【狼の口 ヴォルフスムント】漫画のあらすじ・感想ネタバレ!登場キャラや作者情報も

「狼の口 ヴォルフスムント」は2000年代末から2010年代中盤まで連載された漫画です。「狼の口 ヴォルフスムント」は13世紀から14世紀にかけてのスイスを描いた歴史漫画で、容赦のない残酷描写で戦争や拷問を描いて大きな話題を呼んだと言われています。ここでは「狼の口 ヴォルフスムント」のあらすじや感想をネタバレを交えて紹介していきます。また、登場キャラクターや原作者の久慈光久についても併せて取り上げていきます。

【狼の口 ヴォルフスムント】漫画のあらすじ・感想ネタバレ!登場キャラや作者情報ものイメージ

目次

  1. 狼の口の漫画とは?あらすじをネタバレ
  2. 狼の口の漫画の登場人物・キャラ一覧
  3. 狼の口の漫画の作者
  4. 狼の口の漫画の見どころ
  5. 狼の口の漫画に関する感想や評価
  6. 狼の口の漫画まとめ

狼の口の漫画とは?あらすじをネタバレ

「狼の口 ヴォルフスムント」は13世紀から14世紀のスイスの歴史を描いた漫画です。原作者の久慈光久によるリアルな絵柄で描かれる戦争シーンや拷問シーンが大きな話題になったと言われています。ここでは漫画「狼の口 ヴォルフスムント」のあらすじをネタバレを交えて紹介していきます。また、原作者の久慈光久について、「狼の口 ヴォルフスムント」を読まれた方の感想などを併せて取り上げていきます。それではご覧ください。

狼の口 ヴォルフスムントの概要

漫画「狼の口 ヴォルフスムント」はエンターブレインの隔月刊行雑誌であるFellows! vol.3(2009年2月)にて連載がスタートしました。同誌が誌名をハルタに変えて以降も連載は続き、ハルタ Vol.38(2016年)で最終回を迎えて完結しました。「狼の口 ヴォルフスムント」のコミックスはビームコミックス全8巻にまとめられています。「狼の口 ヴォルフスムント」は電子書籍化されており紙媒体とともに容易に読むことができます。

狼の口 ヴォルフスムントのあらすじ

漫画「狼の口 ヴォルフスムント」のあらすじをネタバレ紹介します。中世のアルプス山脈においてはドイツとイタリアを最短距離で結ぶザンクト・ゴットハルト峠が交通の要となっていました。この峠はアルプスに住む者たちに交易による利益をもたらしていました。峠の権益を持つ森林同盟三邦は既得権益のために13世紀末に盟約者同盟を締結しました。しかし、オーストリア公ハプスブルク家が峠を占領し圧政を敷き始めたのです。

「狼の口 ヴォルフスムント」のあらすじネタバレ紹介です。盟約者同盟は峠の独立を取り戻すためにハプスブルク家に抵抗を続けました。ハプスブルク家は14世に入ると「狼の口(ヴォルフスムント)」という関所を造りました。三邦の住民たちは関所内に閉じ込められてしまいました。「狼の口」の中では代官ヴォルフラムが密行者を見つけては残虐に処刑するなどの無法が行われています。盟約者団の闘士たちは彼に立ち向かいます。

狼の口 ヴォルフスムントの用語

ハルタに連載されていた漫画「狼の口 ヴォルフスムント」は13世紀から14世紀にかけてのスイスの歴史を描いた作品として知られています。登場人物の中には実在の人物も多くいることでも有名で、「狼の口 ヴォルフスムント」の世界観を理解するためには知っておいた方が良い用語があると言われています。ここでは「狼の口 ヴォルフスムント」の用語の中であらすじの項で触れた二つについてネタバレを交えて紹介していきます。

ハプスブルグ家

ここでは歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」に登場する用語を紹介していきます。最初に挙げるのはあらすじの項に登場したハプスブルク家です。ハプスブルク家は実在した家系です。その源流は現在のスイス領内に発祥したドイツ系(アルザス系)の貴族です。同作品に登場するハプスブルク家は13世紀から14世紀にかけてオーストリアの君主である「オーストリア公」を指しています。彼らが「狼の口」を造り圧政を敷いていました。

盟約者団

漫画「狼の口 ヴォルフスムント」に登場する用語を紹介します。次はあらすじの項でも紹介した盟約者団です。盟約者団はウーリ、シュヴァイツ、ウンターヴァルデンのスイス中部にある3つのカントンで締結された盟約者同盟(永久盟約)の闘士たちの集まりです。盟約者団はハプスブルク家によるザンクト・ゴットハルト峠を取り戻すべく来るべき叛乱の時を待っていました。そこにはウイリアム・テルの息子ヴァルターがいました。

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狼の口の漫画の登場人物・キャラ一覧

久慈光久原作の歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」は13世紀から14世紀のスイスでの戦争を描いた作品です。実際に起こった戦争や出来事が元になっていることで有名です。実在した人物が多く登場することで知られています。また、登場人物がハプスブルク家側か盟約者団側かはっきり別れているのも特徴だと言われています。ここでは「狼の口 ヴォルフスムント」のハプスブルク家側の登場人物をネタバレを交えて紹介していきます。

ヴォルフラム

ここでは圧倒的な残酷描写で戦争をリアルに描いたという感想を持たれている漫画「狼の口 ヴォルフスムント」のハプスブルク家側の登場人物を紹介します。ヴォルフラムはあらすじの項でも触れましたが「狼の口」の代官として登場します。ヴォルフラムは漫画オリジナルキャラクターです。ヴォルフラムはハプスブルク家から「狼の口」の代官として派遣されました。ヴォルフラムの容姿は端麗で弱々しさを感じさせる優男です。

「狼の口 ヴォルフスムント」のヴォルフラムは「狼の口」の管理全般を任されています。ヴォルフラムはその権限と密行者を見極める鋭い洞察力を使って「狼の口」の中で残虐の限りを尽くします。ヴォルフラムは密航者を発見・拘束しては彼らに想像を絶する拷問を加えて、最終的には処刑して「狼の口」の外に晒して楽しむという度を越したサディズムの持ち主です。ヴォルフラムは密行者が女子供であろうと全く容赦しませんでした。

ブルクトー

ヴォルフラムによる残酷描写がひどいという感想を持たれている漫画「狼の口 ヴォルフスムント」のハプスブルク家側の登場人物をネタバレを交えて紹介しています。次に紹介するのはブルクトーです。ブルクトーも漫画オリジナルキャラクターです。ブルクトーは「狼の口」に駐留する騎士です。過去に盟約者団によって傷を負い上下の前歯を無くしています。これが原因で縁談が破談になったことから盟約者団をひどく恨んでいます。

レオポルト

ここでは久慈光久原作の歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」のハプスブルク家側の登場人物を紹介しています。次に挙げるのはレオポルトです。レオポルトは実在の人物でオーストリア公フリードリヒの弟です。「狼の口 ヴォルフスムント」でのレオポルトは盟約者団が立ち向かう実質的なラスボスとして描かれています。同作品のクライマックスはレオポルトの軍勢と盟約者団たちが激闘を繰り広げた「モルガルテンの戦い」です。

フリードリヒ

歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」のハプスブルク家側の登場人物を紹介します。最後に紹介するのはフリードリヒです。フリードリヒも実在の人物です。フリードリヒはあらすじの項で触れたオーストリア公です。フリードリヒの正式名はフリードリヒ3世です。フリードリヒはオーストリア公としてレオポルトとともに領内を統治しながら神聖ローマ皇帝の座を狙っている野心家です。弟のレオポルトとの兄弟仲は極めて良好です。

狼の口の漫画の作者

2000年代末から2010年代にかけて連載された漫画「狼の口 ヴォルフスムント」は史実に基づいた13世紀から14世紀のスイスにおけるハプスブルク家と盟約者団との争いを徹底したリアリズムで描いた作品だと評されています。同作品で原作者の久慈光久は一躍注目される漫画家になったと言われています。ここでは「狼の口 ヴォルフスムント」の原作者の久慈光久を特集します。久慈光久のプロフィールや漫画の魅力などを紹介します。

狼の口の漫画の作者・久慈光久とは?

漫画「狼の口 ヴォルフスムント」の原作者、久慈光久のプロフィールを紹介します。久慈光久の本名や生年月日、出身地などのデータは不明です。久慈光久はヤングアニマル2005年5号に掲載された「夢侍」が漫画家デビューだと言われています。久慈光久はその後ヤングアニマルやFellows!をメイン媒体として短編を数作発表しました。また、舞子プラズマ名義で「英國戀物語エマ 第二幕」の公式サイトに「舞子の部屋」を描きました。

「狼の口 ヴォルフスムント」の原作者である久慈光久は師匠にあたる漫画家として「ベルセルク」の大ヒットで知られる故・三浦建太郎と「エマ」や「乙嫁語り」を大ヒットさせた森薫の名前を挙げています。ファンの間では久慈光久の作風は三浦建太郎の残虐性と森薫のリアリズム、そして両名に共通する描き込みの細かさの影響を受けているという感想を持つ人が多いと言われています。次項では久慈光久作品の魅力に迫っていきます。

狼の口の漫画の作者・久慈光久の魅力

ここでは「狼の口 ヴォルフスムント」の原作者の久慈光久作品の魅力をネタバレ紹介します。先にも触れましたが、久慈光久は故・三浦建太郎と森薫を師匠と仰ぎ多大なる影響を受けています。久慈光久の描く絵は硬質的なタッチでリアリティに溢れていると評されています。また、徹底した残酷描写・ゴア描写に優れた漫画家だと言われています。さらにストーリー展開の面ではカタルシスの演出に長けているという感想を持たれています。

狼の口の漫画の見どころ

久慈光久原作の歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」は読者に衝撃を与えた漫画だと評されています。連載終了から5年が経過した2021年の現在においても「狼の口 ヴォルフスムント」インパクトのある漫画だと紹介されることが多いと言われています。「狼の口 ヴォルフスムント」がインパクトを持つ漫画である理由は何でしょうか?ここでは「狼の口 ヴォルフスムント」の見どころをネタバレを交えて紹介します。ご覧ください。

見どころ①残虐な死に方

ここでは歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」の見どころについてネタバレを交えて紹介していきます。最初に挙げるのは死に方の残虐な描写です。同作品のメインキャラクターの一人ヴォルフラムは異常なまでのサディストとして描かれています。ヴォルフラムは密行者に対して過酷な拷問を行った上で残虐な処刑を行います。ヴォルフラムは老若男女問わず拷問・処刑を行いました。その凄惨な描写が見どころの一つだと言われています。

見どころ②決戦シーンの盛り上がり

ここでは漫画「狼の口 ヴォルフスムント」の見どころについてネタバレを交えて紹介しています。次に紹介するのは決戦シーンでの盛り上がりです。ハプスブルク家側と盟約者団との戦いは当時の武器や兵器が忠実に描かれていることで当時の歴史を窺い知ることができて良いという感想を持たれています。同作品のクライマックスは「モルガルテンの戦い」だと言われていますが、その激闘も詳しく描かれており高い評価を受けています。

見どころ③ヴォルフラムの最期

ここでは久慈光久原作の歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」の見どころについてネタバレを交えて紹介しています。最後に紹介するのはヴォルフラムの最期についてです。実はヴォルフラムはコミックス6巻で盟約者団に捕らえられて処刑されてしまいます。処刑の直前にあってもヴォルフラムの尊大な態度は健在で、両腕を折られてもなおふてぶてしい態度で「私を殺すなど愚の骨頂」と言ってのけ、盟約者団の激しい怒りを買いました。

漫画「狼の口 ヴォルフスムント」の見どころをネタバレ紹介しています。ヴォルフラムは捕らわれの身となってもあまりにもふてぶてしい態度だったためにその場で処刑されることになりました。ヴォルフラムの処刑方法は「串刺しの刑」でした。太い杭を尻から打たれて口まで貫くという残虐な処刑方法でしたが、彼がこれまでしてきたことの報いだという感想が多かったと言われています。同作品のもう一つのクライマックスです。

狼の口の漫画に関する感想や評価

ここでは久慈光久原作の歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「狼の口 ヴォルフスムント」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。

最近「狼の口 ヴォルフスムント」を読まれたという方のツイートです。同作品はキャラクターがガンガン死ぬ上に残酷描写が多いけれども、スイスの歴史に興味がある方にはお勧めだという感想をお持ちです。

「狼の口 ヴォルフスムント」のファンだと思われる方のツイートです。同作品を作画の迫力と手強い敵を主人公側がどう乗り越えていくのかが面白いという感想をつぶやかれています。

「狼の口 ヴォルフスムント」を読まれた方のツイートです。同作品はあまり合わなかったとのことで、その理由に同作品が歴史ものではなくてデスゲーム漫画であるということを挙げています。

狼の口の漫画まとめ

ここでは歴史漫画「狼の口 ヴォルフスムント」を特集しました。「狼の口 ヴォルフスムント」のあらすじネタバレ紹介や登場人物紹介、原作者の久慈光久について、そして同作品の見どころを取り上げてきました。連載終了後5年を経てもなお読者にインパクトを与える作品だと評されている「狼の口 ヴォルフスムント」を是非ご一読ください。

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