涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見る順番まとめ!初心者におすすめは?

『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメについて、たとえアニメに詳しくない人でも一度は聞いたことがあるかもしれません。アニメ本編については知らなくとも、ちょうどyoutubeやニコニコ動画の黎明期、エンディングのダンスやライブシーンは非常に話題になりました。そんな『涼宮ハルヒの憂鬱』について、ハルヒ初心者でもアニメシリーズを楽しむために、どの回を押さえておけばいいか、どの順番で視聴したらいいかなど紹介していきます。

涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見る順番まとめ!初心者におすすめは?のイメージ

目次

  1. 涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見るおすすめの順番を紹介!
  2. 涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズとは?
  3. 涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見る順番を紹介!
  4. 涼宮ハルヒの憂鬱の初心者におすすめのアニメシリーズは?
  5. 涼宮ハルヒの憂鬱のアニメの感想や評価を紹介!
  6. 涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見るおすすめの順番まとめ!

涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見るおすすめの順番を紹介!

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』と言えば、一度は誰もが聞いたことがあるでしょう。『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメ自体は知らなくても、youtubeやニコニコ動画ではエンディングテーマをバックにした『ハルヒダンス』の映像が毎日投稿されていましたし、バニーガールのライブシーンも有名です。

ですが10年も経って「今更『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメを観ようと思っても・・・」と二の足を踏まれる方もいらっしゃるかもしれません。そんなハルヒ初心者のために、今回は『涼宮ハルヒの憂鬱』を観るにあたってどんな場面を押さえたらいいか、どんな順番で観たらよいか、初心者ならまずはどの回を観るべきか、感想も踏まえつつまとめてまいります。

「涼宮ハルヒの憂鬱」京アニサイト【トップページ】

涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズとは?

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』は、谷川流によるライトノベルシリーズをアニメ化したもので、2006年4月から7月にかけて第一期分のアニメ全14話が、2009年4月から10月にかけては第二期分のアニメ全14話を含めた全28話がまとめて放送されました。また2010年2月には『涼宮ハルヒの消失』が劇場版アニメーション映画として公開されています。

この『涼宮ハルヒの憂鬱』の2006年テレビアニメ放送の際、そのアニメ放送順は原作の発行順や物語上の時系列とは異なる順番で放送されています。例えば2006年放送された『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメの第一話は『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』という、主人公らが学園祭で自主作成した映画の内容になっていますが、これは時系列的に言っても原作の発行順で言ってもだいぶ後ろの方になります。

そういったこともあり、涼宮ハルヒの憂鬱アニメの初心者はどこから見たらいいのか混乱してしまうのです。今回はハルヒ初心者でもアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のことが分かるよう、『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメをどの順番で見ればよいのか、どこを押さえればよいのかなどをまとめています。

『涼宮ハルヒの憂鬱』の時系列を紹介

以下に、『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメシリーズ全話を時系列の順番にまとめて、表にしてあります。

第1話から第9話までが、高校に入学したキョンとハルヒの出会いから夏にかけての出来事、第10話からは夏休み、第20話からは夏休み後から始まる学園祭の準備と学園祭本番がまとめてあり、そして27話から28話にかけては冬の足音が近づいてくる中での日常回となっています。

涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見る順番を紹介!

『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメシリーズを観るにあたり、当然のことではありますが、やはり一番見てほしい順番は時系列通りの順番です。アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』を時系列の順番に観ていただくと、もちろん話の流れが一本に通るということもありますが、何よりSOS団メンバー、とりわけ主人公キョンとハルヒの心情の変化を感じることができます。

巻き込まれた、嫌々参加しているというキョンが、実は本心ではこの状況を待ち望んでいて、こんな日常を気に入っていることを自覚していきます。またハルヒも、ただ破天荒なだけではなく、意外に常識的な一面を見せたり、キョンに対する特別な感情を見せるなどして、2人の関係の微妙な変化を感じ取ることができるのです。

『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメの大筋を確認しましょう!

ですがなかなかそこまでアニメを観る時間が取れないというのであれば、まずは『涼宮ハルヒの憂鬱』第1話から第6話、そして第20話から第24話をまとめて視聴することをお勧めします。第1話から第6話までが『涼宮ハルヒの憂鬱Ⅰ~Ⅵ』とあるように、ひとつの区切りとなっていて、主人公キョンとハルヒの出会いと、その特別な関係についてまとめられています。

その後閑話休題を挟んで『涼宮ハルヒの憂鬱』第20話から24話までが、SOS団の面々が学園祭で上映する映画の製作を通じて絆を深めていく流れになっていて、1つの物語として完結しています。最低限大筋を押さえようと思うなら、この2つの大きなアニメシリーズを視聴いただくとよいでしょう。

SOS団のメンバーを詳しく知りたいなら・・・

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』に出てくるSOS団の面々は皆非常に個性的です。何でもできるSOS団の最大戦力、宇宙人的な存在の長門有希(ながと・ゆき)。普段はメイド服でお茶くみをしているほんわかドジっ子の未来人、朝比奈みくる(あさひな・みくる)、そしてさわやかイケメンながらどこか裏がありそうな超能力者、小泉一樹(こいずみ・いつき)。そんな彼らがそれぞれ活躍する回を観ていただくのもまた一つです。

第7話『涼宮ハルヒの退屈』・・・長門有希の宇宙人的活躍!

第7話『涼宮ハルヒの退屈』は宇宙人的存在である長門有希にスポットが当てられる回となっています。地域の草野球大会にて、素人の高校生(+小学生1人)だけで構成されたSOS団チームが、優勝確実と言われる伝統ある強豪チームに対して、長門有希の反則的宇宙人的な能力でもって圧勝してしまう話です。基本的にSOS団のメンバー全員の個性がよくわかる回となっていますが、特に長門有希が活躍します。

第8話『笹の葉ラプソディ』・・・朝比奈みくるの未来航行!

第8話『笹の葉ラプソディ』では宇宙人の長門有希も活躍しますが、一番の見どころはやはり未来人である朝比奈みくるによるタイムスリップでしょう。アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の物語上、キーとなる『3年前』の出来事が描かれており、『涼宮ハルヒの憂鬱』を理解するうえでも非常に重要な回となっています。

第10~11話『孤島症候群(前後編)』・・・小泉一樹の裏の顔が少しだけ覗ける回!

小泉一樹が超能力を使って活躍する回となると、アニメ第9話『ミステリックサイン』における異空間での戦いになります。しかし彼を知る上で一番重要なことは彼の超能力ではなく、周囲をまとめる話術やその組織力にあると言えます。そういう意味では、この『孤島症候群』を上げるべきでしょう。小泉一樹の仕掛ける謎解きにハルヒが挑戦する回ですが、小泉一樹をサポートする『組織』の大きさを垣間見ることができます。

ハルヒの意外な(?)一面も

またこの『孤島症候群(前後編)』では涼宮ハルヒのパーソナリティを考察するうえでも貴重な回と言えます。様々な場面で変人ぶりを発揮し、何か自分の身の回りで不思議なことが起きないかと熱望する彼女ですが、その反面意外にも常識的で、良識的であることが分かります。すなわち、孤島の別荘を訪問するにあたり、口では「殺人事件が起きたら面白いのに!」と言いつつも、実際に人が死ぬことは望んでいない、ということです。

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズにおいて、絶対に外してはいけない!映画『涼宮ハルヒの消失』!

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズをかたる上で絶対に外してはいけないのが、映画『涼宮ハルヒの消失』です。2010年公開された165分の長編アニメーション映画で、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズの集大成ともいうべき映画です。宇宙人的存在の長門有希にスポットを当てられています。

ただこの『涼宮ハルヒの消失』ですが、あくまでの『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメシリーズを観ていることが前提に製作されていますので、ハルヒ初心者が単発で観るとなると少し理解が難しいのです。

もしハルヒ初心者が映画を100%楽しみたいならば、最低限以下の回を押さえておく必要があるでしょう。

映画の最大の伏線、第8話『笹の葉ラプソディ』

先に述べましたように、未来人朝比奈みくるの活躍回でもありますが、同時に物語の起点であり、『涼宮ハルヒの憂鬱』の世界での大きなターニングポイントでもあります。そして何より、キョンがタイムスリップした『3年前』の出来事が、映画『消失』で起こる問題を解決する大事なカギにもなってきます。

長門有希の心情の変化が見れる、第28話『サムデイ イン ザ レイン』

『涼宮ハルヒの憂鬱』の原作にはないアニメオリジナルストーリーです。特に何か大きなトラブルに巻き込まれるわけでもなく、特定の誰かが活躍することもなく、あくまでも日常を淡々と描いていています。

最後の方ではハルヒとキョンが二人きりで下校しており(それはそれでグッとくるものがありますが)、それに気を取られて気づきにくいのですが、長門有希がキョンにカーディガンをかけてあげたらしき描写があります。『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメを始めから観ていればわかるのですが、本来長門有希はそんなキャラではなかったのです。それが、キョンを気遣うような行動をとっている、ある意味衝撃的な回と言えるでしょう。

エンドレスを実体験できる第12~19話『エンドレスエイトⅠ~Ⅷ』

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズすべての回を時系列順に見ていただきたい、という話をいたしましたが、第12話から19話の『エンドレスエイト』については、少し意見が分かれます。原作5巻『涼宮ハルヒの暴走』に収録のエピソード、夏休みをエンドレスにループし、ハルヒ以外のSOS団メンバーがそのループ状態に気づきつつも抜け出すことができず、1万5千回以上同じ夏休みを強制的に過ごしてしまう話がもとになっています。

演出、一部のセリフなどが少し異なり、作画の監督も違く、毎回アフレコしていたので1話1話はそれぞれ違うものなのですが、ほぼ同じ内容のストーリーが8回も続き、何度も同じ夏休みを繰り返すことを視聴者が体験できるという点においては非常に面白いのですが、やはり賛否両論があるようです。当時リアルタイムでこの話が続いた際には非常に大きな反響がありました。

『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメシリーズはぜひとももれなく順番に見ていただきたいところですが、この『エンドレスエイトについては、第12話の「ループしていることに全く気が付かない回」、第13話の「ループしている者の為すすべなくループしてしまう回」、そして第19話「ループしている状況を打開し、夏休みを終える回」と、ハルヒ初心者ならば、この3つさえ押さえればまずは問題ないでしょう。

涼宮ハルヒの憂鬱の初心者におすすめのアニメシリーズは?

ここまで、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズで最低限押さえていただきたい回について紹介してまいりました。しかしそれでもまだ「一気にそこまでアニメを何話も見れない!」というハルヒ初心者のために、厳選2話について紹介いたします。

『涼宮ハルヒの憂鬱』の原点!第7話『涼宮ハルヒの退屈』

原作の涼宮ハルヒシリーズで一番初めに世に出た小説は、実は第1巻『涼宮ハルヒの憂鬱』ではありません。それ以前に発売された雑誌『ザ・スニーカー』に収録の短編小説『涼宮ハルヒの退屈』です。先に長門有希の活躍の回と紹介しましたが、それ以上に初出なだけあって、ざっくりとではありますがSOS団メンバーの性格や役割が初心者にも分かりやすく描かれています。

またハルヒにまつわる不思議な出来事についても簡単にですが触れられていますし、ハルヒのキョンに対するちょっと特別な感情も描写されています。ハルヒ初心者が「まず1話、『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズで何を観ればいいんだろう」となった際には、ぜひともこの第7話『涼宮ハルヒの退屈』をご覧いただくといいでしょう。

別の視点からアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』を楽しむ!第12話『ライブアライブ』

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ本編とはほぼ関わりのない回になりますが、学園祭でハルヒと長門有希がバンドの臨時メンバーとしてライブに参加するの様子を描いた『ライブアライブ』もおすすめです。ハルヒが他の人のために何かをして感謝されて戸惑うシーンは『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズを通してこの回以外に観ることはできません。

また何よりこの回のライブシーンは作画にも非常に力が入っています。一説によると作画マンを倍以上に増やしてクオリティにこだわったとか。またハルヒを演じる平野綾さんの歌がとても聞きごたえがあります。ライブでうたわれる「God knows...」「Lost my music」のシーンはとても印象的で、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズの語り草となっただけではなく、その後のアニメ業界では金字塔的な存在になりました。

ハルヒ初心者もYoutubeやニコニコ動画などの動画サイトでこの部分だけ見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

涼宮ハルヒの憂鬱のアニメの感想や評価を紹介!

この手のものでよく言われるのが、「萌え、SF、日常、ミステリー、学園、ファンタジー、ラブコメをすべてごちゃ混ぜにして一つの物語に仕上げている」といった感想ですが、まさしくその通りと言えるでしょう。今はこういった内容のアニメもよく見かけますが、『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメシリーズが放映された10年前当時で非常に斬新でした。

先にも述べましたが、第12~19話、夏休みのループ回『エンドレスエイト』については賛否両論があります。否定的な意見が多いのも事実ですが、逆に「ハルヒでしかできない演出であった」ことも事実です。

エンドレスで8回すべてアニメを観ることができた暁には、相当長門有希に感情移入できていることうけあいです。またハルヒという人物について、こんな感想もあります。

ハルヒのキャラは今にしても、なかなか稀有なキャラクターです。彼女はあくまでも常識人です(アニメでもそれはしっかりと語られています)。それでありながら世界の変容を熱望します。

主人公のキョンとは性格も全く違うように見えますが、心の深いところではとても似ていて、お互いそれを感じている。そんな雰囲気を感じる2人なのです。

ついつい繰り返し観てしまう、という声も。いつまで経っても飽きない、色あせない。それも『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメの魅力でしょう。

涼宮ハルヒの憂鬱のアニメシリーズを見るおすすめの順番まとめ!

いかがでしたでしょうか。『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメシリーズについて、おすすめの順番や感想などをまとめてまいりました。既に10年以上も前のコンテンツであり、あれから本当に多くのアニメが世に出てきていますが、未だ人々の心をつかんで離さない魅力がハルヒにはあるのです。ここでまとめたのは全体のほんの一部で、掘り下げていけばいくほど新しい魅力を発見できます。

もしまだ『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメを観ていないという方がこの記事を読んでいらっしゃったら、食わず嫌いせずに是非一度視聴してみましょう。また過去に一度観たという方も、もしかしたら改めて見直すことで、新しい発見があるかもしれません。

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