【名探偵コナン】緋色の弾丸は面白くない？つまらない・がっかりする理由を考察

名探偵コナンといえば、公開される映画のスケールが大きく、何かと話題になる作品です。そんな名探偵コナン 緋色の弾丸が、つまらないと評価されています。今回は、映画・名探偵コナン 緋色の弾丸について、面白くないという評価は本当なのかを紹介します。

名探偵コナン 緋色の弾丸は、2021年4月16日に公開された映画です。劇場版シリーズとしては、第24作目にあたるタイトルです。本作では、名探偵コナンの中でも人気キャラクターの、赤井秀一がメインとして登場しています。新型コロナウイルスの影響により、当初の予定から一年延期しての公開となりました。

コナンと小五郎、蘭、少年探偵団のメンバーは、「ワールド・スポーツ・ゲームス」の東京開催記念パーティーへ参加します。その会場が停電となり、園子の父・史郎が拉致されたことに気がつきます。無事に史郎を発見したものの、拉致前後の記憶が失われていました。同様の事件が15年前にアメリカでも起きており、事件を追っていた赤井から捜査協力を頼まれます。

面白くないと評価されている緋色の弾丸ですが、映画を観ていない人はその理由が気になるはずです。続いては、名探偵コナン 緋色の弾丸が面白くないと評価されている理由についてを、順番に考察します。つまらない・がっかりするといわれてしまう理由は、一体どのようなものなのでしょうか？

名探偵コナンといえば、事件が起こりその謎を解いて解決していく流れが見どころのひとつです。しかし、緋色の弾丸はミステリー要素が薄いとの評価が挙げられています。緋色の弾丸は、赤井ファミリーがメインのストーリーです。そのため、コナンの謎解きシーンを期待していた人ほど、がっかりだと感じる内容になっているようです。ミステリーを求めているファンにとっては、低評価になるのも仕方がないのかもしれません。

緋色の弾丸では、伏線の回収が微妙で面白くなかったと評価する声もあるようです。誘拐事件が起こった際には、その説明不足が否めなかったり、犯行の動機の微妙さも挙げられたりします。

映画版の名探偵コナンは、アクションシーンも見どころのひとつとなっています。けれど、徐々にアクションシーンが派手になっていることでも知られています。緋色の弾丸では、赤井兄弟のカーチェイスや世良のバイクといった派手なシーンも登場します。しかし、前述の通りミステリー要素が薄いことから、こうしたアクションシーンがかえって悪目立ちをしているようです。これではアクション映画だとがっかりするファンもいます。

緋色の弾丸は、予告の段階で赤井ファミリーが集結することを大きく宣伝していた映画です。けれど、実際には赤井ファミリーが集結する映画ではありませんでした。赤井ファミリーの関係性はとても複雑で、映画の決められた尺の中では描ききるのは難しいものでもあります。しかし、事前に宣伝文句として赤井ファミリーの登場を示唆されていた作品です。期待と違ったファンが面白くないと感じるのも、無理はなさそうです。

緋色の弾丸が面白くないといわれる理由のひとつに、赤井の登場シーンが少ないことも挙げられます。緋色の弾丸の予告を観たファンであれば、赤井の活躍を期待して劇場に足を運んだ人も多いはずです。ですが、緋色の弾丸での活躍シーンは、遠距離からの狙撃シーンのみでした。とんでもない技術ではあるものの、やはりがっかりと言わざるを得ない短さだったといえそうです。

緋色の弾丸は、事件の規模が小さいのでつまらないと感じた人もいるようです。制御不能になったリニアが、芝浜駅にぶつかるのを阻止するというものです。大きな事件ではありますが、別の映画では世界が混乱するほどの規模の事件が起こっています。それと比較すると、事件の規模としては映画ではなく、テレビアニメで十分なのではないかと考えた人も多いようです。推理要素の薄さも相俟って、がっかりしたのかもしれません。

緋色の弾丸には、名探偵コナンの中でも人気の高いキャラクターが多数登場しています。それにも関わらず、犯人が小物であるという点も面白くないとの評価に繋がっているようです。犯行の動機は親の恨みを晴らすためで、逆恨みも含まれます。赤井ファミリーやFBIまでもを大掛かりに動かすくらいなら、黒の組織に関わる人間を用意してほしいとの意見もありました。

緋色の弾丸には、赤井の弟である羽田秀吉も登場します。ラストで犯人を追い詰める際に、詰め将棋に例えた秀吉が推理を成功させていました。けれど、劇中にはすでにコナンや赤井を始めとする頭のいいキャラクターが登場しています。この場面で、わざわざ秀吉が登場して推理をする必要性がありません。赤井ファミリー集結を宣伝文句としていた映画なので、無理やりすぎるのではないかと評価されたワンシーンです。

緋色の弾丸の中で、世良がコナンに対してスマホを見せてほしいと言うシーンがあります。コナンがスマホを2台持っていることを怪しく思ってのものでしたが、結局スマホを見せることはありませんでした。世良は、コナンの正体が新一だとわかっているような雰囲気を見せています。宣伝でも、世良がコナンの正体を知ることになるのかとドキドキしたファンは多いようです。しかし、結局はモヤモヤが残るだけのやり取りで終わります。

緋色の弾丸の舞台となっているのは、名古屋です。様々な場所が舞台になる名探偵コナンの映画ですが、知っている土地が舞台になって楽しみにしているファンもいるはずです。実際に、緋色の弾丸にも名古屋城や金シャチ横丁などの、有名なスポットが登場して喜んだ地元ファンもいるようです。ですが、その一方で覆ったよりも名古屋が出ていないとがっかりした人もいるようです。何を期待したかによって、評価も変化しそうです。

名探偵コナンといえば、誰もがその名前を知る国民的アニメです。本編はあまり知らないけれど、映画を観てみようと足を運ぶ人もいるはずです。しかし、緋色の弾丸は人間関係も複雑であり、特に赤井ファミリーなどは事前情報が無ければついていけない部分です。同様にコナンファンであっても、赤井ファンでない人にとっては面白くない、つまらないと感じてしまう内容になっているようです。

前述の通り、緋色の弾丸は予定より一年遅れての公開となった映画です。そのため、名探偵コナンの映画を心待ちにしていたファンからは、かなり期待が上がっていた作品でもあるはずです。けれど、期待値が上がり過ぎたゆえに、期待を裏切られたような気持になったファンも多かったのかもしれません。もう少し名探偵コナンらしいミステリー要素が多かったり、赤井の活躍が多ければまた違った評価になっていたのではないでしょうか？

面白くないと評価されている緋色の弾丸ですが、つまらない・がっかりしたという評価ばかりではありません。続いては、名探偵コナン 緋色の弾丸が、面白いといわれる理由についても紹介します。つまらないと感じた人も多い一方で、やはり名探偵コナンの映画は面白いとの感想を抱いたファンも少なくありません。がっかりしたという感想ばかり見てしまった人も、視点を変えれば楽しみ方を見つけられるかもしれません。

緋色の弾丸の見どころといえば、アクションシーンを挙げるファンの声もあります。劇場の大きなスクリーンで観ることのできる作品だからこそ、迫力のあるアクションシーンは手に汗握る映像となっています。現実離れしているとの評価もありますが、アニメ映画だからこそフィクションでしかできない映像を楽しみたいとの声もあるようです。ミステリー要素は少ないものの、そうした視点で楽しむのもオススメです。

緋色の弾丸が面白いといわれる理由のひとつに、エンディング後のすごいシーンが挙げられます。これは原作者の青山剛昌先生のコメントで、映画の公開前に出されていたものでした。緋色の弾丸のエンディング後には、次回作の映画の予告が流れます。それは2022年のGWに公開予定の新作「ハロウィンの花嫁」で、そこでは警察学校組が登場していました。人気の高いキャラクターも多く、多くのファンがネット上で歓喜の声を上げました。

つまらない・がっかりしたという評価のある映画ですが、緋色の弾丸のラストに疑問を持った人もいるようです。続いては、緋色の弾丸のラストでコナンたちが助かった理由についても、順番に紹介します。映画を観ていただけではよくわからなかったという人も、これを読めば納得できるのではないでしょうか？

リニアに乗っていたコナンたちが助かった理由のひとつに、後ろの車両にいたからではないかとの考察が挙げられます。ドームに衝突した前方に乗っていた場合、命は助かったとしても、無傷とはいかなかったはずです。しかし、コナンたちが乗っていた後ろの車両は、脱線することもありませんでした。走って後ろの車両に移動をしたことで、助かる確率が上がったものと考えられます。

コナンたちが助かった理由は、後ろの車両に移動していたというだけではありません。最後に映し出されたシーンでは、コナンたちはシートベルトを着用していました。これが無ければ、衝撃で身体が投げ出されてしまっていた可能性もあるかもしれません。シートベルトは最強だという感想もあり、改めてシートベルトというものの大切さを実感した人も多かったようです。

リニアは時速1000kmで移動していましたが、パラシュートを利用して減速を試みていました。サプライズ用のパラシュートを使ったことで、空気抵抗を利用してリニアが減速しました。この方法は、ドラッグ・シュートと呼ばれ、航空自衛隊でも実際に使われている方法なのだそうです。

コナンではお馴染みの、ボール射出ベルトも使用されていました。ベルトから巨大なサッカーボールを射出して、コナンがドームとの間にそのボールを蹴り上げます。これによりボールがクッションの役割を果たし、被害を最小限に留めることに成功したのです。極限の状態でそのような判断ができるコナンは、やはり頭脳明晰なのだと評価する声もありました。

つまらない・がっかりしたといわれている名探偵コナン 緋色の弾丸ですが、実際に映画を鑑賞したファンの声も気になるのではないでしょうか？続いては、実際に映画を観た人の、Twitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。面白くないといわれている緋色の弾丸ですが、果たして本当にそのような低評価の映画なのでしょうか？

緋色の弾丸が最高だったという感想もありました。本作はメインヒロインである蘭の扱いについて、苦言を呈している人もいます。その一方で、コナンと灰原の関係性が好きな人にとっては、嬉しいシーンが多く登場した作品でもあるようです。

厳しい感想も多い中で、好きな作品だという人も少なくありません。好きなキャラクターの活躍が多く見られなかった人は、不満を持つのも仕方がないことかもしれません。しかし、全体的なキャラクターのバランスが良かったと感じた人もいたようです。

ストーリーだけではなく、構図も映画らしくて好きだという感想もありました。過去の事件を思い起こさせるようなシーンもあって、満足した人の多い映画でもあったようです。がっかりしたという感想だけを鵜呑みにしている人は、やはり一度は自分の目で確かめておきたい映画なのかもしれません。

名探偵コナン 緋色の弾丸が面白くないといわれる理由について、気になる情報をまとめて紹介しました。面白くないと感じる理由は人それぞれなので、実際に観たら思ったより面白いという場合もあるはずです。がっかりしたという人は、登場キャラクターや推理要素など、期待した部分があるものです。強いこだわりがある人ほど、面白さへのハードルが上がってしまうのも人気作品の宿命なのかもしれません。

最新作となるハロウィンの花嫁の公開も終わり、次回作を期待するファンも多いはずです。これまでコナンの映画を観たことがなかったという人は、この機会に映画シリーズを鑑賞してみるのも良いのではないでしょうか？感想は人によって変化するものですし、ハードルを上げすぎずに観る方が楽しめるかもしれません。