【ドラゴン、家を買う。】あらすじをネタバレ解説！レティの旅の目的や登場キャラは？

「ドラゴン、家を買う。」は多貫カヲ先生原作、絢薔子先生作画による、コメディ要素満載のファンタジー漫画です。2016年12月からマッグガーデンの漫画雑誌「月刊コミックガーデン」にて連載されており、2021年12月現在でコミックは8巻まで刊行されています。

テレビアニメ「ドラゴン、家を買う。」は2021年4月4日～6月20日に、TOKYO MXなどで全12話が放送されていました。ナレーションは俳優の森本レオさんが担当し、監督・編集は春日森春木さん、キャラクターデザイン・総作画監督は蘇詩宜さんと朝香栞さんが手掛けています。

あらゆる生態系のトップに君臨する高位種・ドラゴンに生まれるも、落ちこぼれでハンターに卵を奪われてしまったレティはとうとう実家を追い出されてしまいます。勘当され、行くあてのないレティはそこで、自分の身を隠せる安全・安心の住まいを探す旅に出ようと決意するのでした。

レティは不動産業と設計事務所を営むディアリアと出会い、彼から物件を紹介してもらえることになります。まず、レティが紹介してもらえたのは勇者撃退システムが万全に施された神殿でした。レティは成り行きで、足を踏み入れた勇者の大半が生きて戻れないと言われる「勇者撃退システム」を体験することになりますが、優秀過ぎるシステムに引っ掛かり、ボロボロになってしまうのでした。

その後もディアリアから紹介される物件は癖が強いものばかりで、レティは自分に適した住まいを探す難しさを実感します。そんな彼にディアリアはいっそ家を建ててはどうかと提案しますが、所持金ゼロのレティはお金の心配をします。しかし、そんな彼の心配を無視して、ディアリアは新居の工事をどんどん勝手に進めていくのでした。

次の物件候補としてレティが訪れたのは、辺鄙な場所にあるため、勇者も寄り付かず、土地も安い雪原が広がるアルプス氷地でした。そこに仮設住宅「イグル」を建てたレティはひとまず、サバイバル生活を送ることになります。なんとか3日間のサバイバル生活を無事に終えたレティは雪原に戻って来れますが、ホッとしたのも束の間、サバイバル中に発見した謎の生き物の卵が孵化してしまうのでした。

卵から孵化したのは極寒の地で暮らす寒冷型の大鷲「フレースヴェルグ」の雛でした。それは生まれてすぐに目にしたレティを親だと思い込んでおり、レティとディアリアはそんな雛の里親探しのため、あらゆる種族が共存する集合住宅を訪ねました。しかし、住民たちは個性派ぞろいで、レティたちはなかなか雛を預けることができないのでした。

ピーちゃん（フレースヴェルグの雛）のエサ代などで貯金が底をついたレティ。理想の家を探すため、そして養親になると決めたピーちゃんの養育費のため、お金が必要だと考えたレティは職を探すことになります。そこで、レティとディアリアはどんな種族からも、どんな国からも干渉を受けない自治都市を訪れ、バイト探しを始めるのでした。

人間に誘拐され、牢獄に入れられてしまったレティ。死をも覚悟する彼でしたが、なぜかそこにいる魔物たちはハイテンションでした。実はそこは最新設備が施された、魔物にとって理想の住処となっていました。レティもその闘技場での暮らしに心が揺れますが、そこを管理していた辺境伯が亡くなったのを機に、魔物たちの処分が決まります。そこで、レティは魔物たちを捕らえに来た傭兵団に対し、陽動作戦を実行するのでした。

レティがお昼寝している隙を見て、好奇心旺盛なピーちゃんは1人で散歩に出掛けます。その途中、ピーちゃんは泣いているレプラホーン（小人）を発見。家を失くして困っているそのレプラホーンに、自身のパパ（レティ）の姿を重ねたピーちゃんは、レプラホーンの家探しに協力するのでした。また、ディアリアはレティとピーちゃんにねだられ、自らの過去を語り始めます。

ディアリアがレティに出会う前、魔王である彼のもとに突然、暗黒竜のバーニーが「家をくれ」と尋ねてきます。初めのうちはバーニーをまったく相手にしていなかったディアリアでしたが、師匠に言われて渋々ながらバーニーと家探しを始めます。そして、自分は本の中でしか世界を知らなかったと気づいたディアリア。世界を見てみることに決めたディアリアと、バーニーの100年にも渡る家探しが始まるのでした。

狩人のヒューイと彼のお供でケット・シーのアルバートは、炎竜王（巷でレティは最強のドラゴンと勘違いされ、こう呼ばれている）を退治するため、その居場所を追っていました。一方、襲撃してきた盗賊を返り討ちにしたレティとディアリアは、その荷台でネルという少女を発見しました。彼女は家出中だったらしく、自分が暮らす家をディアリアに求めます。こうして、ネルも仲間に加え、レティたちは家探しの旅を続けるのでした。

ネルを仲間に加えたレティ一行でしたが、家探しに悩むレティの姿を見たネルは次の物件はピーちゃんに選ばせようと考えます。しかし、ピーちゃんが選んだ次の物件は、偶然にもネルの実家・王宮の地下にある勇者養成所でした。

王宮の地下で迷ってしまったレティたちは、うっかりネルの実家の王宮に飛び出してしまいます。そのことで、城の中で炎竜王が姫を人質にしていると噂になり、レティを倒すために軍隊が総動員されるのでした。王宮内が大パニックになる中、ディアリアの提案でレティは国を相手に防衛戦を行うことになります。

「ドラゴン、家を買う。」の原作漫画・アニメの登場人物一覧、1人目はレティです。最弱ステータスのヘタレなオスの赤竜で、ドラゴンとは思えないほど臆病ですが、その一方で心優しく温厚な性格をしています。

また、卵の番をしているときに居眠りをしてしまい、狩人に卵を奪われたのがきっかけで父親から勘当されてしまったレティ。勇者や狩人から狙われ、行くあてのない彼は自分の身を隠せる安心・安全な家を求めて、旅に出ることを決めました。そして、旅の途中でディアリアやピーちゃん、ネルと出会い、あらゆる物件を回りながら、一緒に家探しの旅をするのでした。

「ドラゴン、家を買う。」の原作漫画・アニメの登場人物一覧、2人目はディアリア・メル・マルソンです。建築士と不動産業の傍ら、魔王をしている最強のエルフです。幼少期から知識欲旺盛で、ややオタク気質なところがあります。そして、異種族への偏見がなく、偶然出会ったレティに興味を持ち、彼と共に旅をしながら、物件を紹介していきます。

また、彼が「魔王」になったのは、福引で「エルフの魔王の座」が当たったからであり、最低限の書類仕事をすることを条件に頼まれ、不本意ながら「魔王」の座に就いています。

「ドラゴン、家を買う。」の原作漫画・アニメの登場人物一覧、3人目はピーちゃんです。本名は「ピヨベルト・ フェルピーア・ピ・アレピーヌ・ピヨデリカ」で、寒冷地で暮らす大鷲「フレースヴェルグ」の雛です。

レティが偶然見つけた卵から孵り、養親となった彼を「パパ」と慕い、強い尊敬の念を抱いています。また、本来なら極寒地方で暮らすピーちゃんは要冷蔵であり、その暑さ対策のために大量の氷を購入しなければならないことも、レティの頭を悩ませる原因の1つです。

「ドラゴン、家を買う。」の原作漫画・アニメの登場人物一覧、4人目はネルです。家出中にレティたちと知り合い、一緒に家探しの旅をすることになったネル。その正体は実は人間の国の姫だったことが判明します。また、我儘な性格で常に上から目線な彼女ですが、気弱なレティとは相性が良く、何かと彼の世話を焼いていることから、根は優しい性格であることがうかがえます。

「ドラゴン、家を買う。」の原作漫画・アニメの登場人物一覧、5人目は勇者一行です。レティたちが旅の中でよく遭遇する、勇者・白魔導士・シーフ・弓使いの4人組のパーティです。モンスターに対する強い偏見を持っているため、コミュニケーションを取る以前に敵意を持って、レティらに襲い掛かってきます。

「ドラゴン、家を買う。」の原作漫画・アニメの登場人物一覧、6人目はバーニーです。「暗黒竜」と巷で呼ばれ、恐れられている黒竜で、ディアリアの最初の顧客でもあります。大阪弁でやや粗暴な口調が目立つバーニーですが、根は優しく、巷の期待に応えたいというサービス精神から暴れ回っているそうです。そして、かつて本の虫だったディアリアが、外の世界に興味を持つきっかけを作ったキャラでもあります。

異世界ファンタジーに登場するドラゴンは本来、高位種でとても強くてかっこいい存在のはずですが、レティは弱くレベルも低い最弱ドラゴンです。さらに、レティは翼は持っているものの空を飛ぶことも、猫舌なために熱がってドラゴンブレスの放出もできません。そして、レティ自体も温厚で優しく、やや臆病な性格なので、狩りもできず、食事は主に行商人から買った肉となっています。

そんな最弱ドラゴンのレティは勇者や狩人などから、装備品を良くするための素材としてターゲットにされたとしても、1人で返り討ちにすることができません。そのため、魔王ディアリアがレティを狙う者たちを撃退しています。

しかし、それが大きな誤解を生み、レティが最弱ドラゴンだとは想像もしない撃退された者たちは、レティを最強のドラゴン「炎竜王」だと思い込み、世間でそのように噂されるようになりました。このように、実際は最強ドラゴンにも関わらず、世間では最強だと噂されているレティが、かわいいと人気を集めています。

マイホームを探すべくレティと一緒に旅をしている、ミステリアスなエルフの魔王ディディアリア。彼は並の勇者が束になってかかっても、決して勝てないほどの強者ですが、本人は不動産屋や建築士を本業としており、兼業のつもりで魔王をしています。

原作漫画4巻ではそんなディアリアの過去編が詳しく描かれており、最強なのにどこか癖のあるディアリアの面白い魅力が詰まっているそうです。

「ドラゴン、家を買う。」作中にはありとあらゆる癖の強いおもしろい物件が登場します。レティは当初、シェアハウスを検討していましたが、飛ぶことも泳ぐこともできない最弱ドラゴンのレティにとって、他の種族とのシェアハウスは難しいという結論に至りました。

そこで、凄腕の建築士兼不動産屋であるディアリアと共に、1人暮らし用の物件を求めるようになったレティ。しかし、その後も癖の強い建物ばかりを紹介されるのでした。そんな面白い物件が多く登場するところも「ドラゴン、家を買う。」の見どころの1つとされています。

最弱ドラゴンのレティですが、極寒の地で偶然卵を拾い、寒冷型の大鷲・フレースヴェルグの雛を孵化させてしまいました。そして、刷り込みにより、レティはその雛から「パパ」だと認識されてしまい、最弱ドラゴンの自分が果たして養親になれるのかと真剣に悩みます。しかし、純真な瞳で自分を慕う雛のかわいさに負け、レティはとうとうその雛を育てる決意をします。

こうして、ピーちゃんが旅の仲間になり、要冷蔵のピーちゃんも一緒に暮らせる家という、新たなハードル高めの条件も物件探しに付け加えられました。

こちらは「ドラゴン、家を買う。」に関する感想や評価です。レティがかわいくて、テンポの良いギャグとストーリーに一気に引き込まれたという感想となっています。

こちらも「ドラゴン、家を買う。」に関する感想や評価です。レティとピーちゃんがかわいいという感想となっています。

こちらも「ドラゴン、家を買う。」に関する感想や評価です。レティに毎回、感情移入しているという感想で、ファンタジーな世界観の中で時折垣間見える現実の厳しさや、ネルの成長が評価されています。

こちらも「ドラゴン、家を買う。」に関する感想や評価です。ストーリーや主題歌が最高だという感想となっています。

こちらも「ドラゴン、家を買う。」に関する感想や評価です。「ドラゴン、家を買う。」が相変わらず面白いという感想で、今後の展開に期待する声となっています。

いかがでしたか？「ドラゴン、家を買う。」の原作漫画情報やアニメ情報を紹介し、アニメの各話のあらすじをネタバレでみてきました。さらに「ドラゴン、家を買う。」の登場人物も一覧で紹介していきました。

また「ドラゴン、家を買う。」の面白い魅力や感想を紹介し、最弱ドラゴンのレティがかわいいと人気を集め知恵ること。ミステリアスな最強エルフのディアリアの活躍や、作中に登場する様々な面白い物件、レティが「パパ」になる展開などが見どころとして挙げられていることが分かりました。皆さんもぜひ「ドラゴン、家を買う。」をお楽しみください！