【砂ぼうず】最終回のあらすじ・結末をネタバレ!戦争が集結したその後は?

2020年に最終回結末を迎えた漫画「砂ぼうず」は、文明が崩壊し、無法地帯となった遠未来を舞台に、限られた資源を巡る力を持つ者同士の争いや、生き残りをかけて戦いに身を投じる砂ぼうずの壮絶な半生を描いたガンアクションです。本文では、漫画「砂ぼうず」から、戦争の終結とその後を描いた最終回結末のあらすじネタバレや、「砂ぼうず」の面白い魅力や謎の考察、感想などをあらすじネタバレ紹介します。

【砂ぼうず】最終回のあらすじ・結末をネタバレ!戦争が集結したその後は?のイメージ

目次

  1. 砂ぼうずとは?
  2. 砂ぼうずの漫画最終回あらすじ結末ネタバレ!その後は?
  3. 砂ぼうずの面白い魅力
  4. 砂ぼうずの謎を考察
  5. 砂ぼうずの最終回に関する感想や評価
  6. 砂ぼうずの最終回まとめ

砂ぼうずとは?

漫画「砂ぼうず」のイメージ画像

漫画「砂ぼうず」は、文明が崩壊した遠未来の日本を舞台に、欲望のままに生き、己の強さを武器に成り上がりを目指す水野灌太の壮絶な戦いを描いたガンアクションです。以下では、漫画「砂ぼうず」から、限られた資源を巡る戦いの終結とその後を描いた、「砂ぼうず」の最終回結末のあらすじネタバレ、作品の面白い魅力や劇中の謎の考察、「砂ぼうず」の最終回結末に関する感想等を、あらすじネタバレ紹介します。

砂ぼうずの概要

うすね正俊先生の漫画「砂ぼうず」は、1997年~2020年にかけて「月刊コミックビーム」にて連載されていた作品で、単行本・全22巻の二部構成となっています。第一部(1巻~12巻)は、主人公・砂ぼうずこと水野灌太活躍を描いた「砂ぼうず編」、第二部(13巻~22巻)は、砂ぼうずの弟子・小砂が主人公の「小砂編」となっています。

砂ぼうずのあらすじ

数百年前に文明が崩壊、地球環境の激変により地球は砂漠の星と化し、世界は無法地帯へと化します。旧世界の遺物が眠る関東大砂漠では、水と金を求めて人々が欲望のままに生きる、弱肉強食の世界が繰り広げられる中、便利屋を名乗る砂ぼうずこと水野灌太は、己の欲望を満たすべく、この世界での成り上がりを目指して、生き残りをかけた戦いに身を投じていきます。

砂ぼうずは打ち切りだった?

「砂ぼうず」の漫画の打ち切りの真相を考察・イメージ画像

作者・うすね正俊先生の持病により、第一部終盤以降から度重なる休載を余儀なくされていた漫画「砂ぼうず」について、一部では「砂ぼうず」の最終回は、打ち切りだったとの憶測がささやかれています。その理由は、第二部・最終回での唐突すぎる終わり方が挙げられ、小砂編終了から畳み込むように描かれた印象が、打ち切り終了の噂が浮上するきっかけになったでしょう。

また、うすね先生が、持病の悪化によりこれ以上連載を続けることは難しいと判断し、自ら「砂ぼうず」の連載を終了させた結果、打ち切り終了という形で最終回を迎えたとの憶測も飛び交っています。しかし、漫画「砂ぼうず」の最終回が打ち切り終了だったという根拠はなく、打ち切り説は憶測に過ぎないでしょう。

砂ぼうずのアニメと原作の違い

「砂ぼうず」は、2004年10月~2005年3月にかけて中部日本放送にてアニメ放送が行われ、原作漫画1巻~13巻までがアニメ化されました。原作漫画でも過激な描写で知られる「砂ぼうず」は、深夜枠での放送も難しく、ストーリー上、やむを得ず過激描写を出す場合には、砂ぼうずマークやモザイク音などで隠すなどの修正が施されました。一方、円盤では修正は外され、オリジナルでの視聴ができます。

砂ぼうずの世界観

文明が崩壊し、無法地帯となった砂漠を舞台とする「砂ぼうず」は、力がなければ生きていけない弱肉強食を絵に描いた世界であり、自分が生き残るためなら、人を騙し、裏切ったり、時には手を汚すことも厭いません。物語の舞台である関東大砂漠には、旧世界の遺物・ハイテク技術が埋まっており、この世界を支配する東西の政府・オアシスは、これら遺物を巡る勢力争いを繰り広げています。

砂ぼうずの漫画最終回あらすじ結末ネタバレ!その後は?

砂ぼうずの漫画最終回あらすじ結末ネタバレ・イメージ画像

己が生き残るためなら卑劣な手段も辞さない弱肉強食の世界を舞台に、欲望のままに生きる便利屋・砂ぼうずの戦いを描いた「砂ぼうず」は、常識が通用しない世界での成り上がりを目指す砂ぼうずの奮闘や、関東一の凄腕美人を目指す小砂の成長が見どころです。以下では、「砂ぼうず」から、漫画最終回結末のあらすじネタバレや、関西シティを目指した砂ぼうず達のその後を、あらすじネタバレ紹介します。

最終回ネタバレ①小砂との対決

かつて砂ぼうずの下で関東一の凄腕美人になることを夢見た小砂こと小泉太湖は、修行期間を終えて便利屋としての独立を果たし、満を弟子に迎えるも、かつての師・砂ぼうずの裏切りを機に、彼と敵対する道を選びました。そして、「てるてるぼうず」の異名で恐れられる存在となった小砂に対し、砂ぼうすはかつての弟子と戦いに突入し、巧みな戦術で小砂を追い込むことに成功します。

最終回ネタバレ②小砂との再会

捕虜となった小砂と砂ぼうずのやり取り・イメージ画像

砂ぼうずに捕らえられ、捕虜として過酷な扱いを受けると予想していた小砂をよそに、砂ぼうすは、敵味方に別れる以前の態度で小砂に接し、近況を報告します。戦いに勝利し、大出世を遂げたかと思いきや、実際はそうではなく、上層部から無理難題を押し付けられ、下からも不平不満を突きつけられたなど、小砂の予想とは正反対な内容でした。

表では、周囲の人間関係に対する愚痴をこぼしつつも、出世欲や名誉欲に燃える砂ぼうずが、今の立ち位置に満足しているはずはなく、裏では何かを企んでいると小砂は察します。

最終回ネタバレ③関西シティ

資源獲得のために目を付けられた関西シティ・イメージ画像

その頃、関東大砂漠から西に500キロ先の地点にて新たな都市が発見され、「関西シティ」と名付けられます。関西シティの地下には、新たな資源が眠っているとの情報がもたらされ、資源を巡り対立関係にあった、砂ぼうずの大滝波と小砂たちの白洲派の戦争は休戦することとなり、新天地での資源獲得を目指して同盟を結ぶことになりました。遠征部隊には、小砂・満も選ばれ、砂ぼうずと共に関西シティへ旅立ちます。

最終回ネタバレ④戦争が終結したその後

大滝派と白洲派の戦争終結から10年後、関西シティに到達した砂ぼうずは将軍に就任し、小砂もベテランの戦士として成長を遂げました。関西シティに辿り着いた砂ぼうずと小砂たちのその後については、伝承という形で語られ、東から悪魔がやってきたこと、重労働を強いらせて仲間たちが命を落としたこと、救世主から知恵を授かり、自分たちは自由を取り戻すことができたと記されています。

この伝承は、最終回結末で登場した小砂そっくりの女の子によって語られ、東から来た悪魔とは、おそらく砂ぼうずこと水野灌太を指し、救世主は女の子の先祖であることから、その正体は満と推測されます。

砂ぼうずの面白い魅力

漫画「砂ぼうず」の面白い魅力を紹介・イメージ画像

以下では、リアリティあふれるバトルシーンや、砂ぼうず達のやり取りが目を引く、漫画「砂ぼうず」の面白い魅力について、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

面白い魅力①謎が多い

漫画「砂ぼうず」と言えば、謎解き要素の多さも見どころであり、関東大砂漠の地下に眠る旧世界・暗黒時代に作られたテクノロジーの存在も、その1つです。東西の政府が、世界の覇権をかけて求める、旧世界の遺物には、ロボットをはじめとする破壊兵器や、ハルク病などの病原体も眠っており、これら遺物を利用して、自分たちの勢力拡大を目指します。

そして、地下に眠る遺物を発掘する人材が、砂ぼうずたち便利屋であり、自己利益のために戦う砂ぼうずたちも、自分たちの意思に関係なく、政府間の戦いに巻き込まれていきます、限られた資源を巡る政府同士の相談戦に巻き込まれながらも、持ち前の欲望をむき出しにしながら、ひたむきに戦っていく砂ぼうすの姿は、観る者を惹きつけます。

面白い魅力②キャラの関係性

SFチックでありながら、リアルな人間関係・バトルシーンが、「砂ぼうず」の魅力を引き立てています。砂ぼうずたちの人間関係は複雑で、子供時代から大人になった現在まで特定の力関係から抜け出せずにいたり、人脈を駆使して、政府の人間へ出世する者など多岐にわたります。また、砂ぼうずは、便利屋という仕事から人間関係にも詳しく、まるでドラマを見ているような、味方であり敵でもある緊密な関係が面白いでしょう。

面白い魅力③バトル

「砂ぼうず」のバトルは、銃器を使用した戦いを主流とし、臨場感あふれるバトルシーンや、勝利を勝ち取るまでの工程、銃弾が足りないというセリフなど、リアルを追求した世界観が、作品を奥深くしています。また、作者・うすね先生自身も銃器に詳しく、銃器に関する詳細な説明コーナーも見どころに挙げられます。

砂ぼうずの謎を考察

漫画「砂ぼうず」の謎を考察・イメージ画像

「砂ぼうず」の最終回結末にて、関西シティに到達した砂ぼうずのその後は伝承という形で語られており、大出世を追い求めた砂ぼうずの末路や、満たちの活躍が断片的に描かれました。以下では、漫画「砂ぼうず」の最終回結末で登場した関西シティの伝承の謎について考察しました。

考察①満はいつ砂ぼうずに反逆した?

関西シティにまつわる伝承によると、満は、東から来た悪魔から、関西シティの原住民を救った救世主として語り継がれるも、彼がどのような経緯で悪魔=砂ぼうずに反旗を翻したのかは言及されていません。砂ぼうずが、関西シティで悪政を敷いたのは、おそらく満や小砂と共に関西シティに到達した後と推測され、満も当初は、砂ぼうずの陣営として活動していたと考えられます。

関西シティの伝承の1コマ、原住民たちが重労働を強いられているシーンでは、砂ぼうずと小砂と思われる姿が確認できる一方、満らしき姿は見当たりません。このシーンからは、満は重労働を強いらせる側だった、もしくは何かしらの事情で関東大砂漠に帰っていたと見られます。

考察②小砂の立場

関西シティの伝承のコマでは、原住民や救世主の満は白、関東大砂漠の人間は黒で表現されているものの、小砂だけは例外であり、砂ぼうずの下で虐げられているシーンでは黒塗り、満によって砂ぼうずへの反逆シーンでは白色に変わっています。黒色は、小砂がヒューロンであることを原住民が知らなかったことを意味し、白色への変化は、砂ぼうずを裏切り、満の反逆に加担しことを表しているでしょう。

考察③関西シティでの戦い

関西シティでの戦いは、後に悪魔と称された砂ぼうずに対する、満と小砂、関西シティの原住民による反乱と推測され、伝承の壁画では、砂ぼうずによる悪政で苦しく人々の様子や、砂ぼうずとの壮絶な戦いが描かれました。一方、砂ぼうず・満陣営の戦いを描いた壁画には、帽子を被ったグレー色のシルエットや、満陣営として戦う黒い人影も描かれています。

伝承の壁画に描かれた人物について考察する・イメージ画像

グレーのシルエットの正体は、鞭を振りかざす雨蜘蛛と推測され、満陣営の黒い人影の正体も、雨蜘蛛と共にやってきた満の援軍と考えられ、川口夏子か、あるいは海堂勝の可能性が高いでしょう。また、伝承で語られる「戦い方と生きるための知恵を授けた」とは、雨蜘蛛たち関東大砂漠の援軍によって、原住民にもたらされたことを意味するでしょう。

砂ぼうずの関西シティへの派遣は、おそらく彼の暗殺を目論む関東大砂漠の政府の計画の一環であり、満の反逆を口実に関西シティへ援軍を送り、砂ぼうずの討伐を決行したと考えられます。

砂ぼうずの最終回に関する感想や評価

砂ぼうずの最終回に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、多くの謎を残しながら結末ラストを迎えた、漫画「砂ぼうず」の最終回に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

感想1:予想とは違う結末が良い

漫画「砂ぼうず」の最終回は、物語を畳みかけるように描かれた関西シティの伝承や、作者の持病や休載頻度の多さから一部では、打ち切り終了の憶測も飛び交いました。しかし、「砂ぼうず」の最終回に関する感想の中には、一度は諦めていた最終回を読めたことを喜ぶ声や、ありがちなハッピーエンドを予想していたものの、実際に読んでみたら予想とは違う結末ラストで面白かった等の感想や評価が寄せられています。

感想2:衝撃的な最終回だった

強さが世界を支配する中、成り上がりを目指す砂ぼうずこと水野灌太の活躍を描いた「砂ぼうず」は、己の野心のためなら、卑怯な振る舞いや手を汚すこと、泥水をすすることすら厭わない砂ぼうずのたくましさが人気を呼びました。また、戦争の終結とその後の世界を描いた最終回では、砂ぼうずと満にまつわる伝承や、結末ラストで出てきた小砂にそっくりの女の子が登場し、予想を上回る展開に衝撃が走ったとの感想が見られました。

感想3:じわっと来る最終回結末だった

ファン待望の最終回を迎えた漫画「砂ぼうず」は、休載期間を経ながらストーリーを追ってきた読者に衝撃を与えた一方で、これまで「砂ぼうず」を読んだことのない方からも、最終回でじわっと来たとの感想が寄せられています。また、掲載誌「コミックビーム」で「砂ぼうず」の最終回を読んだことがきっかけで、単行本を読みたいとの声も見られ、新たなファンを獲得しています。

感想4:作者・うすね正俊先生をねぎらう

23年に及ぶ長期連載となった漫画「砂ぼうず」は、作者・うすね正俊先生の持病により、第一部終盤以降は、休載を挟みながらの連載を余儀なくされました。「砂ぼうず」を追ってきたファンからは、未完で終わってしまうのではとの心配の声も上がりましたが、2020年に無事に最終回を迎えることが出来、SNSでは、病気と戦いながら執筆活動を続けてきたうすね先生をねぎらう声が多数寄せられています。

砂ぼうずの最終回まとめ

砂ぼうずの最終回まとめ・イメージ画像

「砂ぼうず」の漫画最終回結末のあらすじネタバレや、最終回終盤で登場した関西シティの伝承の考察、「砂ぼうず」に関する感想や評価などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。砂ぼうずこと水野灌太は、いわゆる正統派主人公とは真逆のキャラですが、無法地帯での成り上がりを目指して、ひたすら強さを追い求める姿は読者の共感を呼び、根強い人気を誇っています。

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