バスタード(漫画)の再開はいつ?長期休載の理由やあらすじ・ネタバレも

正統派ファンタジー漫画の先駆けとして根強い人気を誇る漫画バスタード。休載率の高い漫画としても知られ、現在も年単位の休載をしています。この長期休載の理由を、作者、萩原一至先生の強いこだわりや、漫画以外での活動に触れながら考察していきます。また、漫画バスタードをあらすじ、ネタバレや画像を交えながら紹介していき、その作品の魅力や、連載再開についても触れていきます。

バスタード(漫画)の再開はいつ?長期休載の理由やあらすじ・ネタバレものイメージ

目次

  1. バスタード漫画の再開はいつ?長期休載の理由を考察!あらすじもネタバレ紹介
  2. バスタード漫画とは?
  3. バスタード漫画のあらすじをネタバレ紹介
  4. バスタード漫画の長期休載の理由を考察
  5. バスタード漫画の再開はいつ?
  6. バスタード漫画の休載についてのまとめ

バスタード漫画の再開はいつ?長期休載の理由を考察!あらすじもネタバレ紹介

バスタードは、萩原一至先生によるファンタジーRPGの世界観を持つ漫画です。年単位の休載があるにも関わらず、根強い人気で今もなお支持され続けている作品です。今回はその長期休載の理由をバスタードのあらすじのネタバレ紹介や、その他作者の萩原一至先生についてなど画像を交えながら考察していきます。

バスタード漫画とは?

バスタードは、主人公である魔法使いダーク・シュナイダーと大神官の娘ティア・ノート・ヨーコを中心としたファンタジー・バトル漫画です。天使や悪魔、神話、その他黙示録等を絡ませた壮大な物語が展開されています。

作者の萩原一至について

バスタードの作者、萩原一至先生は東京デザイナー学院を卒業後、週刊少年ジャンプで「きまぐれオレンジロード」を連載中だったまつもと泉先生のアシスタントとなります。その後紆余曲折を経て、1988年、週刊少年ジャンプにてバスタードの連載を開始します。

キャラクターを紹介!

バスタードでは魔法使いや神官、その他忍者などのファンタジーの世界観による魅力的なキャラクターが多数登場します。メインとなるキャラクターを画像やネタバレを含めながら紹介していきます。

「ダーク・シュナイダー」本編の主人公で、400年以上を生きる伝説の魔法使い。数々の秘術、魔術に精通しており、核爆発に匹敵する禁術を扱う事もできます。性格は傍若無人な自信家。物語当初は魔法により少年、ルーシェ・レンレンの内に封印されており、二人が一つの体に共存する状態となっていました。旧世界の文明に創られた者である事が仄めかされており、その存在には多くの秘密が隠されています。

「ティア・ノート・ヨーコ」大神官ジオ・ノート・ソートの娘です。初登場時は14歳。ルーシェとは姉弟同然の関係となっています。性格は勝気で男勝り、そのためか一人称は「ボク」。傍若無人なダーク・シュナイダーを言い聞かすことができる唯一の人物となっています。

「ルーシェ・レンレン」ダーク・シュナイダーが封印された戦災孤児の少年。ヨーコとは同い年だけど、かなりの童顔であるのと、小心者で泣き虫な性格から弟の様な扱いをうけています。ネタバレとなりますが後に堕天使ルシフェルである事が明かされています。

「カル・ス」ダーク・シュナイダー四天王の一人。氷の至高王の異名を持ち、冷却系の呪文を得意とする魔法使いです。氷の魔剣アイス・ファルシオンを所有しています。冷静沈着な性格で、ダーク・シュナイダーの抑え役となっています。

「アーシェス・ネイ」ダーク・シュナイダー四天王の一人。雷撃系の呪文が得意な魔法戦士で、雷帝の異名を持ちます。雷獣ヌエの宿る魔剣、雷神剣を所有しています。ダークエルフと人間の間に生まれたハーフエルフで、一族に疎まれ棄てられた所をダーク・シュナイダーに拾われます。その後は養女として育てられ、拾われてから50年後に四天王となります。

「ガラ」ダーク・シュナイダー四天王の一人で、ニンジャ・マスターの名を襲名しています。使用者の魂を攻撃力に転化できる魔剣「ムラサメ・ブレード」を所有しています。豪快な性格で、「面白けりゃ後はどうでもいい」と公言しています。

「アビゲイル」ダーク・シュナイダー四天王の一人。冥界の預言者の異名を持っています。物語序盤では、破壊神に操られていたため、クールなキャラでしたが、本来はコミカルな性格で、怪しげなマジックアイテムを使いダーク・シュナイダーの援護を担当します。ちなみに上の画像はクールな状態のものです。

こちらの画像はコミカルな状態の方となります。こういったシリアスとギャグの絶妙な匙加減も、バスタードのキャラクターの魅力のひとつです。

「ラーズ・ウル・メタ・リカーナ」メタ・リカーナ王国の第一王子にして五英雄の一人。竜王子の異名を持ちます。物語序盤は封印によりかわいいチビ竜の姿をしており、バスタードのマスコットキャラとなっていました。ダーク・シュナイダーと行動を共にしていましたが、方舟の戦いにおいて、元の姿に復活を果たします。画像はもちろん、元の姿の状態です。

バスタード漫画のあらすじをネタバレ紹介

魔法を手にした新たな文明

バスタードは、剣と魔法のファンタジーの世界観をベースに、天使や悪魔、神話、その他黙示録などを絡ませ、複雑な物語を展開しています。その壮大な物語の冒頭のあらすじを、画像、ネタバレを含めて紹介していきます。

バスタードの世界において、我々の住むような科学やその他の文明の世界は、旧世界とされています。その科学によって生み出された「破壊神アンスラサクス」とその他「邪神群」により文明は崩壊してしまいます。この「大破壊」を生き残ったわずかな人間達は、新たな文明となる「魔法」の力を手にします。こうして世界は、血と肉と鋼とそして魔力の時代を迎える事となりました。

魔操兵戦争

「大破壊」から400年。絶大な魔力を持つダーク・シュナイダーは、配下に四天王や闇の軍団、その他ゴーレムを操り大陸に征服戦争を仕掛けます。長きに渡り大国や五英雄と争った末、ダーク・シュナイダーは伝説の竜戦士となった勇者ラーズと相打ちとなり、滅ぼされました。この戦争は、後に魔操兵戦争として語り継がれる事となります。ここまではバスタード本編以前のあらすじとなります。

ダーク・シュナイダーはラーズと相打ちになる際、転生の秘術を使い、赤子の身の内に転生していました。しかし、五英雄の一人、ジオ・ノート・ソートに覚醒する前に封印され、ジオの娘ヨーコとルーシェ・レンレンとして暮らしていました。バスタード本編は魔操兵戦争より15年後、ダーク・シュナイダーの配下だった四天王が、大陸に侵攻を開始し、ヨーコやルーシェの住むメタ・リカーナ王国に迫る所から始まります。

バスタード漫画の長期休載の理由を考察

バスタードは、休載率がかなり高い事でも知られており、年単位の休載も多くみられます。連載開始から30年近く経つ今でも、単行本が27巻までしか出ていないという、超スローペースです。この長期休載の理由を、作者、萩原一至のこだわりやその他漫画家以外の仕事など、画像を交えながら考察していきます。

連載初期の頃は、今ほど長期の休載というのはなく、休載の理由としても、体調不良や、腰痛を患ったため、というものでした。実際、単行本のあとがきでも、体調不良に関しては、よく話題にしていました。

作画への強いこだわり

バスタードの作者、萩原一至先生は、作画にかなり強いこだわりがある事で知られており、連載当初から、スクリーントーンを多用した緻密な画面で、後の漫画家に大きな影響を与えました。現在はパソコンでの作画に移行しており、CGを使用して細部までかなりこだわった作画をしています。また、納得がいくまで単行本化しないという信念があり、単行本にする際には、大幅な加筆修正を加えていました。

本作の主人公、ダーク・シュナイダーが魔法使いという事もあり、魔法の効果や大規模な破壊、その他魔法生物など、魔法に関しては特にこだわった作画をされています。こうした作画に対する強いこだわりや、画像を見てもわかる様に緻密を極めた画面が長期休載の理由の一つではないかと言われています。

また、2000年より旧来の単行本と併行してバスタード完全版を刊行開始しました。この完全版は連載時カラー原稿完全収録、新規描き下ろしピンナップ付属。作者描き下ろしの表紙、その他カバー下の立体アート表紙に加えて本編あらすじはそのままで作画に大幅な加筆・修正をするなど、かなりの仕事量をこなしており、本編の連載ペースはさらに落ちる事となります。

他にもカラーイラストを載せた画集や、本編では語られないあらすじや、ネタバレ要素を含む未発表原稿を収録した「未使用・改訂版」など、漫画というよりも、イラストという形で様々な作品を発表しています。

漫画家以外の活動が忙しい?

萩原一至先生は、本業の漫画以外に同人活動を行っていることでも有名です。実際、バスタードが長期休載しているときも、同人活動による作品を発表しています。その他にも、文庫本やゲーム用のイラストの制作などをしています。

ゲームのキャラクターデザインも多数手がけており、アンチェインブレイズレクスのクリューネアやファイナルファンタジーXIの風水師、魔法戦士。その他LORDofVERMILIONⅢのハデスなどのデザインを担当しています。ちなみに画像はクリューネアです。

実際にはキャラクター原案や同人活動が忙しいので休載をしている、という訳ではないようですが、バスタード以外の活動を多くしている事が休載に繋がる要因の一つではないかといわれています。

バスタード漫画の再開はいつ?

萩原一至さんの最近の活動

現在バスタードは単行本27巻まで発売されています。この27巻が発売されたのは2012年ですが、ウルトラジャンプによる連載は2010年より休載状態となっています。今のところ再開のメドは立っておらず、未定となっております。ちなみにこれほど長い休載は初めての事です。

バスタードは休載中ですが、萩原一至さんは本業の漫画以外での活動をしています。最近では、サイバーエージェント・日テレ・タカラトミーアーツ等の共同プロデュースによるメディアミックスプロジェクト、エンドライドの主人公の一人。エミリオ・ラングハイムのキャラクターデザインを手掛けています。

2008年発売のバスタード25巻の巻末で情報発表されていた萩原一至さん自身が描くバスタードの成人向け同人誌、バスタード完全版02拡張版エキスパンジョンSET3-桑-が10年の時を経て、とらのあな専売同人誌として発売されました。

萩原一至先生のツイッターを見ると、リツイート含めまめに更新されています。ツイートによりますと現在は画集の仕事をしており、同時に飛び入りの仕事もこなしたりと、精力的に活動はされている様です。ちなみにですが、漫画家のきたがわ翔先生がツイッターで、萩原一至先生と吉祥寺でご飯を食べたとツイートされていました。

連載再開を望む声多数!

バスタードは、その壮大な世界観や、ダイナミックかつ緻密な作画、その他魅力的なキャラクターの存在から、多くのコアなファンを獲得しています。実際、長期に渡る休載をしている現在も、根強いファンによる連載再開を望む声が後を絶ちません。

その他よく話題に上がるのが、主人公ダーク・シュナイダー等が魔法を使う際に唱える呪文の詠唱です。特にダーク・シュナイダーの代名詞ともいえる魔法「七鍵守護神」の詠唱は、バスタードのファンのみならず、漫画好きであれば一度は耳にしたことのある呪文でしょう。

こうした正統派とも言えるファンタジーの世界観を深く掘り下げて表現していることもバスタードの魅力であり、再開の声がいまだ多数あがる要因の一つといえます。

バスタード漫画の休載についてのまとめ

バスタードの長期休載の原因を、ネタバレ含む本編のあらすじや、画像、作者の萩原一至について触れながら考察し、連載再開について書きましたが、実際、現在5年を超す休載となっており、再開に関しては全く予想のつかないというのが現状です。

しかし、実はバスタードは今年で30周年という大きな節目を迎えています。バスタードファンの間では、再開するにはベストなタイミングなので、期待していいのでは、との声もあがっています。

バスタードと同じく、休載が多い事で有名な漫画として「ハンターハンター」と「ベルセルク」があります。これらの作品はクオリティが非常に高い事でも知られており、ファンの人々も良い作品が見れるのであれば、いくらでも待ちますというスタイルで、長期休載にも多少の免疫がついている様に見えます。

3作品のファンが言う共通の言葉で、死ぬまでに最終回を迎えてほしいというのがよくあります。また、休載するのであれば、ネタバレでいいからこの先のあらすじだけでも教えてほしいなど、読者をやきもきさせつつ離さない魅力が、他の2作品と共にバスタードにはあるのでしょう。

最後に

画像を見てもわかる様に、とても緻密で美麗な画面、ほんのさわりのあらすじだけでも引き込まれる世界観など、バスタードは何年でも待つ価値のある漫画です。実際、何年も休載しているが、ネットで出てくる画像や、ネタバレサイトを見たなどで、毎年新たな新規読者を獲得しています。

漫画に対して完璧主義者的な作者の信念からいって、次の連載再開とは、萩原一至先生の納得のいくものが出来たら、ということになるでしょう。今回の休載は今までにない程長期となっています。もし、連載を再開したときには、恐らくニュースになる事でしょう。

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