2021年12月13日公開
2021年12月13日更新
【ヒストリエ】面白い理由とあらすじをネタバレ!印象的なシーンや感想も一挙に紹介
漫画「ヒストリエ」は、大ヒット作品「寄生獣」の作者・岩明均による歴史漫画です。「ヒストリエ」は、紀元前4世紀頃の古代マケドニアに実在した書記官・エウメネスの生涯が描かれています。「寄生獣」に続き、今回の作品も面白いという感想が寄せられている「ヒストリエ」。ここでは、漫画「ヒストリエ」のコミック10巻までのあらすじ・伏線をネタバレで紹介します。さらに、面白い理由の考察と印象的なシーンをネタバレで考察していきます。
目次
ヒストリエとは?
ヒストリエの概要
作者・岩明均による漫画「ヒストリエ」は月刊アフタヌーンで連載中の歴史漫画です。コミックは第11巻まで発売されており、2010年「文化庁メディア芸術祭・マンガ部門」の大賞を獲得し、2012年には「手塚治虫文化賞」のマンガ大賞を獲得。物語の時代は紀元前4世紀、舞台は古代ギリシア人が建国したマケドニア王国です。主人公はマケドニア王アレクサンダ―大王に仕えていた実在の書記官で、彼の生涯が描かれています。
ヒストリエの作者
歴史漫画「ヒストリエ」の作者・岩明均(いわあきひとし)は、大ヒット漫画「寄生獣」の作者としても知られています。1960年7月28日生まれで1985年から漫画家として活動をしています。作風は哲学的でドラマティック。2000年代からは古代ローマが舞台の漫画「ヘウレーカ」、日本の戦国時代が舞台の漫画「レイリ」など、歴史漫画を手掛けるようになりました。
ヒストリエの用語を解説
古代オリエント文明の時代を描いた漫画「ヒストリエ」には当時の文化、書物などが多数登場します。ここでは漫画「ヒストリエ」に登場する「オデュッセイア」と「ヘロドトス」について解説します。
オデュッセイア
「オデュッセイア」は古代ギリシアの時代に作られた長編叙事詩です。作者は紀元前8世紀ごろの詩人・ホメーロスと伝えられています。内容は、トロイ戦争に勝利した英雄オデュッセウス王が本国に帰還する際に起きた10年間の漂泊での出来事が描かれています。「ヒストリエ」の主人公・エウメネスの愛読書です。
ヘロドトス
「ヘロドトス」は古代ギリシアの歴史家として名を残しており、「歴史の父」とも呼ばれる人物です。紀元前5世紀頃の生まれとされ、60歳前後まで生きたと言われています。著作は「歴史」で、古代の歴史書としては現存している最古のものです。
ヒストリエの面白い理由
漫画「ヒストリエ」は紀元前4世紀頃の古代ギリシア、マケドニアなどの歴史、文化に触れることができる作品です。実在の人物の生涯を描いた漫画「ヒストリエ」には面白い魅力が詰まっています。ここからは、漫画「ヒストリエ」の面白い理由について考察します。
面白い理由①意外性がある
面白い理由についての考察、一つ目は意外性です。大ヒット作品「寄生獣」の作者でもある岩明均は、「ヒストリエ」でも独自のストーリー展開とキャラクター性が魅力的だと言われています。例えばコミック1巻に、主人公のエウメネスが城門を通り抜けるための策を瞬時に思いつき、成功するシーンがあります。
エウメネスという主人公は一見、平凡な青年といった雰囲気を漂わせています。しかし、鋭い観察眼や状況に応じた判断力、敵を説得する話術などの豊かな才能を持っているところが、意外性があって面白いということです。
面白い理由②「よくもだましたアアアア」の元ネタ
面白い理由についての考察、二つ目は「よくもだましたアアアア」の元ネタです。このセリフの元ネタは「ヒストリエ」のコミック3巻でエウメネスが叫んだセリフです。エウメネスが叫んだ理由は、自身の出生の秘密について、家族や周りの人々がその事実をエウメネスに隠してきたからです。
日頃穏やかで賢明なエウメネスが、この時ばかりは怒りの感情をあらわにして叫びます。そして、怒りから覚めると、今度は哀しみが押し寄せてくる、という描写が見どころだということです。
面白い理由③ヒストリエの母親の描写
面白い理由についての考察、三つ目は、「ヒストリエ」の母親が見せた感情の描き方です。エウメネスは名門貴族ヒエロニュモス家の息子ではないことが判明します。「よくもだましたアアアア」と叫ぶエウメネスに対して、母は聴いていることができずに耳をふさぐシーンがあります。母親の心情が見事に描かれているところが面白い魅力だということです。以上、ここまで面白い理由の考察を紹介しました。
ヒストリエのあらすじと伏線ネタバレ
ここまで、漫画「ヒストリエ」の面白い理由について考察しました。ここから、ヒストリエのコミック1巻から10巻までのあらすじと伏線をネタバレで紹介していきます。ヒストリエの舞台は小アジア(現在の西アジア地域)、時代は紀元前4世紀頃です。古代ギリシャ人による王国・マケドニアのアレクサンドロス3世に仕えた実在の書記官エウメネスの生涯が描かれています。
1巻あらすじネタバレ
1巻のあらすじ・伏線ネタバレ、エウメネスは、ある事情により故郷のカルディアへと旅をしています。旅の途中、ある河岸で哲学者のアリストテレスと出会い、親しくなります。アリストテレスはペルシア帝国からスパイの疑いを掛けられ、追われています。聡明で豊富な知識を持つエウメネスはアリストテレスを庇いながら共に旅をします。
カルディアに到着したエウメネスは商人のアンティゴノスと出会います。二人が城門を通り抜けようとするとマケドニア軍に包囲されており、物々しい雰囲気です。しかし、エウメネスは優れた話術で門を通してもらいます。街に入ったエウメネスは自分の生家であるヒエロニュモス家の屋敷を訪れます。エウメネスは奴隷に落とされた身の上ですが、元はカルディアでも名家とされるヒエロニュモス家の次男です。
ここから、エウメネスの過去が描かれていきます。子どもの頃のエウメネスは読書が大好きで、世界の様々な物事に興味を持ち、奴隷のひどい扱われ方に心を痛めるような慈悲深い性格でした。当時、エウメネスはスキタイ人の奴隷と出会うのですが、この奴隷との出会いがきっかけで、エウメネスの出生の秘密が明らかになります。
2巻あらすじネタバレ
2巻のあらすじ・伏線ネタバレ、ある日、スキタイ人の奴隷トラクスが主人一家を皆殺しにして逃げました。スキタイ人は勇猛な民族で、トラクスは民兵を圧倒しますが殺害されました。騒動は収まったかに見えましたが、その夜、エウメネスの父・ヒエロニュモスが殺害されており、そばにトラクスの死体が残されていました。
ヒエロニュモスの部下のヘカタイオスの犯行ですが、彼はトラクスに罪を着せようとします。その事を聡明なエウメネスが見抜き、査問会に訴えます。しかし、ヘカタイオスは突如、エウメネスが本当はヒエロニュモスの息子ではなく、スキタイ人の奴隷の息子だと暴露します。こうして、エウメネスは奴隷の身になり、ある商人に高値で買われ、カルディアを出ていくことになりました。
3巻あらすじネタバレ
3巻のあらすじ・伏線ネタバレ、奴隷として買われたエウメネスは他の奴隷たちと共に船で故郷を去ることになりました。船がカルディアを離れると、奴隷たちは反乱を起こし、船を乗っ取ります。奴隷たちを買った主人たち、使用人たちは殺され、水夫を数人残しただけで航海を続ける奴隷たち。しかし、思うように操縦できず、船は沈没。エウメネスは海に投げ出されてしまい、気づいたときにはボアという村に流れついていました。
村人に助けられ、九死に一生を得たエウメネスは、少女サテュラの家で暮らすことになりました。 エウメネスはこれまで読んだ本から神話などを村人たちに教える代わりに、村人からは剣術を教えてもらいます。サテュラとも親しくなり、エウメネスがすっかり村に馴染んだ頃、静かだった村である事件が起こります。エウメネスたちは真相を調べるためにギリシャ人が住む街、ティオス市に乗り込みます。
4巻あらすじネタバレ
4巻のあらすじ・伏線ネタバレ、エウメネスはボアを征服しようとする動きがあることを知ります。その中心人物がサテュラの許嫁・ダイマコスだと判明します。ダイマコスの弟・テレマコスは兄の暴挙に胸を痛めています。何とか穏便に済ませようと考えたテレマコスは内密にボアの村人たちに村からの退去を提案します。しかし、住み慣れた村を出ることを拒否した村人たちは死んでも戦うと宣言します。
戦争が始まることになり、エウメネスは自らがギリシャ人に成りすましてダイマコスと兵士たちを陥れる作戦を考えます。エウメネスの作戦は見事にはまり、ダイマコスは討ち取られました。ボアはティオス市との関係を再び結び、村は元の暮らしに戻ることができました。ところが、テレマコスが謀略によって兄が殺されたことを知り、激怒。エウメネスは和睦が壊れると思い、テレマコスが自分だけを憎むよう仕向け、ボアを去りました。
5巻あらすじネタバレ
5巻のあらすじ・伏線ネタバレ、ここから、青年エウメネスが商人アンティゴノスと共にカルディアに戻ってきた時代に戻ります。エウメネスはヒエロニュモス家の屋敷があった場所に向かいます。すっかり廃墟となった屋敷でエウメネスは過去の出来事を想い、しばし佇みます。すると、屋敷の中に兄のヒエロニュモスがいることに気づきます。エウメネスは兄と共に両親の墓を訪れ、また、かつての友人たちとも再会を果たします。
エウメネスの帰還を知ったヘカタイオスの部下ゲラダス。エウメネスは復讐を恐れるグラダスに襲われますが、返り討ちにします。この事でヘカタイオスに追われることになったエウメネスは、アンティゴノスの導きによって街から抜け出すことができました。実はアンティゴノスの正体はマケドニア王フィリッポスで、王はエウメネスの才能を見抜いており、エウメネスを書記官見習いにします。
6巻あらすじネタバレ
6巻のあらすじ・伏線ネタバレ、書記官としてマケドニア王に仕えるエウメネスは、名門アッタロス家に居候し、アッタロスの姪のエウリュディケとも親しくなります。ある日、エウメネスは王の息子で後継者のアレクサンドロス王子(後のアクレサンダー大王)と出会います。アレクサンドロスは顔に蛇の様な形のあざがあります。
将来、王国を担う幹部を養成するために創設された「ミエザの学校」はアレクサンドロス王子や貴族の子息たちが通っています。アレクサンドロスは少年ながら勉学、剣術共に優れた才能を持っています。また、誠実な人柄で、自身の才能をひけらかすことのない謙虚な性格です。次代の王として申し分のないアレクサンドロスですが、彼の心の奥深くには狂暴な「ヘファイスティオン」という別の人格が潜んでいます。
7巻あらすじネタバレ
7巻のあらすじ・伏線ネタバレ、アレクサンドロス王子の内面にはヘファイスティオンという狂暴な人格が潜んでおり、時折、ヘファイスティオンが顔を出します。ヘファイスティオンが出ている時のことを、アレクサンドロスは記憶していません。逆にアレクサンドロスの時の記憶をヘファイスティオンは持っているということです。
王室では、ヘファイスティオンという別人格のことを日誌などの記録に残してはいけない決まりになっています。ヘファイスティオンはアレクサンドロスの実母である王妃・オリュンピアスによって作り出されました。オリュンピアスは度々寝所に男を引き入れており、ある夜、アレクサンドロスが目撃してしまいます。すると、オリュンピアスはその男を息子の目の前で殺害します。
母の残忍な姿に衝撃を受け、ただ震えるだけの息子にオリュンピアスは「心の友を授ける」と言って、息子に化粧をして手鏡を渡します。手鏡を覗くと蛇のあざのない少年・ヘファイスティオンの姿があり、お前は本当に王の息子なのか?と語り掛けてきます。その夜からアレクサンドロスの心の中にヘファイスティオンという別人格が宿ります。
8巻あらすじネタバレ
8巻のあらすじ・伏線ネタバレ、マケドニア王フィリッポスはギリシャ統一を目指しており、それに反抗するアテネのペリントスとビザンティオンの2都市を攻撃します。エウメネスもこの戦いに参加。アテネはペルシアからの援助も取り付けており、2都市の守りは固く、さらにフォーキオン将軍率いるアテネ艦隊が2都市の周辺海域を制圧。大敗を喫したマケドニア軍は撤退します。
フィリッポスは撤退する際、スキタイ部族を襲撃し圧勝します。しかし、マケドニアへの帰還途中にトリバロイ人の襲撃に遭い、フィリッポスは重傷を負います。奇襲によって危険にさらされたマケドニア軍ですが、エウメネスの機転で敵を蹴散らし、本国に帰りつくことができました。フィリッポスは勢いに乗ったアテネの状況を聞き、アテネとの再戦を決意します。
9巻あらすじネタバレ
9巻のあらすじ・伏線ネタバレ、軍才を買われたエウメネスは元老・アンティパトロスの指令でアテネに向かいます。エウメネスが受けた指令とは、フォーキオン将軍がマケドニアのスパイであるという説を流布し、失脚させるという密命です。早速エウメネスは他国の商人に変装し、フォーキオン将軍に接触を試みますが、失敗。しかし、諦めずに交渉を続けた結果、将軍に会うことができます。
将軍によると、友人のメランティオスに頼まれたということでした。この会談の後、エウメネスはマケドニア人ということがばれてしまい、窮地に陥りますが、メランティオスに助けられます。このメランティオスは、元はヒエロニュモス家の奴隷、カロンでした。カロンはかつて奴隷狩りに遭った際、自分のせいでエウメネスの母を死なせてしまった負い目があり、エウメネスを気に掛けていたのです。
10巻あらすじネタバレ
10巻のあらすじ・伏線ネタバレ、マケドニアはついにアテネと激突することになり、戦場はギリシアの中央・カイロネイアとなりました。この戦いはアレクサンドロス王子の初陣となります。フォーキオン将軍不在のアテネ軍に対してマケドニア軍は戦いを優位に進めていきます。アレクサンドロスには少し先の未来を予見できる能力があり、この事を知っている王はアレクサンドロスの思う通りにさせています。
アレクサンドロスは戦況を見極め、敵陣を攻めたてます。その戦いぶりは狂気に満ちており、初陣とは思えないアレクサンドロスの動きにアテネ軍は翻弄され続けます。弱ったところにフィリッポスが総攻撃を行い、マケドニア軍の圧勝に終わりました。
ヒストリエの印象的なシーンをネタバレ考察
ここまで、漫画「ヒストリエ」の面白い理由の考察とコミック10巻までのあらすじ・伏線をネタバレで紹介してきました。ここからは、漫画「ヒストリエ」で印象に強く残ったとされているシーンをネタバレで考察していきます。
ネタバレ①エウメネスの絶叫シーン
ネタバレ考察の一つ目、エウメネスの絶叫シーンについて見ていきます。出生の秘密を知らされたエウメネスが奴隷の身に堕とされて故郷を離れる際、家族や身近な人々に対して怒りの言葉を叫びました。ヒエロニュモス家の息子として家族から愛情を受けて育ってきたエウメネス。まさか自分が拾われた子であったなど、夢にも思っていなかった怒りの深さが分かるシーンとなっています。
怒りに震えるエウメネスが「よくもだましたアアアア」と絶叫するシーンの描写と、その後、エウメネスの心に押し寄せる深い哀しみが見事に表現されていると言われています。
ネタバレ②大蛇に呑まれる男のシーン
ネタバレ考察の二つ目、男が大蛇に吞み込まれていくシーンです。アレクサンドロス王子の母・オリュンピアスは情事を息子に目撃されたことで愛人の男を殺害します。コミック7巻のあらすじ・伏線ネタバレでも紹介したこのシーンは、斬り落とされた愛人の首を大蛇が呑み込んでいく様子がコマ送りの様に描かれていきます。
読者に強烈なインパクトを与えたとされるそのシーンは9ページにもわたっています。残酷なシーンではありますが、作者・岩明均の実力が思う存分発揮されている名シーンと言われています。
ヒストリエのキャラ一覧
ここまで、漫画「ヒストリエ」の印象的なシーンをネタバレで考察してきました。ここからは、漫画「ヒストリエ」の登場キャラクターを一覧で紹介していきます。
エウメネス
「ヒストリエ」の主人公・エウメネスは、カルディアの名門ヒエロニュモス家の次男として育ちます。聡明で豊かな才能を持ち、読書好きな子どもでした。エウメネスの愛読書は「オデュッセイア」、「ヘロドトス」で、特に「オデュッセイア」の狡猾なオデュッセウス王に憧れを抱いていました。ある事件がきっかけで、実はスキタイ人の奴隷の子だったことを知ります。後にマケドニア王に仕える書記官になります。
フィリッポス2世
「ヒストリエ」のキャラ、フィリッポス2世は商人アンティゴノスに姿を変えていた時、エウメネスと出会います。エウメネスの鋭い観察眼や聡明さ、話術を気に入り、彼を自身の書記官にします。
アレクサンドロス
「ヒストリエ」のキャラ、アレクサンドロスはマケドニア王フィリッポスの王子で、後のアレクサンダー大王です。文武両道に優れ、性格も謙虚で真面目、誠実で思いやりの心のある人物で、臣下からも敬慕されています。しかし、「ヘファイスティオン」という狂暴な別人格を秘めています。
バルシネ
「ヒストリエ」のキャラ、バルシネはペルシア帝国の名門貴族の娘で、夫はトロイアス州総督です。男勝りで聡明なバルシネは有能な軍人でもあります。スパイ容疑のアリストテレスを追っている最中、エウメネスと出会います。
メムノン
「ヒストリエ」のキャラ、メムノンはペルシア帝国の軍人で、ギリシア傭兵部隊を指揮する隊長です。バルシネの夫・トロイアス州総督の弟。過去に内乱が起きた故国から脱出し、一時期マケドニアにいたことがあります。当時、フィリッポス王に軍才を高評価されていました。
アリストテレス
「ヒストリエ」のキャラ、アリストテレスは哲学者です。ペルシア帝国からスパイとして追われる身でエウメネスと出会います。友人であるマケドニア王フィリッポスから「ミエザの学校」に招かれ、アレクサンドロス王子や将来、幹部となる生徒たちに教育を授けます。
カリステネス
「ヒストリエ」のキャラ、カリステネスは哲学者のアリストテレスの弟子です。ギリシア人であることに高いプライドを持っており、主体性の低い異民族などは奴隷向きと考えています。
メナンドロス
「ヒストリエ」のキャラ、メナンドロスはアンティゴノス(フィリッポス王)の従者。実はマケドニアの貴族で、アンティゴノスとして各地を巡るフィリッポス王に従い、篤い信頼を寄せられています。剣術・馬術ともに優れており、エウメネスに指南したこともあります。エウメネスとは兄弟分の様な関係です。
パルメニオン
「ヒストリエ」のキャラ、パルメニオンはマケドニア王国の将軍です。威厳溢れるその姿は「王に次ぐ存在」とも言われる人物です。初めてパルメニオンを見たエウメネスは、彼がマケドニア王かと思いました。
ペルディッカス
「ヒストリエ」のキャラ、ペルディッカスはマケドニアの貴族。カルディア戦線でエウメネスと出会います。戦場の経験者としてフィリッポス王から「ミエザの学校」への入学を許可されます。
ヒストリエに関する感想や評価
ここまで、漫画「ヒストリエ」のコミック10巻までのあらすじ・伏線ネタバレを紹介すると共に、面白い理由の考察や印象的なシーンをネタバレで考察してきました。ここで、漫画「ヒストリエ」に関する感想や評価などを紹介します。
「寄生獣」全話無料なのか。「ヒストリエ」もめちゃめちゃ面白い漫画です。マケドニアのアレクサンドロス大王に仕えたエウメネスの話で大変長編になりそうな内容、もし見てない方は是非…続き読みたい
— ニジハヤシ (@nij_24) August 24, 2021
漫画「ヒストリエ」についての感想です。とても面白い漫画だという感想です。実在の書記官・エウメネスの生涯を描いた作品「ヒストリエ」は、エウメネスの少年時代から丁寧に描かれており、長編作品になるだろうということです。未読の方は是非、読んで欲しいという感想です。
『ヒストリエ』面白いな、西洋古典の先生が勧めるだけある(歴史考証がめちゃくちゃしっかりしてると褒めてた)
— セノネース (@Senones0) July 26, 2020
細かいけど、この場面は一人なので「バルバロス」かな pic.twitter.com/JotVBvJoZq
漫画「ヒストリエ」についての感想です。紀元前4世紀頃のマケドニア、ギリシアなどの歴史が描かれている漫画「ヒストリエ」は、歴史考証がとてもしっかりしているということで、面白いという感想です。
『ヒストリエ』面白すぎるでしょ。読者みんな……こんな面白い漫画の続きをずっと待ち侘びてたのか。でもこの作品を描くための作業量が膨大すぎて連載も刊行も大変だから時間がかかることを読者も了承してる節がある。わかる。いつまでも待てる。
— はしごf (@haxigof) October 3, 2021
漫画「ヒストリエ」についての感想です。「ヒストリエ」は実在の人物の生涯を描くため、作者の岩明均先生は膨大な作業をされているだろうということです。面白い作品なので、時間が掛かっても読者はいつまでも待つことができるという感想です。
寄生獣であまりにも有名な岩明先生ですが次回作のヒストリエも鬼面白い上に、原作をやったレイリはなんなら三作品でダントツ好きかもまであるほど大好き たった4巻なのに……人間を描くのがうますぎる
— 猫100 (@godnekomochi) December 11, 2021
漫画「ヒストリエ」についての感想です。岩明均先生は大ヒット作品「寄生獣」、「レイリ」、そして今回の「ヒストリエ」の作者です。「ヒストリエ」は3作品の中で最も好きな作品だという感想と、人間の描き方がとてもうまいという感想です。
ヒストリエのあらすじネタバレと面白い理由まとめ
いかがでしたか?漫画「ヒストリエ」のあらすじ・伏線ネタバレの紹介と、面白い理由、印象的なシーンなどを考察してきました。「ヒストリエ」は古代マケドニアに実在し、アレクサンダー大王に仕えたエウメネスの生涯が描かれています。時代考証もしっかりしており、人物像の描き方も上手く、また、迫力ある絵が魅力でした。
感想の紹介でも、とても面白い物語で、当時の歴史もよく分かるという感想が寄せられていました。実在の人物の生涯が描かれる壮大な歴史物語「ヒストリエ」を、これからもお楽しみください。