【クーロンズ・ボール・パレード】20話で打ち切りになった理由は？最終回や評価を紹介

今回は週刊少年ジャンプに連載されていたクーロンズ・ボール・パレードについて掘り下げていきます。5年振りの野球漫画の連載ということで注目されたクーロンズ・ボール・パレードですが、つまらない・ひどいという酷評が寄せられた末に打ち切られてしまいました。そんなクーロンズ・ボール・パレードの作品情報やあらすじを紹介し、打ち切りになった理由を考察していきます。

打ち切りになった理由やファンからの評価の前に、まずはクーロンズ・ボール・パレードの作品情報を説明していきます。クーロンズ・ボール・パレードは2021年2月～7月に週刊少年ジャンプで連載されていた野球漫画で、リトルスピリットという作品がベースになっています。同時期の新連載作品と共にテレビCMが放送されましたが、コミック3巻分で最終回を迎えてしまいました。

高校教師の鎌田幹康は働きながら、漫画家を夢見て投稿を始めました。その後2015年に白泉社のヤングアニマル月間マンガ賞の佳作に入賞し、2016年にはヤングアニマル嵐で読切デビューを果たしました。そして2019年にリトルスピリットが集英社のストキンProに準入選すると、作画にアノナツなどを手掛けた福井あしびを迎えてクーロンズ・ボール・パレードの連載を開始しました。

クーロンズ・ボール・パレードが打ち切りになった理由やファンからの評価について掘り下げていく前に、まずは作品情報と作者の経歴を紹介しました。続いてはクーロンズ・ボール・パレードが短期で打ち切りになった理由に迫ります。5年振りの野球漫画という大きな期待を背負って連載を開始したクーロンズ・ボール・パレードは、どうして20話で打ち切りになってしまったのでしょうか?

クーロンズ・ボール・パレードの最終回は、西東京大会での紅駒高校との準決勝です。エースで4番の火伏一騎を相手に小豆田玉緒がタイムリーヒットを放ち、その裏を龍堂太央と椿凛之丞がしっかりと守りました。こうして黒龍山高校は決勝進出を決め、最後に小豆田玉緒が試合を観ていた白凰高校の白鳥四郎に決勝で会おうと声を掛けました。

つまらない・ひどいという感想が寄せられているクーロンズ・ボール・パレードの最終回のあらすじを紹介しました。続いてはクーロンズ・ボール・パレードが20話で打ち切りになった理由を考察していきます。クーロンズ・ボール・パレードのどのようなところが、週刊少年ジャンプファンから不評だったのでしょうか?

クーロンズ・ボール・パレードはテンポが悪いと批判されており、同じような展開が繰り返されたことで週刊少年ジャンプファンに飽きられてしまいました。また守備のシーンもスピード感が無く、試合のひりついた雰囲気が伝わりませんでした。ストーリー展開や試合シーンのテンポが良ければ、結果は違っていたかもしれないと言われています。

クーロンズ・ボール・パレードのストーリー展開で、最も問題視されていたのが仲間集めです。キャラクターを深堀することで共感を誘い好きになってもらおうという狙いだったのではないかと言われていますが、連載開始から仲間集めに1人4話ずつのペースは重すぎました。仲間集めだけでなく、試合などの熱くなれる展開を織り交ぜるべきだったという意見が寄せられています。

クーロンズ・ボール・パレードは1人4話ずつのペースでキャラクターを深堀してきましたが、週刊少年ジャンプファンには個性がイマイチ伝わっていませんでした。主人公の小豆田玉緒に惹かれるものは無く、相棒の龍堂太央は共感しにくいと言われていました。ショートの椿凛之丞は高評価でしたが、打ち切りを回避するには至りませんでした。

週刊少年ジャンプはファンからのアンケート結果が、作品の継続・打ち切りに大きな影響を与えます。またアンケート結果は掲載順という形で現れ、ファンにも作品の状況が分かるようになっています。クーロンズ・ボール・パレードは10週目で最下位に転落した後、ワースト3のあたりを彷徨い続けていました。

週刊少年ジャンプでは人気作品に対して、ページ数を増やしたり巻頭・センターのカラーページを与える傾向にあります。このように掲載順だけでなく、作品に対する扱いでも状況を察することが出来ます。クーロンズ・ボール・パレードも何度か増ページになっていましたが「大人気御礼」のコメントが無かったため、コミックに向けてのページ調整だったのではないかと言われています。

週刊少年ジャンプでは様々なジャンルの作品が連載されてきましたが、アクション・バトル漫画がファンの人気を獲得する傾向にあります。またギャグ漫画には根強いファンがおり、恋愛漫画からもヒット作が生まれることがあります。しかしながら野球漫画はミスターフルスイングを最後に短期で終わってしまう状況で、クーロンズ・ボール・パレードも壁を打ち破ることが出来ませんでした。

クーロンズ・ボール・パレードが打ち切りになった理由を、ファンのつまらない・ひどいという評価を参考にしながら考察しました。続いては5年振りの野球漫画という期待を背負っていたクーロンズ・ボール・パレードのあらすじをネタバレします。唐突な最終回を迎えて更に評価を落としてしまったクーロンズ・ボール・パレードですが、連載当初からつまらない・ひどい展開だったのでしょうか?

甲子園3年連続進出を決めた試合を観て以来、小豆田玉緒は白凰高校の野球部に入るために努力を重ねました。そして2年後のセレクションではピッチャーの龍堂太央と運命の出会いを果たし、試合形式のテストで得意の分析能力を発揮してチームを勝利に導きました。その後頭脳派は要らないと不合格が言い渡されてしまいますが、龍堂太央に最強のチームを創ろうと誘われます。

養護施設で育った龍堂太央はいつの日か最高の仲間と共に楽しく野球をしようと考えており、小豆田玉緒とバッテリーを組むために強豪の白凰高校の合格を辞退しました。小豆田玉緒も新しい夢を追いたいと心が揺れましたが、龍堂太央に才能を無駄にしないために白凰高校へ戻って欲しいと告げます。そんな2人の前に黒滝かりんが姿を現し、黒龍山高校に野球特待生として招きたいと勧誘します。

黒龍山高校の理事長の孫娘である黒龍かりんは、30年前に白凰高校を下して三連覇した野球部を復活させようと地道に活動していました。他に選手がいないという現状を聞いて小豆田玉緒は推薦を断ろうとしますが、龍堂太央がやりたい気持ちを優先すべきだと声を掛けます。小豆田玉緒は龍堂太央の言葉をきっかけに復活プランを思索し、強豪校が欲しがらない有望選手を集めようと提案します。

クーロンズ・ボール・パレードが打ち切りになった理由を、ファンのつまらない・ひどいという評価を参考にしながら考察しました。それでは最後に、クーロンズ・ボール・パレードに関する世間の感想や評価の一部を紹介します。唐突な最終回を迎えて更に評価を落としてしまったクーロンズ・ボール・パレードですが、本当に酷評ばかりだったのでしょうか?

こちらはクーロンズ・ボール・パレードを面白かったと評価している感想ツイートです。クーロンズ・ボール・パレードは週刊少年ジャンプ4号連続の新連載の中、5年振りの野球漫画という大きな期待を背負って登場しました。ごく普通の主人公が天才の相棒と共にチームを作っていくというストーリーは、王道の展開ながら面白いという意見も多数寄せられていました。

こちらはクーロンズ・ボール・パレードのキャラクターを推している感想ツイートです。キャラクターの設定がイマイチという意見もありましたが、2人目に勧誘したチームメイトの椿凛之丞はかわいいと評判でした。クーロンズ・ボール・パレードの打ち切りによって見れなくなってしまうと、残念がるファンが沢山いました。

こちらはクーロンズ・ボール・パレードの打ち切りを惜しんでいる感想ツイートです。20話という短期で打ち切られてしまい、登場して間もないチームメイトやライバル校のキャラクターが掘り下げられる機会を失いました。打ち切りではなく担当替えという形など、もう少し様子を見て欲しかったという意見も多く寄せられています。

クーロンズ・ボール・パレードが打ち切りになった理由をファンのつまらない・ひどいという評価を参考にしながら考察しましたが、いかがでしたでしょうか?唐突な最終回を迎えて更に評価を落としてしまったクーロンズ・ボール・パレードですが、面白い・勿体無いという意見も沢山寄せられている作品です。この機会にぜひ、クーロンズ・ボール・パレードを読んでみてはいかがでしょうか?