サムライフラメンコ(アニメ)をネタバレ考察!マリに込められた真意や正体とは?

2013年10月から2014年3月までノイタミナ枠で放送されたアニメ「サムライフラメンコ」。アニメの登場人物「マリ」を覚えているでしょうか?3人組アイドルグループ・ミネラル★ミラクル★ミューズとして、またはフラメンコガールとしてサムライフラメンコのアニメに登場したマリ。そんなマリを掘り下げて考察していきます。その他にもアニメのネタバレ、OP曲、アニメの感想や評価もご紹介します。

 サムライフラメンコ(アニメ)をネタバレ考察!マリに込められた真意や正体とは?のイメージ

目次

  1. サムライフラメンコのアニメをネタバレ考察!評価も紹介!
  2. サムライフラメンコとは?
  3. サムライフラメンコのアニメをネタバレ考察!
  4. サムライフラメンコのアニメOP曲を紹介!
  5. サムライフラメンコのアニメを見た人の感想や評価を紹介!
  6. サムライフラメンコのアニメのネタバレまとめ!

サムライフラメンコのアニメをネタバレ考察!評価も紹介!

サムライフラメンコというアニメをご存知でしょうか?放送当時の評価は様々でした。そんなサムライフラメンコのアニメをネタバレ考察していきます。サムライフラメンコの評価もご紹介いたします。

オリジナルTVアニメーション「サムライフラメンコ」オフィシャルサイト

サムライフラメンコとは?

「サムライフラメンコ」は、マングローブ制作による日本のテレビアニメ作品です。放送期間は2013年10月10日から2014年3月27日までで、フジテレビの深夜アニメ枠の「ノイタミナ」にて放送されていました。サムライフラメンコの略称は「サムメンコ」です。キャッチコピーは「大人になりたくない、大人たちへ―――」

サムライフラメンコの概要

特に能力も持たないけれど「正義の味方」になろうとするファッションモデルの青年「羽佐間正義」と、特に正義感を持たない警察官の青年「後藤英徳」二人を主人公にしたお話しです。「真のヒーローとは何か」をテーマに、次々に起こる事件の中で「ヒーロー」として、そして「人間」として成長していく姿を、コメディやシリアスを交えながら描かれています。

「2013年ノイタミナラインナップ発表会」にて政策が発表されました。「なりきりヒーローもの」というジャンルとキービジュアルが公開され、放送期間が2クールであることも発表されました。原作とアニメーション制作はマングローブが担当。マングローブとしてもサムライフラメンコは5年ぶりのオリジナルアニメ作品となりました。

サムライフラメンコのキャスト

アニメを見る方で、キャスト目当てで視聴する方もいらっしゃるのではないでしょうか?サムライフラメンコの主人公二人と、今回ネタバレ考察していくマリのキャストをすこしばかり紹介していきます。

羽佐間正義(サムライフラメンコ)

サムライフラメンコ役は増田俊樹さんです。代表作は「遊☆戯☆王ZEXAL」、「刀剣乱舞」、「ミュージカル・テニスの王子様」など。

後藤英徳

後藤英徳役は杉田智和さんです。代表作は「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」、「涼宮ハルヒの憂鬱」、「銀魂」など。

真野まり

真野まり役は戸松遥さんです。代表作は「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」、「ソードアート・オンライン」、「ハピネスチャージプリキュア!」など。

サムライフラメンコのアニメをネタバレ考察!

気になるマリの正体とは?

※この先はサムライフラメンコのアニメ本編に触れており、ネタバレが多く含まれます。特にマリを掘り下げてネタバレ考察していくので、アニメを見ている途中でもネタバレOKな方のみ最後まで見て行ってください。

マリ(本名:真野まり)は、3人組の人気アイドルグループであるミネラル★ミラクル★ミューズ(通称:ミネミラ)のメンバーで18歳の少女です。グループではセンターを務め、自分たちの楽曲の作詞・作曲も手掛けています。明朗快活な性格で、歯に衣着せぬ物言いをする女の子です。

アイドル活動をする一方、魔法少女が好きで、正義の味方として活躍するためにフラメンコガールを名乗り、サムライフラメンコの前に現れました。初期ではマリのほうがサムライフラメンコよりも戦闘力は高く、専用の武器(強力スタンガン内蔵ステッキ)まで持っていました。

マリにとっての戦い

主人公のマサヨシ(サムライフラメンコ)は、純粋に正義のために悪と戦っていました。ですが、サムライフラメンコとマリとは戦う理由が根本的に異なるのです。マリは正義の味方を名乗ってはいますが、戦いを「アート」だと捉え、どんな手段を用いてでもマリ自身の活躍の場を作ろうと躍起になっています。マリは正義の味方を騙って自身のストレスを発散し、さらに目立って世間の注目を集めたいだけです。

マリは本当に正義の味方だったのでしょうか?確かにマリは悪と戦い、街から悪を一掃しているのでサムライフラメンコ以上に街に貢献しているといえます。しかし、前記でも触れたとおり、マリにとっての戦いはアート。目立ってナンボの世界です。

もっと言うと憂さ晴らしがしたく、正義の味方を名乗れば正義の名のもとに悪い奴らの股間を踏みまくることが出来ます。それで世間から賞賛もされるし、一石二鳥だというのがマリの心中です。まさにいじめの構図と同じです。

過剰な戦闘スタイル

マリは持ち前の身体能力や見た目からは解らない超強力スタンガン仕込みステッキで悪い奴らを倒していました。そして、マリに圧倒され敗北した敗北者の股間を何度も踏みつけていました。これがいつものマリの戦闘スタイルです。この行為はすなわち「絶対的安全性と絶対的優位性をもって、瑕疵あるものに必要以上の制裁を加える」ということです。まさに「ネットリンチの構図そのもの」です。

つまりマリは正義に浮かれ自分を見失ったネットリンチを行う人間の象徴ということです。しかもマリの職業であるアイドルという立ち位置もネットリンチを行うものの偶像という所から来ています。

マリに込められた真意とは?

アニメ制作者は、ネットリンチをする者たちをある意味理想化することで、何を意図していたのでしょうか?想定される視聴者(主にネット民)は、絶対的実力をもって悪い奴らに制裁を加えるマリに対して、自分にはできないことをやってくれたと感じ、何らかのカタルシスを覚えるのではないかと言われています。

しかしながら、悪い奴ら相手とはいえ一方的に暴力をふるうマリを見て、どこかしら違和感を感じるでしょう。ひょっとしたら、マリの行動は一方的な暴力に過ぎないのではないのだろうかと。ただ、一方的な暴力はマリ以外の誰もがふるう可能性もあります。

正義の名のもとに行われる一方的な暴力について、視聴者に考えさせる意図はあったと言われています。作中でイラク戦争への言及もあったように、「テロ国家(悪い奴ら)への一方的な侵略(暴力)行為は許されるのか」という疑問も、裏テーマとして含まれていたのでは?と言われています。

マリは正義の味方なのだろうか?

マリはキング・トーチャーに戦いを挑みましたが敗れてしまいました。サムライフラメンコをおびき出すエサとして囚われた際に、本当に正義のために戦っているわけではないことを見破られ、「お前とは戦う価値もない」と罵倒されてしまいます。さらには、囚われた自分を救うために萌が自分にはない自己犠牲の精神を見せたことで、完全に打ちのめされてしまいます。

キング・トーチャーにも「君に正義を語ってほしくない。正義の味方として相応しいという理由で友人を助けるとは言ったが、本音では友人が自分のために犠牲になってくれて安心している。」という趣旨で諫められています。「戦いはアート」以外に、これといって正義の味方としての信念は持っていなかったのです。

そもそも信念がないゆえに、巨悪からはまともに相手にしてもらえませんでした。信念なき故、正義と対立する悪にもなれませんでした。つまり、マリは正義の味方失格だったのです。

灰司による正義への攻撃

サムライフラメンコと共同戦線をはったヒーローはマリ以外、全員が何かしら灰司の被害にあっていました。灰司は悪の立場で正義の味方であるサムライフラメンコの仲間を傷つけました。実際、正義の味方として活躍していたミネミラのメンバーも被害にあっています。マリもメンバーのように灰司の毒入りコーヒーを飲みそうにはなりましたが、番組関係者に声を掛けられたことで被害を免れています。

運がよかったからじゃないか、アイドルグループのリーダーだから被害を免れたのではないかと済ませるのは簡単です。しかし、マリ以外のサムライフラメンコと共に悪と戦った者たちが全員何らかの被害にあっているのです。それを考えると、マリだけが無事だったという本当の理由が見えてきます。

マリのみが灰司の被害を免れた理由とは?

マリは作中では正義の味方です。ただ、マリは自分の正義を振りかざして自らの憂さ晴らしのため悪人たちの股間を必要以上に何度も踏みつけたり、自分のことを助けてくれようとした萌のことを身勝手な理由で殴ったりしています。さらには匿ってくれている後藤の個人情報をこっそり調べるという行動もとっています。実際のところは正義の味方としての人格や信念に欠けています。正義に対する内省や考察が微塵も感じられません。

そんなマリでも灰司の目には正義の味方に見えていたのでしょう。マリにも毒入りコーヒーを用意したのですから。しかし、実際マリは正義の味方失格だったので、コーヒーを飲む直前で被害を免れたのです。

マリのみが灰司の被害を免れたのは制作側の「マリは我々の定義では正義の味方失格だ。だから灰司の被害を受けることなく無傷でいられた。正義の実現には力は必要不可欠だが、強い信念なくしては単なる暴力にもなりうる。」というメッセージに思えます。

※石原や今野は被害を免れていますが、正義と悪との戦闘には無関係だったからです。そもそも非戦闘員だからです。

サムライフラメンコのアニメOP曲を紹介!

JUST ONE LIFE

こちらの曲は1クール目のOPで、第1話から第11話まで流れました。担当しているアーティストはSRYAIRです。

愛愛愛に撃たれてバイバイバイ

こちらの曲は2クール目のOPで、第12話から第22話まで流れました。担当しているアーティストはFLOWです。こちらもネタバレになりますが、サムライフラメンコのアニメにFLOWのメンバーがゲスト出演しております。第19話にはKHOSHIとKEIGOとIWASAKIが出演し、第20話にはTAKEとGOT‘Sが出演しています。

サムライフラメンコのアニメを見た人の感想や評価を紹介!

不評な感想を紹介!

これまでネタバレしてきたサムライフラメンコですが、視聴者の評価は様々です。当たり前ですが、面白かったという良い評価の人もいれば、つまらなかったという評価の人もいます。色々な方の評価を調べたので良い評価も悪い評価もご紹介していきます。

「ヒーローへの憧れを拗らせて、自分でやってしまうお話です。2クールの間、数話ごとにお話がコロコロ変わるけど、展開というよりは無計画。盛大な尺稼ぎか時間稼ぎが続く感じです。それでなくても臭くて面倒なテーマを選んでいるうえに、面白くもないヒーローもののパロディを延々見せて勿体つける。やりきる覚悟や伝えきる誠意が感じられないです。」という厳しい意見も。

「ヒーロー戦隊に憧れた主人公がヒーローになるアニメです。前半の作りはとても良かったですが、後半の話はとても酷かったです。平凡ながらも悪いことをする人間に説教する主人公はなかなかうざかったですが、心を打たれるものがありました。」

「本物の怪人が出てくるようになってからは、視聴者を置いてけぼりの展開でした。初期の良さを見事にぶち壊してくれました。正直最初の展開のまま上手く話をまとめてほしかったです。制作側の妄想についていけなくなりました。」この方は初期の話のほうが好きだったようです。

「面白くなったり話の展開についていけずに萎えてしまったりとそこそこに繰り返して忙しかったです。見ていて少し疲れました。最終的にはほどほどに終わった感じです。楽しめたといえば楽しめました。ただ、2度は見ることはないですね。」内容はまあまあだったけどもう見ないというのは寂しい意見です。

「途中評価で最後まで見て評価を下したいとか言っておきながらなんだが、評価するのもあほらしいというやり場のなさ。それぞれの敵がそれぞれにもっともらしい動機を語りますが、あっけなく次の展開に移っていくので1登場キャラクターのぼやき程度にしか視聴者の心に残りません。」

「そんな中、最後の敵灰司のダークヒーローを作り上げるっていうのが、ありがちながらも少し面白いかもと思ったのもつかの間の驚愕のギャグ展開に突入。これはもう笑うしかないです。」この方は最終的なオチが気に入らないとのことです。

好評な感想を紹介!

「何が起こるかわからなくて、非常に楽しめた作品でした。徹頭徹尾胡散臭さを追及していてよかったと思います。最終回の終盤での結婚しようというセリフには驚きました。そうくるか(笑)と。どんでん返しの末哲学を語られ、唖然としつつも私の中では名作の部類に入ったアニメとなりました。」

「正義とはいったい何なのかを考えさせられる大人向けのアニメでした。個人的にはアニメ序盤のしょうもない展開が好きでした。終わり方はこれぞサムライフラメンコ!というすっきりした終わり方という印象です。初心に帰った感じですね。個人的にはとても楽しめた作品です。」

「ヒーローに憧れる男の子の前に本物の悪の組織が現れるということは、ヒーローものの一つのパターンなので、やっぱりそうくるかという感じでした。でもまさか悪の組織がそんなに次々と現れるとは…。飽きずに見ることが出来ました。スタッフさんお疲れ様です。」

「更に新しい敵が現れて第三部、第四部というとこれは一つのヒーローもののパロディというよりもヒーロー戦隊シリーズ全体に対するアンチテーゼというかパロディなのかな?ヒーローシリーズにおいて新たなアプローチを見せてくれたのも確かな気がします。」この方はヒーローものをよくご存じのようです。

「前代未聞の問題作。超展開すぎて何が何だかわかりません。ですが、非常に面白かったです。ノリと勢いで十分楽しめました。もう一度1話から見直したいです。」

サムライフラメンコのアニメのネタバレまとめ!

今回はサムライフラメンコの登場人物であるマリについて掘り下げてネタバレ考察してきましたが、他にも気になるところは多々あります。考察しながら視聴してもいいし、何も考えずに空っぽの頭で見るのもいいアニメです。評価も様々な通り、様々な場面で突飛な内容でツッコミどころもあって面白いと話題ですので、ぜひ皆さんもご覧ください。

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