【月が導く異世界道中】アニメの評価・感想を紹介！つまらないと言われる理由は？

2021年にアニメ化されたなろう系作品の『月が導く異世界道中』。そんな月が導く異世界道中の原作は、小説投稿サイト・小説家になろうに投稿された異世界ファンタジー小説です。月が導く異世界道中の原作小説は2012年から開始され、2021年現在は出版社アルファポリスから書籍として発刊されています。

2021年6月時点では200万部の発行部数を記録しており、発行元であるアルファポリスの企画・第5回ファンタジー小説大賞では読者賞を授賞する人気を見せました。そんな注目ライトノベル作品の月が導く異世界道中の著者はあずみ圭さんで、ライトノベルとして発刊されてからはマツモトミツアキさんがイラストを担当しています。現在ライトノベル版は18巻まで発行されており、番外編も1巻登場しています。

また月が導く異世界道中は2015年からコミカライズ版も出ており、作画は木野コトラさんが担当。既刊9巻となっています。月が導く異世界道中のアニメは2021年の7月から放送され、12話完結となりました。またアニメの最終回後には第2期の決定が公開され、今後ますます注目の作品となっています。

平凡な高校生・深澄真はある日異世界へ召喚されてしまいます。その世界では"ヒューマン"という人間のような生き物がおり、深澄真はそのヒューマンたちの勇者になるべく召喚されたのでした。しかし、深澄真を召喚した異世界の神は、彼の顔が醜いと言い、勇者としての期待を取り下げ、汚らわしく忌まわしい存在と判断し異世界の果てに放り出してしまいます。

原作小説は累計200万部の発行部数を誇っている月が導く異世界道中。2021年にはアニメ化も始まり、その豪華な人気声優陣が話題となりました。こちらでは、そんなアニメの評価を「つまらない」という感想と「面白い」という感想に分けてご紹介していきます。まずは「つまらない」という感想から。原作小説は人気の月が導く異世界道中ですが、アニメ版月が導く異世界道中に関しては次のような感想があがっています。

• 90年代のような古くさい雰囲気でつまらない
• 原作小説のセリフをカットしている部分があって微妙
• 主人公が周りに流されていて魅力に欠ける
• 主人公が闇堕ちしてからの行動が極端
• 戦闘シーンの進め方が雑
• 本編なのにダイジェストみたいになってるシーンがある
• 主人公の行動が突飛
• ありがちななろう系でつまらない
• 普通の学生のはずなのに月読尊のこと知ってるご都合設定に違和感
• 豚顔のオークに早見沙織使うの声優の無駄遣い

このように、「原作のセリフやシーンをカットしている」「作品の雰囲気が古くさい」「主人公の設定に魅力を感じない」といった感想が多数あがっており、つまらないという評価をうけているようです。次に下記では"面白い"という感想をご紹介します。

次に月が導く異世界道中のアニメが「面白い」と言われている感想・評価をご紹介します。アニメ視聴者からの感想・評価で「面白い」と言われている理由には「女性キャラがかわいい」「作画が綺麗」「世界観が好き」というものがあがっていました。「古くさい雰囲気でつまらない」という感想・評価もありましたが、逆にそこが良いという視聴者の意見も多いようです。ネットには他にも下記の様な感想・評価が投稿されていました。

• EDが水戸黄門のオマージュで良かった
• 鬼滅の刃の声優で嬉しい
• シナリオがなろう系で面白い
• 考察しがいのある伏線があって楽しい
• 和のテイストが強くて雰囲気が好き
• 豚なのに早見沙織の声だと可愛く見えてくる
• 主人公がイケメンじゃないのが斬新で面白い
• ギャグ要素が強いから気軽に見れて良い
• 登場人物のボケとツッコミの掛け合いが面白い
• 異世界からの転生者両親から生まれた主人公が異世界に行くという展開が新しくて面白い

2021年夏アニメの中でも高い評価を受けている月が導く異世界道中。「面白い」という感想も多くありますが、「小説家になろうからアルファポリスに移籍した？」という声や「転スラのパクリでは？」というファンの疑問の声もあがっています。そこでこちらの項目では上記2つの疑問について解説します。まずは「小説家になろうからアルファポリスへの移籍」について。

元々は小説投稿サイト・小説家になろうに投稿されていた月が導く異世界道中。しかし2016年頃には小説家になろうのサイト内から月が導く異世界道中の掲載ページが削除されていました。この理由については、月が導く異世界道中のライトノベル版を発行している出版社・アルファポリスとの兼ね合いによるものだと考えられます。

小説家になろうではこれまで様々な作品が書籍化・アニメ化されてきました。作者にとっては嬉しいことですが、書籍化・アニメ化された際にはその作品をメディア化する際にどの会社に権利を委ねるのかといった問題が出てきます。

月が導く異世界道中の場合には、ライトノベル版の出版社・アルファポリスにその権利が渡ったため、小説家になろうに掲載していた文章を削除する必要があったのだと考えられます。そういった事情もあり、月が導く異世界道中の原作小説は小説家になろうからアルファポリスに移籍し現在も連載中となっています。

小説投稿サイト・小説家になろうで人気の作品だった『月が導く異世界道中』と『転生したらスライムだった件（転スラ）』。転スラは小説家になろう初のアニメの中でも高い人気を誇っている作品で、その設定や雰囲気から「月が導く異世界道中は転スラのパクリでは？」という声があがることもあります。

転スラは2018年にアニメが放映され、月が導く異世界道中は2021年に放映が始まった作品。そのためこういったパクリ疑惑が浮上していますが、原作小説が小説家になろうに投稿が開始された時期を見ると、月が導く異世界道中は2012年、転スラは2013年となっています。

そのため、月が導く異世界道中の方が先に投稿された作品ということが分かります。月が導く異世界道も転スラも異世界もの作品ということもあって雰囲気が似ていたり、転スラが先にアニメ化されたということから「月が導く異世界道中の転スラパクリ説」が囁かれるようになったようです。

アニメ第1期の最終回後に第2期の制作が発表された月が導く異世界道中。1期のアニメが面白かったという人には嬉しい報告ですが、その放送時期についてはまだ正式に発表されていません。アニメは人気作でも原作の物語の進み具合によっては2期の放映開始までに1年以上かかることもあります。

しかし、月が導く異世界道中は制作が決定しているということや、原作小説のストックが充分にあることから、そう長く時間はかからない可能性が高いでしょう。可能性としてはアニメ1期が9月に終了したことを考えて、1年後の2022年10月から開始される可能性が高いのではないかと考えられます。

アニメ2期の制作が報告され、続編への期待が高まっている月が導く異世界道中。では、アニメ2期の内容は原作の何巻から何巻までの間になるのでしょうか？月が導く異世界道中のアニメ1期ではヒューマンと魔族の戦争までが描かれています。このストーリーは原作小説では4巻、コミカライズ版では9巻までの内容となっています。

それを踏まえると、月が導く異世界道中のアニメ2期も原作小説の4～5冊分の内容になる可能性が高いため、5～10巻前後までのストーリーが描かれるのではないかと予想できます。そんな月が導く異世界道中の5巻からの内容は学園編に突入します。学園編は、主人公・真が学生ではなく教師として試験を受ける物語。真に悪意を持つ輩に対して識が制裁を加えようとするシーンなども登場します。

アニメ1期の評価では「主人公が流されるだけでつまらない」という感想もあがっていましたが、アニメ2期の内容では周りのキャラクター達が主人公を置き去りにしてどんどん話しを進めていってしまうところが逆に面白いといった感想もあがっています。2期のアニメ放送まではまだ時間があるので、2期の内容が気になった人は原作5巻もしくはコミカライズ版10巻から読み進めてみてはいかがでしょうか？

1期のアニメ放送が終了した月が導く異世界道中。原作小説が人気作品というだけあってストーリーにもさまざまな感想が寄せられていますが、アニメ版で登場キャラクターたちの声を演じた声優陣に対しても反応がありました。そのなかでもとりわけ多かったのが「キャスティングされている声優が鬼滅の刃の出演者と似ている」というものでした。

月が導く異世界道中の主人公・深澄真の声を演じた声優は、鬼滅の刃でも主人公の竈門炭治郎の役を演じた花江夏樹さん。また真の従者である深澄澪の声は、炭治郎の妹・禰󠄀豆子の声を演じた声優の鬼頭明里さんです。

劇場版映画『鬼滅の刃 無限列車編』が517億という前代未聞の数値を記録し、社会現象にもなった鬼滅の刃のメインキャラクターを演じた声優陣がキャスティングされているということでも話題となりました。次の項目からは、そんな話題を生んだ深澄真役の声優・花江夏樹さんと深澄澪役の鬼頭明里さん、そして2人と行動を共にしている深澄巴役の声優・佐倉綾音さんについてご紹介していきます。

• 愛称：なっちゃん、花江っち、ぱなえ、はなちゃん
• 誕生日：1991年6月26日
• 血液型：B型
• 身長：172センチ
• 出身地：神奈川県
• 事務所：アクロスエンタテインメント

月が導く異世界道中の主人公・深澄真の声を演じたのは『鬼滅の刃』の竈門炭治郎、『四月は君の嘘』の有馬公生、『東京喰種トーキョーグール』の金木研などの役で知られている声優の花江夏樹さんです。花江夏樹さんは第9回声優アワードで新人男優賞を受賞したり、子供向けテレビ番組『おはスタ』のレギュラーを務めるなど、現在注目されている声優の中でも特に人気の人物。上記の作品の他に次のようなアニメにも出演しています。

• リドル・ローズハート（ツイステッドワンダーランド）
• 小湊春市（ダイヤのA）
• ユウキ・カグラザカ（転生したらスライムだった件）
• 鳥束零太（斉木楠雄のΨ難）
• ユナ・D・海渡（カードキャプターさくら）
• 真壁政宗（政宗くんのリベンジ）
• ビスケット・グリフォン（機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ）
• 榎本虎太朗（好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜）
• 先島光（凪のあすから）
• 巴日和（あんさんぶるスターズ！）

• 愛称：あやねる
• 誕生日：1994年1月29日
• 血液型：B型
• 身長：157センチ
• 出身地：東京都
• 事務所：アイムエンタープライズ

月が導く異世界道中で主人公の従者で上位竜の深澄巴役を演じたのは佐倉綾音さん。代表作には『PSYCHO-PASS サイコパス』の霜月美佳、『のんのんびより』の越谷夏海、『ご注文はうさぎですか?』のココアなどの役があり他にも下記のキャラクターを演じています。声優活動では第12回声優アワード助演女優賞・パーソナリティ賞を受賞しており、イラストが得意で、仕事の延長で自身の作品を提供することもあるようです。

• 中野四葉（五等分の花嫁）
• 友利奈緒（Charlotte）
• 一色いろは（やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。）
• 麗日お茶子（僕のヒーローアカデミア）
• 澤部椿（四月は君の嘘）
• 美竹蘭（BanG Dream!）
• 大澤悠（ラーメン大好き小泉さん）
• 小野寺春（ニセコイ）
• メリー・ナイトメア（夢喰いメリー）
• 佐藤ひな（神様になった日）

• 愛称：あかりん
• 誕生日：1994年10月16日
• 血液型：B型
• 身長：153センチ
• 出身地：愛知県
• 事務所：プロ・フィット

月が導く異世界道中で"災厄の黒蜘蛛"と呼ばれる魔獣が正体の主人公の従者・深澄澪の声優を務めたのは鬼頭明里さんです。第15回声優アワードでは助演女優賞を受賞する活躍を見せ、『鬼滅の刃』では主人公・竈門炭治郎の妹・禰󠄀豆子役を演じました。『徒然チルドレン』の飯島香奈役、『ウマ娘 プリティーダービー』のセイウンスカイ役なども演じ、他にも下記のようなキャラクターを担当しています。

• 姫坂乃愛（私に天使が舞い降りた！）
• 日向夏帆（ブレンド・S）
• 杉田広美（僕だけがいない街）
• 更屋敷カリン（ナカノヒトゲノム【実況中】）
• 安達桜（安達としまむら）
• 近江彼方（ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会）
• 八尋寧々（地縛少年花子くん）
• 由崎司（トニカクカワイイ）
• 堀北鈴音（ようこそ実力至上主義の教室へ）
• 岩永琴子（虚構推理）

話題の声優を起用していることもあり、2021年夏アニメの中でも注目度が高かった月が導く異世界道中。実際に視聴した人の評判では、「つまらない」派と「面白い」派に分かれています。特に、こちらのかたの感想のように「雰囲気が古い気がした」という声は多いようです。

物語の設定上、主人公の容姿にありがちな"イケメン"ではない真。そのため、こちらのかたの感想では主人公のキャラデザがパッとしなくて見ていなかったという声もあがっています。しかし、小説家になろうの人気作品だったということもあり、実際に見てみてら面白かったという評価をされています。

こちらのかたの感想では、賛否両論だった声優・早見沙織さんのキャラクターについて感想を述べられています。普段は可愛い人気キャラクターに起用されることの多い早見沙織さん。しかし月が導く異世界道中ではオークという豚のような種族の声を担当しています。視聴者の中には「声が早見沙織だからキャラも可愛く見えてきた」という人もいるようです。

以上、『月が導く異世界道中』のアニメの評価を「つまらない」という感想と「面白い」という感想に分けてご紹介してきました。つまらない派では「作品の雰囲気が古くさい」「主人公が流されてる」といった声が多く、面白い派では「作画が綺麗」「ギャグのテンポが良い」という声があがっていました。

総合評価としてはアニメ2期の制作が決定しているため、視聴者からの期待度は高い傾向にあるようです。アニメ2期の放送日はまだ決まっていないため、月が導く異世界道中のアニメ1期の続きが気になる人は、アニメの続きの話が描かれている原作小説の5巻、またはコミカライズ版の10巻を手に取ってみてはいかがでしょうか？