【最果てのパラディン】ウィルの正体と出生を考察!強さやアニメ版声優も紹介

最果てのパラディンの主人公として活躍するのがウィルことウィリアムです。最果てのパラディンはそれぞれ特徴を持ったアンデット3人を親に育った少年ですが、成長するに連れて自身だけが人間である事、他に人間がいない事などに疑問を持っていくなど成長を描いた作品になっています。今回は最果てのパラディンの主人公、ウィルについて、出生や正体についてまとめて紹介しつつ、強さやアニメでの声優情報などもまとめて紹介していきます。

【最果てのパラディン】ウィルの正体と出生を考察!強さやアニメ版声優も紹介のイメージ

目次

  1. 最果てのパラディンのウィルとは?
  2. 最果てのパラディンのウィルの前世や正体・出生を考察
  3. 最果てのパラディンのウィルがアンデッド(不死者)と暮らす理由や強さ
  4. 最果てのパラディンのウィルのアニメ声優
  5. 最果てのパラディンのウィルに関する感想や評価
  6. 最果てのパラディンのウィルまとめ

最果てのパラディンのウィルとは?

最果てのパラディンで主人公として活躍するのがウィルです。今回は最果てのパラディンの主人公、ウィルについてまとめて紹介していきます。

最果てのパラディンの作品情報

最果てのパラディンの概要

ウィルが主人公を務める最果てのパラディンは2015年から小説投稿サイト、小説家になろうにて連載されているライトノベル作品です。作者の体調不良もあり連載が止まる事がありながらも人気を得ている作品で、2016年には早くもオーバーラップ文庫から書籍化が行われた他、2017年からはwebコミック「コミックガルド」で漫画化、2021年にはアニメ化なども行われるなどメディアミックス展開もされている作品になっています。

最果てのパラディンのあらすじ

赤ん坊ウィリアムは数百年前に人の絶え廃墟になった街で、3人のアンデットに育てられます。少しずつ成長していったウィリアムは成長する過程で自身だけが人間である事、3人のアンデット以外に誰にも会った事がないまま育ちます。3人からそれぞれに教育を受けたウィルはこの世界の成人の日である数え年15歳になる冬至の日の前日、その来歴と共に自身についても聞かされる事になるのでした。

ウィル(ウィリアム・G・マリーブラッド)のプロフィール

ウィルことウィリアム・G・マリーブラッドは最果てのパラディンの主人公です。3人のアンデットに育てられた人間の少年で、デザインはメディアミックスで多少変わるものの、赤毛や栗毛の髪を短くした短髪をしている事が多くなっています。当初はウィリアムと名付けられウィルと呼ばれていましたが、その後成人の日に育ての親の名前をそのまま姓にするという風習からウィリアム・G・マリーブラッドと名乗るようになりました。

成人後は、神官戦士として戦い、困っている人を見過ごせないお人好しで礼儀正しい性格をしています。ただその戦い方はブラッド譲りの脳筋思考が強く、特に危機に陥った場合などにはその特徴が良く現れるキャラクターになっています。ちなみにタイトルの最果てのパラディンは主人公ウィルが物語の中で得る事になる称号に由来しています。

最果てのパラディン|株式会社オーバーラップ

最果てのパラディンのウィルの前世や正体・出生を考察

考察①異世界からの転生者だった?

ウィルの過去についてはまだ大きくは明かされていませんが少なくとも確定しているのがその正体は前世は現代の日本に生きた人物であり、死んで転生した異世界転生者だという事です。

考察②ウィルの前世の記憶

異世界転生は多くのなろう系小説にある設定ではありますが、ウィルの場合は前世の記憶はかなりおぼろげであり、詳細まで覚えてはいないです。ただ不遇な人生を送り、引きこもりあった事や不規則な生活を送っていた事、親にも散々迷惑をかけたまま先に死亡してしまった事などをぼんやり覚えているだけで自身の死因などについてはウィル自身も覚えていません。

考察③前世の記憶を持っている理由

おぼろげながらも前世の記憶を持っているウィルですが、その理由は2022年1月現在明らかにされていません。ただ前世で死亡した際にグレイスフィールに会った事を後に思い出しており、グレイスフィールから加護を受けて異世界に転生したのではないかとされています。

考察④ウィルの名前の意味

ウィリアムと名付けられたウィルですが、この名前を名付けたのは育ての親であるブラッドとマリーです。これは生前のブラッドが子供の名前として考えていた名前で、「意志の兜」という意味を持った言葉としてウィリアムと名付けられています。ちなみにブラッドがこの名前を考えたのは結婚相手として考えていたマリーと自身の子供ならどうせ意志を曲げない人になるだろうからという理由でした。

結局ブラッドとマリーは結婚しないままアンデットになってしまった為、子供は生まれないままでしたが、その後育てる事になった赤ん坊に対しウィリアムと名付ける事にしたのでした。この2人の教育は実際ウィルに大きな影響を与えており、基本的にはその名前の通りに育っています。

考察⑤ウィルの両親

上記でも触れたようにウィリアムを育てた3人のアンデット、ブラッドとマリー、そしてガスは育ての親でありウィリアムの本当の両親ではありません。そして2022年1月現在、ウィリアムの本当の両親については正体不明のまま物語が進んでいます。ウィル自身もその事を知っていますが、ブラッド達を親として尊敬し本当の親のように思っているので本当の両親については特に探しているという事もありません。

最果てのパラディンのウィルがアンデッド(不死者)と暮らす理由や強さ

ウィルがアンデッド(不死者)と暮らすことになった理由

最果てのパラディン作中にてウィルがこの世界の成人の日である15歳の冬至の日の前日、ウィルは育ての親であるブラッド達からウィルがブラッド達と共に暮らす事になった経緯、そしてブラッド達が何故アンデットになったのかその理由を聞く事になります。

ネタバレ①200年前に大乱が勃発する

最果てのパラディンの時間軸からおよそ200年前、サウスマーク大陸は長年平和を謳歌していましたが、そこに無数の悪魔が出現、しかもその悪魔はかなりの強さを誇った悪魔たちで世界規模での大乱が起こる事になります。街で暴れる悪魔達は儀式を行い悪い神を活性化させ、それに対抗するように善なる神々も対抗した事で世界はさらなる混乱に陥ります。

ネタバレ②上王と呼ばれた悪魔

この混乱の渦中、悪魔達の中心にいたのが上王(ハイキング)と呼ばれる悪魔でした。上王(ハイキング)は自身の血から兵士(ソルジャー)級のデーモンを、削がれた肉から隊長(コマンダー)級を無数に生み出すという圧倒的な強さを持った悪魔でした。加えて上王(ハイキング)は刃物以外の攻撃に耐性を持ち、命ある存在を斬るとその分生命力が回復する魔剣「喰らい尽くすもの」まで所持していました。

ネタバレ③上王討伐の声を上げたガス

圧倒的な強さで世界を蹂躙し街を破壊していく上王(ハイキング)を中心とした悪魔達、そのペースは凄まじく、サウスマーク大陸の全滅も目前に迫ってしまいます。誰もが諦めかけた時、今こそ上王(ハイキング)討伐のチャンスと声を上げたのが当時、彷徨賢者(ワンダリングセイジ)の二つ名で呼ばれていた大魔法使いのガスでした。

この呼びかけに対し答えたのが戦鬼(オーガ)と呼ばれた戦士だったブラッドと大神官であり、地母神(マーテル)の愛娘と呼ばれたマリーらでした。ガスの立てた作戦により無事に上王(ハイキング)の眼前まで迫ったガス達でしたが、上王(ハイキング)の強さはガスの想定を遥かに上回るものであり討伐まで成功させる事は出来ませんでした。

ネタバレ④上王封印に成功

敗色濃厚なガス達でしたが、なんとか上王(ハイキング)を街の地下深くに封印する事に成功します。しかしその能力故に上王(ハイキング)の解放は悪魔達にとって悲願になり、また強い力を持った悪魔がこの解放を試みるのは明白でした。そんな状況で正体不明の神がガス達の前に姿を見せます。正体不明の神の正体は不死神スタグネイトの分身でした。

ちなみに不死神スタグネイトは元々は善なる神々の陣営に属していたものの、悪なる神々の陣営に鞍替えした神で、不死者を増やす事で世界の停滞を望んでいる神様です。

ネタバレ⑤ブラッドたちは不死者になる

不死神スタグネイトはガス達にとある取引を持ちかけます。それはガス達自身が不死者となってスタグネイトの陣営に加われば、上王(ハイキング)を封印した街に集まる悪魔達を一層するというものです。加えてその後ガス達が封印の守護者になればいいというのでした。

ガス達はこの提案を受け入れ、不死者となる道を選びます。元々それぞれに優れた能力を持っていた事で上位のアンデットとなった事で3人は記憶を維持したままアンデットになります。不死神スタグネイトは契約に基づき街の周囲の悪魔を一層、結果的に3人は200年もの間封印を守る事になるのでした。

ネタバレ⑥ウィルは生贄だった

それから200年近くの月日が流れたある日、悪魔達が1人の赤ん坊を連れてきます。その赤ん坊は悪魔達が用意した上王(ハイキング)の封印を解く為の生贄でした。当初は赤ん坊の取り扱いについて揉めた3人ですが、最終的に保護して育てる事になります。これこそがウィルの出自の正体であり、ウィルの両親の正体が不明な理由です。

ウィルの強さや能力

ウィルは成人するまでの間、ブラッド、マリー、ガスの3人からそれぞれの知識を与えられており、その強さは常人のそれを遥かに凌ぐ程の強さを誇っています。加えて幼少期からマリーが地母神マーテルに祈って得たパンを食べていた事もその強さの要因になっています。その強さは不死神スタグネイトが驚く程の強さであり分身体とはいえ神を倒す程にまでに至っています。

ウィルの強さは多岐に渡っており、ブラッドから習った筋肉と武術、マリーからならった祝祷術、ガスから習った魔法を上手く併用して使用しています。また使用する武器もそれぞれに強力な効果を持った武器が多く、幼少期から使っていたおぼろ月(ペイルムーン)、上王(ハイキング)から奪い取りブラッドが所持していた喰らい尽くすもの(オーバーイーター)などを所持しています。

最果てのパラディンのウィルのアニメ声優

河瀬茉希のプロフィール

アニメ最果てのパラディンにて主人公ウィル役の声優を担当したのが河瀬茉希さんです。2015年に当時高校生ながらにデビューした声優で、少しずつですがメインキャラクターを演じる機会も増えてきた声優です。

河瀬茉希の主な出演作品や演じたキャラ

河瀬茉希さんがこれまでに声優を務めたアニメキャラクターとしては「ひそねとまそたん」の星野絵瑠役、「百錬の覇王と聖約の戦乙女」のイングリット役、「ゾンビランドサガ」の紺野純子役、「セントールの悩み」の極楽章役、「球詠」の朝倉智景役、「くまクマ熊ベアー」のユナ役、「戦×恋」の早乙女八雲役、「モンスター娘のお医者さん」の苦無・ゼナウ役、「アオアシ」の一条花役などの声優を担当しています。

また河瀬茉希さんが声優を担当したゲームキャラクターとしては「マギアレコード」の鶴鳥令役、「アイドルマスターシンデレラガールズ」の桐生つかさ役、「きららファンタジア」の虎道環役、「SHOWBYROCK」のリックス役、「ガーディアンテイルズ」のグレモリー役及びアカユキ役、「東方ダンマクカグラ」の爾子田里乃役、「BLUEREFLECTION」の宮内伶那役などの声優を担当しています。

最果てのパラディンのウィルに関する感想や評価

ここからは既に最果てのパラディンを視聴した人のウィルに関しての感想を紹介していきます。ウィルに関してはその正体も出自も不明点が多い中、名前に込められた思いが熱いという声が多くなっています。ブラッドの考えそうな名前でありながらしっかりとした意味を持たせているのが良いという声も多くなっています。

また前世の記憶に関しても何故前世の記憶を持ったままなのか、前世の記憶がそのまま正体や運命に繋がるのかが気になるという声も多くなっています。ただ序盤に幼少期から成長するまでを描いた事で生きていく事に対してしっかりと感情移入出来たという声も多くなっています。特に序盤はアンデットの3人との家族愛のようなものもテーマになっているかのように描かれていた事もあり、泣けるアニメだったという声も多くなっています。

またウィルが成人して旅立った後も、要所要所で3人の育ての親の教えが見える所が良いという声も多いです。最終的には筋肉で解決する脳筋な所や、お金を用いて事態を動かそうとする所など、ウィルを通してブラッド達を見ているようだという声も多いです。

アニメ最果てのパラディンでウィルの声優を務めた河瀬茉希さんに関してはこれまで主要キャラの少年役を務めた事がない事とウィルのキャラクターイメージとは少し違ったという声もある一方で演技自体は良かったという声が多くなっています。ただ最果てのパラディンではウィルは成長していく為、アニメ最果てのパラディン1期での15歳からさらに上の年齢になり声変わりした場合の声優がどうなるのかが気になるという声も多くなっています。

アニメ最果てのパラディン1期も別段声が変わってもおかしくないタイミングというわけではない為、既に発表されているアニメ最果てのパラディン2期での声優は河瀬茉希さんに頑張って成長したウィルの声も演じてほしいという声も見られます。

最果てのパラディンのウィルまとめ

最果てのパラディンのウィルは物語の主人公であり、アンデット3人に育てられた人間です。それぞれのスキルをしっかりと受けて育った事と加護のパンを食べて育った影響でその強さは常人とはかけ離れたものになっていますが、その一方で、ウィル自身に関しては出自やこの世界での役割などの正体、何故異世界転生したのかなども不明のまま物語が進んでいます。

ウィル自身も自身の出自などについては特に興味を示していないものの、ウィルを転生させた存在だと考えられているグレイスフィールと契約するなど今後なんらかの展開にウィルが転生した理由や前世の記憶を持っている事が関わってくる可能性もある為、ウィルの今後にも注目しながら最果てのパラディンを視聴してみてはいかがでしょうか?

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