【コクリコ坂から】海がメルと呼ばれるのはなぜ?あだ名の意味・由来を調査

当記事では『コクリコ坂から』に登場する海のあだ名についてまとめていきます。海は親しい友人たちから「メル」というあだ名で呼ばれていました。特に物語中盤で海と恋人関係になる俊が、海に向かって大きな声で「メル」と呼んでいるシーンが印象的です。では、なぜ海がメルと呼ばれるのか?一見すると海とメル、二つの名前に関連性が無いように思われます。そこで、今回は『コクリコ坂から』の海がメルと呼ばれる理由やあだ名の意味・由来を紹介していきます。

【コクリコ坂から】海がメルと呼ばれるのはなぜ?あだ名の意味・由来を調査のイメージ

目次

  1. コクリコ坂からの海とは?
  2. コクリコ坂からの海が「メル」と呼ばれる理由はなぜ?家事も考察
  3. コクリコ坂からのタイトルやカルチェラタンの意味
  4. コクリコ坂からのメルの声優キャスト
  5. コクリコ坂からのメルに関する感想や評価
  6. コクリコ坂からの海が「メル」と呼ばれる理由まとめ

コクリコ坂からの海とは?

『コクリコ坂から』の登場人物・海は親しい友人や俊から「メル」というあだ名で呼ばれています。ネット上ではなぜ、海のあだ名が「メル」になったのかと気になっている方が多いようです。そこで、ここからは海がメルと呼ばれる理由やあだ名の意味・由来をまとめていきます。それではまず、海が登場する『コクリコ坂から』の作品情報からご覧ください。

コクリコ坂からの作品情報

コクリコ坂からの概要

  • 作品タイトル:コクリコ坂から
  • 監督:宮崎吾朗
  • 脚本:宮崎駿、丹羽圭子
  • 公開日:2011年7月16日
  • 主題歌:手嶌葵「さよならの夏 〜コクリコ坂から〜」
  • 出演者:長澤まさみ、岡田准一(V6)、大森南朋、冠野智美、柊瑠美、藤巻直哉、伊藤綾子、白石晴香、風吹ジュン、小林翼、香川照之、風間俊介、竹下景子、石田ゆり子、内藤剛志、手嶌葵、桝太一、

『コクリコ坂から』とは、佐山哲郎による漫画を原作としたスタジオジブリ制作のアニメーション映画です。キャッチコピーは、上を向いて歩こう。本作は2011年7月16日より東宝系にて劇場公開された作品で、ジブリ映画『ゲド戦記』に続く宮崎吾朗監督作品の第2作となっています。

コクリコ坂からのあらすじ

ここでは『コクリコ坂から』のあらすじを簡単にまとめていきます。時は1963年(昭和38年)。横浜の丘の上に立つ"コクリコ荘"を切り盛りしている女子高生・松崎海は、船乗りの父を偲んで毎朝庭に旗を掲げていました。そんなある日、海は高校男子部の部室棟“カルチェラタン”の取り壊しに反対する風間俊と知り合い…

海の年齢は?プロフィールを紹介

『コクリコ坂から』に登場する小松崎海(こまつざきうみ)は、港南学園高等部1年の女子高生です。のちに恋人関係になる風間俊や親しい友人からは「メル」と呼ばれています。性格は真面目で、アメリカに渡ったカメラマンの母に代わって小松崎家の料理や裁縫などの家事をこなしていました。

コクリコ坂から - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

コクリコ坂からの海が「メル」と呼ばれる理由はなぜ?家事も考察

『コクリコ坂から』のヒロイン・松坂海は、なぜか風間俊や親しい友人たちから「メル」と呼ばれています。さらに、それ以外にも本作のタイトルの名前がなぜ「コクリコ」なのか、またカルチェラタンとは何か?など疑問点があり、一見意味が分かりにくい言葉が登場していました。

そこで、メルの名前や『コクリコ坂から』のタイトル、カルチェラタンの意味を解説。それではまず初めに、海が「メル」と呼ばれる理由はなぜか?その疑問と海ことメルの家事能力について見ていきます。

海が「メル」と呼ばれる理由やあだ名の意味・由来

それでは早速、『コクリコ坂から』の海が「メル」と呼ばれる理由やあだ名の意味・由来を解説します。まず、海を「メル」というあだ名で呼び出したのは原作『コクリコ坂から』に登場する獣医の北見北斗です。そしてあだ名の意味・由来が海を訳したフランス語「ラ・メール(la mer)」です。北見は海をフランス語で訳すと、ラ・メールとなることから、それを省略して「メル」と呼ぶようになりました。

映画『コクリコ坂から』では、あだ名「メル」の由来について触れることがない展開になっていることも分かりづらさに拍車をかけています。そしてなぜ海をフランス語で訳して呼ぶようになったのかについて公式では言及されていません。ただ、いつ父親が帰ってきてもいいように、毎朝国の国旗を掲げているメルの様子とその父親の職業・船乗りといった要素が関係していると考えられます。

実はメルが帰りを待っている船乗りの父親はフランス語に触れる機会がたびたびあります。なぜなら、船乗り言葉にはフランス語がよく使われているからです。北見は船乗りの父親のために毎朝旗を掲げるメルの姿を見て、船乗りが良く使うフランス語で海の名前を呼ぶようになったのではないかと考えられます。

メルは松崎家の長女

『コクリコ坂から』のメルは行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにアメリカに渡ったカメラマンの母を持つため、学生という本業がありながらコクリコ荘の運営を一手に引き受けています。小松崎家の空と陸の姉でもあるため、実年齢よりも上に感じることでしょう。

メルばかり家事をする理由

『コクリコ坂から』ではメルが朝ごはんを作るシーンが印象的です。要領よく家事をこなすメルの姿は理想的な母親像をイメージさせます。しかし、ネット上ではなぜメルだけがコクリコ荘を運営したり、家事をしたりしているのか?と疑問視されているようです。実際に妹・空と弟・陸はおつかいに行かずテレビばかり観ていました。

ただ、メルがガリを切っている時に空が後片付けを手伝っていたり、メルが夕食を取らなかった日には空が朝食の準備でお釜にお米を浸透させたりする描写があるため、その辺は姉妹で相手を思いやりながら家事をやっているのが窺えます。

これらのことから、メルだけが家事をこなしているのではないことが分かりますが、そもそもメル自身は松崎家の家事やコクリコ荘の運営を任されることをすんなり受け入れている様子です。つまり、年代相応のルール・決まりがあるということを意味します。松崎家にきまりがあると分かるシーンの一つに、メルたちが朝食をとるシーンがあります。

そのシーンではコクリコ荘の管理人である松坂花(祖母)側が上座、母・長男・次女、そしてコクリコ荘の運営を任されている長女の順に座っていました。つまり、上座と下座が明確であることから各々の立場にあった行動をしているということです。だからこそ、長女のメルは違和感なくその決まりに従って家事をこなしているのでしょう。

メルの髪型がかわいい?

『コクリコ坂』で印象的なシーンの一つとして、手際よく身支度を済ませる日常の中で描かれた髪の毛を結ぶメルの様子が挙げられます。メルは幼少期の頃から変わらず、三つ編みのツインテールです。この髪型がネット上でかわいいと好評でした。メルの父を思う気持ちを考えると、10年前に乗った船が遭難したことで行方不明になった船乗りの父のために髪型を変えていないと捉えることができるかもしれません。

コクリコ坂からのタイトルやカルチェラタンの意味

それでは次に『コクリコ坂から』のタイトルやカルチェラタンの意味についてまとめていきます。特にカルチェラタンは『コクリコ坂から』の舞台にもなっているフランスで、1960年代に起こった事件が関係しているようなので要チェックです。

考察①コクリコ坂からのタイトルの意味

『コクリコ坂から』のタイトルの意味とは、劇中に登場する坂の名前を指しています。また、コクリコという言葉そのものにも意味があり、ヒナゲシという花をフランス語で表現した言葉をコクリコといいます。ヒナゲシは別名「グビジンソウ」と呼ばれ、赤色やオレンジ色の花を咲かせるのが特徴。そしてヒナゲシの花言葉は映画のタイトルに相応しく、「恋の予感、思いやり、忍耐」などの意味がありました。

考察②カルチェラタンの意味

続いて『コクリコ坂から』のカルチェラタンの意味とは、学生間で呼ばれている建物の名称を示しています。男子文化部の部室があるカルチェラタンは、本当の名前を「清涼荘」と言います。主人公・風間俊を含む多くの男子生徒が部活をする場ですが、老朽化により取り壊しの是非が論争になっていました。

しかし、取り壊し反対の論陣を学級新聞で張っていた俊と知り合ったメルが、カルチェラタンの掃除を提案したおかげでカルチェラタンの取り壊しが免除されることになりました。では、そんなカルチェラタンの言葉の由来・意味とは何なのでしょうか?

その由来・意味とは、フランスにあるラテン地区の名称からとっている名前です。フランス語でカルチェ・ラタンといいます。『コクリコ坂から』のストーリーはカルチェラタンの名前の由来であるラテン地区でおこった事件・5月革命がモチーフになっており、カルチェラタンでは学生たちによる抗議活動がおこなわれていました。

さらに、『コクリコ坂』に登場する新聞部で作られた「週刊紙カルチェラタン」は、実際に「山手西洋館7館」という横浜に実在する洋館にて展示されているため、手に取って読むことができます。もし『コクリコ坂』の世界観に浸りたいと思われた方がいらっしゃれば、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

コクリコ坂からのメルの声優キャスト

『コクリコ坂から』の声優陣はとても豪華なことでも知られています。では、『コクリコ坂から』に登場するメルの声を演じた声優キャストは誰なのか?ここからは、メルの声を演じた声優キャストのプロフィールや主な出演作品を紹介していきます。

長澤まさみのプロフィール

  • 名前:長澤まさみ(ながさわまさみ)
  • 出身地:静岡県磐田市
  • 生年月日:1987年6月3日(35歳)
  • 職業:女優
  • 所属事務所:東宝芸能

『コクリコ坂から』にて海ことメル役を演じたのは、芸能事務所「東宝芸能」所属の長澤まさみ(ながさわまさみ)さんです。長澤まさみさんはテレビドラマや映画、CMのジャンルを中心に出演している女優で、2000年に母親や友人らの勧めで応募した東宝「シンデレラ」オーディションにて、グランプリに選ばれたのを機に芸能界入りを果たしています。その後、『クロスファイア』で映画デビューを飾りました。

長澤まさみの主な出演作品

  • 2005年7月8日~9月16日公開のテレビドラマ:ドラゴン桜(水野直美 役)
  • 2007年4月16日~6月25日公開のテレビドラマ:プロポーズ大作戦(吉田礼 役)
  • 2008年4月10日~6月19日公開のテレビドラマ:ラスト・フレンズ(藍田美知留 役)
  • 2009年1月4日~11月22日公開のテレビドラマ:天地人(初音 役)
  • 2004年5月8日公開の映画:世界の中心で、愛をさけぶ(廣瀬亜紀 役)
  • 2006年9月30日公開の映画:涙そうそう(新垣カオル 役)
  • 2011年9月23日公開の映画:モテキ(松尾みゆき 役)
  • 2016年4月23日公開の映画:アイアムアヒーロー(藪 役)
  • 2019年4月19日公開の映画:キングダム(楊端和 役)
  • 2020年7月3日公開の映画:MOTHER マザー(三隅秋子 役)

コクリコ坂からのメルに関する感想や評価

ここまで『コクリコ坂から』の海が「メル」と呼ばれる理由やあだ名の意味・由来、タイトルやカルチェラタンの意味、声優キャストといった情報を交えて紹介してきました。では、最後に『コクリコ坂から』のメルについて寄せれたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

『コクリコ坂から』に登場する海のあだ名の魅力に関する声があがっています。どうやら、この方は海のあだ名「メル」の由来・意味が「お洒落で好き」ということで高く評価されているようです。やはり、フランスの町並みや文化によるお洒落な印象が影響しているのでしょうか?海をフランス語で訳すと「ラ・メール」となるのですが、このフランス語もどこかお洒落な印象を抱かせます。

『コクリコ坂から』に登場する海のあだ名に関する声があがっています。こちらでは、『コクリコ坂から』に登場する「メル」という名前が、海のあだ名を示していると説明されているようです。やはり、海とメルの名前に関連性が見られないことが、海とメルが同一人物なのか分かりづらくなってしまう要因となっているのでしょうか?

どうやら、この方によれば当初の脚本ではメルというあだ名を説明するシーンがあったようです。しかし、全体の尺の関係上カットされたとのこと。このように解説されているということは、なぜ海のあだ名について説明されなかったのかと気になっている方が多かったのでしょう。

『コクリコ坂から』に登場する海のあだ名に関する声があがっています。どうやら、この方は海のあだ名の由来に注目しているようです。メルというあだ名の由来が、海を意味するフランス語であると分かったものの「無理がある」と言われていることから、そもそもなぜ海を意味するフランス語にしたのか?理解し難いと思われているのが窺えます。

コクリコ坂からの海が「メル」と呼ばれる理由まとめ

『コクリコ坂から』に登場する海がメルと呼ばれるのはなぜなのか?ということで、あだ名の意味・由来を調査してきましたがいかがでしたか?『コクリコ坂から』に登場する海がメルと呼ばれる理由、それは原作『コクリコ坂から』に登場する獣医の北見北斗が海をフランス語で訳し、その訳した言葉を省略して呼び始ぶようになったからです。

その経緯としては、海をフランス語で訳すと「ラ・メール(la mer)」となり、そのメールがつまってメルと省略して呼ぶようになったというものでした。ネット上ではメルというあだ名が「お洒落で好き」と好評のようです。これを機に海があだ名「メル」が誕生した経緯を原作『コクリコ坂から』でチェックしてみてはいかがでしょうか?

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