【神之塔】アニメの評価は面白い？つまらない？見た人の感想・口コミまとめ

• 作者：SIU
• 出版社：NAVER
• 掲載サイト：NAVER WEBTOON（韓国）、LINEマンガ（日本）
• 発表期間：2010年6月30日～連載中（2022年2月現在）

神之塔は韓国初のウェブ漫画と、それを原作としたアニメ。作者のSIUさんが韓国のWEBコミックサイト・NAVER WEBTOONで連載している作品で、日本では2018年からWEBコミックサイト・LINEマンガにて配信中です。

2020年には日本国内でアニメ版神之塔が制作されており、4月～6月までに全13話で放送されました。塔を登っていく主人公達の物語で、塔を登り続けていくなかで様々な出来事を体験し、登場人物たちが少しずつ成長をしていく過程を描いています。

韓国では紙書籍としても発売されており、日本からも購入が可能となっています。またアニメ化の他にスマホゲーム『光を継ぐ者』とのコラボや、神之塔の掲載サイト・WEBTOON作品のスマホゲーム『HERO CANTARE』の中にも神之塔のキャラクターが使用されたりと、メディア展開もされています。

塔の頂上で星を見たいと飛び出した少女・ラヘルを追って塔に足を踏み入れた夜。夜は同じく塔の頂上を目指す仲間たちと出会い、幾多の試練を乗り越え塔の頂上へと足を進めます。しかしその最中、夜は洞窟で一人暮らしていた自分の本当の姿を知ることとなるのでした。

若者に人気のWEBコミックサイト・LINEマンガで話題を呼んでいる『神之塔』。アニメを見た読者の評価・感想では「面白い」という評価と「面白くない」「つまらない」といったネガティブな評価に分かれてます。こちらの項目では、そんな神之塔のアニメが「面白い」と言われている理由をアニメ視聴者の評価・感想を参考に3つに分けて解説していきます。

神之塔が「面白い」と言われる理由1つ目は『世界観』です。神之塔のアニメは特に「作画が良い」という評価・感想があがっていますが、その作画を支えている音楽も素晴らしいと評判で、作画と音楽が織りなす世界観が独特で、それがストーリーの面白さを引き立てていると言われているようです。

神之塔が「面白い」と言われる理由2つ目は『ストーリー』です。アニメや漫画の醍醐味といえばキャラクターたちが織りなす物語の展開。神之塔では塔に様々なキャラクターたちが集い、頂上を目指していくなかでそれぞれの関係性や謎が明らかになっていくといったストーリーになっています。

始めは伏せられていた伏線が物語が進むにつれて少しずつ明かされていく展開は、アニメの話数が進めば進むほど引き込まれていくと評判です。アニメ視聴者の感想ではその伏線が隠されているシナリオが苦手という人も多いようですが、アニメで分かりにくかった部分は原作漫画を読んでおさらいするという方法をとっている人もいるようです。

神之塔が「面白い」と言われる理由3つ目は『作画』です。神之塔のアニメの評価・感想で最も意見が多かったのはこの作画について。のっぺりとした彩色で少し古くさくも感じる作画。動きも若干カクカクしており、昨今のアニメ技術と比べると見劣りする部分もありますが、むしろその手作り感のある作画が良いといった声もあがっています。

作画技術に関しては高いとは言えませんが、その手書き感が神之塔のアニメの独特な雰囲気を作り出し、神之塔ならではの個性を感じさせます。また懐かしい雰囲気を感じさせる作画と言われることもある神之塔のアニメですが、キャラクターの表情などは丁寧に書かれており、そういった部分にも好感が寄せられているようです。

上記では神之塔が「面白い」と言われている理由を視聴者の評価・感想からご紹介しました。次にこちらの項目では神之塔が「面白くない」「つまらない」と言われている理由をご紹介していきます。神之塔が「面白くない」「つまらない」と言われている理由1つ目は『視聴者が置いてきぼりにされる』です。

神之塔の物語では塔を舞台にしたストーリーが展開されますが、"塔とはどんな重要性があるのか"といった設定の説明などが少なく、物語の世界がどんな状況であるのかという前提が視聴者に伝わらないという感想があがっています。そのため、アニメから見始めた人は導入に違和感を覚え置いてきぼりにされた印象を受けるようです。

神之塔が「面白くない」「つまらない」と言われる理由2つ目は『早すぎる展開』です。神之塔に限らず漫画や小説など原作がある作品をアニメ化する際には、1つの区切りを12話前後で構成する傾向にあります。そのため原作のストーリーの一部をカットしたり、設定を変更したりします。作品によっては脚本家が重要なエピソードやキャラクターの関係性に関わる部分をカットしてしまい、展開が急に感じてしまうものもあります。

神之塔でもそういったカット修正部分が多く、アニメの3話までで原作漫画の14話分の内容を詰め込んでいるようです。そのためストーリーの展開が単調になり「面白くない」「つまらない」といった評価・感想を受けてしまっているようです。

神之塔が「面白くない」「つまらない」と言われる理由3つ目は『設定がわかりにくい為理解に時間がかかる』です。神之塔はストーリーが進むに連れて謎や伏線が解明されていくシナリオとなっています。そのため、物語の序盤を見ただけではキャラクターたちがどのような状況にいるのか分かりにくくなっているようです。

主人公が追いかけている少女・ラヘルがなぜ塔に登りたがるのかといった、物語の要となる部分も伏せられたままストーリーが進行してしまうため、アニメから見始めた視聴者は神之塔の物語や登場人物に感情移入するのが難しいという感想を持つ人も少なくないようです。

「面白い」という視聴者の声と「面白くない」「つまらない」という感想が両方見られている神之塔。しかし全体の評価では「面白い」という意見の方が多く見られています。そんな人気作品の神之塔。アニメ第2期は制作されるのでしょうか？現在公式サイトなどではアニメ第2期の制作発表などはされていないため、明確な制作予定は未定となっています。

しかし原作漫画は現在も続いており、アニメ第2期を制作できるだけの原作ストックもあるため、今後の人気や話題性によるところが大きいようです。しかし原作漫画は全世界で45億の累計閲覧数を記録している人気作品。現在のアニメーション制作会社の続編だけではなく、リメイク作品として別のアニメーション制作会社が手がける可能性もあるのではないでしょうか？

神之塔のアニメは原作漫画の78話までの内容となりました。そのため、もし神之塔のアニメ2期が放映される場合にはWEB漫画サイト・LINEマンガで配信されている原作漫画80話からの内容となります。原作漫画の79話は予告編となっているため、本編の内容は80話からとなっています。また、神之塔は日本語版の紙書籍は2022年2月現在まだ発行されていないため、LINEマンガのみで読むことができます。

「面白くない」「つまらない」という評価を受けることもある『神之塔』のアニメ。しかし原作漫画の読者の間では伏線や隠された謎が明かされていくのが面白いといった意見も多く見られています。アニメでは物語の内容を把握しにくかったという人は原作漫画も手に取ってみてはいかがでしょうか？

現在LINEマンガで配信されている神之塔の原作漫画。紙書籍版は神之塔の原作者であるSUIさんが掲載した原作の韓国版しか発行されていません。そのため、紙書籍で読みたいというファンの間では紙版の発売を待ち望む声があがっています。

「面白い」という評価・感想を受けることも多いアニメ版神之塔。その個性的溢れる物語や作画だけではなく、早見沙織さん、津田健次郎さんといった人気声優が勢揃いしていることでもアニメファンの注目を集める作品となっています。

以上、『神之塔』のアニメの評価・感想をご紹介してきました。神之塔のアニメは「面白い」という感想と「面白くない」「つまらない」という感想が両方あがっている作品となっていますが、全体の評価では「面白い」派が多いようです。特に作画が個性的で、昔のアニメを思わせる線使いや色の配色といった雰囲気や、手書き感のある作画の動きが逆に味があって良いといった感想が見られています。

またストーリーもあえて重要な設定などを明かさず、物語が進むにつれて徐々に伏線や謎が解明されていくシナリオが面白いと好評価を受けています。しかしアニメ版では原作漫画の内容をカットしているところも多いため、物語の内容が分かりづらかったり、もっと深く作品を楽しみたいという人は原作漫画にも目を通すのがおすすめのようです。