【100万の命の上に俺は立っている】カハベルがかわいい！四谷のことが好き？

原作：山川直輝、作画：奈央晃徳による漫画作品「100万の命の上に俺は立っている（略称：俺100）」。この記事では「100万の命の上に俺は立っている」のカハベルを特集していきますが、その前に作品情報からお届けします。最初に「100万の命の上に俺は立っている」の概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

「100万の命の上に俺は立っている（俺100）」は、原作：、山川直輝、作画：奈央晃徳による日本の漫画で、講談社の別冊少年マガジンにて2016年7月号より連載中の作品です。単行本は講談社コミックスより13巻まで刊行されており、累計発行部数200万部を超えるヒット作となっています（2021年7月時点）。

また、漫画「100万の命の上に俺は立っている」は、各種メディア展開も行われテレビアニメをはじめ小説、ゲームが制作されています。テレビアニメは、2020年10月から12月にかけて第1シーズンが、翌2021年7月から9月まで第2シーズンがTOKYOMXほかにて放送されました。

人間嫌いの上に東京に嫌悪感を持つ中学生の四谷友助。ある日、プレーヤー（勇者）として異世界に召喚されます。すでに召喚されていた同級生の新堂衣宇と箱崎紅末とともに、残り8周のクエストに命がけで挑むことになりました。冷酷なまでに感情を排してクエストをクリアしていく四谷。ところが、最後は東京でドラゴンと対決させられることを知り、ドラゴンの破壊力で大嫌いな東京を壊滅させられることに気づきます。

ここからはメインテーマである「100万の命の上に俺は立っている（俺100）」のカハベルの話題に入っていきます。カハベルは、メリ大陸のほぼ中央に位置する都市国家・コルトネルで活躍する女性騎士です。異世界から送り込まれた四谷たちプレイヤーとは異なり、ゲームの中に存在しているキャラクターです。

彼女の役割は現地にいる四谷らプレイヤーをサポートすることで、「100万の命の上に俺は立っている」ではサポートキャラクターと呼ばれています。その中でもカハベルは、隊長として大勢の部下を従える優秀なサポートキャラクターとして物語に登場します。

見た目も可愛らしく才色兼備のカハベルですが、彼女には一風変わった趣味があります。その趣味とは、生きた人間の肉を切るというもの。見た目に反してサイコパスな嗜好の持ち主です。四谷たち勇者が稽古をつけてもらいにやって来た時、カハベルは小躍りして喜びました。全滅しない限り死ぬことがない勇者なら、何度でも思う存分生きた人間を切ることができるからです。

その後カハベルは、剣の稽古を条件に四谷たちをサポートしていくことを引き受けます。また詳しくは後述しますが、カハベルはキレて本気で怒ると最高の力を発揮します。可愛らしい顔が世にも恐ろしい形相に変わり、敵の手足を切り落としていきます。そんなカハベルですが、四谷たちと別れた後は愛する人と結婚し子供にも恵まれ幸せな結婚生活を送ったようです。

ここからは、「100万の命の上に俺は立っている」のカハベルと主人公・四谷友助との関係をネタバレ考察していきます。カハベルと四谷友助との関係ですが、基本的にはプロフィール欄で解説したようにプレーヤーとサポートキャラクターの関係になります。そんな2人の関係をもう少し踏み込んで考察しようとすると、過去の話になってしまいます。

多少ややこしい話になるのですが、最初にゲームマスターに四谷たちが異世界に送り込まれたとき、カハベルはまだうら若き女性でした。ところが、ラスボスを倒して元の世界に戻った四谷が再度異世界に飛ばされると、カハベルはすでに年老いていました。したがって、カハベルと四谷友助の関係を考察するとき、自ずと過去になるのです。

過去の2人の関係は、プレーヤーとサポートキャラクターという関係の前に、剣術の先生と生徒という関係になります。四谷たち勇者が、優れた騎士として名高いカハベルに剣の稽古をつけてもらいにやって来たからです。

その後、2人の関係は大きく変化します。デオック兵により洞窟に閉じ込められた四谷を欠く中、カハベルらは強敵ガーゴイルと対戦します。ガーゴイルの一撃で深い傷を負い、カハベルは絶体絶命のピンチに陥ります。そこに現れた四谷は、見事ガーゴイルを退けカハベルを窮地から救い出しました。それまで教官と生徒の関係だった2人ですが、この出来事によりヒロインとヒロインの命を救ったヒーローという関係に進展したのです。

ガーゴイルに敗れて深手を負ったカハベルは水の中へと投げ込まれます。今にも溺れて死亡しそうになるカハベルでしたが、間一髪で四谷の救いの手が間に合いました。カハベルは、力を使い果たして気絶しているヒーロー・四谷の唇にキスしました。

カハベルが四谷にしたキスシーンは、他の勇者女子3人組に見られてしまいます。いつもの強い戦士カハベルの面影はなく、真っ赤になって「しーっ」とするしぐさはSNSでも話題になったそうです。勇者たちの間では、カハベルが四谷に恋をしたという噂が広がりました。

カハベルと四谷のキスシーンを目撃した時舘由香は、2人のキューピッドになろうと奮闘します。ところが、懸命になっているのは時舘ただ1人で、塔の2人はどこ吹く風。おもむろに「伝えたいことがある」と切り出したカハベルに期待の目を向けると、「助けてくれてありがとう」。それは愛の告白などではなく単にお礼を伝えただけで、思わずずっこける時舘でした。

四谷ら勇者たちは荷物運びのクエストをクリアし、カハベルに別れを告げる時がやって来ます。勇者たちの労をねぎらい明るく別れを告げるカハベルでしたが、その後の彼女の行動に変化が表れます。

四谷にキスしたことが頭をよぎるカハベル。似た者通しのカハベルと四谷が惹かれ合うのは自然なことと考えられますが、彼女の騎士としての自尊心がそれを否定します。「あれは一時的な気の迷いだったんだ」。

今まで経験したことない感情の昂ぶりに戸惑っているのでしょうか？あるいは今まで騎士として厳しく自分を律してきたカハベルですから、自分の恋に気付いていないのかも知れません。

ここからは、「100万の命の上に俺は立っている」に登場するカハベルのかわいい魅力について解説していきます。最初に紹介するのは、前項でも少し触れましたがキレた時のカハベルの表情からです。なぜ切れた時がかわいいのでしょうか？

4周目のクエストで荷物運びをする四谷たちは、デオック王国の兵士の攻撃を受けます。この戦闘で部下が命を落としたことで復讐を誓うカハベル。この時の怒りに震える彼女の表情は、言葉で言い表せないほどの恐ろしさ。

その後四谷のサポートでデオック王国兵士と対峙したカハベルは、相手の手足を切り落とした上で馘首してしまいまいた。かわいいどころか世にも恐ろしいカハベルですが、止めを刺す前に相手の言い分を聞く時間を設けるなどファンには魅力的に映ったかもしれません。

勇者一行に剣の稽古をつけることを条件に四谷たちのサポートを引き受けたカハベル。生きた人間の肉を気兼ねなく切ることができるという不純な動機によるものでしたが、本来まじめなカハベルは剣の極意をしっかり勇者たちに伝えています。

カハベルの指導の成果は、新堂衣宇の上達ぶりに良く表れています。勇者の中で最も筋がいいと見抜いたカハベルは、とりわけ厳しく新堂を鍛え抜きます。短期間で目覚ましく腕前を上げた新堂は、魔術師から剣の戦士へと鞍替えします。

丁寧に情熱をもって行った新堂への指導は、後にカハベルの身を助けることにつながります。最強のモンスター・ガーゴイルの猛攻でカハベルが窮地に陥ったとき、覚醒した新堂が彼女の命を救ったのです。厳しいだけではないところがカハベルのかわいい魅力なのかも知れません。

俺100のカハベルは、クエスト5周目で結婚して娘までいて、クエスト6周目では既に死亡していたというのですが本当なのでしょうか？カハベルの結婚や子供、そして死亡についてネタバレありで解説していきます。

4周目で四谷たちと袂（たもと）を分かったカハベルですが、原作漫画では5周目でも登場しています。ただし、4周目と5周目の間には15年の年月が流れています。当然カハベルも年を重ね大人の女性へと成長し、結婚して子供までいたようです。戦争で片腕を失ったことで騎士業からは身を引いていたカハベルにとって、次の目標は幸せな結婚生活を送ることになったのかも知れません。

「100万の命の上に俺は立っている」の5周目で四谷たちと再会したカハベルはすでに騎士を引退し、私生活では結婚していました。そこからさらに17年経ったクエスト6周目。ここで衝撃的な事実が判明します。カハベルはすでに死亡していたのです。

カハベルがなぜ死亡したのかは不明です。死亡したカハベルの後を継いで、彼女の娘が四谷たち勇者のサポートをすることになります。4周目で四谷たちと別れた後、カハベルは結婚して2人の子供を産み育てていました。カハベルの死亡理由はわかりませんが、幸せな結婚生活を送り子供たちの成長を見届けた上で死亡、天に召されたのでしょう。

ここで、アニメ「100万の命の上に俺は立っている」でカハベルを演じた声優・斎藤千和を紹介します。以下にプロフィールを記します。

• 名前：斎藤千和（さいとう・ちわ）
• 性別：女性
• 出生地：埼玉県
• 生年月日：1981年3月12日
• 年齢：40歳（2022年2月末現在）
• 身長：155cm
• 職業：声優
• 事務所：アイムエンタープライズ

高校3年生の時に、日本ナレーション演技研究所に入所した斎藤千和。レッスンを受ける傍ら、その翌年にはアイムエンタープライズの養成機関・劇団ヴォアレーヴに所属します。

1999年テレビアニメ「魔術士オーフェン Revenge」のレミ役で声優デビューを飾り、2001年「ココロ図書館」のこころ役で初主演を果たしました。その後は、ラジオパーソナリティやキャラソンなどのCDリリースなど活動の場を広げていきます。2011年には「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2011」にて声優助演女優賞とキャラクター部門女性賞を受賞しています。

次に、アニメ「100万の命の上に俺は立っている」でカハベルを演じた斎藤千和の数多い出演作の中からテレビアニメの主な出演作品と彼女が演じたキャラを一覧で紹介します。

• 魔法少女まどか☆マギカ（暁美ほむら）
• 黒子のバスケ（相田リコ）
• 〈物語〉シリーズ（戦場ヶ原ひたぎ）
• たまごっち！（くるるっち）
• ケロロ軍曹（日向夏美）
• 機動戦士ガンダム00（ルイス・ハレヴィ）
• Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤシリーズ（クロエ・フォン・アインツベルン）
• 咲-Saki-シリーズ（大星淡）
• ダンガンロンパ（朝日奈葵）
• 境界線上のホライゾン（葵・喜美）

ここまで「100万の命の上に俺は立っている」のカハベル特集をお届けしてきましたが、最後にカハベルに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する「100万の命の上に俺は立っている」のカハベルに関する感想・評価は、カハベルの二面性を捉えた評価からです。復讐モードに入ったカハベルが怖すぎるといいます。絶対敵に回したくないレベルだとも。その反面、四谷のことを意識すると乙女のようになってしまうところがかわいいと呟いていました。

続いて紹介する「100万の命の上に俺は立っている」のカハベルに関する感想・評価は、俺100のアニメ13話を観たという方のツイートからです。大人の色気で魅了するカハベルは、他のヒロインたちが到達できない領域に入ってしまったそうです。

最後に紹介する「100万の命の上に俺は立っている」のカハベルに関する感想・評価は、俺100のアニメ第2シーズン第13話「そうだ ジフォン、行こう」を観てカハベルの真のヒロインの座は揺るがないと確信した方のツイートからです。

のっけから一筋縄ではいかない性格のカハベルや主人公・四谷が登場した始まり方は狡いと呟いています。その上で、勇者の共通点は心の闇を抱えていることだと結論付けていました。

ここまで、「100万の命の上に俺は立っている（俺100）のカハベルが可愛い」と題してカハベルの魅力や主人公・四谷との関係、そして結婚や死亡説の真相などを解説してきました。いかがでしたでしょうか？

都市国家・コルトネルで活躍していた女性騎士のカハベル。四谷たちと別れた後、腕の怪我から騎士を辞め結婚し2人の子供を産み育て、最後には死亡してしまいます。

強くてかっこいいのにかわいい、かわいいのに生きた人肉を切るのが趣味という異常な性癖とギャップがファンを魅了しているのでしょうか？ツイートの感想にもあったように俺100のメインヒロインと言っても過言ではないのかも知れません。