シグルイは打ち切り終了だった?結末がひどい?最終回のあらすじ・ラストをネタバレ

シグルイとは山口貴由が描く漫画作品です。漫画シグルイは「駿河城御前試合」という小説の「無明逆流れ」を原作とした時代劇漫画であり、2003年から2010年にかけて「チャンピオンRED」で連載されました。漫画シグルイはグロいものの、台詞回しや演出がずば抜けており、高い人気を博しています。しかし最終回のあらすじが「駿河城御前試合」の途中で終わっており、打ち切りなのではといった感想が多く寄せられています。本記事ではそんな漫画シグルイについて打ち切りの真相や最終回結末のあらすじ、感想などをご紹介します。

シグルイは打ち切り終了だった?結末がひどい?最終回のあらすじ・ラストをネタバレのイメージ

目次

  1. シグルイとは?
  2. シグルイは打ち切り終了だった?結末がひどい?
  3. シグルイの漫画・アニメの続編の可能性はある?
  4. シグルイのその後はどうなった?原作から考察
  5. シグルイの最終回に関する感想や評価
  6. シグルイの打ち切り終了まとめ

シグルイとは?

2003年に漫画雑誌の「チャンピオンRED」で連載がスタートし、2010年に最終回を迎えて完結した漫画シグルイ。2010年に最終回結末を向けた漫画シグルイとは隻腕の剣士と盲目・跛足の剣士が徳川忠長の前で殺し合いを行うといったあらすじの時代劇漫画であり、南條範夫が描く時代劇小説「駿河城御前試合」を原作としています。漫画シグルイはグロテスクなシーンが非常に多いことで知られており、人間の臓物がリアルに描かれています。

しかし漫画シグルイは独特でかっこいい台詞回しや戦いの演出などが秀逸であり、連載が終了した2022年5月現在も高い人気を博し続けています。ただ漫画シグルイは「駿河城御前試合」の途中までしか描かれておらず、打ち切りを心配する感想が多く寄せられています。では本当に漫画シグルイは打ち切りになったのでしょうか。本記事では漫画シグルイについて打ち切りの真相や最終回結末のあらすじ、感想などをご紹介していきます。

シグルイの概要

では漫画シグルイの打ち切りの真相や最終回結末のあらすじ、感想などをご紹介する前に、漫画シグルイの作品情報と序盤のストーリーのあらすじについて簡単にまとめたのでご紹介していきます。本記事で打ち切りについてご紹介するシグルイとは山口貴由という日本の漫画家が描く時代劇漫画作品です。山口貴由が描く漫画シグルイは元々2003年に漫画雑誌の「チャンピオンRED」で連載が始まり、2010年に最終回結末を迎えました。

2003年から2010年にかけて連載された漫画シグルイは駿河大納言・徳川忠長の前で隻腕の剣士・藤木源之助と盲目・跛足の剣士・伊良子清玄が命を懸けた試合を行うといったあらすじの作品であり、合計15巻の単行本で完結しています。そんな時代劇漫画シグルイは「残酷無惨時代劇」と紹介されるほどかなりグロテスクな作品であるものの、独特な台詞回しや演出で人気が根強く、2007年の7月から10月までアニメが放送されました。

シグルイのあらすじ

時は寛永6年9月24日の江戸時代。駿河大納言の徳川忠長は血を見ることが大好きな暗愚であり、度々問題行為を起こしていました。そんなある日、徳川忠長は部下の制止を無視、徳川家康の居城だった駿河城で「御前試合」なる剣士同士の殺し合いを開催します。この「御前試合」の一回戦で隻腕の剣士・藤木源之助と盲目・跛足の剣士・伊良子清玄が選ばれます。そして藤木源之助と伊良子清玄は激突し、過去の因縁に決着を付けるのでした。

シグルイ | 秋田書店

シグルイは打ち切り終了だった?結末がひどい?

シグルイの漫画は打ち切り終了だった?

ではここからは漫画シグルイの打ち切りの真相や最終回結末のあらすじについてご紹介していきます。漫画シグルイは藤木源之助と伊良子清玄の出会いから「御前試合」の戦いまでを描いた作品です。なので漫画シグルイは最終回結末で藤木源之助と伊良子清玄の戦いに決着が付いており、特に問題のない完結の仕方をしています。しかし漫画シグルイは打ち切りだと噂されており、一部の読者からひどいといった感想が寄せられています。

ではなぜ漫画シグルイは打ち切り説が浮上しているのでしょうか。また漫画シグルイは本当に打ち切りになったのでしょうか。漫画シグルイの打ち切り説が浮上した理由は原作の「駿河城御前試合」にあります。「駿河城御前試合」は剣士同士の11番勝負を描いた時代劇小説であり、藤木源之助と伊良子清玄の戦いが第一話「無明逆流れ」に収録されています。なので本来漫画シグルイは藤木源之助と伊良子清玄以外の戦いが描かれるはずです。

しかし漫画シグルイは藤木源之助と伊良子清玄の戦いが終わった後、そのまま最終回結末を迎えました。また漫画シグルイはあらすじの中で他の試合に出場する剣士も登場しており、11番勝負の全てを描こうとしていたように見えます。さらに漫画シグルイを描いた作者の山口貴由は「駿河城御前試合」の全ての試合を描くと宣言していました。これらを見ると、漫画シグルイは打ち切りになってしまったと言われても仕方ないでしょう。

しかし漫画シグルイは物語から作画に至るまで全ての完成度が高く、非常に高い人気を博しています。また作者の山口貴由は切りの良いところで作品を終わらす漫画家であり、「エクゾスカル零」や「衛府の七忍」も途中で最終回結末を迎えています。この高い人気と作者の考えを見ると、漫画シグルイは打ち切りになったと考えにくいです。おそらく山口貴由は藤木源之助と伊良子清玄の戦いで満足し、漫画シグルイを完結させたのでしょう。

シグルイの最終回ネタバレ!結末はひどい?

漫画シグルイは打ち切りの他に、とあることで騒がれていることがあります。それは漫画シグルイの最終回結末のあらすじがひどいということです。では何故漫画シグルイは最終回結末のあらすじがひどいと騒がれているのでしょうか。漫画シグルイの最終回結末で藤木源之助は伊良子清玄と相対します。藤木源之助は師匠である虎眼流開祖・岩本虎眼と虎眼流の師範・牛股権左衛門を伊良子清玄に殺されており、復讐心に燃えていました。

一方伊良子清玄は高みに昇る野心に燃えており、かつて友と認めていた藤木源之助を何としても殺そうと考えていました。伊良子清玄は度重なる修行の中で魔剣「無明逆流れ」を習得し、いくの心眼を身に宿します。藤木源之助は「無明逆流れ」といくの心眼により、手出しが出来ない状況になります。そこで藤木源之助は隙を作るため、太刀を投げつけます。盲目の伊良子清玄は藤木源之助の罠に嵌まり、大きな隙を作ってしまいました。

藤木源之助はその隙を見逃さず、伊良子清玄に斬りかかります。その攻撃を伊良子清玄は防ぎ、藤木源之助とつばぜり合いを行います。伊良子清玄は足が不自由な跛足であるため、つばぜり合いだと藤木源之助に敵いません。そのため藤木源之助は思いっきり力を込め、伊良子清玄の肉体を真っ二つに斬り裂きます。これにより「駿河城御前試合」の第一試合は藤木源之助の勝利に終わり、伊良子清玄の愛妾であるいくが自ら命を絶ちました。

すると藤木源之助は徳川忠長に伊良子清玄の首を刎ねるよう命じられ、容赦無く伊良子清玄を斬首します。しかし藤木源之助は自陣に戻ると、思い人の三重が自害していました。そして漫画シグルイは最終回結末を迎え、物語の幕を下ろしました。そんな最終回結末を迎えた漫画シグルイは特に完結の仕方に問題ありません。しかし漫画シグルイは三重の自害の不明瞭さやバッドエンドが理由となり、一部で酷評されることになりました。

シグルイの漫画・アニメの続編の可能性はある?

シグルイの漫画の続編の可能性はある?

ではここからは漫画シグルイとアニメ版のシグルイの続編の可能性について考察紹介していきます。上述でご紹介した通り、漫画シグルイは2003年に連載がスタートし、2010年に最終回結末を迎えました。しかし漫画シグルイは原作小説「駿河城御前試合」の第一話「無明逆流れ」しか描かれていません。また漫画シグルイは「無明逆流れ」以降を描いた続編も発表されておらず、伊良子清玄に勝利した藤木源之助がどうなったか不明です。

では漫画シグルイは今後、続編となる作品が制作されるのでしょうか。作者の山口貴由は漫画シグルイの連載が終わった後、「エクゾスカル零」や「開花のススメ」、「衛府の七忍」といった数々の名作を世に輩出しました。しかし漫画シグルイは連載から10年以上経った2022年5月現在まで続編となる作品が一切作られていません。このことから漫画シグルイの続編となる漫画作品が今後制作される可能性は非常に低いといえるでしょう。

シグルイのアニメの続編の可能性はある?

漫画シグルイはその独特な世界観・作画・台詞回しが非常に高く評価され、連載当初から非常に高い人気を泊していました。この人気から漫画シグルイはアニメが作られ、2007年の7月から10月にかけてR15指定で放送されました。しかし漫画シグルイのアニメは伊良子清玄が「無明逆流れ」を会得したところで終わっており、完結していません。そのためアニメシグルイは中途半端な作品であり、原作のファンに酷評されてしまっています。

ではそんな漫画シグルイのアニメは今後、続編が制作される可能性があるのでしょうか。アニメシグルイは2007年に放送されて以降、2022年5月現在まで続編の情報が一切ありません。また原作の漫画シグルイはグロテスクすぎるため、アニメで完全に表現出来ません。なのでアニメの続編が制作される可能性は0に等しいと考えられます。また仮に続編の作品が制作されたとしても、おそらくテレビアニメではなくOVAになるでしょう。

シグルイのその後はどうなった?原作から考察

シグルイの原作は「駿河城御前試合」

ではここからは漫画シグルイの原作情報やその後についてご紹介していきます。上述で何度かご紹介した通り、漫画シグルイは「駿河城御前試合」という小説の第一話「無明逆流れ」を原作にした作品です。漫画シグルイの原作となった「駿河城御前試合」とは南條範夫が描く時代小説であり、「オール読物」という小説雑誌で短編小説として連載されていました。「駿河城御前試合」は1956年に「オール読物」で始まり、1962年に完結しました。

1956年から1962年にかけて「オール読物」で連載されていた小説「駿河城御前試合」は寛永6年の江戸時代を舞台としており、徳川忠長の講談「寛永御前試合」を元ネタにしています。「寛永御前試合」を原作とした小説「駿河城御前試合」は剣士同士の11番勝負が描かれており、その残酷な結末から「南條範夫の残酷物」と称されています。そんな小説「駿河城御前試合」は漫画シグルイが発表されたことにより、注目を集めることになりました。

「駿河城御前試合」でシグルイのその後がわかる?

漫画シグルイの最終回結末で主人公の藤木源之助は伊良子清玄に勝利を飾り、最愛の三重を失います。その後藤木源之助がどうなったかは、小説「駿河城御前試合」に描かれています。伊良子清玄を破った藤木源之助はその後、磯田きぬという女性に思いを寄せます。磯田きぬとは第二話「被虐の受太刀」の主人公の1人です。磯田きぬは生き残って藤木源之助に好意を寄せられるものの、暗君・徳川忠長に夜伽を命じられてしまいます。

それを知った藤木源之助は同じく磯田きぬへ好意を寄せる小村源之助と共に、磯田きぬを連れて駿河城から脱走します。しかし藤木源之助は逃走途中、徳川忠長の追手で「がま剣法」の主人公・笹原修三朗に止められます。藤木源之助は磯田きぬを救うために笹原修三朗と戦うものの、相討ちという形で死亡してしまいます。そして藤木源之助が思いを寄せた磯田きぬも徳川忠長への恐怖から自害し、「駿河城御前試合」は結末を迎えました。

シグルイの最終回に関する感想や評価

ではここからは漫画シグルイの最終回結末に関する感想についてご紹介していきます。まず漫画シグルイの最終回結末に関する感想で多く見受けられたのが打ち切りを心配する感想です。漫画シグルイは「駿河城御前試合」の第一話「無明逆流れ」しか描いておらず、物語が完全に完結していません。そのため漫画シグルイは数多くのファンから打ち切りになったのではないかといわれています。

漫画シグルイの最終回結末に関する感想では漫画シグルイの最終回結末が良かったといった感想も多く寄せられていました。確かに漫画シグルイは「駿河城御前試合」の途中で終わっており、打ち切りになったといわれています。しかし漫画シグルイは藤木源之助と伊良子清玄にスポットを当てているため、非常に区切りの良い終わり方をしています。なので漫画シグルイの最終回結末は多数の本作のファンに高く評価されています。

漫画シグルイの最終回結末に関する感想では最終回結末に釈然としない感想も多く寄せられていました。上述でご紹介した通り、漫画シグルイは「駿河城御前試合」の「無明逆流れ」を綺麗に完結させています。しかし「無明逆流れ」が原作「駿河城御前試合」の第一話であるため、漫画シグルイは少し中途半端な最終回結末を迎えています。このことから漫画シグルイの最終回結末の評価は2022年5月現在も賛否両論となっています。

漫画シグルイの最終回結末に関する感想では続編を期待していたといった感想も多く寄せられていました。漫画シグルイは当初、作者の山口貴由が「駿河城御前試合」の全てを描くと宣言していました。しかし漫画シグルイは「駿河城御前試合」の第一話「無明逆流れ」だけで終わり、続編も一切作られていません。2022年5月現在も一切発表されていないことを見ると、おそらく漫画シグルイの続編が作られることはないでしょう。

シグルイの打ち切り終了まとめ

本記事では漫画シグルイについて打ち切りの真相や最終回結末のあらすじ、感想などをご紹介しました。確かに漫画シグルイは「駿河城御前試合」の途中までしか描いていないので、打ち切りの噂が流れてもおかしくありません。しかし漫画シグルイは無理矢理終わらせた感がなく、原作の「無明逆流れ」を最後まで見事に描いています。なので漫画シグルイは打ち切りになった訳ではなく、作者の意思で完結した作品といっていいでしょう。

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