【幕張】漫画の内容・登場人物や作者は?下ネタとパロディが話題のギャグ漫画

「幕張」は「喧嘩商売」や「喧嘩稼業」で知られている木多康昭が原作者の漫画です。「幕張」は連載当時の1990年代中盤の週刊少年ジャンプの中でも極めて異質なギャグ漫画として現在も熱狂的なファンが多いと言われています。ここでは下ネタとパロディネタが満載の「幕張」を特集します。「幕張」の登場人物・キャラクター一覧や「幕張」のあらすじ、そして最終回をネタバレを交えて紹介していきます。

【幕張】漫画の内容・登場人物や作者は?下ネタとパロディが話題のギャグ漫画のイメージ

目次

  1. 幕張の漫画とは?作者を紹介
  2. 幕張の漫画の登場人物・キャラ一覧
  3. 幕張は下ネタとパロディが話題のギャグ漫画?
  4. 幕張の漫画あらすじと最終回をネタバレ
  5. 幕張の漫画に関する感想や評価
  6. 幕張の漫画まとめ

幕張の漫画とは?作者を紹介

「幕張」の漫画とは1990年代中盤に週刊少年ジャンプに連載されていました。漫画「幕張」は徹底した下ネタや他作品のパロディなどが展開され漫画界内外で賛否両論を巻き起こした作品だと言われています。ここでは漫画「幕張」を特集します。漫画「幕張」の原作者について、ストーリー内で展開された下ネタやパロディギャグ紹介、さらに漫画「幕張」のあらすじや最終回をネタバレを交えて紹介していきます。それではご覧ください。

幕張の漫画の概要

ここでは「幕張」の漫画の概要を紹介します。漫画「幕張」は週刊少年ジャンプ誌上にて1996年11号から1997年49号まで連載されました。漫画「幕張」のコミックスは全9巻が刊行されていましたが、2021年11月現在版を重ねていません。しかし、漫画「幕張」は電子書籍化されており容易に読むことができます。漫画「幕張」のコミックスはクレームで雑誌掲載時と異なった描写が成されているシーンがあることで知られています。

幕張の漫画の作者

ここでは「幕張」の漫画の作者を紹介していきます。幕張の作者は木多康昭です。木多康昭は1995年に週刊少年ジャンプ 1995年 Summer Specialに掲載された「仮面の告白」で漫画家デビューしました。漫画「幕張」は作者の木多康昭にとって初の連載作品でした。漫画「幕張」終了後は集英社との専属契約を解除して講談社へ移籍しました。作者として週刊ヤングマガジンにて「喧嘩商売」や「喧嘩稼業」を描き人気を獲得しています。

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幕張の漫画の登場人物・キャラ一覧

原作者木多康昭初の連載漫画「幕張」は高校野球漫画の体裁を取っている作品ですが、実際に野球の練習や試合をしているシーンは皆無です。漫画「幕張」の登場人物・キャラクターたちはストーリーの中で暴走に次ぐ暴走をしていき読者を驚かせたと言われています。漫画「幕張」にはどのようなキャラクターが登場するのでしょうか?ここでは漫画「幕張」の登場人物・キャラクターを一覧で紹介していきます。それではご覧ください。

塩田鉄人

ここでは1990年代中盤の週刊少年ジャンプ黄金期に連載されていたギャグ漫画「幕張」の登場人物・キャラを一覧で紹介します。最初に紹介するのは塩田鉄人です。塩田鉄人はストーリーを引っ張る主人公格のキャラです。塩田鉄人は高校1年生で幕張南高校野球部員です。塩田鉄人は黒髪ショートカットに精悍な顔立ちのイケメンですが、性格が極めて自己中心的で粗暴であり且つ臆病でもあります。基本的に自分一番の考えの持ち主です。

漫画「幕張」の塩田鉄人はストーリーの中で最強キャラとして描かれています。中学生時代に夜中にうるさくて受験勉強ができないからという理由で暴走族を壊滅させたこともあり「鉄人(てつじん)」と恐れられています。塩田鉄人は幕張南高校野球部に入学したものの試合はおろか全く練習をしている様子すら見せません。その後「世界高校選手権」に出場してしまいます。塩田鉄人は病的なまでの巨乳好きで女性を顔と胸で判断します。

奈良重雄

漫画「幕張」の登場人物・キャラを一覧で紹介します。次に紹介するのは奈良重雄です。奈良重雄もストーリー内では主人公格の一人です。奈良重雄はモヒカン寸前まで刈り上げたヘアスタイルとメガネが特徴です。奈良重雄はストーリー内で最悪の変態キャラとして描かれており、重度のロリコンでもあります。また、人の恋路を邪魔する「吉六会」の元締めです。奈良重雄には「奈良カッター」や「奈良づくし」などの必殺技があります。

叶親浩司

漫画「幕張」の登場人物・キャラクターを一覧で紹介しています。次に紹介するのは叶親浩司です。叶親浩司は幕張南高校の剣道部員でしたが、小学生時代のクラスメイト塩田鉄人に強引に野球部に転部させられました。塩田鉄人には自身の秘密を暴露されており、その後奈良重雄&鈴木智恵子と関わり合いを持ったことで彼の人生は大きく狂ってしまうことになります。叶親浩司は運動神経に優れていますが不幸な目に遭うことが多いです。

矢禿康介

ここではギャグ漫画「幕張」の登場人物・キャラを一覧で紹介しています。次に紹介するのは矢禿康介です。矢禿康介は年齢不詳のキャラです。「吉六会」のNo.2です。当初は薄い髪の毛でしたが後に植毛をし、しまいにはアフロヘアのヅラを着けていました。矢禿康介は奈良重雄に次ぐ変態キャラとして作品を大いに盛り上げたと言われています。矢禿康介にはモデルがおり、後にジャンプスクエアの編集長になった矢作康介がモデルです。

兵庫吉晃

ここではギャグ漫画「幕張」の登場人物・キャラクターを一覧で紹介しています。次に紹介するのは兵庫吉晃です。兵庫吉晃も「吉六会」のメンバーで年齢不詳の男性です。兵庫吉晃は「飲み屋のカメラマン」や「万年発情期」と自称しています。兵庫吉晃はストーリーの中では下ネタ要員として扱われており、奈良重雄と壮絶なお下品バトルを展開して話題になったと評されています。兵庫吉晃は作者の元アシスタントだと言われています。

板垣平松

漫画「幕張」の登場人物・キャラクターを一覧で紹介します。次に紹介するのは板垣平松です。板垣平松は老人風の見た目をしていますが17歳だと言い張っています。板垣平松は「吉六会」のメンバーですが自らを内閣総理大臣と呼んでいます。変わり者が多い「吉六会」の中でも特にエキセントリックな存在としてストーリーを盛り上げたと言われています。モデルは平松伸二原作「マーダーライセンス牙」の板垣重政内閣総理大臣です。

小栗又一郎

ギャグ漫画「幕張」の登場人物・キャラクターを一覧で紹介してします。最後に紹介するのは小栗又一郎です。小栗又一郎は「吉六会」に途中から加入したメンバーです。自分を小栗上野介の子孫だと言っています。小栗又一郎も年齢不詳のキャラです。「吉六会」の中では一番常識的なメンバーでしたが、途中で脱退して登場しなくなります。その理由はモデルになった漫画家の小栗かずまたが作者の木多康昭にクレームを入れたからです。

幕張は下ネタとパロディが話題のギャグ漫画?

1990年代中盤に週刊少年ジャンプ誌上に連載されていた漫画「幕張」は作者の木多康昭が掟破りの暴走ギャグを繰り広げた作品として知られています。特に他の作者の漫画をパロディネタにしたり、実在の人物をパロディにしたネタや下ネタは賛否両論を巻き起こしたと評されています。ここでは木多康昭が漫画「幕張」のストーリーの中で展開したパロディネタを紹介していきながら同作品の魅力に迫っていきます。それではご覧ください。

パロディネタ①地獄先生ぬ~べ~

漫画「幕張」のパロディネタを紹介します。最初に挙げるのは「地獄先生ぬ~べ~」のパロディです。「地獄先生ぬ~べ~」で下ネタを展開しています。「地獄先生ぬ~べ~」のタイトルロゴで男性の股間を隠し、その後「鬼のチ〇ポ」という下ネタセリフを言わせるためだけに鵺野鳴介を登場させています。「地獄先生ぬ~べ~」のファンの中にはこの下ネタに激怒した人も多かったと言われており、漫画「幕張」の暴走ぶりが窺えます。

パロディネタ②ジョジョの奇妙な冒険のザ・ワールド

ギャグ漫画「幕張」のパロディネタを紹介していきます。次に紹介するのは「ジョジョの奇妙な冒険」のDIOのスタンド「ザ・ワールド」のパロディです。「ザ・ワールド」が「スラムダンク」の世界でシュートを決めたり、「みどりのマキバオー」のマキバオーに変身したり、アフロヘアの「スタープラチナ」に絡んだりとやりたい放題のパロディを展開しています。この他にも「ジョジョ」をパロディにしたネタが多いと言われています。

パロディネタ③カイジ

ここでは下ネタや掟破りのギャグが満載の漫画「幕張」のパロディシーンを紹介しています。次に紹介するのは「賭博黙示録カイジ」のパロディシーンです。週刊少年ジャンプの漫画が他者の週刊ヤングマガジンの作品をパロディネタにしたことで大きな反響を呼んだと言われています。「カイジ」のパロディの内容は「吉六会」のメンバーが話しているシーンでメンバーたちが「エスポワール編」の服や星を身に着けているというものです。

パロディネタ④芸能人のヒロミ

ここでは木多康昭原作のギャグ漫画「幕張」のパロディネタについて紹介します。最後に紹介するのは漫画「幕張」の中でも最も物議を醸したと言われている実在のタレントをパロディにしたネタです。そのネタが掲載されたのは第64話でした。オープニングで野球部主将の吉崎哲也が喫茶店でテレビを観ているとそこにはタレントのヒロミが出演していました。ヒロミのトークを聞いた吉崎哲也は「寒む」というジェスチャーをしました。

漫画「幕張」の第64話で作者の木多康昭はタレントのヒロミをトレースで描き、そのトークを「寒む」と「もういいだろうヒロミは…」と吉崎哲也に評価させました。このパロディネタが物議を醸したと言われています。コミックスに第64話が収録された際には吉崎哲也と漫画家の島袋光年を模した人物との掛け合いに描き替えが行われました。ヒロミのパロディネタは封印されましたが、現在ではネットでそのネタを知ることも可能です。

幕張の漫画あらすじと最終回をネタバレ

現在は週刊ヤングマガジンで「喧嘩稼業」を連載中の漫画家、木多康昭は1990年代中盤に週刊少年ジャンプ誌上でギャグ漫画「幕張」を連載していました。漫画「幕張」は凄まじいまでの下ネタとパロディネタを展開させたことで知られており、連載終了から20年以上経過した現在でも話題に上ることがあると言われています。ここでは漫画「幕張」のあらすじと最終回をネタバレを交えて紹介していきます。それではご覧ください。

幕張の漫画あらすじネタバレ

ここでは漫画「幕張」のあらすじをネタバレを交えて紹介します。主人公格の塩田鉄人と奈良重雄は幕張南高校に入学した際「バスケットボールをやりたいがジャンプには『スラムダンク』があるし、とはいえセクシーコマンドー部にも入りたくない」という極めて後ろ向きの理由で野球部に入部しました。野球部には桜井美保というマネージャーがいましたが、彼女は全くやる気がありません。そこに人数合わせで叶親浩司が入部します。

叶親浩司が入部したことで何とか体裁の整った幕張南高校野球部でしたが、塩田鉄人と奈良重雄は野球などそっちのけで日々本能の赴くままに生きています。二人が行くところにはいつも騒動が起きます。そして、ストーリーの中盤では野球漫画であることを放り出して、遂には「世界高校生選手権」という世界最強の高校生を決める大会にエントリーしてしまいます。どんどん暴走を続ける漫画「幕張」は最後どうなったのでしょうか?

幕張の漫画最終回ネタバレ

漫画「幕張」の最終回ではそれまでのストーリーが全て棚上げされて作者である木多康昭の「やってられっか!!」という心の叫びと暴露話が展開されてガモウひろしが同作品の主人公であることを明かして「第一部 ガモウ編 完」というシーンで幕を閉じました。作者コメント欄では「俺は自由だ!!」と語っています。コミックス最終巻の9巻の描き下ろしページでは「ウンコが流せなかったから」という理由で終了させたと語っています。

幕張の漫画に関する感想や評価

ここでは木多康昭原作のギャグ漫画「幕張」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。漫画「幕張」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。

漫画「幕張」の大ファンだと思われる方のツイートです。漫画「幕張」や「行け!稲中卓球部」のような下ネタが多い漫画が大好きだという感想をつぶやかれています。

同じく漫画「幕張」の大ファンだと思われる方のツイートです。3大実写化してほしい週刊少年ジャンプ漫画一として「ヒカルの碁」や「べしゃり暮らし」とともに「幕張」を挙げています。

同じく漫画「幕張」の大ファンだと思われる方のツイートです。漫画「幕張」を刀に例えており、漫画「幕張」は2020年代の視点で読んでも切れ味が鋭過ぎて切先を見ることができないほど刃渡りが長いギャグ漫画であると高評価されています。

幕張の漫画まとめ

ここでは1990年代中盤の週刊少年ジャンプ誌上に連載されていたギャグ漫画「幕張」を特集しました。漫画「幕張」の登場人物・キャラクター一覧やパロディネタ、そしてあらすじと最終回の結末をネタバレを交えて紹介してきました。漫画「幕張」は現在「喧嘩稼業」で人気の木多康昭のルーツを知る上でも貴重な作品だと評されています。是非一度漫画「幕張」が放つ強烈なギャグに触れてみてください。

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