忘却バッテリーはなぜ面白い？話題の野球漫画の魅力やあらすじ。登場キャラを紹介

「忘却バッテリー」はみかわ絵子先生によって、2018年4月からウェブサイト「少年ジャンプ+」で連載中の野球漫画です。ギャグあり、シリアスありの人気作品で、2020年10月には「ジャンプスペシャルアニメフェスタ」にて、原作の1話と2話をもとにしたオリジナルアニメが発表されました。

今回は「忘却バッテリー」のあらすじや面白い魅力・見所をみていき、登場人物・キャラを一覧で紹介していきます。さらに「忘却バッテリー」の感想や評価を紹介し、打ち切りの噂にも迫っていきます。

「忘却バッテリー」のあらすじをみていくと、かつて中学の硬式野球界で「天才バッテリー」として名を轟かせた清峰葉流火と要圭。しかし、記憶喪失によって野球素人同然となった要圭と彼にくっついてきた清峰葉流火は、まともな野球部のない小手指高校に入学します。そして、そこには彼らとの対戦で挫折し、野球をやめた天才選手・藤堂葵と千早瞬平もいました。意図せず弱小高校に集まった天才たちは再び野球に打ち込み始めます。

ここまで、漫画「忘却バッテリー」の作品情報やあらすじをみてきました。次に、漫画「忘却バッテリー」の面白い魅力や見所に迫っていきます。

「忘却バッテリー」はあらすじで紹介した通り、中学時代に全国的な知名度を誇った最強バッテリーが、まともな野球部すらない都立高校に入学。そこにはかつて最強バッテリーの2人に挫折を味わわされ、野球をやめた中学時代に有名だった選手2人もいました。ここで、そんな中学時代に全国に名を轟かせた最強バッテリーがなぜ、無名高校にいるのでしょうか？

よくある設定としては「大怪我」などですが、その本当の理由は「忘却バッテリー」ではタイトル中の「忘却」というフレーズ通り、最強バッテリーのキャッチャーの方が記憶喪失になり、野球素人同然になってしまったからでした。そして、このあたりの設定がリアルではないものの新鮮だと好評となっています。

さらに「忘却バッテリー」では、記憶喪失という設定は作品の要素の1つにすぎず、キャラたちの葛藤や心の動きがメインに描かれています。様々な悩みや葛藤、プレッシャーなどを抱えるキャラ達の心の動きがリアルに表現されており、その辺りこそがこの作品の最大の見どころだと言われています。

また、ストーリーの語り部を務めるのは野球が大好きな山田太郎という選手です。彼は中学の頃はそこそこ自分の実力に自信を持っていました。しかし、中学時代に最強のバッテリー・清峰葉流火と要圭の圧倒的な才能を目の当たりにした彼は心をへし折られ、それがきっかけで野球をやめてしまいました。

そして、まともな野球部すらない都立高校に入学した山田太郎は、そこで自分が野球をやめるきっかけとなった清峰葉流火と要圭と再会。さらに、中学時代に名選手として名を馳せ、山田太郎と同じ理由で野球をやめたメインキャラの藤堂葵と千早瞬平も同じ学校にいて、彼らの心の動きも、大きな見どころとなっています。

「忘却バッテリー」のキャラ達は野球にかける想いが非常に強いため、シリアスなシーンではどこまでもシリアスになっています。しかし、作中の至る所にギャグ要素が散りばめられているため、全体を通して見ると非常に面白いという感想が多くあがっています。

特に、主人公の1人である要圭は中学時代には「智将」と称された天才キャッチャーでした。しかし、記憶を失ってからの彼はあまり面白くない一発ギャグや下ネタ多めの発言をしたり、メンタルが脆弱になっていたりするなど、ややおバカになってしまいました。このように、非常に親しみやすいキャラに仕上がっている要圭ですが、いざという時はやるタイプであり、そんなところも人気のポイントとなっているようです。

また、要圭の暴走に上手くツッコミを入れる語り部の山田太郎の存在も大きくなっています。そして、どれだけ要圭がボケまくっても、物語の中で絶妙にシリアスシーンとのバランスがとれているところが「忘却バッテリー」の魅力だと言われています。

「忘却バッテリー」の主人公は清峰葉流火と要圭の最強バッテリーの2人ですが、ストーリーの主軸となるのは明らかに記憶喪失となった要圭です。そして、ストーリーの語り部は2人に憧れる山田太郎が務めています。要圭はかつて最強ピッチャーと称される清峰葉流火を支える最強のキャッチャーとして活躍し、智将と呼ばれるほど頭脳を持つ冷静沈着な選手でした。

しかし、周囲からの期待と注目を集める中で、様々な葛藤やプレッシャーに苦しみ、記憶喪失になってからはギャグ要素満載の少しおバカなキャラに変貌しました。ストーリーが進む中で、要圭のギャグが生まれた経緯や彼が「智将」から「恥将」と呼ばれるに至った理由も、次第に明らかになっていきます。

さらに、作中には「天才」という言葉について考えさせられるシーンが度々登場し、野球に限らず、あらゆる分野に当てはめて考えさせられる作品と評価されています。また、要圭が記憶喪失になった本当の理由に、非常に引き込まれるという声もあがっています。

「忘却バッテリー」の主人公は最強バッテリーの清峰葉流火と要圭の2人ですが、実は彼らと同じくらい非常に重要な立ち位置にいるのが藤堂葵と千早瞬平です。「忘却バッテリー」には清峰葉流火と要圭に心をへし折られた選手が多く登場します。藤堂葵と千早瞬平もかつての清峰葉流火と要圭のライバルであり、彼らによって挫折を味わった選手です。

高いポテンシャルを期待され、レベルの高い学校に入学しても、そこには同様に高いポテンシャルを持つ選手たちがたくさんいて、みんなががむしゃらに野球をしています。そして、試合に出られるかもわからない状態でたくさんの時間とお金をかけて、野球漬けの日々を送り、野球によって人格を肯定されたり、否定されたりしながら、徐々にふるいにかけられていきます。

そんなリアルで残酷な世界が描かれているところも「忘却のバッテリー」の見所の1つとされています。さらに、キャラたちが抱える「天才」であるがゆえの葛藤や、彼らが野球をやめた理由、野球をやめた後も無意識に続けている習慣が切なく表現されており、つい応援したくなるという声もあがっています。

そして、それぞれのキャラたちが自身の抱えるトラウマと直面し、それを乗り越えていく姿など、主人公以外のサブキャラたちの物語も、非常に感動させられると好評になっています。

「忘却バッテリー」は野球のことをあまり知らず、ルールをほとんど知らない人でも楽しめる作品となっています。それというのも「忘却バッテリー」は野球漫画でありながら、それぞれのキャラたちがどのように自身の悩みや葛藤、トラウマを乗り越えていくのかに焦点を当てて描かれています。

そのため、野球のことをあまり知らない人でも、その心理ドラマを楽しむことができると人気を集めているのです。また「学生野球あるある」も作中の至る所に散りばめられているため、野球に詳しい人や学生の頃に野球をやっていた人なら、より一層楽しむことができるとも言われています。

ここまで、漫画「忘却バッテリー」の作品情報やあらすじを紹介し、その面白い魅力や見所に迫ってきました。次に、漫画「忘却バッテリー」の登場人物・キャラを一覧でみていきます。

清峰葉流火は「忘却バッテリー」の主人公の1人で、中学時代には宝谷シニアに所属し、完全無欠と謳われた天才ピッチャーです。現在は都立小手指高校に通う1年生です。誕生日は12月10日、身長は185㎝、血液型はB型、右投右打、最速140㎞以上の剛速球と高い打撃センスを誇ります。そして、持ち前の負けず嫌いさと天性の野球の才を持ち合わせ、ピッチングと要圭と野球をすることにしか興味はありません。

そのため、周囲とコミュニケーションをとるのがやや苦手で、要圭に対しては従順ですが、その他の人に対しては一貫して冷淡で不愛想です。さらに、チーム内のコミュニケーションや体調管理、トレーニングもほとんど要圭に依存しています。

「忘却バッテリー」のもう1人の主人公で、清峰葉流火の幼馴染です。中学時代には清峰葉流火と同じ宝谷シニアに所属し、冷静沈着なリードでチームを勝利させる天才キャッチャーとして有名でした。しかし、記憶喪失になったことで、野球への興味やあらゆる知識を失ってしまい、かつて「智将」と謳われた彼もすっかりお調子者で、ややおバカなチャラ男と化してしまいました。

その誕生日は4月15日、身長は172㎝、血液型はAB型、右投左打で、突然記憶が戻る瞬間があり、その時にはかつての冷静沈着な智将ぶりを発揮します。

山田太郎は「忘却バッテリー」の語り部で、清峰葉流火と要圭と同じ高校1年生でクラスメイトです。その誕生日は3月3日、身長は164㎝、血液型はO型、右投右打で、かつてはキャッチャーでしたが、一塁手に転向しています。

また、小柄で野球センスもそれほど高くない山田太郎ですが、その穏やかで常識的な性格から仲間たちからの信頼も厚く、チーム内ではよく癖の強いメンバーたちにツッコミを入れています。ちなみに「山田太郎」という名前は「ドカベン」が大好きな父親によって命名されたそうです。

藤堂葵は大泉シニアの出身で、かつては強肩強打の大型遊撃手として有名だった選手です。現在は清峰葉流火らと同じ都立高校に通う1年生です。その誕生日は8月31日、身長は181㎝、血液型はO型、右投右打で、ポジションは遊撃手です。

中学時代、清峰葉流火と要圭擁するチームと対戦し、その時のミスがきっかけでイップスを発症。それが原因で一時的に野球から遠ざかっていました。見た目に反して根は真面目で、その直情的な性格をよく千早瞬平からいじられています。

千早瞬平は富士見シニア出身で、かつては俊足と巧みなバットコントロールが高く評された選手でした。現在は清峰葉流火らと同じ都立高校に通う1年生です。その誕生日は9月28日、身長は167㎝、血液型はA型、右投両打、ポジションは二塁手です。

中学時代には小柄な体格を補うために技術と理論を磨き、懸命に努力していました。しかし、技術と理論を兼ね備えた天才と称される清峰葉流火と要圭との対戦で挫折を味わい、一時的に野球から遠ざかってしまったのでした。ややひねくれた性格の策士で、記憶喪失の要圭の代わりにチームの頭脳役を担っています。

ここまで、漫画「忘却バッテリー」の作品情報やあらすじを紹介し、その面白い魅力・見所や登場人物・キャラをみてきました。次に、漫画「忘却バッテリー」の打ち切りの噂の真相に迫っていきます。

「忘却バッテリー」に関して打ち切りの噂が流れています。しかし、2021年10月時点で「忘却バッテリー」は打ち切りになっていません。

さらに、掲載サイトの「少年ジャンプ+」の人気ランキングの中で、300以上の作品の中から上位に入る人気作であること。2020年10月に開催されたジャンプアニメフェスタにて、少年ジャンプ+の作品の中で唯一アニメーション化されたことなどから、今後も打ち切りになる可能性は低いとみられています。

人気作の「忘却バッテリー」ですが、なぜ「打ち切り」で検索されているのでしょうか？その理由について考察していくと、一時期ジャンプ系の雑誌で、ある程度人気のあった作品が相次いで打ち切られる時期があったそうです。そのため、当時同様に人気作だった「忘却バッテリー」が次に打ち切られるのではないか、と読者が心配になり、検索したのではないかと考えられています。

さらに、野球やサッカーを題材にした漫画は他のジャンルの作品に比べ、早めに打ち切られるイメージがあるようです。そのことからも、余計に「忘却バッテリー」の打ち切りの噂が浮上したようです。

ここまで「忘却バッテリー」の作品情報やあらすじ、面白い魅力や登場人物・キャラを紹介し、打ち切りの噂の真相に迫ってきました。次に「忘却バッテリー」に関する感想や評価をみていきます。

こちらは「忘却バッテリー」に関する感想や評価です。「忘却バッテリー」は何度読んでも面白くて、読み返す度に新しい発見があると評価されています。さらに、1巻から既に要圭の人間性が表現されていることに驚かされるという感想となっています。

こちらも「忘却バッテリー」に関する感想や評価です。「忘却バッテリー」が面白いという感想で、野球のことを全く知らなくても、内容が非常に分かりやすいと評価されています。

こちらも「忘却バッテリー」に関する感想や評価です。「忘却バッテリー」は野球という古い題材にもかかわらず、要圭の記憶喪失によって、全く新しいスタイルのスポーツもののように感じるという感想です。そして「後発で人気をとる完璧なお手本」だと思うと高く評価されています。

いかがでしたか？漫画「忘却バッテリー」のあらすじを紹介し、面白い魅力や見所に迫ってきました。そして、リアルな描写やギャグ要素、要圭の記憶喪失などが面白い魅力として挙げられていること。キャラたちがそれぞれ葛藤やトラウマを抱え、それを乗り越えていく姿に引き込まれる感動作と人気を集めていること。野球を知らなくても楽しめると好評であることなどが分かりました。

さらに「忘却バッテリー」の登場人物・キャラを一覧で紹介し、打ち切りの噂や感想・評価についてもみてきました。そして、打ち切りの事実はなく、人気作であることから、打ち切られることはないだろうと考えられていることや、何度読み返しても面白いなどの好評の声が多数上がっていることが分かりました。皆さんもぜひ「忘却バッテリー」をお楽しみください！