなってきていますが、ここまで減ってしまうととても厳しいと言われています。そして、劇場版シドニアの騎士のDVDは約3500枚程しか売れていません。来場者数で多く取れていてもそれが純利益とは言えませんのでやはりDVDの売り上げが重要です。DVDBOXは1300ほど、続編は難しいです。

DVDの売り上げは確かに奮ってはいませんでしたが、2015年に漫画が完結したとは言え未だにファンがたくさんいます。そんな人気漫画をそのまま終わらせるのはもったいないでしょう。2期の続編を匂わせる終わり方と言い、何かしらの形で続くと考えられます。一番可能性が高いのが2作目ともなる劇場アニメ化の線でしょう。3DCGを活かすチャンスでもありますので映画化の可能性はあり得るかもしれません。

アニメ版の完結版として劇場映画化を望む声が多いシドニアの騎士。上記でも記載しましたが原作が完結した作品を2期や3期と言った続編を作ろうとするのはあり得ないと言えるほど難しいと言われています。映画化の次に可能性が多いのはOVAでしょうか。アニメの総集編や解説を望む声が多々見受けられますのでその声が大きくなれば作られるでしょう。

2期放送から3年の月日が経っているシドニアの騎士ですが、原作も完結していますし3期の予定や映画の予定などの可能性はあるのでしょうか？放送日などの予定を予想するのは難しいですが、3期や続編ではなく、総集編やオリジナルストーリーで展開される可能性はあると言われています。1期はオリジナル要素をたくさん詰め込んでありましたが不評どころか大人気でしたのでオリジナルストーリーで出しても問題ないです。

様々な点から3期や続編の予定などをまとめましたが、結論としては40％ほどと言えるでしょう。シドニアの騎士を手掛けたポリゴンピクチュアズは初の深夜アニメとなっています。アメリカ市場で売り上げをあげていたポリゴンピクチュアズにとってシドニアの騎士で知名度をあげることになるでしょう。そうなれば、制作を依頼する人も増えるでしょうし、できれば長期アニメ化をしたいはずなのです。

さらに3DCGの最大の利点と言われているのが長期で運用する際にコストが低減させられるところなのです。3DCGはモデルとなる核を作りモデリング、そして出来たモデルを長期にわたり使うことによりコストを抑えられるのです。よって使えば使うほどコストが減っていき、長生きのコンテンツが生まれると言われています。長期運用をすれば売り上げも上げられるのですからしない手はないでしょう。

元々3期を見越してポリゴンピクチュアズはシドニアの騎士を送り出したのでしょう。2Dにも見えるような美しい3Dアニメを作り出したポリゴンピクチュアズ。2Dと3Dを程よく混ぜ合わせ視聴者をシドニアの世界観に誘う新しいアニメです。3期を熱望する声や続編を望む声が多いのは納得できます。予定や可能性は薄いですが、このまま消滅するとは思えません。

シドニアの騎士が終わった後にポリゴンピクチュアズが新作「BLAME!」映画化を発表しました。シドニアの騎士の劇中画として登場もしていました。同じ作者の映画化ということでシドニアの騎士への期待を煽れますし一石二鳥と言えるでしょう。「BLAME!」で劇的ヒットを果たせばアニメ化はもちろん、その資金をシドニアの騎士3期続編へと回せると言われています。今後の流れに期待です。

色々な角度からシドニアの騎士続編の可能性や予定、放送日などをまとめましたがやはり3期は予想できません。珍しく3Dアニメとして大成功を果たしたシドニアの騎士。2期の自作への布石のような最終回といい、原作のストックなどの面から、続編はあり得るでしょう。ストーリーの作りこみや登場人物の個性や見どころ、シドニアの騎士は見るべきと言われるほどです。そんな作品の今後の予定に期待です。