【昴とスーさん】漫画のあらすじ・感想をネタバレ！登場人物の秘密や作品の魅力を解説

「昴とスーさん」は2016年8月からKADOKAWAの漫画誌「ハルタ」にて連載されている恋愛漫画です。ある日突然、子どもの姿になってしまった昴と、その幼馴染で恋人の澪の同棲生活を描いた、心温まるラブストーリーが人気を集めています。

「昴とスーさん」の作者は漫画家の高橋那津子先生です。代表作に恋愛漫画「紅い実はじけた」全2巻や青春漫画「白獅子の子供たち」全2巻があります。今回はそんな高橋那津子先生が手掛ける話題の恋愛漫画「昴とスーさん」の各巻のあらすじをネタバレで紹介し、登場人物やキャラを一覧でみていきます。さらに「昴とスーさん」の面白い魅力や感想も紹介していきます。

年の離れた姉弟のように見える澪とスーさん（本名は昴）は、ある秘密を抱え、人目を避けるように小さなアパートで2人暮らしをしていました。実はスーさんは元々大人で、澪とは恋人同士でした。しかし、1年前の澪の誕生日を一緒に祝った晩、突然、霧の中で彼は子どもの姿に戻ってしまいました。

そして、それ以来、スーさんが大人の姿に戻ることはありませんでした。そんな事情から、澪とスーさんは誰もかつての自分たちのことを知らない町へと引っ越します。そして、誰にもその秘密を知られないように、姉弟のフリをしながらひっそりと2人暮らしをしていました。

スーさんを大人の姿に戻す方法を模索する澪とスーさん。彼が子どもの姿に戻ってしまった晩を再現してみた2人でしたが、スーさんが元の姿に戻ることはありませんでした。その後、スーさんは体調を崩し、得意の早起きもできません。そんな中、彼は荷物整理の最中にかつて働いていたレストランのオーナーからもらった包丁を発見。こっそりレストランの制服と包丁を返しに行くことにします。

そのついでにスーさんは以前、暮らしていた部屋を見に行きます。しかし、既にそこには新しい住人が住んでいました。その後、レストランに到着したスーさんは混雑するレストランの中を見渡し、かつての同僚を発見します。ただ、その顔なじみの同僚の横にはすでに新人がおり、スーさんは自分の居場所は既にここにはないと実感してしまいました。

その後、レストランを立ち去ろうとした際、スーさんは自分が以前に考案したメニューが、まだそのレストランでランチとして提供されていることを知ります。そして、思わぬ自分の痕跡に嬉しくなった彼は自分の秘密をオーナーに打ち明ける決心をするのでした。

ある日、澪とスーさんはスーさんの身長が伸びていることに気が付き、もしかしたらスーさんが元の姿に戻ることはなく、このまま成長していくのではないかと推測します。その後、2人はオーナー夫婦とコテージに泊まりに行き、互いの悩みを打ち明け合います。それがきっかけで、迷いを吸ったスーさん。彼は改めて澪に「これからもずっと一緒にいてほしい」と告げるのでした。

その後、スーさんの野球チームの練習の帰り、彼を探しているという女性と2人は出会います。自分の父に会ってほしいという須藤環の頼みを聞き入れ、須藤勇と2人きりで会うことになった澪。彼女は須藤勇から彼が昴の実の父親で、昴の祖母だと思っていた黒江が昴の実の母親であること。昴は大人に成長しては子どもの姿に戻る現象を繰り返しており、過去の記憶を失くしていることなど、初めて昴の秘密を聞かされました。

澪はスーさんと海へ行き、昴の実の母親・黒江（昴の祖母だと思われていた）の手がかりを探します。しかし、結局は何の手掛かりもなく、落ち込む澪。そんな彼女のもとに黒江を知る人物と連絡がとれたとの報せが入ります。

一方、スーさんは友人の西尾が夢を叶え、ジュエリーショップを営んでいることを知り、澪に様子を見てきてほしいと頼みます。子どもの姿では西尾に会えないと悲し気なスーさん。澪はそんな彼にもう我慢してほしくないと考え、子どもじゃなく先輩として、西尾に会うことを勧めるのでした。

野球に打ち込むスーさんでしたが、自分の知るはずのない時代の記憶が徐々に蘇っていきます。やがて自分が大人に成長しては子どもに戻るのを繰り返している事実に気づいたスーさんは、涙ながらに西尾にそのことを打ち明けます。しかし、西尾もあまりにも過酷な運命を背負った彼に対し、どんな言葉をかけたらいいのか分からず、ただ天を仰ぐのでした。

その後、スーさんと西尾は寿司屋や遊園地に行き、1日中2人で遊び尽くします。そして、澪のもとに帰ってきたスーさん。澪は彼を抱きしめながら、実は昴の父と会ったことや、彼と話した会話の内容をすべて打ち明けました。一方、スーさんも「俺の人生をみてほしい」と告げ、澪を自分の記憶のある場所に連れて行きたいと言い出すのでした。

ここまで漫画「昴とスーさん」の各巻のあらすじをネタバレでみてきました。次に漫画「昴とスーさん」の登場人物・キャラを一覧で紹介していきます。

「昴とスーさん」の登場人物・キャラ、1人目は一条昴（スーさん）です。大人だった頃の昴は料理人としてレストランで働いていました。澪との同棲生活でも、頻繁に彼の料理が登場しています。また、昴は幼馴染の澪と一緒に育つ中で、彼女に恋心を抱くようになり、彼女の誕生日に料理を作ってお祝いします。そして、その帰り道、澪とキスする寸前、いきなり子どもの姿になってしまいました。元に戻る方法は不明です。

また、ストーリーが進む中で、昴の実の父親を名乗る須田勇が登場。彼に関する衝撃の事実を澪に告げます。実は、昴の祖母だと思っていた女性が実は昴の実の母親であり、昴はかつて23歳のときに子どもの姿に戻ってしまったこと。その際に子どもに戻る以前の記憶を失ったこと。澪が幼い頃に出会い、一緒に育った昴は子どもに戻った後の彼であり、大人に成長しては子どもに戻るサイクルを繰り返していることが判明しました。

「昴とスーさん」の登場人物・キャラ、2人目は朝比奈澪です。昴の幼馴染で恋人で、昴のことを「スーさん」と呼んでおり、同棲生活をスタートさせてからは花屋に勤めています。当初はいきなり子どもの姿になった昴を非常に心配していましたが、彼が周囲に溶け込む様子を見て、心から喜びます。また、人の悲しみを自分のことのように受け止める心優しい女性で、その天真爛漫な性格により周囲に癒しを与える存在です。

さらに、昴が元に戻る方法を模索する澪ですが、その一方で子どもの姿でも昴は昴だと、彼の過酷な運命を受け入れ、覚悟を決めているところがうかがえます。そして、彼の幸せを心から願い、彼を見守りながら支え続けています。

ここまで、漫画「昴とスーさん」の各巻のあらすじをネタバレでみていき、登場人物・キャラを一覧で紹介してきました。次に漫画「昴とスーさん」の面白い魅力に迫っていきます。

大人に成長しては子どもに戻り、それまでの記憶を失うかもしれないという過酷な運命を背負った昴。子どもの姿ではかつての友人や知り合いとも会えず、周囲に秘密がバレないようにするため、外では恋人の澪と姉弟のように振舞わなければなりません。そんな昴と彼を支える澪が運命を受け入れ、小さな幸せを見つけていく姿が「切なく眩しい」と人気を集めています。

昴が子どもの姿になったことで生活が一変してしまった澪と昴ですが、それでも2人の愛情が変わることがありません。ただ、昴の実の父親に会った澪は昴の衝撃の秘密を知り、昴が自分との記憶を失くしてしまうかもしれないと不安になります。それでも、澪はそんな彼の運命を受け入れており、子どもの姿では友人や知り合いに自由に会いに行くこともできないと寂しがる昴に対し、親友の西尾に会いに行くことを勧めました。

一方、昴も元の姿には戻れないかもしれない不安を抱えていました。それでも、夜遅くまで仕事をしている澪のために料理を頑張ったり、旅行でサプライズしたりと、小さな体で自分にできることを精いっぱい行い、澪を支えています。このように、生活が一変してしまい、将来への不安を抱える澪と昴。そんな中でも2人が互いを想い合い、変わらない愛情を持ち続ける姿に心温まると好評となっています。

こちらは「昴とスーさん」に関するツイートです。昴と澪のかけがえのない日々が切なくて眩しいという感想となっています。

こちらも「昴とスーさん」に関するツイートです。コミック5巻で、信じがたい事実を知り、戸惑う昴と彼を支える周りのみんなのエピソードが温かいと評価されており、どのエピソードも感動したという感想となっています。

こちらも「昴とスーさん」に関するツイートです。コミック5巻で、スーさんが子供に戻った謎に関して、新たに明らかとなった事実があまりにも辛すぎるという感想で、さらにその事実を受け入れ、懸命に生きている彼の強さに涙したそうです。また、スーさんと父のエピソードにも感動したという感想で、2人の幸せを願う声となっています。

いかがでしたか？漫画「昴とスーさん」の各巻のあらすじをネタバレで紹介し、登場キャラや面白い魅力をみてきました。そして「昴とスーさん」では過酷な運命を背負った昴とそんな彼を支える澪が、小さな幸せを見つけていく姿や、生活が一変しても変わらない愛情を持ち続け、互いを想い合う姿などが好評となっていることが分かりました。皆さんもぜひ話題の恋愛漫画「昴とスーさん」をお楽しみください！