【安達としまむら】あらすじや見どころをネタバレまとめ！百合の名シーンも紹介

あらすじネタバレや百合な名シーンを見る前に、まずは「安達としまむら/あだしま」の基本情報を紹介していきます。安達としまむらは2013年から連載されている小説が原作で、2019年から「電撃大王版」の漫画がスタートしています。2020年の10月から12月までアニメも放送されており、アニメは「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」「荒川アンダーザブリッジ」などの作品に携わっている「桑原智」が監督を務めています。

安達としまむら/あだしまの作者は「入間人間」です。入間人間は岐阜県出身の作家で、大学生時代に投稿した小説で賞を受賞して商業デビューしています。投稿作品毎にペンネームを変えていたため、現在の「入間人間」の由来は覚えていないようです。小説家の上遠野浩平・伊坂幸太郎から影響を受けており、アニメ化した「電波女と青春男」の作者としても知られています。

ここからは小説・漫画「安達としまむら/あだしま」のあらすじをネタバレしながら紹介していきます。安達桜と島村抱月の出会いのストーリーや、2人が恋人関係になった詳細をまとめていきます。また安達としまむらのメインテーマである百合な名シーンなどもネタバレしながら紹介していきます。

小説・漫画「安達としまむら/あだしま」の主人公は安達桜です。安達桜は幼少期から感情表現が苦手で、高校では授業をサボってばかりの不良少女になっています。そのためいつも通りに体育館で時間を潰していましたが、そこで島村抱月という同級生と出会っています。そして気が合う2人はすぐに仲良くなっており、安達桜は「島村抱月の特別な存在になりたい」という想いを抱くようになります。

安達桜はクールな美少女という印象のキャラクターでしたが、島村抱月に対する想いに気付いた時から挙動不審な行動を見せています。また安達桜は島村抱月の事がすぐに好きになっているため、一目惚れのような感覚だった事が分かります。島村抱月は他人に執着しない性格をしていますが、「安達桜は独占したい」という考えを抱いています。安達としまむらではそんな2人の百合な名シーンが描かれています。

人付き合いが上手い島村抱月には友人が多いため、安達桜は「どうにかして特別な存在になりたい」と考えていました。そのため勢いで島村抱月に自宅へ行き、やる事がないため微妙な空気が流れてしまいます。そんな中、安達桜は「島村抱月の足の間に座りたい」と思い、勇気を出してそれを島村抱月に伝えましたが、実際に座ると恥ずかしさに耐えられなくなったためその場から逃亡しています。

足の間に座った安達桜は島村抱月に告白しそうになりましたが、途中で恥ずかしくなってその場から逃亡しています。また全力で自転車をこいで自宅に帰り、ベッドに飛び込んで「なんだばしゃぁ！！」と叫んでいます。このように1巻では安達桜の百合な恋心が爆発した名シーンが描かれています。

小説・漫画「安達としまむら/あだしま」では「クリスマスデート」のエピソードが描かれています。安達桜の想いは日増しに強くなっており、「もっと仲良くなりたい」と考えて島村抱月をクリスマスデートに誘っています。そのため安達桜は嬉しそうにクリスマスプレゼントを選んでいましたが、店前で島村抱月が他の友人と楽しそうに歩いている姿を目撃してショックを受けています。

安達桜は「自分は特別にはなれない」というモヤモヤを抱えたままクリスマス当日を迎えています。その時に島村抱月は「安達桜に渡すプレゼントを選んでいた事」を知り、島村抱月に対する想いが更に強くなっています。そして安達桜は「島村の一番の友達になりたい」と告白し、島村抱月は安達桜の頭を撫でて想いを受け入れています。このように2巻ではクリスマスを過ごす恋人のような百合な名シーンが描かれています。

小説・漫画「安達としまむら/あだしま」では「バレンタインデート」のエピソードが描かれています。2月に入って「バレンタインデー」が近づいていた事で安達桜は挙動不審な行動を見せていました。そのため安達桜は島村抱月に「バレンタインデートがしたい」と誘い、島村抱月がOKを出してチョコレートを交換する事になりました。そして安達桜は島村抱月を喜ばせるために手作りチョコレートを作る事を決めています。

安達桜は愛情を込めたチョコレートで島村抱月を喜ばせようとしましたが、手作りに失敗したため市販のチョコレートを渡す事になりました。またデートではチョコレートを食べさせ合ったため、嬉しくなった安達桜は恋心が爆発しそうになっています。そして島村抱月が電光掲示板で「これからも仲良くしていこうね！」というメッセージを伝えるサプライズを用意していたため、嬉しくなった安達桜は勢いで島村抱月に抱き着いています。

安達桜の本当の気持ちを知らない島村抱月は抱き着かれた事に困惑しており、「無言で抱き着くのは禁止ね」と言いました。それを聞いた安達桜は「許可を取れば…」と言ったため、安達桜の反応が面白く感じた島村抱月は笑いながら「まぁいっか」と言って受け入れています。このようにバレンタインデートでは2人の関係が進展した百合な名シーンが描かれています。

小説・漫画「安達としまむら/あだしま」では「島村家のお泊り」のエピソードが描かれています。2年生に進級した安達桜は島村抱月と同じクラスになっていますが、会話の機会が減った事にモヤモヤしていました。そのため安達桜は「お泊り」を提案し、島村抱月の自宅でお泊りする事になりました。安達桜は島村抱月の独占を考えていましたが、嫉妬した島村抱月の妹の行動で思うように過ごせなくなってしまいます。

島村抱月を独占できない事で安達桜は落ち込んでいましたが、島村抱月から貰った「お揃いのヘアピン」で元気を取り戻しています。また元気になり過ぎた安達桜は「島村がー！しゅ、しゅてきだー！」という意味不明な言葉を叫び、「一緒に寝てみませんか？」と言って添い寝を提案しています。そして島村抱月に腕枕をしてもらった安達桜は嬉しさで泣きそうになっています。

小説・漫画「安達としまむら/あだしま」では「夏祭り」のエピソードが描かれています。夏休みに入った事で安達桜は島村抱月と話すきっかけが減っており、夏祭りで屋台のアルバイトをしていました。その時に安達桜は「友人と楽しそうに過ごしている島村抱月の姿」を目撃したため、嫉妬心が爆発して感情がコントロールできなくなっています。小説では安達桜の嫉妬・怒り・悲しみ・不安が5ページ分書かれています。

感情がコントロールできなくなった安達桜は島村抱月に電話を掛け、電話で自分の感情を一方的にぶつけてしまいます。またこの出来事で「島村抱月に依存している事」に気付いたため、安達桜は他の友人とも遊ぶ努力をしましたが、最終的に「島村の代わりはいない」と考えました。そして今まで隠していた島村抱月に対する恋心を思い切り叫んでいます。

恋心を自覚した安達桜は島村抱月を夏祭りに誘っています。この時に島村抱月は別の友人からも誘われていましたが、その誘いを断って安達桜と夏祭りに行く事を決めています。以前の夏祭りで島村抱月は私服でしたが、安達桜との夏祭りデートでは浴衣を着ているため、島村抱月も安達桜に対して特別な想いを抱いている事が分かるシーンでした。

夏祭りの花火が上がった瞬間に、安達桜は島村抱月に対して「大好きだー！」と叫んでいます。この時に島村抱月は「友達として好き」と思っていましたが、安達桜の「私だけを見てほしい」という言葉で異性に対する告白である事に気付きます。そのため島村抱月は「女の子同士で付き合う事」に困惑していましたが、考えた末に「嫌ではないね」と返事をしたため、2人は夏祭りで正式な恋人関係になっています。

島村抱月と正式に付き合う事になった安達桜は嬉しさでジタバタしていました。また居ても立っても居られなくなったため、朝早くから島村抱月の自宅を訪れています。その時に「朝ご飯を食べている島村抱月にあーんをねだる」「女友達との話題に嫉妬する」というシーンが描かれています。そして一方的に島村抱月の愛を確かめていたため、安達桜は相変わらず空回りしています。

安達桜は空回りしていましたが、島村抱月は安達桜が考えている事に気付いていたため、おでこにキスをして「わたしは安達にしかこういうことしません」と言っています。その瞬間に安達桜の顔が真っ赤になり、「島村が大好きだぁ」と返事をしています。このように7巻では安達桜と島村抱月のラブラブな百合展開が描かれていました。

小説・漫画「安達としまむら/あだしま」では「修学旅行」のエピソードが描かれています。島村抱月はバスの中で寝ており、安達桜はその時の寝顔を撮影していました。またお風呂では島村抱月の裸を見つめていたため、恥ずかしくなった島村抱月は「私が気付かないように、上手く見てね…？」と言っています。このように修学旅行のエピソードでは2人が友達から恋人の空気感に変化していました。

普段は安達桜が積極的な態度を見せていますが、修学旅行では島村抱月が安達桜を誘ってベッドで見つめ合っています。その時に島村抱月は「安達とどこまで遠くに行けるか、それを知ってみたいと思った」と言い、2人が両想いである事を確認しています。また「いつか海外旅行に行きたい」と話していたため、エピローグでは2人が海外旅行に行くストーリーが描かれています。

あらすじネタバレや百合な名シーンを知った後は、「安達としまむら/あだしま」の面白い魅力を一覧で紹介していきます。安達としまむらは百合展開が目立っている作品ですが、その他にも面白い要素があると言われています。キャラクター・名言・聖地に関する情報をネタバレしながらまとめていきます。

安達としまむらは「キャラクターが魅力的な作品」と言われています。主人公・安達桜は島村抱月が大好きなキャラクターで、作中では「女の子同士の恋愛感情」に葛藤を感じています。恋人になってからは「安達桜が彼女」「島村抱月が彼氏」のような関係性になっているため、「デレデレで可愛い安達桜」「イケメンな島村抱月」の姿を楽しむ事ができます。

安達としまむらは百合展開がメインの作品です。安達桜は島村抱月が関わると暴走する事が多いため、安達桜の暴走や意味不明なセリフが面白いと言われています。また日野晶と永藤妙子も百合な関係のため、他のキャラクターの恋愛ストーリーも人気があるようです。

安達としまむらの原作者は岐阜県出身のため、作中では岐阜県の実在する建物・施設が描かれています。そのため2人がデートした場所を訪れるという楽しみ方もあるようです。

安達としまむらには知我麻社というキャラクターが登場していますが、このキャラクターの容姿・設定が「電波女と青春男」に登場した藤和エリオ・星宮社と似ているようです。原作者は「スター・システム」を好んでいるため、他作品との絡みも面白い魅力と言われています。

安達としまむらは名言・名シーンが多い作品と言われています。作中ではキャラクターの心情が描かれる事が多いため、単純な百合作品にはない面白さがあります。また複雑な人間関係も描かれているため、安達としまむらは人間ドラマも人気がある理由のようです。

あらすじネタバレや百合な名シーン・名言を知った後は、「安達としまむら/あだしま」に登場したキャラクターを一覧で紹介していきます。プロフィールや他のキャラクターとの関係性を紹介していきます。安達としまむらでは安達桜と島村抱月の百合な物語が描かれていますが、他のキャラクターにも百合要素があるようです。

安達桜は本作主人公の1人で、黒髪のショートヘアが特徴的なキャラクターです。クールで無表情な性格をしていますが、大好きな島村抱月が関わると暴走する事が多いです。好きな食べ物に「ミネラルウォーター」を挙げているため、島村抱月から「植物かよ」というツッコミを受けています。暇な時間には中華料理店でアルバイトをしており、恥ずかしいと思っていたチャイナドレス姿を島村一家に見られています。

島村抱月は本作主人公の1人で、安達桜の同級生です。面倒という理由で授業をサボる事が多く、体育館で出会った安達桜と仲良くなっています。安達桜の事を自分よりも美人と思っているため、安達桜に容姿を褒められる事はお世辞と感じています。安達桜と母親の関係が上手くいっていない事を知っているため、恋人関係になる前には愛情を持つ姉のように接していました。

日野晶は島村抱月の友人で、島村抱月からは「リス」のイメージを持たれているキャラクターです。明るくお調子者な性格をしており、釣り堀で宇宙人を自称する知我麻社と出会っています。実家はお金持ちで、実は上品な家庭で育った事が分かっています。ですが家での生活に窮屈さを感じているため、仲が良い永藤妙子の自宅で過ごす事が多くなっています。

永藤妙子は島村抱月の友人で、島村抱月からは「牛」のイメージを持たれているキャラクターです。日野昌とは幼稚園時代からの幼馴染で、2人も安達桜と島村抱月のような特別な関係になっています。2年に進級した時に日野昌と同じクラスになって嬉しさを感じていましたが、照れ臭くてお互いに感情を隠しています。

知我麻社は宇宙人を自称している女の子で、島村抱月の事を気に入っています。ドーホーを探す目的を持っており、島村抱月の妹と仲良くなった事で島村家に居候しています。また体から謎の電波が出ていますが、電波の役割・効果は不明のようです。

あらすじネタバレや百合な名シーン・名言を知った後は、「安達としまむら/あだしま」が炎上した理由を解説していきます。また「安達としまむら」の小説・漫画が打ち切りになるという説を考察していきます。安達としまむらは人気作品ですが、とある理由で炎上・打ち切りの噂が浮上しているようです。

アニメ「安達としまむら」では鬼頭明里と伊藤美来が安達桜・島村抱月の声を演じています。2人は制服を着て再現写真を撮っていますが、この写真のクオリティが低い事が炎上した理由のようです。安達としまむらは百合要素が人気の作品のため、再現写真に百合要素がない事が大きな理由のようです。とはいえ大炎上した訳ではなく、気になったファンが多いという程度の話のようです。

安達としまむらには打ち切りの噂が浮上していますが、2022年2月時点で原作小説は完結していないため、原作小説の打ち切り説は噂に過ぎないようです。ですが2016年にスタートした「ガンガンONLINE版」の漫画は打ち切りのような形で終了しているため、漫画の終了が原作小説の打ち切り説に繋がっているようです。漫画は売上に苦戦していたため、それが原作小説の悪い印象になっているのかもしれません。

2016年から2017年まで連載されていた「ガンガンONLINE版」の漫画は四コマ形式だったため、安達としまむらの面白さを上手く表現できていなかったようです。ですが2019年からは「電撃大王版」の漫画がスタートしており、こちらでは普通のコマ割りで物語が描かれているようです。そのため「旧漫画が打ち切りで終了した後に新漫画が始まり、原作小説は完結していない」が正しい事実のようです。

百合な名シーンや炎上・打ち切りの理由を知った後は、「安達としまむら/あだしま」に関する感想を紹介していきます。本記事で紹介したストーリー・キャラクター・名シーンに関する感想を一覧でまとめていきます。また安達としまむらのアニメ2期に関する感想なども紹介していきます。

安達としまむら/あだしまには美少女キャラクターが登場しているため、読者・視聴者から「キャラクターが可愛い」という感想が挙がっているようです。また安達桜と島村抱月の百合展開が目立っていますが、日野晶と永藤妙子も百合な関係のため、百合要素が多くて面白いという感想が挙がっているようです。その他には、知我麻社という謎の存在が関係をかき乱す事も面白いという感想が挙がっているようです。

安達としまむらは名言・名シーンが多いという感想が挙がっているようです。物語のメインは安達桜と島村抱月の百合展開ですが、作中では人間関係の難しさなども描かれているため、「安達としまむらは深い作品」という感想が挙がっているようです。また恋人関係になった安達桜と島村抱月の結末が気になるという感想が挙がっているようです。

2022年2月時点で「安達としまむら」のアニメ2期は決定していないため、「アニメ2期を制作して欲しい」という感想が挙がっているようです。安達としまむらは夏祭りのエピソードが大きなターニングポイントになっているため、夏祭りのエピソードを描かないと面白さが半減するという感想が挙がっているようです。またキャラクターの声を演じた声優が豪華という感想も挙がっているようです。

本記事では「安達としまむら/あだしま」のあらすじネタバレや百合な名シーンを紹介していきましたがいかがだったでしょうか？安達としまむらでは「島村抱月に恋する安達桜の葛藤・成長」が描かれているため、ただの百合作品ではないという感想が挙がっているようです。そんな本作を見た事がない方も、本記事のキャラクター・あらすじを参考にしながら是非ご覧下さい！