【死神坊ちゃんと黒メイド】坊ちゃんの呪いの正体とは？呪いをかけた魔女や解く方法は？

「死神坊ちゃんと黒メイド」は作者・イノウエによって「サンデーうぇぶり」で連載中の漫画です。2017年から連載が始まり、コミックは2021年11月に最新刊・14巻が発売されており、発行部数は150万部を超えました。テレビアニメ版「死神坊ちゃんと黒メイド」は2021年7月から9月まで、TOKYO MX他で第1期全12話が放送されました。アニメーション制作は「J.C.STAFF」で、アニメ第2期の制作が予定されています。

「死神坊ちゃんと黒メイド」の主人公・坊ちゃんは幼いころ、魔女に「その手で触ったものは死んでしまう」という呪いをかけられました。呪いを恐れた人々は坊ちゃんのもとを去っていき、家族からも拒絶された坊ちゃんは山奥の屋敷で一人で住むことになりました。孤独に暮らす坊ちゃんの世話をするのはメイドのアリスです。アリスは呪いなど構わず坊ちゃんを誘惑します。そんなアリスの行動に坊ちゃんは悩まされるのでした。

ここからは「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんが魔女にかけられた呪いの正体、かけられた目的や理由、経緯などをネタバレで見ていきます。さらに、坊ちゃんにかけられた呪いは解ける？その方法は？についても考察していきます。そして、坊ちゃんが魔女アメリアと会った目的などをネタバレで見ていきます。

「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんにかけられた呪いについて見ていくと、この呪いにかかったものに触れられた者はすべて死に至るというもので、坊ちゃんは5歳のころにこの呪いをかけられました。触れられただけで死亡するということで、坊ちゃんの周りから人がいなくなります。親でさえも坊ちゃんと接することを拒むようになり、とうとう坊ちゃんは屋敷から放り出され、山奥の別荘で暮らすことになりました。

この呪いは人間だけでなく、例えば坊ちゃんが花に触れるだけでしおれてしまい、無惨な姿になってしまいます。坊ちゃんは元は命あるものに愛情を注ぐ優しい性格なので、生きているものに触れることのないよう、気を配っています。

「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんは呪いがかかる前は明るく快活で、魔女に目を付けられて呪いをかけられるような邪悪さのない善良な子どもでした。貴族の子として生まれ、大らかに育ったと思われる坊ちゃんに何故、呪いがかけられたのでしょうか？その理由や目的は、坊ちゃん自身に問題があるのではなく、坊ちゃんがアリスを好きになったからでした。

アリスは坊ちゃんの屋敷で働くメイド長の娘で、坊ちゃんと同じ年頃の少女です。二人は幼なじみとして育ち、仲の良い友達でした。アリスを好きになったことが呪いをかけられた理由なのですが、魔女は何故、このような恐ろしい呪いをかけたのでしょうか？魔女は坊ちゃんに呪いをかける際、「誰にも愛されず、誰も愛さない、そんな惨めな人生を送ってちょうだい…」という言葉を掛けています。

アリスを好きになったことで魔女に目を付けられ、恐ろしい呪いをかけられてしまった坊ちゃん。この呪いは解けるのでしょうか？次は呪いが解ける？解く方法は？についてネタバレで見ていきます。

「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんの呪いは解ける？については、坊ちゃんは呪いを解くために呪いを解く魔力「解呪」を持った魔女に依頼することになりました。「解呪」を持つ魔女はアメリアといい、魔女界を率いる魔女・ダレスがアメリアを坊ちゃんに紹介してくれました。

坊ちゃんは「解呪」の魔力を持つ魔女・アメリアと対面します。アメリアは坊ちゃんの呪いを解く魔法をかけますが、失敗します。坊ちゃんにかけられた呪いは非常に強い魔力で、アメリアでも無理だったのでした。アメリアは、このような強い呪いをかけることができる魔女は、魔女界でもただ一人だと言います。その魔女とはダレスの姉・シャーデーで、アメリアが魔術で絶対敵わない魔女です。

ここまで「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんが魔女にかけられた呪いについてネタバレで見てきました。呪いは解ける？については、強い魔力でかけられた呪いのため、「解呪」の魔力を持つアメリアでさえも解くことはできませんでした。アメリアによると、坊ちゃんに呪いをかけた魔女の正体はシャーデーだということが分かりました。ここでは魔女シャーデーの正体と目的などを考察していきます。

魔女シャーデーが坊ちゃんに呪いをかけたとき、実はアリスの母・シャロンにも死ぬまでひたすら眠り続けるという呪いをかけていました。シャーデーが呪いをかけた理由や目的について見ていくと、娘のアリスが病弱なことに心を痛めていたシャロンに、アリスの健康と引き換えにシャロン自身が死ぬまで眠り続けるという条件を提案し、シャロンを眠らせました。

何故、こうまでしてシャーデーはシャロンに呪いをかけたかったのでしょうか？その目的は？シャーデーは双子の妹・ダレスと共に、過去の一時期坊ちゃんの屋敷に居たことがあり、そのときシャロンの母とも出会っています。当時、シャーデーはシャロンを良く思っておらず、憎いとさえ思っていました。

ここでは、シャーデーがシャロンを憎く思っていた理由についてと、ダレスとの関係について見ていきます。シャーデーとダレスは双子の姉妹で、父が魔女界を束ねていた先代のボス、母は女王という魔女界のエリートです。双子の姉妹といっても穏やかな性格のダレスと違い、野心家のシャーデーはボスだった父を乗り越え、自らが魔女界を率いる存在となり、強力な魔力を備えるようになりました。

シャーデーはシャロンが屋敷に来るよりも前に屋敷の主人ヴィクトルと出会っています。最愛の妻・リズを亡くして深く哀しんでいたヴィクトルと出会ったシャーデーは、彼と契約を結びます。それは、ヴィクトルの死後、若返った姿の亡霊となってリズと会える代わりに、ヴィクトルの寿命を数年ほどシャーデーが貰うという契約です。ヴィクトルを気に入ったシャーデーはその日以降、屋敷を訪れてはヴィクトルと親しくなっていきました。

ある時、ケガをしたヴィクトルを介抱したシャロンを、ヴィクトルが屋敷のメイドとして雇ったことで、シャーデーとシャロンは出会いました。ヴィクトルとシャロンが親しくなっていくことに嫉妬心が芽生えるシャーデー。ヴィクトルの寿命が尽きる際、シャーデーは自分を好きだと言って欲しかったとヴィクトルに告白します。

ヴィクトルの側にいるのは自分だけと思いたかったシャーデーはその憎しみをシャロンだけでなく、シャロンの娘であるアリスにまで向けるのでした。アリスと坊ちゃんは幼いころから仲が良く、互いに好意を寄せていることをシャーデーは知りました。シャーデーはそのことが腹立たしく、シャロンと坊ちゃんに呪いをかけたということです。

ここまで、シャーデーがシャロンに呪いをかけた目的や理由を見てきました。坊ちゃんとシャロンはシャーデーの嫉妬心によって呪いをかけられたのでした。呪いを解く方法を探していた坊ちゃんやダレスたちは、時間を操るザインの魔力で、呪いをかけられた当時に戻ってシャーデーに会うことにしました。呪いをかけた本人であるシャーデーを説得し、呪いを解いてもらおうとします。

しかし、シャロンやアリスに対して強い憎しみを感じているシャーデーは坊ちゃんたちの言葉に耳を貸そうとしません。ところが、当時のシャーデーと話したことで、未来に変化が起こっていました。死ぬまで眠り続ける呪いをかけられていたはずのシャロンが目覚めていました。

目覚めたシャロンはヴィクトルの屋敷でメイドになった理由やシャーデーと出会ったときのことなどを話しました。それによると、シャロンは娘のアリスと二人、山の中で暮らしていました。体の弱いアリスを育てるのはとても困難で、生活は苦しかったということです。ある日、狩りでケガをした屋敷の主人・ヴィクトル（坊ちゃんの祖父）を看病したことで屋敷にメイドとして雇われました。

ヴィクトルは、亡くなった妻に何となく似ているシャロンに興味を持ちます。次第にヴィクトルの側には常にシャロンがいるようになり、シャーデーは嫉妬心に苛まれます。シャーデーは人の心を読む魔女なので、ヴィクトルの気持ちを知り、彼に愛されているシャロンが憎かったのでした。さらに、シャーデーはシャロンの娘・アリスが坊ちゃんと互いに好意を寄せ合っていることを知ります。

恋敵であるシャロンの娘が坊ちゃんに愛されていることにも怒りを感じるシャーデー。このように、シャーデーが坊ちゃんとシャロンに呪いを掛けた目的は、「誰からも愛されない」という自分と同じ状況に追い込みたかったからです。

シャーデーは坊ちゃんとシャロンに呪いをかけた後、死亡しています。シャーデーはニコという魔術師に殺されていたのでした。そのため、坊ちゃんたちはザインの魔力で過去に戻り、シャーデーに会ったのですが、シャーデーは何故、殺害されたのでしょうか？その理由について見ていきます。ある日、魔術師たちが住む村にシャーデーがやって来ました。

シャーデーは魔術師のニコに目を付け、「不老不死」の呪いをかけます。シャーデーはその魔力で次々と人間たちに呪いをかけるなど悪ふざけが過ぎるということで、魔術師たちは警戒心を強めます。そして、これ以上放っておくことができず、シャーデーを殺害することにしました。魔女界を率いるシャーデーの魔力は強く、苦戦する魔術師たち。しかし、最後には総力戦でシャーデーを殺害することに成功しました。

シャーデーは死亡しましたが、目覚めたのはシャロンだけで、坊ちゃんの呪いが解けることはありませんでした。シャーデーの身体は無くなっても魂だけは今でも生き続けているということです。シャロンの呪いが解けた理由は、シャーデーの魂がシャロンの呪いの種類を変えたと考えられています。

ここまで「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんがシャーデーから受けた呪いは解ける？シャーデーの目的や理由、シャーデーの正体や死亡について見てきました。ここからは、アニメ「死神坊ちゃんと黒メイド」で坊ちゃんの声を担当している声優・花江夏樹について紹介します。

アニメ「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんの声優・花江夏樹は1991年6月26日生まれ、血液型・B型、神奈川県出身、「アクロスエンタテインメント」に所属する声優です。声優デビュー作は2011年のアニメ「ゴールデン☆キッズ」の俊太役です。初主役は2013年のアニメ「凪のあすから」の矢島光役です。2018年からはYouTubeを始めており、2021年にはフォロワー数が200万人超えを達成しています。

アニメ「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんの声優・花江夏樹の主な出演作、「アルドノア・ゼロ」界塚伊奈帆、「四月は君の嘘」有馬公生、「東京喰種トーキョーグール」金木研、「斉木楠雄のΨ難」鳥束零太、「鬼滅の刃」竈門炭治郎、「スタンドマイヒーローズ」由井孝太郎、「あんさんぶるスターズ!」巴日和、「進撃の巨人」ファルコ・グライス、「ヴァニタスの手記」ヴァニタス、「プラチナエンド」ルベル。

「死神坊ちゃんと黒メイド」は触れた者を死なせてしまう呪いをかけられた坊ちゃんとメイドのアリスの恋が描かれています。坊ちゃんが枯らしてしまった白いバラをアリスに渡すシーンを観て、いつか呪いが解ける日が来て、二人が結ばれて欲しいと思ったという感想です。

「死神坊ちゃんと黒メイド」の坊ちゃんは呪いのために孤独に暮らしていましたが、アリスのおかげで荒んでいた心が癒され、さらにアリスに心を開いていきました。やがて二人は相思相愛になり、ガフやザインといった友人たちも集まっていく様が心温まるという感想です。呪いが解ける日が来るのか？呪いが解けた後、アリスとの身分差はどうなるのか？など、アニメの続編が楽しみだという感想です。

「死神坊ちゃんと黒メイド」のアニメ6話では、呪いのために触れることのできない坊ちゃんが、ドライフラワーで花冠を作ってあげたところが良かったという感想です。また、マントや手袋などで工夫をして人々を守るなど、坊ちゃんの愛情が感じられて良かったということです。

いかがでしたか？「死神坊ちゃんと黒メイド」で坊ちゃんがかけられた呪いについてネタバレで見てきました。坊ちゃんがかけられた呪いは、触れたものを死なせてしまうというものでした。アリスの母・シャロンは死ぬまで眠り続ける呪いをかけられていました。二人に呪いをかけたのは魔女シャーデーで、シャーデーの正体や呪いをかけた目的や理由などをネタバレで見てきました。

シャーデーにとってシャロンは恋仇で、嫉妬心からシャロンに呪いをかけ、アリスと相思相愛の坊ちゃんにも呪いをかけたのでした。呪いが解ける？については、解ける方法はまだ分かっていませんでした。物語の感想では呪いが解けて二人が結ばれて欲しい、坊ちゃんの周りが賑やかになって心温まるという感想がありました。アニメ第2期も期待されている「死神坊ちゃんと黒メイド」を、これからもどうぞお楽しみください。