【全力で、愛していいかな？】あらすじ・感想をネタバレ！千世と瀬尾の恋愛の行方は？

漫画「全力で、愛していいかな？」は、仕事が忙しく、恋愛に余裕のなかったアラサー女子の恋愛模様を描いた話題作です。以下では、「全力で、愛していいかな？」の漫画あらすじネタバレや、主人公・千世と瀬尾の恋愛の行方、「全力で、愛していいかな？」の魅力や作品の感想などを、あらすじネタバレ紹介します。

「全力で、愛していいかな？」は、漫画配信サイト「.Fizz」にて連載されている漫画作品です。こんな恋愛がしてみたいとの感想が多数寄せられた「全力で、愛していいかな？」は、みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022・女性部門に選ばれ、女性ファンを中心に高い人気を誇っています。

漫画「全力で、愛していいかな？」の作者・さんずい尺先生で、プロフィールは2022年9月時点は非公表、「0日婚の夫に恋しています」「カタブツ君の愛は激流」「年下御曹司といいなり同居」の作品を発表しています。

以下では、ランチ友達からお試しの交際を始めた千世・瀬尾の恋模様を描いた、「全力で、愛していいかな？」の漫画1話～5話のあらすじをネタバレ紹介します。

建設会社に勤める篁千世は、男性が多い職場ということもあり、女性かつ年下という理由からナメられることが多く、いわゆるおじさん世代が苦手でしたが、瀬尾という男性だけは例外でした。瀬尾は、大手外資系企業の副社長で、その会社の系列の飲食店を千世はよく利用し、瀬尾とのランチと気兼ねない会話に楽しみを見いだしてました。

そんなある日、瀬尾から告白を受けた千世でしたが、自分のことで精いっぱいで恋愛の余裕がなく、返事に困ってしまいます。人付き合いが苦手ということもあり、ひとりの方が気楽だと考えていた千世でしたが、心のどこかでは寂しさも感じており、瀬尾からの告白は嬉しい反面、自分はどうしたいのか悩みます。そして、自分の気持ちを確かめるべく、お試し期間を設けた交際を持ちかけます。

3ヶ月のお試し期間を設けたものの、久しぶりの恋愛に前のめりになってしまった千世の早とちりにより、2人はホテルへ入ります。おじさん世代とは思えない瀬尾のスタイルの良さに千世は打ちのめされるも、2人の間には、ランチ友達を越えたある感情が芽生え始め、お互いが好きなことを確かめ合います。

物語は、千世・瀬尾の出会いから始まり、自動販売機に落書きする若者に注意したら反抗されてしまい、その時に助けてくれたのが千世でした。その後、千世にお礼を言うべく、彼女との再会を果たし、お試し期間を申込まれてからは、ゆっくりとデートでも楽しもうと考えていました。しかし、千世から誘ったとはいえ、さすがにホテルでの一件は瀬尾も想定外であり、かつお試し期間中であったことから後ろめたさを感じていました。

そこで、職場の人間にこの件を相談すると、自分が千世を促してしまったと勘違いします。一方の千世は、瀬尾とは真逆の考えであり、新しい下着を買いに出かけていました。

お泊りデートでよれよれの下着だったことへの後悔から、高級ショップで下着を購入し、準備万端の千世でしたが、肝心のお泊りデートはあの日以来なく、そこで週末に自分の家に瀬尾を呼びます。一方、千世との清い交際を固く決意する瀬尾は、千世と距離を取ります。しかし、たまりかねた千世の本音を聞いたことで、瀬尾の心配はとりこし苦労だったことが判明します。

温泉デートにきた千世は、会社のデザイン開発部で過去に気まずいことがあった紅山と出くわします。あの時は、千世の自意識過剰とも捉えられたものの、紅山の強引な誘いは明らかに千世への好意とも取れ、千世を自分たちのところへ引き寄せようとします。その直後、瀬尾が駆けつけたことで事なきを得た千世は、瀬尾とのデートを満喫します。

以下では、お互いを気遣う大人の恋愛模様が人気に拍車をかけた、「全力で、愛していいかな？」の漫画6話～13話のあらすじをネタバレ紹介します。

物語は、再び千世・瀬尾の出会いにさかのぼり、その後2人は再会したものの、まだそこまで親しい間柄ではありませんでした。一方、千世は紅山との関係に悩んでおり、会社では千世が紅山のことが好きというあらぬ噂が蔓延し、心身ともに疲れ切っていました。また、その日は、お気に入りのお店は貸し切りで、虚しさをおぼえているところへ瀬尾が声をかけてきます。

おしゃれなバーに誘われた千世は、独り言と称して紅山との悩みを打ち明け、瀬尾からエールを貰います。そして、目を覚ますと瀬尾に頭を撫でられており、千世はもっと瀬尾と一緒にいたいと思うようになります。

居酒屋に入り、潤からお試し期間に入ってから、浮かない顔をしていると指摘された瀬尾は、自身に芽生えた嫉妬に苛まれ、それは自分のわがままだろうかと悩み、また、お試し期間中に千世から別れ話を切り出されたら、潔く諦められるか不安が頭をよぎります。一方、千世は慰労会に参加しており、新人時代にお世話になった本郷夫婦と出会います。

3人での食事中、千世がスマホを気にするようになったことを受け、本郷から男が出来たとの指摘から瀬尾のことを話し始めます。また、過去の留学で間違ったハグ文化を身に着けてしまった本郷からハグを受け、その現場を瀬尾に目撃・勘違いされてしまいます。

瀬尾から相談を受け、2人の仲を心配する潤でしたが、社長からは2人とも相手を気遣えるから心配無用との言葉を聞き、実際、瀬尾・千世の関係は上手くいっていました。ホテルに入って翌朝、一足早く目覚めた瀬尾は朝食を用意し、千世を喜ばせます。こんな美味しい料理を毎日食べられたら幸せと、捉え方によってプロポーズにも聞こえるセリフに瀬尾は驚き、千世もまた、変なことを言ってしまったのではと、気まずくなります。

しかし、自分の作った料理を美味しそうに食べてもらえたら、自分は幸せだという瀬尾の言葉を受け、千世は瀬尾への思いを確信します。

その頃、千世の会社は転換期に入り、千世も仕事や勉強会に追われ、仕事の合間の楽しみであったランチにも行けず、瀬尾とも日曜日にしか会えませんでした。そして、瀬尾との交際のお試し期間が残り2週間となった頃、千世の提案でドライブデートに向かった2人は、他愛のない会話で盛り上がりながら、パーキングエリアに到着し、千世の仕事関係者の田中・鈴木と出会います。

田中から瀬尾のことを褒められた千世は嬉しさを噛みしめる一方で、田中と奥さんの仲睦まじい様子から、結婚もいいなと思い始めます。そして、千世・瀬尾は工場の夜景が見える場所に到着し、千世の方から結婚を前提にお付き合いしてほしいと申込み、瀬尾は快諾します。

千世への両親にも、結婚を前提としたお付き合いを報告し、幸せムードが漂う2人でしたが、2人でお菓子作りを楽しんでいる間、瀬尾は何か思い詰めたような表情を浮かべていました。その理由は、千世との関係を友人2人に相談したことや、その行動についてデリカシーが無かったと反省していました。しかし、千世はそんなことは気にしていないと瀬尾を安心させます。

瀬尾との結婚に淡い期待を抱くようになった千世でしたが、結婚に失敗したと愚痴る大学時代の友人の体験談を聞き、結婚のリアルな一面を知ります。プロポーズを受けた時が幸せの絶頂だったと語る友人は、結婚に向けた準備を進めるも、相手の男性は友人に対してあまり協力的でない様子で、また、相手方の親戚からの圧力も友人の悩みの種となっており、結婚しなければ良かったと後悔の言葉を口走ります。

友人の実体験を受け、千世も瀬尾との結婚に対して不安を掻き立てられるも、田中夫妻のように結婚後も良好な関係を築けている夫婦もおり、結婚生活が上手くいくかは、人それぞれという結論に達し、不安を払拭します。しかし、結婚が決まれば、職場にも報告しなければならず、結婚報告の体験談を聞いた千世は、更に不安を覚えてしまい、また、瀬尾から母親に会ってほしいと言われ、動揺を隠せませんでした。

その日は、瀬尾の母親と愛犬・ダイゴロウと一緒にピクニックに出かけ、瀬尾の母親が用意した豪華なランチを味わいます。その後、お泊りデートに突入した千世は、友人たちから聞いた話から、結婚に対して不安や怖さを覚えていたことを打ち明け、瀬尾は、千世の気持ちに理解を示します。

瀬尾の友人・潤は既婚者であり、その日は夫婦生活でよくある出来事が話されていました。結婚前はかわいいと思っていた奥さんも、今では自分の話をちゃんと聞かず、適当な相槌を打ってきたことに腹を立て、最終的には潤が謝ることでその場を収めることが多いそうです。結婚前は、奥さんの話を面倒に感じなかったのに、結婚後は愚痴など楽しくない話題を聞かされることもあり、さすがの潤も疲れを感じていました。

しかし、奥さんと喧嘩して会話が無くなることも、また寂しいものであり、そのため奥さんと喧嘩になりかけら時は潤の方から謝ることにし、何だかんだ言って結婚後も奥さんのことが好きな模様です。次は、瀬尾の話に突入し、千世の前では余裕を見せている瀬尾でしたが、内心では千世と一緒であり、潤の指摘を受け、改めて千世が好きなことを確認します。

以下では、結婚を前提とした交際に発展した千世と瀬尾の恋愛の行方が気になる、漫画「全力で、愛していいかな？」の魅力を紹介します。

ひょんなことから知り合った千世・瀬尾の関係はいわゆるメシ友であり、瀬尾とのランチは千世にとって唯一の楽しみでもありました。この頃はまだ、瀬尾は憧れであり、恋愛対象とまではいかないと見えつつも、彼からの告白やお試し期間を経て、お互いの気持ちを確かめ合いながら、愛を育んでいきます。

漫画「全力で、愛していいかな？」では、2人の恋を邪魔するようなライバル的存在こそおらず、表面的には穏やかな恋愛に見えつつも、表向きは余裕の雰囲気を醸す瀬尾も、恋愛には不慣れという以外な一面を見せています。大人の初恋のような千世・瀬尾の恋愛の行方や、結婚を前提に正式なお付き合いをスタートさせた2人のゴールインまで、読者の興味をそそります。

漫画「全力で、愛していいかな？」の主人公・篁千世は、建築会社に勤務する30歳であり、恋愛を楽しむ余裕のないほど忙しい日々を送っていました。また、職場環境も男性が多いことから、嫌味な上司がいたり、いつまでたっても「女子」呼ばわり、現場管理職として作業員に指示をしても言うことを聞いてくれないなど、まだまだ男性社会な職場だと思わせる描写が見られます。

そのため、女性社員の多くは結婚を機に退職をするケースが多く、そのような傾向から、女性社員には責任感がないという厳しい評価が下されており、まだまだ女性にとっては働きにくい環境でしょう。しかし、そんな不遇にもめげず、瀬尾とのランチやデートを楽しみに、仕事に一生懸命に打ち込む千世の姿もかっこいいものであり、仕事に恋に全力をヒロインを応援したくなるでしょう。

職場環境の影響からか、おじさん世代に苦手意識を持つ千世でしたが、ランチと一緒に取る機会が多い瀬尾だけは別でした。瀬尾の年齢は45歳と、千世が苦手とする男性世代に当てはまるものの、千世に対する気遣いや年長者らしい余裕など、大人の男性の魅力が詰まったかっこいい「イケオジ」でしょう。

以下では、千世・瀬尾のような恋をしたいとの感想も寄せられた、漫画「全力で、愛していいかな？」に関する感想や評価を紹介します。

アラサー女子の恋愛模様を描いた漫画「全力で、愛していいかな？」と言えば、お互いを大切に思い合う爽やかな大人の恋愛とも呼べ、千世・瀬尾のような恋愛をしてみたいとの感想も見られます。また、漫画を読んで胸がキュンとしたとの声も寄せられ、多くの方に読んで欲しい漫画とも評されています。

おじさんと聞くと、まだまだマイナスなイメージが根強いですが、近年では年上男性との年の差恋愛を題材にした漫画やドラマが注目を集め、大人の雰囲気を醸すかっこいいオジさん「イケオジ」キャラの人気が高まっています。勿論、漫画「全力で、愛していいかな？」の瀬尾もイケオジであり、イケオジの理想を絵に描いたようなキャラが注目される一方で、「全力で、愛していいかな？」のドラマ化を望む声も寄せられています。

千世のように日々仕事に追われてると、恋愛への余裕がなくなってしまうものですが、漫画「全力で、愛していいかな？」は、そんな女性へ向けた描かれた作品とも呼べ、千世・瀬尾のような恋愛をしてみたいとの声が寄せられています。また、千世のように恋をしてみたい、好きな人に愛されたいという、恋愛に対して前向きな気持ちにさせてくれるのも、「全力で、愛していいかな？」の魅力でしょう。

「全力で、愛していいかな？」の漫画あらすじネタバレや、漫画の魅力・感想や評価などを、あらすじネタバレ紹介しました。時にはすれ違いが起きながらも、お互いを大切に思いながら愛を育む千世・瀬尾の関係は、大人の恋愛の理想像として支持され、自分も2人のような恋をしたいと思わせる作風が、女性ファンを中心に注目を集めています。