2021年12月09日公開
2021年12月09日更新
【ジパング】漫画のあらすじと最終回をネタバレ!「みらい」乗組員たちの結末は?
漫画「ジパング」はかわぐちかいじが2000年代にモーニングに連載していた長編作品です。原作漫画が大ヒットしたことでアニメ化やゲーム化などのメディアミックスが行われました。漫画「ジパング」の最終回は当時物議を醸したと言われています。ここでは漫画「ジパング」のあらすじをネタバレ紹介します。また、最終回についても「みらい」乗組員たちの結末までネタバレ紹介します。さらに「ジパング」を読まれた方の感想も取り上げていきます。
目次
ジパングとは?あらすじをネタバレ
「ジパング」は2000年代にモーニングに連載されていた漫画です。イージス艦「みらい」が第二次世界大戦中の世界にタイムスリップするという架空戦記ものですが、重厚なドラマ展開で高い人気を獲得したと評されています。ここでは漫画「ジパング」についてネタバレ紹介します。漫画「ジパング」のあらすじネタバレ紹介、そして最終回での「みらい」乗組員たちの結末もネタバレ紹介します。また、同作品の感想も取り上げます。
ジパングの概要
漫画「ジパング」の概要を紹介します。漫画「ジパング」はモーニング誌上にて2000年から2009年まで連載されました。漫画「ジパング」のコミックスは全43巻です。電子書籍化されています。コミックスの累計発行部数は1500万部を突破しています。漫画「ジパング」は第26回講談社漫画賞一般部門受賞作です。漫画「ジパング」はテレビアニメ化やゲーム化などのメディアミックスが行われてファンを増やしたと言われています。
ジパングの漫画あらすじ
漫画「ジパング」のあらすじをネタバレ紹介します。物語の始まりは200X年6月です。海外派遣でエクアドルへ向かっていた海上自衛隊の自衛艦隊のイージス艦である「みらい」はミッドウェー沖合を航行中に突如の嵐の中落雷を受けました。落雷の後で「みらい」は他の艦隊の消失、衛星通信の不通、6月なのに突然の降雪という事態に見舞われました。そして「みらい」は大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇という異常な局面を迎えたのです。
ジパングの作者
ここでは漫画「ジパング」の作者であるかわぐちかいじについて紹介します。かわぐちかいじは1968年に「夜が明けたら」で漫画家デビューしました。その後10年ほど下積みの状況が続きましたが、1981年の麻雀漫画「プロ マージャン界の光と影」で注目されました。かわぐちかいじの名前を決定的にしたのは1988年に連載開始した「沈黙の艦隊」です。これ以降かわぐちかいじは壮大な世界観で男たちを描く人気漫画家になりました。
ジパングの漫画は打ち切り?最終回とみらい乗組員たちの結末ネタバレ
かわぐちかいじ原作の仮想戦記漫画「ジパング」は9年間の長期連載作品となり大ヒットを記録しました。その一方で漫画「ジパング」は最終回のあらすじが唐突だという印象をファンに与え、打ち切り説があったと言われています。漫画「ジパング」はどのような最終回で「みらい」はどのような結末を迎えたのでしょうか?ここでは漫画「ジパング」の最終回結末あらすじをネタバレ紹介します。また、打ち切り説について考察します。
ジパングの漫画最終回ネタバレ
2000年代に長期連載された架空戦記漫画「ジパング」の最終回あらすじを結末までネタバレを交えて紹介します。その前に「ジパング」の基本的なあらすじを付け加えます。1942年にタイムスリップしたイージス艦「みらい」は専守防衛の考えを貫いて戦禍を逃れます。そして「みらい」副長の角松洋介は帝国海軍通信参謀の草加拓海少佐を救出しました。草加は「みらい」を知ったことで新たな日本国「ジパング」の創造を模索します。
漫画「ジパング」の最終回あらすじ結末ネタバレ紹介です。消息不明となっていたイージス艦「みらい」は現代へ戻ってきました。そして国防海軍ゆきなみ型三番艦として200X年に長崎県佐世保造船所で進水しました。角松洋介は部下から自分の知る限りの「みらい」の乗組員の出生と現状の調査報告書を受け取り目を通していました。部下は調査対象者が全て国防軍人であり且つ「みらい」の初代乗組員になったことを不思議がりました。
漫画「ジパング」の最終回結末あらすじをネタバレ紹介します。角松は「自分が生き残った意味を知ることができた」と言いました。それから数年後、ハワイ沖で行われる環太平洋条約機構軍の演習に参加する艦隊の出港式が横須賀基地で開かれました。角松は艦隊の見送りに訪れました。角松の目の前を「みらい」乗組員たちが通過して行きます。そして、出向した艦隊は全艦無事に真珠湾へ入港し漫画「ジパング」は結末を迎えました。
ジパングの漫画は打ち切り?
2009年に結末を迎えた漫画「ジパング」が打ち切りだったのではないかという噂や感想について考察・紹介します。漫画「ジパング」の原作者であるかわぐちかいじは当初の構想に「戦中編」と「戦後編」があったということをムック本のインタビューの中で語っていました。また、物語の中でも角松が「『みらい』は未来の日本が保有する最初の軍艦になる」という意味のセリフを言っており「戦後編」の伏線だったと言われています。
漫画「ジパング」の「戦後編」はわずか6話という短さで終了しました。「みらい」も「戦後編」の前に撃沈されておりかわぐちかいじの望まない形で終わったのではないかという憶測や感想がファンを中心に展開されたと言われています。かわぐちかいじもモーニング編集部も漫画「ジパング」終了の件について公式な発表はしていません。かわぐちかいじはその後もモーニングで作品を発表しているので喧嘩ではないと推察されています。
ジパングの漫画の用語をネタバレ
かわぐちかいじ原作の架空戦記漫画「ジパング」は唐突な結末を迎えた作品だという感想を持たれています。漫画「ジパング」は約9年間続いた作品ですが大部分を占める「戦中編」が面白いという感想や評価を受けていると言われています。漫画「ジパング」には読むのに知っておいた方が良い用語が多いと言われています。ここでは漫画「ジパング」に登場する用語についてネタバレを交えて紹介していきます。それではご覧ください。
オペレーション「サジタリウス」
ここでは人気架空戦記漫画「ジパング」に登場する用語についてネタバレを交えて紹介していきます。最初に挙げるのは「オペレーション『サジタリウス』」です。これは「みらい」が初めて過去の歴史で取った軍事行動です。「みらい」はアメリカ海兵隊の第一海兵師団にに対して彼らの物資である小麦粉を射撃することで撤退させようとしましたが、第一海兵師団は撤退せず更に草加拓海が呼んだ連合艦隊が来たために失敗に終わりました。
ジパング
ここではかわぐちかいじ原作の架空戦記漫画「ジパング」に登場する用語についてネタバレを交えて紹介していきます。次に紹介するのは作品のタイトルにもなっている「ジパング」です。「ジパング」は元々マルコ・ポーロの「東方見聞録」で日本を「ジパング」と呼んだのが定説となっています。この作品での「ジパング」は草加拓海が目指す新しい日本を意味しています。そして、角松洋介も自身の「ジパング」創立を目指していきます。
長安丸
ここでは2000年代に連載された人気架空戦記漫画「ジパング」に登場する用語をネタバレを交えて紹介します。次に紹介するのは長安丸です。長安丸とは民間の輸送船です。長安丸は1943年1月頃にトラック諸島を出航しました。しかし、アメリカのガトー級潜水艦の攻撃を受けて大破しました。多くの死傷者を出しましたが軍機密として公表されていません。長安丸に乗っていた物理学者の倉田万作は「みらい」の医務室に搬送されました。
セクションS
ここではかわぐちかいじ原作の人気漫画「ジパング」に登場する用語をネタバレを交えて紹介していきます。次に紹介するのは「セクションS」です。「セクションS」とはアメリカ軍の「みらい」に対する特務機関です。主に「みらい」を沈めるための先述の立案を行っていました。日本海軍航空隊によるセブンマイルズ空襲後の陽動の際に「みらい」を陸軍航空隊機で攻撃しましたが「海鳥」の防戦とCIWSの迎撃で失敗しました。
YZ作戦
2000年代に連載された長編架空戦記漫画「ジパング」に登場する用語をネタバレを交えて紹介します。最後に紹介するのは「YZ作戦」です。「YZ作戦」とは日本海軍が行ったインド洋侵攻作戦です。セイロン島にあるイギリス軍基地を壊滅させることで制空権と制海権の奪取を目論むものでした。ボンベイにおける反イギリス独立運動を煽動するという目的もありました。一部成功しましたが日本海軍は多くのパイロットを失いました。
ジパングの漫画の登場人物一覧
かわぐちかいじが2000年代にモーニング誌上に連載していた長編漫画「ジパング」には多くの架空のキャラクターと実在の人物が登場し、彼らが入り混じって展開される大河ドラマが大きな魅力だと言われています。その中でもイージス艦「みらい」の乗組員たちや「みらい」に救助された草加拓海といったキャラクターが人気が高いと言われています。ここでは漫画「ジパング」に登場するメインキャラクターを一覧で紹介していきます。
角松洋介
ここではかわぐちかいじ原作の架空戦記漫画「ジパング」の登場人物を一覧で紹介します。「ジパング」の主人公の一人は角松洋介です。角松洋介は海上自衛隊所属で階級は二等海佐です。長崎県佐世保出身で年齢は35歳、血液型はA型です。イージス艦「みらい」では副長兼船務長を務めています。タイムスリップ後の戦争状態の中で草加拓海を救助したことで歴史が変わってしまうことを危惧し、草加の野望を止めるべく行動に出ます。
草加拓海
かわぐちかいじ原作の漫画「ジパング」の登場人物を一覧で紹介します。草加拓海はもう一人の主人公だと言われています。架空の人物です。岩手県出身で年齢は32歳です。草加拓海の階級は少佐です。草加拓海は偵察機「零観」で飛行中にアメリカ軍に迎撃されて戦死するはずだったところを「みらい」に救助されます。そして日本の敗戦、広島・長崎への原爆投下という歴史を知り、歴史の改竄を企み「ジパング」創造の行動に出ます。
菊池雅行
人気架空戦記漫画「ジパング」の登場人物を一覧で紹介しています。次に紹介するのは菊池雅行です。菊池雅行は「みらい」の乗組員の一人です。階級は三等海佐です。角松洋介と尾栗康平とは防衛大学校時代の同期で友人でもあります。菊池雅行は非常に生真面目な性格をしており冷静に物事を見ることができます。そのためタイムスリップ後の角松の行動や判断に関しては懸念や異議を唱えることも多く、歴史改竄についても消極的です。
尾栗康平
ここでは2000年代に大ヒットした長編漫画「ジパング」の登場人物を一覧で紹介しています。次に紹介するのは尾栗康平です。尾栗康平は福岡県博多出身です。階級は三等海佐です。角松洋介・菊池雅行とは防衛大学校の同期です。尾栗康平は気さくで情に厚い性格の持ち主です。多くの人から頼りにされておりバランサー的役割をしています。菊池が謀反を起こした時は抵抗しましたが角松の命令で「みらい」に留まりました。
梅津三郎
ここではかわぐちかいじ原作の架空戦記漫画「ジパング」の登場人物を一覧で紹介しています。最後に紹介するのは梅津三郎です。梅津三郎は兵庫県西宮市出身の自衛官で階級は一等海佐です。「みらい」の館長を務めていました。梅津三郎は「まあよかろう」が口癖なので「昼行灯」と陰で言われていました。しかし、彼の根底には専守防衛の精神があり、どんなに極限の戦闘状態にあっても部下の人命を第一に行動していました。
ジパングの漫画に関する感想や評価
ここでは2000年代にモーニングに連載されていた人気架空戦記漫画「ジパング」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。漫画「ジパング」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
去年漫画のジパングを1ヶ月ほどかけて読んだんだが、思っていなかった結末で驚いた(小並感想文)
— 🇯🇵元一般人の元帥㈱🇷🇺 (@Senior_Corporal) July 30, 2021
漫画「ジパング」の大ファンだと思われる方のツイートです。2021年に漫画「ジパング」を全巻読まれたとのことです。漫画「ジパング」の結末が全く予想していなかった内容でとても驚いたという感想をつぶやかれています。
少佐に入り込めないって感想があるのはわかるよwだけど私は少佐のいうジパングに興味を持ったから続き知りたくて普段読まない漫画読んだし、少佐そのものに興味がわいたんだよね。春樹の小説みたいにくねくねと少佐について考えていたいのよ
— 黒子仮面@草加信者 (@dennowcompany) October 7, 2014
同じく漫画「ジパング」の大ファンだと思われる方のツイートです。漫画「ジパング」を読まれて草加拓海の考えている新しい国「ジパング」に興味を持っていたのがやがて草加拓海の人物像に興味が移っていったという感想をつぶやかれています。
「ジパング」という漫画原作のアニメ全26話を一気に見た。「え?ココで終わり??」が最初の感想。
— CK (@ck401uni) August 8, 2010
「ジパング」のテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。「ジパング」のテレビアニメ版を全話ご覧になり、まだ連載中だったとはいえそこで終わってしまうのかという感想を最初に持ったとつぶやかれています。
ジパングの漫画ネタバレまとめ
ここではかわぐちかいじ原作の架空戦記漫画「ジパング」を特集しました。漫画「ジパング」のあらすじや最終回をネタバレ紹介しながら、漫画「ジパング」の用語や登場人物を取り上げてきました。漫画「ジパング」は新しいファンを増やし続けている名作だと称されています。是非漫画「ジパング」をご一読ください。