【コクリコ坂から】映画の時代設定はいつ？原作との違いや当時の時代背景を考察

「コクリコ坂から」はスタジオジブリ制作の長編アニメ作品で宮崎吾郎2作目の監督作品として有名です。「コクリコ坂から」には原作漫画があり絵柄・時代設定・内容などにいくつかの相違点が見られると言われています。ここでは「コクリコ坂から」のアニメ映画版の時代設定がいつなのかについて特集します。原作漫画との時代設定の違い、当時の時代背景、そしてアニメ映画版のあらすじなどを中心に紹介していきます。ご覧ください。

ここでは「コクリコ坂から」のアニメ映画版の概要を紹介します。「コクリコ坂から」は2011年7月16日に全国公開されました。制作はスタジオジブリで監督を宮崎吾郎、脚本を宮崎吾郎・丹羽圭子、音楽を武部聡志が担当しています。「コクリコ坂から」のアニメ映画版は興行収入44.6億円を記録し、2011年度の邦画興行収入の第1位となりました。「コクリコ坂から」のアニメ映画版は円盤化されており、地上波で3度放映されました。

ここでは「コクリコ坂から」の原作漫画の情報を紹介していきます。「コクリコ坂から」の原作漫画はなかよしの1980年1月号から同年8月号まで連載されました。原作は官能小説家、摩耶十郎としても知られる佐山哲郎で作画は「ミルキー☆レディ」や「ママは元総長」のヒット作品を持つ高橋千鶴です。「コクリコ坂から」の原作漫画のコミックスは講談社版と角川版がありますが、現在は角川版が電子書籍化されており手軽に読めます。

宮﨑五郎監督の大ヒット長編アニメ映画「コクリコ坂から」は時代設定・時代背景がいつなのかについて話題に上ることが多いと言われています。また、アニメ映画版の時代設定・時代背景は原作漫画と相違があると評されています。アニメ映画版の時代設定はいつなのでしょうか？ここでは「コクリコ坂から」のアニメ映画版の時代設定・時代背景がいつなのかについて、アニメ映画版と原作漫画の相違点について考察・紹介していきます。

ここでは「コクリコ坂から」のアニメ映画版の時代設定・時代背景がいつなのかについて紹介します。アニメ映画版の時代設定は1963年（昭和38年）です。日本の時代背景としては東京オリンピックの前年で行動経済成長の真っ只中にありました。松崎海（メル）や風間俊は当時18歳で団塊の世代にあたります。また、この年の世界に目を向けるとザ・ビートルズがデビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」をリリースしました。

ここでは「コクリコ坂から」の原作漫画の時代設定・時代背景がいつなのかについて紹介していきます。原作漫画の時代設定がいつなのかはアニメ映画版で知ったファンの間で関心事だったと言われてます。原作漫画は詳しい年までは不明ですが1970年代の物語として描かれています。作中に学生運動を彷彿させる「制服自由化運動」のエピソードが出てくることから1970年代前半なのではないかと分析するファンが多いと言われています。

ここでは「コクリコ坂から」のアニメ映画版と原作漫画の違いについて考察・紹介します。最も大きい違いは先述の通り時代設定・時代背景がいつなのかについてです。その他にも映画版にはカルチェラタンという高校の文化文部室棟が登場し、カルチェラタンの保全がストーリーの重要要素の一つになっていると評されています。また、主人公及びその家族の名字が原作漫画の「小松崎」からアニメ映画版は「松崎」に変更されました。

「コクリコ坂から」のアニメ映画版と原作漫画の違いを紹介しています。原作漫画は高校の制服がブレザーでしたがアニメ映画版ではセーラー服になっています。また、下宿人の北見北斗（男性）が北斗美樹（女性）に変更され職業も獣医師から医師になりました。主人公の母親の名前も小松崎虹江から松崎良子に、職業はカメラマンから大学助教授に変更されています。更に原作漫画にあった賭け麻雀のシーンは全部カットされています。

2011年に公開されたスタジオジブリ制作の大ヒット長編アニメ映画「コクリコ坂から」は原作漫画と時代設定がいつなのかなどの相違点が見られます。この改変は成功したと言われており、宮崎吾郎の評価が高まったとも評されています。「コクリコ坂から」のアニメ映画版はどのようなストーリーなのでしょうか？ここでは「コクリコ坂から」のアニメ映画版のあらすじをネタバレを交えて紹介していきます。それではご覧ください。

ここでは「コクリコ坂から」のアニメ映画版のあらすじをネタバレ紹介します。時代設定は1963年で舞台は横浜です。主人公の松崎海は17歳の少女です。祖母が管理人をしているコクリコ荘という海の見える下宿屋に住んでいて港南学園に通う高校2年生です。海はコクリコ層での家事をこなしておりメルというあだ名で呼ばれています。風間俊は18歳で港南学園の3年生です。週刊の学校新聞「カルチェラタン」のチーフを務めています。

俊は親友でクラスメイトの水沼史郎とともに文化部部室棟「カルチェラタン」の存続運動の中心人物でもあります。ある日、海が登校すると学校新聞「カルチェラタン」に自分が取り上げられていることを知りました。その日の昼休み、俊はカルチェラタン取り壊しの抗議行動の一環で棟の屋根から飛び降りました。飛び込んだ先に防火水があったので無事でした。居合せた海は衝動的に俊に手を差しのべました。こうして2人は出会いました。

ここではアニメ映画版「コクリコ坂から」のあらすじをネタバレ紹介します。俊が行った飛び込みパフォーマンスは学校中で大きな反響を呼びました。海の妹で港南学園1年生の空は俊が飛び込んだ時の写真を写真部から30円で買ったほどです。空は写真に俊のサインをもらおうと思い立ち海を連れてカルチェラタンを訪れました。部室には俊がいましたが、飛び込んだ時に右手を怪我したとのことで代理原稿を書いてほしいと海に頼みます。

海は俊のお願いを受け入れて原稿作成の手伝いをしました。慣れない作業に手間取ってすっかり帰宅が遅くなってしまった海は夕食にカレーを作ろうとしましたが肉を切らしていたのでいそいそと買い物に出かけました。すると、帰宅途中の俊に出会いました。俊は自転車の後ろに海を乗せて買い物の手伝いをしてくれました。原稿を手伝ってくれたことへのお礼だと海は思いましたが、ここから2人は互いを意識するようになっていきます。

スタジオジブリ制作の長編アニメ映画「コクリコ坂から」のあらすじをネタバレ紹介します。俊はコクリコ荘の下宿人の送別会に招待されました。海は俊たちを連れてコクリコ荘の中を案内しますが、そこで俊は1枚の写真に目を留めました。それは海の父親、澤村雄一郎と友人の立花洋・小野寺善雄が写っているものでした。俊は実は風間家の養子で、澤村雄一郎が実の父親だと養父母から聞かされていたからです。俊は大いに困惑しました。

帰宅した俊は養父の風間明雄に改めて自分の出生について尋ねました。明雄は自分たち夫婦が子供を生まれて間もない頃に亡くしたことと、そこに澤村雄一郎が赤ちゃんを連れて訪れて来て赤ちゃんを育ててほしいと言われて預かり、それが俊であることを明かしました。明雄はお前は俺たち夫婦の子供だと言って俊を励ましました。俊は静かに頷きました。俊は好意を持ち始めていた海が自分の妹だったことを知って愕然としていたのです。

ここでは宮崎吾郎の監督2作目長編アニメ映画「コクリコ坂から」のあらすじをネタバレ紹介しています。学校ではカルチェラタンの取り壊しが現実味を帯びていました。このことを知った俊はカルチェラタンの大掃除を提案しました。俊の親友で生徒会長の水沼もこの提案に賛成しました。2人の行動が実を結んで全校生徒一丸となった大掃除が行われることになったのです。この行動の最中俊は海のことを意図的に避けるようになりました。

何で俊が自分を避けるのかわけが分からない海は彼に理由を問い質しました。俊は澤村雄一郎が自分の実の父親であることと故に自分と海は兄妹であることを話しました。海は大きな衝撃を受けました。そうこうしているうちにカルチェラタンの大掃除は終わり、不衛生だと学校側が言っていた建物は綺麗になりました。俊は海たちとともに東京にいる理事長の所を訪れてカルチェラタン存続の直談判を行い、理事長は現地見学を約束しました。

「コクリコ坂から」のアニメ映画版のあらすじネタバレ紹介です。帰宅した海はアメリカ留学から戻っていた母親の良子と再会し、俊について尋ねました。良子は俊の実父が澤村雄一郎ではなく立花洋だったことを明かしました。澤村雄一郎が朝鮮戦争に出向く前に立花洋が亡くなり、俊の実母も亡くなったことで身寄りのなくなった俊が孤児院へ行くのを避けるために自分の子供として出生届を出したということが真相だったのです。

その翌日、カルチェラタンの視察にやって来た理事長は綺麗になった様子に感動して取り壊しの撤廃を学校側に伝えました。また、小野寺善雄が存命であることを知った俊は海を連れて彼の家を訪ねました。そこで小野寺は俊が立花洋の息子であることを断言しました。そして、親友の子供たちに会えたことに感激しました。小野寺と別れた海と俊は俊の養父が営んでいるタグボートに乗って夕陽に映えるコクリコ荘を眺めました。

スタジオジブリ制作の大ヒット長編アニメ映画「コクリコ坂から」は見どころの多い作品だと評されています。特に1963年という時代の背景から展開される人間ドラマの数々が多くのファンを魅了したと言われており、同作品を名作たらしめているとも評されています。「コクリコ坂から」の見どころとは一体何でしょうか？ここではアニメ映画版「コクリコ坂から」の見どころを考察・紹介していきます。それでは考察結果をご覧ください。

ここでは2011年に公開された長編アニメ映画「コクリコ坂から」の見どころを紹介します。見どころの一つに挙げられるのがコクリコ荘とカルチェラタンの対比だと言われています。コクリコ荘は若い女性たちが医者や画家など各々の目指す職業で自活しようと奮闘する場であり、カルチェラタンは文科系の部活動に没頭する男子高校生たちの聖地のような場所として描かれています。この対比の鮮やかさが見事だと高評価されています。

ここでは人気長編アニメ映画「コクリコ坂から」の見どころを紹介しています。次に挙げるのは「コクリコ坂から」のアニメ映画版が戦争時代の先祖への経緯に溢れている点です。俊の出生の秘密は実は秘密ではなく、俊が真実を知ることによって戦争の渦中を生き抜いた自分の実父、養父、そして実父の親友たちの彼に対する愛情を感じる重要な要素だと評されています。それは宮崎吾郎が最も描きたかったことだと推察されています。

ここではスタジオジブリ制作の長編アニメ映画「コクリコ坂から」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「コクリコ坂から」のアニメ映画版はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「コクリコ坂から」のアニメ映画版の大ファンだと思われる方のツイートです。アニメ映画版をご覧になり、宮崎吾郎監督作品だから期待しないで観たら面白かった、手嶌葵は歌っているシーンが良い、松崎家の空と陸は家事を手伝うべきだという感想をつぶやかれています。

「コクリコ坂から」のアニメ映画版をご覧になった方のツイートです。アニメ映画版を観た途中経過で決して面白い作品ではないということと、1963年の時代を懐古する男性に対して嫌な感情を持つという感想をつぶやかれています。

「コクリコ坂から」のアニメ映画版の大ファンだと思われる方のツイートです。アニメ映画版をご覧になって、船の描写などが良くストーリーも面白いので大好きな作品になったことと、世評に惑わされずに自分の感性を信じて作品を観るべきだとつぶやかれています。

ここではスタジオジブリ制作の長編アニメ映画「コクリコ坂から」の時代設定・時代背景について特集してきました。また、アニメ映画版のあらすじをネタバレ紹介してきました。是非一度「コクリコ坂から」のアニメ映画版の魅力に触れてみてください。