戦国BASARAの伊達政宗は破天荒キャラ！クールでかっこいい画像も紹介

戦国時代を舞台として作られた作品・戦国BASARA。元は家庭用ゲーム機でCAPCOMから販売されたゲームソフトだったのですが、その個性的なキャラと吹き替えを行なっている豪華声優陣、歴史に触れる事ができるゲームとしてまたたく間に有名となり、2004年の4月にテレビアニメ放送が始まりました。

ここではこの人気作とも言われるアニメ・戦国BASARAの作品に関する情報や作品の中でもかっこいいと人気の高いキャラにスポットをあてていきたいと思います。もちろん個性的なキャラだけでなく、声をあてる声優情報などもありますので、画像を交えて紹介します。

戦国時代を舞台として様々な武将が天下統一を目指すアクションゲームとなっています。主人公と呼ばれる伊達政宗(cv.中井和哉)や真田幸村(cv.保志総一朗)のほか、様々な武将たちも登場するということで人気が高くなっています。そして何より面白いとされるのが、有名な武将だけでなくその武将に仕えた忍やその家族、はてには民にまでスポットライトがあてられるということです。

また、アニメ放送されることによりゲーム内では描かれきれなかったキャラの設定も大きく活かされ、更に共感を持つことができるようになったのも魅力の１つとされています。アニメ放送では様々な視点でキャラの考えや思惑などを知ることができ、また臨場感あふれる戦闘シーンは観る者の心を惹きつけるには十分の作品とも言われています。何より、キャラのビジュアルがかっこいいため、多くの女性ファンを虜にしている作品です。

そんなかっこいいキャラが多い戦国BASARAですが、その中でも１、２を争うかっこいいキャラとして選ばれるのが蒼き主人公とも呼ばれる伊達政宗です。史実では「おそすぎた武将」として伝えられますが、この戦国BASARAでは数多くの武将と肩を並べる人気っぷりです。ではこの伊達政宗というキャラがどういった存在かを紹介していきます。是非ご覧ください。

様々な武将が登場する戦国BASARA、その中でもひときわ存在感が大きいとされているのが伊達政宗になります。欧州の伊達と言われ、史実でも「独眼竜・政宗」と呼ばれる程のメジャー武将がこの作品ではどのように描かれているのかを名場面となる画像と共に紹介します。

この作品で伊達政宗と言えば、会話に交じる英語になります。多くの武将ファンがこのポイントに違和感を覚えたと同時に、ちぐはぐな言葉使いではなく自然と聞くことのできる日本語と英語のミックスに驚かされたと言います。また、ただ英語を話すのではなく「時代を変えるとは笑えねぇjokeだぜ」などの日本語と一緒に使う事も多いため、登場するキャラの中にはこの英語を聞き取れないものも出てきます。

こういったチャラい言葉も含まれますが、けしてふざけているわけではなく、史実で家臣・支倉常長がヨーロッパに赴いた際に伊達政宗がどれほど偉大かをスペインやローマに伝えたことから、作中でも信長などと同じように海外に目を向けていた武将として描かれているのです。

伊達政宗がこの作品で注目される大きな理由はその主人公としての立ち振舞にあります。元々ゲーム設定上主人公は明確には決められておらず、ファンの間でも主人公は伊達政宗派・真田幸村派という青と赤の派閥が生まれる程でした。

しかし、伊達政宗と真田幸村の設定で大きく異なっているのが「人の上に立つ者か否か」という事になります。幸村は甲斐の武将・武田信玄の１本槍として描かれていますが、政宗は欧州の竜として描かれています。同じ武将でも国を持つ持たないの考え方も大きく取り入れられている作品となっているため、主人公性の高くなる「誰かのために」という行動を政宗は自然と行なっていることが人気の理由にも繋がります。

中でも伊達政宗を主人公と感じたとされるシーンが、欧州で起こった一揆でした。この時一揆の首謀者となったのが欧州の民であり、まだ幼い少女のいつきでした。欧州の中でも最北端の村に住んでいて、貧困に苦しむ村の人達を助けるために立ち上がった女の子です。この少女たちが引き起こした一揆を止めた際に政宗はいつきや一揆衆に「自分が魔王を倒す」というセリフを残しています。

戦国BASARAでは織田信長がとても残虐に描かれているため、織田を倒すことで平和が訪れるという意味も含まれています。また、この時に政宗だけでなく側近の片倉小十郎や部下たちも同じように答えており、伊達軍が皆民を思い、民のために平和を望んでいると描かれた事から政宗の主人公性がとても高くなったとされています。

ここでは作中で飛び交った伊達政宗の名セリフを、かっこいい画像とともに紹介していきたいと思います。かっこいいだけでなく、時には子供のような言動を見せる伊達政宗のセリフや画像を存分に楽しんでいってください。

アニメ戦国BASARA弐の第一話で豊臣秀吉登場の際に政宗が放った言葉になります。元々アニメ・戦国BASARA弐では既に織田信長が滅ぼされ、天下は豊臣の手にあるという設定になっています。信長が荒した日ノ本を復活させることが目的とされる豊臣秀吉。

本来ならば豊臣の元に武将たちが集えば日本は平和になるという話になりますが、豊臣は自分以外の力ある者は必要ないと考え、他の武将たちに奇襲を仕掛けます。戦闘能力的には他の武将に引けを取らない豊臣だからこそ、奇襲という形で幕開けしたことが、政宗にとっては気に入らなかったがゆえのセリフとも取れます。

アニメ・戦国BASARA弐の第一話で宿敵・真田幸村と再会した際の言葉になります。前作「戦国BASARA」では政宗と幸村が共に織田信長を倒すという流れが描かれていましたが、元々国も違えば仕える武将も違う２人。なるようになった結果とも言える再会になります。

しかし驚くべきことにこの場所、実は甲斐の虎・武田信玄と軍神・上杉謙信が合戦をしている戦場になります。そのため本来ならば高みの見物になる伊達政宗に対して、幸村も相手にせず眼の前の敵に集中するシーンです。しかしやはりライバルとして認めていた政宗の出現に幸村の槍はそちらに向きます。

それと同じくして放たれた「You doing OK?」のセリフ。完全に個人的な戦いになるにも関わらず、誰も止めないのはやはりこの２人の因縁を知っているからだと感じることのできる１幕になります。

戦国BASARAの伊達政宗を語るのに必要不可欠と言える言葉がこの「Let's Party!!」になります。戦国の時代を舞台にしているにもかかわらず、英語を織り交ぜた政宗独自の喋りの中でもゲームだけでなくアニメシリーズでも常に聞くこの言葉は正宗の代名詞とされています。

また、この発言は「出陣！」を意味して使っている単語とされ、主に戦場へ向かう際の掛け声として使われています。そのため、政宗がこのセリフを放つと後ろに構える多くの部下から雄叫びが上がるまでが１つの流れのようになっています。

戦国BASARAは様々な媒体で世間に発表されています。ゲームやマンガ、アニメなどで描かれているために、作風はそれぞれに異なってきます。そのため、同じ伊達政宗でも描かれる作風の数だけ画像も増えていきます。しかしそういった数多くの画像を見比べてみることで、伊達政宗というキャラを深く知ることができるという利点もあります。

また、別作品のコラボとしても登場する事が多い戦国BASARA。そのため、今までのデザインとは異なる伊達政宗を見ることもできるというのはファンにとっては嬉しいことなのかもしれません。

欧州の竜と言われ、かっこいいキャラとして描かれている伊達政宗ですが、やはり１人ではこれほどの人気を高めたわけではありません。政宗に関わる重要なキャラがいたからこそ、伊達政宗としての個性を活かしきれているとも言えます。ここではそのキャラについて触れていきたいと思います。

伊達政宗のライバルと言われているのが武田信玄に仕える武将・真田幸村になります。常に武田軍の１番槍として戦場を駆け回る幸村は、伊達政宗が作中で成長するための大事なキーパーソンとなっています。また、並行して幸村の成長も描かれることから、戦国BASARAのもう１人の主人公とも言われています。

史実でも伊達政宗の側近を務めたのがこの片倉小十郎になります。政宗がまだ幼名の梵天丸と名乗っている時から側に仕えていて、伊達政宗が絶対とも言える信頼を置く人物になります。竜の右目と言われる所以は、政宗の背中を守っているからとされていますが、１番は政宗の隠されている右目を失う原因になったからとされています。

政宗は幼少期天然痘(てんねんとう)と呼ばれる非常に致死率の高い病に侵されます。この時の影響で右目が失明してしまい、そのまま眼球を残してしまうと脳にまで病が転移する恐れがあることから誰かがその目を取る必要性があったのです。その大役を担うことになったのが小十郎でした。また、この時の責任を小十郎は忘れることはなく、「自分が政宗様の右目になる」と常にその背を守り側に付き従えたのです。

戦国BASARAの中でもかっこいいキャラと言われる１人・長宗我部元親。政宗とは住んでいる土地も違い、また戦い方も違うため共通点などはないと思われがちです。しかし長宗我部元親と伊達政宗は「西洋のからくり好き」という意外な共通点を作中では出してきます。この事もあり、ゲーム内では長宗我部が政宗に手を貸す場面などもあります。

また、実は史実でも繋がりを持っている長宗我部元親と伊達政宗。歴史上では生まれた時代も違い、共に肩を並べることはありません。それだけでなく、豊臣側についた長宗我部家と家康側についた伊達家ではそれこそ敵同士以外の接点がありません。しかし実は、大阪夏の陣のさいに政宗が召し上げた輪丸がこの２人を繋ぎ合わせます。

この輪丸、後に柴田家の養子となり柴田朝意として伊達政宗に仕えることになりますが、実はこの子が長宗我部元親の孫にあたります。本来ならば豊臣側についた一族として皆殺しになっていたであろう運命を、伊達政宗により名を変え、生きながらえることができています。その事もあり、戦国BASARAでは全く地域も違い、育ちも違う２人が友人のように接しているのかもしれません。

さて、この戦国BASARAでもかっこいいキャラで有名な伊達政宗ですが、やはり声を吹き替えてくれる声優の効果も大きなものです。ここでは政宗に声をあてている声優にスポットをあてたいと思います。

声優の名前を言われてもわからない！顔なんてもっとわからない！って声が聞こえてきそうですが、この中井和哉さん実はとても有名な大御所声優なんです。代表作と言われるのがONE PIECEのロロノア・ゾロや銀魂の土方十四郎などです。そんな中井和哉さんのプロフィールは以下の通りになります。

ゲーム時代から伊達政宗の声優を務めている中井和哉さんは、刀を持ったキャラのイメージがとても強い声優とも言われています。そのため、別の作品などでも「刀を持たせたら右に出るものはいない」「６本も刀が持てるのはこの人だけ！」といじられたりします。しかし本人もその事を嫌がるのではなく、自分が演じたキャラとして戦国BASARAの伊達政宗が多くの人に浸透しているのが嬉しいとコメントしていることもありました。

戦国BASARA・伊達政宗についてのまとめはいかがだったでしょうか。セリフや画像も織り込むことで、戦国BASARAの中でもかっこいいキャラとして人気の高い伊達政宗を知ることができたと思います。また、政宗の周りにいる重要キャラも合わせて知ることで、伊達政宗という人物に更に興味を持つことができたはずです。

また、戦国BASARAはアニメだけでなく新作のゲームも次々と発表されているいまだ人気が衰えることのない作品となっています。そのため、伊達政宗の活躍の場が広がるだけでなく、伊達政宗に関する様々な武将などもこれから増えることが期待できます。そうなれば今以上に伊達政宗というキャラの人気が高くなることは間違いないはずです。戦国BASARAや伊達政宗などのキャラから今後も目を離せません。